18 / 26
18)乱暴者
しおりを挟む
そのような比喩だと、あまり色気が感じられないかもしれませんが、いわば、ちかちゃんは敷布団のようになっています。ダイゴ君はその上に仰向けで寝転んでいるような姿勢。
いえ、もっとこの場面を正確に描写しますと、ちかちゃんもその後ろの女の子にもたれかかっているので、完全に湯船の下に寝転んでいるわけではありません。
少女風呂にはたくさんの女の子のが密集しているので、完全に寝転ぶなんてことにはならないわけです。
いずれにしろ、ダイゴ君は背後から、ちかちゃんに包まれているような格好です。
ちかちゃんのおっぱいが背中に張り付いています。勃った乳首の感触も感じています。
ちかちゃんの陰毛がチクチクと刺さる感触にだって敏感でした。
そんなふうにダイゴ君の背中は、ちかちゃんにぴったりと密着されていますが、前方は完全に開けっ広げです。
両腕は背後からホールディングされ、身動き出来ません。彼の男性的な一部はあらわ。それを隠すことも出来ません。
自分がそのような目に遭ったらどうですか?
まあ、もしかしたら大人の男性の場合、自分よりも若い女の子たちにイジメられたりすると、妙な興奮したりするかもしれません。
百人いれば、九十九人の男性は最高のご褒美だと思うかもしれませんね。
でもダイゴク君は大人ではありません。しかも生真面目なタイプで、今まで女の子たちからこのように扱われたことがありません。
(ああ、もう俺、いやだよ)
ダイゴ君は本当に恥ずかしくて、絶望していました。ダイゴ君は女の子たちから、笑い者にされているように思っているのです。
(ここから逃げたいよ)
ダイゴ君のその様を、まなみちゃんも見ています。
ダイゴ君は彼女に、ほのかな恋心を抱いています。すなわち彼は好きな女の子に、自分のこのような姿を見られているのです。
まなみちゃんの視線は何だか、ダイゴ君を蔑むような感じでした。少なくとも、ダイゴ君はそのように受け取っています。
ダイゴ君は泣きそうです。とても哀しそうです。
それでもダイゴ君の男性器はとても元気なままで、ピコッとアンテナのように立っています。
それがまた、ダイゴ君を哀しい気持にさせているのです。
(こっち、見んなよ、ヤダよ、マジで)
彼は自分の恥ずかしい部分を隠すため、手を伸ばそうとします。
しかしさっきから説明している通り、両手とも、ちかちゃんがしっかりとホールドしています。だから手が届きません。
それでも必死に力を込めます。本当に嫌なのです。何が何でもそれを隠したいのです。
ダイゴ君はさすがに男の子でした。ちかちゃんは年上で、身長も彼女のほうが高かったのですが、力比べでは負けません。
それに何より彼は本当に恥ずかしくて堪らなかったのです。
ついに、ダイゴ君はちかちゃんの腕を振りほどくことに成功しました。
彼は自由になった手で、自分の股間を隠そうとします。
いえ、一瞬、そのように思えたのです。
しかし他のところから、別の腕が伸びてきました。それがダイゴ君の両手をグッと抑えました。
光ちゃんと胡桃ちゃんの手でした。ちかちゃんと同じくらいの年齢の女の子二人。
先程、「ちかちゃん、ダイゴ君を独り占めにして、ずるくない?」なんて言いながら、こっちに来た女の子たちです。
その二人が、ぐっとダイゴ君の両腕をグッと押さえたのです。そういうわけで、ダイゴ君の性器はまた曝しものになってしまいました。
「どういうつもりなの、ダイゴ君?」
「ダメでしょ、ちかちゃんに乱暴したら」
とても優しい声です。まるで保育園の保母さんのように。注射をする前の看護婦さんのように。
でも、ダイゴ君の腕を掴む二人の手に、優しさは少しもこもっていません。ダイゴ君の手首に、グッと爪が突き立てられていました。
(い、痛いよ・・・)
ダイゴ君は顔をしかめます。しかし悔しくて、痛いなんて口にしません。
「ちかちゃん、びっくりしたじゃない」
「大人しくしてて」
「悪い子には罰を与えないといけないわ」
そんな声も聞こえます。
ああ、何なんだよ、マジで。
ダイゴ君はそんなことを思います。しかも罰がどうとかこうとか言ってやがる。彼は絶望のあまり、目の前が真っ暗になりました。
でもダイゴ君の腕はおっぱいに触れています。二人のダイゴ君の腕をグッと掴みながら、自分のおっぱいのほうに引き寄せたからです。
その感触は嬉しいのです。
でも悔しいのです。恥ずかしいのです。
いえ、もっとこの場面を正確に描写しますと、ちかちゃんもその後ろの女の子にもたれかかっているので、完全に湯船の下に寝転んでいるわけではありません。
少女風呂にはたくさんの女の子のが密集しているので、完全に寝転ぶなんてことにはならないわけです。
いずれにしろ、ダイゴ君は背後から、ちかちゃんに包まれているような格好です。
ちかちゃんのおっぱいが背中に張り付いています。勃った乳首の感触も感じています。
ちかちゃんの陰毛がチクチクと刺さる感触にだって敏感でした。
そんなふうにダイゴ君の背中は、ちかちゃんにぴったりと密着されていますが、前方は完全に開けっ広げです。
両腕は背後からホールディングされ、身動き出来ません。彼の男性的な一部はあらわ。それを隠すことも出来ません。
自分がそのような目に遭ったらどうですか?
まあ、もしかしたら大人の男性の場合、自分よりも若い女の子たちにイジメられたりすると、妙な興奮したりするかもしれません。
百人いれば、九十九人の男性は最高のご褒美だと思うかもしれませんね。
でもダイゴク君は大人ではありません。しかも生真面目なタイプで、今まで女の子たちからこのように扱われたことがありません。
(ああ、もう俺、いやだよ)
ダイゴ君は本当に恥ずかしくて、絶望していました。ダイゴ君は女の子たちから、笑い者にされているように思っているのです。
(ここから逃げたいよ)
ダイゴ君のその様を、まなみちゃんも見ています。
ダイゴ君は彼女に、ほのかな恋心を抱いています。すなわち彼は好きな女の子に、自分のこのような姿を見られているのです。
まなみちゃんの視線は何だか、ダイゴ君を蔑むような感じでした。少なくとも、ダイゴ君はそのように受け取っています。
ダイゴ君は泣きそうです。とても哀しそうです。
それでもダイゴ君の男性器はとても元気なままで、ピコッとアンテナのように立っています。
それがまた、ダイゴ君を哀しい気持にさせているのです。
(こっち、見んなよ、ヤダよ、マジで)
彼は自分の恥ずかしい部分を隠すため、手を伸ばそうとします。
しかしさっきから説明している通り、両手とも、ちかちゃんがしっかりとホールドしています。だから手が届きません。
それでも必死に力を込めます。本当に嫌なのです。何が何でもそれを隠したいのです。
ダイゴ君はさすがに男の子でした。ちかちゃんは年上で、身長も彼女のほうが高かったのですが、力比べでは負けません。
それに何より彼は本当に恥ずかしくて堪らなかったのです。
ついに、ダイゴ君はちかちゃんの腕を振りほどくことに成功しました。
彼は自由になった手で、自分の股間を隠そうとします。
いえ、一瞬、そのように思えたのです。
しかし他のところから、別の腕が伸びてきました。それがダイゴ君の両手をグッと抑えました。
光ちゃんと胡桃ちゃんの手でした。ちかちゃんと同じくらいの年齢の女の子二人。
先程、「ちかちゃん、ダイゴ君を独り占めにして、ずるくない?」なんて言いながら、こっちに来た女の子たちです。
その二人が、ぐっとダイゴ君の両腕をグッと押さえたのです。そういうわけで、ダイゴ君の性器はまた曝しものになってしまいました。
「どういうつもりなの、ダイゴ君?」
「ダメでしょ、ちかちゃんに乱暴したら」
とても優しい声です。まるで保育園の保母さんのように。注射をする前の看護婦さんのように。
でも、ダイゴ君の腕を掴む二人の手に、優しさは少しもこもっていません。ダイゴ君の手首に、グッと爪が突き立てられていました。
(い、痛いよ・・・)
ダイゴ君は顔をしかめます。しかし悔しくて、痛いなんて口にしません。
「ちかちゃん、びっくりしたじゃない」
「大人しくしてて」
「悪い子には罰を与えないといけないわ」
そんな声も聞こえます。
ああ、何なんだよ、マジで。
ダイゴ君はそんなことを思います。しかも罰がどうとかこうとか言ってやがる。彼は絶望のあまり、目の前が真っ暗になりました。
でもダイゴ君の腕はおっぱいに触れています。二人のダイゴ君の腕をグッと掴みながら、自分のおっぱいのほうに引き寄せたからです。
その感触は嬉しいのです。
でも悔しいのです。恥ずかしいのです。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる