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1)椎名美咲ちゃん伝説
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僕はR15アイドルの、イメージビデオを紹介するるサイトを熱心に更新しているのだけど、ある日、そんな僕にこんなメールが来た。
「あなたがアイドルを語る視点は素晴らしい。もしよろしければ、当社でイメージビデオのプロデュースをしてみないか?」
もっと他にも色々と書かれていたのだけど、簡潔にまとめればこんな内容のメール。
普段の僕は、本当に何の変哲もない普通のサラリーマンである。
毎朝、一時間近く電車に揺られ、上司に怒られながら働き、夜遅く誰も待っていない部屋に帰り、アイドルたちのイメージビデオを観ながらオナニーするだけの生活。
学歴もない。彼女もいない。その業界と何の伝手もない。
サイトを更新することだけが、僕のたった一つのクリエイティブな行為。
そんな僕に、こんな依頼が来るなんて!
僕が歓喜したことは言うまでもない。あまりにも美味しい話しなので、すぐに信じなかったことも事実。
しかしそれは本当の話しだった。別に誰か悪い奴が僕を騙そうとしているわけじゃない。
絶対にやりたい。この機会を逃してなるものか。
とはいえ、どうせやるなら、プロデュースだけじゃ物足りない。ディレクターもさせてもらえるのなら、やりましょう。
僕はちょっと強気な返事を出してやった。
それから何の回答もなく、一ヶ月が過ぎた。
僕がとんでもなく後悔したのはいうまでもない。
プロデュースでも十分だった。それなのに、いつものひねくれた性格が出てしまい、せっかくのチャンスを失ってしまったようだ。
僕が自己嫌悪で、自殺も考え始めた頃である。しかし神様は僕を見捨てなかった。一ヵ月後、再びメールが来たのだ。
「ではディレクターもお任せします」
その担当者さんは、これまでR15アイドルのイメージビデオで何本もヒット作を出してきたようだ。
しかし最近は流行を上手くキャッチすることが出来ず、芳しい成績を上げることが出来ないとか。
そういうわけで、僕のような素人を抜擢して意見を聞くという、かなり大胆な策に出たのである。
その担当者との最初の打ち合わせの日が来た。僕はいくつものアイデアを携えて、そこに向かった。
アイデアならたっぷりとあった。自分ならこんなふうに撮るのに。
そんなことを考えながら、ビデオを観るのが僕のやり方である。
その中で、僕が最も望んだアイデアはこれだろう。
かねてから大ファンだった椎名美咲ちゃん。彼女のビデオを撮りたいこと。
彼女はあの容姿、そしてあの年齢であるにもかかわらず、かなり大胆なことをしてきたアイドルである。
スクール水着の胸を開けて、自分で胸の谷間を見せつけるカット。
ノースリーブのTシャツ一枚を着ただけのノーブラで、前屈みになって、アイスキャンディを舐めるショット。
挙げていけばキリがない美しいショットの数々。
彼女の胸はそれほど大きくないけれど、本当に柔らかそうなのである。そして何とも言えない重みがあるのだ。
あのおっぱいがぷるるんと揺れる度に、あの乳房が彼女の腕の中でむぎゅっとなる度に、僕の胸もきゅんきゅんになる。
そして激しい欲望が下半身を貫く。
先っぽが見えそうで見えない、胸チラカット。
あれはまさに芸術。あの映像のせいで、僕の身体からどれだけの精液が流れたことであろうか。
昔からアイドルのイメージビデオは大好きであったが、十年も見続けていると、さすがに飽きていたのである。
しかし椎名美咲ちゃんの登場で、僕の感性はまた若返った。まるで思春期の男子のように、僕は美咲ちゃんの身体を観てやりまくった。
彼女の身体はエロい。本当にドスケベである。僕たちの精液を搾るために生まれてきたようなオナニー・モンスター。
しかしそれなのに、清純な風も吹いている。
どれだけエッチな水着を着ても、どれだけきわどいポーズを取っても、彼女は汚れない。永遠の日直。学級委員長の中の学級委員長。
エロさと爽やかさが同じ肢体の中に同居している、本当に奇跡のアイドル。
椎名美咲ちゃんは今、最も美しい年齢にいる。
そんな彼女を撮りたい。いや、撮らなくてはいけない。それが日本人の義務。
他のぼんくらなクリエーターの作品では駄目だ。彼女の本当の魅力を生かし切っていない。
それが出来るのは僕だけ。彼女の奇跡の魅力を映像として、後世に残すのだ。それこそ世界遺産。本当のクールジャパン。
「あなたがアイドルを語る視点は素晴らしい。もしよろしければ、当社でイメージビデオのプロデュースをしてみないか?」
もっと他にも色々と書かれていたのだけど、簡潔にまとめればこんな内容のメール。
普段の僕は、本当に何の変哲もない普通のサラリーマンである。
毎朝、一時間近く電車に揺られ、上司に怒られながら働き、夜遅く誰も待っていない部屋に帰り、アイドルたちのイメージビデオを観ながらオナニーするだけの生活。
学歴もない。彼女もいない。その業界と何の伝手もない。
サイトを更新することだけが、僕のたった一つのクリエイティブな行為。
そんな僕に、こんな依頼が来るなんて!
僕が歓喜したことは言うまでもない。あまりにも美味しい話しなので、すぐに信じなかったことも事実。
しかしそれは本当の話しだった。別に誰か悪い奴が僕を騙そうとしているわけじゃない。
絶対にやりたい。この機会を逃してなるものか。
とはいえ、どうせやるなら、プロデュースだけじゃ物足りない。ディレクターもさせてもらえるのなら、やりましょう。
僕はちょっと強気な返事を出してやった。
それから何の回答もなく、一ヶ月が過ぎた。
僕がとんでもなく後悔したのはいうまでもない。
プロデュースでも十分だった。それなのに、いつものひねくれた性格が出てしまい、せっかくのチャンスを失ってしまったようだ。
僕が自己嫌悪で、自殺も考え始めた頃である。しかし神様は僕を見捨てなかった。一ヵ月後、再びメールが来たのだ。
「ではディレクターもお任せします」
その担当者さんは、これまでR15アイドルのイメージビデオで何本もヒット作を出してきたようだ。
しかし最近は流行を上手くキャッチすることが出来ず、芳しい成績を上げることが出来ないとか。
そういうわけで、僕のような素人を抜擢して意見を聞くという、かなり大胆な策に出たのである。
その担当者との最初の打ち合わせの日が来た。僕はいくつものアイデアを携えて、そこに向かった。
アイデアならたっぷりとあった。自分ならこんなふうに撮るのに。
そんなことを考えながら、ビデオを観るのが僕のやり方である。
その中で、僕が最も望んだアイデアはこれだろう。
かねてから大ファンだった椎名美咲ちゃん。彼女のビデオを撮りたいこと。
彼女はあの容姿、そしてあの年齢であるにもかかわらず、かなり大胆なことをしてきたアイドルである。
スクール水着の胸を開けて、自分で胸の谷間を見せつけるカット。
ノースリーブのTシャツ一枚を着ただけのノーブラで、前屈みになって、アイスキャンディを舐めるショット。
挙げていけばキリがない美しいショットの数々。
彼女の胸はそれほど大きくないけれど、本当に柔らかそうなのである。そして何とも言えない重みがあるのだ。
あのおっぱいがぷるるんと揺れる度に、あの乳房が彼女の腕の中でむぎゅっとなる度に、僕の胸もきゅんきゅんになる。
そして激しい欲望が下半身を貫く。
先っぽが見えそうで見えない、胸チラカット。
あれはまさに芸術。あの映像のせいで、僕の身体からどれだけの精液が流れたことであろうか。
昔からアイドルのイメージビデオは大好きであったが、十年も見続けていると、さすがに飽きていたのである。
しかし椎名美咲ちゃんの登場で、僕の感性はまた若返った。まるで思春期の男子のように、僕は美咲ちゃんの身体を観てやりまくった。
彼女の身体はエロい。本当にドスケベである。僕たちの精液を搾るために生まれてきたようなオナニー・モンスター。
しかしそれなのに、清純な風も吹いている。
どれだけエッチな水着を着ても、どれだけきわどいポーズを取っても、彼女は汚れない。永遠の日直。学級委員長の中の学級委員長。
エロさと爽やかさが同じ肢体の中に同居している、本当に奇跡のアイドル。
椎名美咲ちゃんは今、最も美しい年齢にいる。
そんな彼女を撮りたい。いや、撮らなくてはいけない。それが日本人の義務。
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