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六、ある〈獏〉の悔恨
第二十六話
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キーボードのタイピング音が、がらんとした教室に響く。あまねは隣で液晶画面を覗きこむ。近い。もう少し離れてほしい。
「優吾……すご……」
「すごくない。あまねが世間知らずなだけだから」
「む……」
俺がしているのは、ごく普通のこと。
ただただ先代に関係がありそうなキーワードを、片っ端から検索にかけようとしているだけだ。あまねはその発想がなかったらしい。
「てかこういうの、久持さんのときもやったろ?」
「前のときとは勢いが違う」
「……褒めてんの?」
あまねは曖昧に頷いた。どっちなんだその反応。
「あのさ、この前見てたカタログってまだある?」
その言葉が先代に結びついていないようで、怪訝そうな目を向けられる。
「持ってない、けど名前はわかる」
あまねは人差し指でその単語を入力した。パソコンの扱いには、いまだに慣れていないらしい。
その会社のホームページに飛んでみた。どちらかというと大人しい色味の服や小物が、ずらりとならんでいる。ちゃんとした名称があるのだろうが、まともにわかるのは一つか二つしかない。本気でおしゃれをしている奴は、ほとんどわかるんだろうな……と、余計なことが頭に浮かんだ。
商品紹介のページは全部素通りして、企業紹介のページに移る。カーソルを下へ移していくと、小さく「会社の歴史」と書かれたリンクが目に飛びこんできた。迷わずそれをクリックする。そこそこ歴史の長い会社らしく、うんざりするような文字の量だったけど、読まないことには始まらない。
「あのね。私、生まれたときからカノンと一緒にいたわけじゃないんだ」
あまねは一人で話し始めた。
「五歳くらいだったかな。私、一度だけ施設を飛び出して、家出したことがある。家……かな? どっちでもいいか」
口が休まらないのは、不安だからだろうか。口を挟まず目で情報を追いながら、耳を傾ける。
「施設にもいろんな子がいてね、生まれたときはバラバラだった家族がまたやり直したり、新しい家族を見つけたりする子がいるんだ。
けど私には、家族はいなかったしできなかった。本当のお父さんとお母さんは誰だかわからない。私を引き取りたい人もいない。それが、ずっと嫌だった」
淡々とした口調からはほとんど伝わってこないけど、その苦労を想像するのは難しくなかった。そんな簡単に、と怒られるかもしれないけど。
「耐えられなくなって、施設を飛び出した。私にも家族が、どこかにいるかもしれないと思って。自力で見つけられるわけないのにね。
カノンに会ったのは、そんなときだった。誰もいなかったはずの道に、気づいたら立っていた」
初めて聞く話。幼い頃から一緒にいるのだろうとは思っていたけど、そんなに早くからだったのか。
そうこうしているうちに、企業紹介は後半にさしかかっていた。西暦を見る限り、先代が生きていたのはこのあたりのはず。その頃の企業の代表は、村田茂という名前だった。
「最初はびっくりしたよ。私にしか見えない、不思議な人の存在に。皆、私のこと頭のおかしい子みたいな目で見てきた。でも、他の人のことなんかどうでもよかった。そのときは、カノンしかいなかったから。
私がいつまでも本当の名前を呼べなくてね、いつの間にか、施設の先生がよくピアノで弾いてくれた曲が名前にな……て……」
言葉が続かなかったのは、俺の表情に気づいたからだろう。
「優吾? どうしたの?」
「先代の名前、本名もわかるってことだよな?」
あまねは曖昧に頷いた。
「それ、覚えてる?」
あまねは手を額にあてた。濃い霧の中にある、見えないものを手探りで探している状態なのだろう。眉がきつく寄っている。五歳の頃の話だ。無理もない。
「ふ……なんだっけ。ふ……み……」
どうしても思い出せないらしく、どんどん顔が険しくなっていく。
一度別のウィンドウを開いて、検索ボックスに「村田茂」と打ちこむ。それなりに有名な人だったらしい。すぐに彼について書かれた記事やサイトが出てきた。
あまねはまだ諦めていないらしく、いまだに眉間にしわを寄せている。
「それだけあれば十分だよ。俺の想像が正しければだけど」
見ていられなくて声をかけた。
このブランドと「村田」という苗字を見たときの先代の反応から察するに、先代はこの企業となにかしらの関わりがある。そうだと仮定すると、年齢的にこの村田茂って人は、先代が生きていた時代と被るはず。もしかしたら、血縁関係にあるのかもしれない。
「この人誰?」
あまねが液晶画面を覗きこんできた。画面には、厳つい爺さんの写真が張り付けてある。
「あの会社の、今の社長の父親らしい。そんでもって、前の社長」
驚いたような、困惑したような表情が返ってくる。
「この人がどうかしたの?」
「さあ。……この人と先代に、なにか関わりがあればいいけどな」
それを聞いてもあまねは、困惑したままだった。
とりあえず、最初に出てきた記事をクリックする。大昔に廃刊になったローカル雑誌の、取材記事のようだった。違法にアップされたものかもしれないけど、今はそんなこと、どうでもいい。
記事は彼の紹介から始まって、会社の紹介、商品の説明、彼の仕事の紹介へと話が移り変わっていく。プロが書いたものであるせいか、さっきのホームページよりは読みやすくて簡潔だ。斜め読みしながらどんどん先に進める。そのうち、村田茂さん自身の経歴の話に移った。
あるとしたら、ここだろう。
今度はそれなりに気を付けて読み進めていく。数行進んだところで目が止まった。
「あまね。ほら、ここ」
該当部分を指で示した。
「……これ」
「うん。多分、先代と、先代の家族のことだ」
確信というよりは、そうであってほしいという願望に近かった。
『──では、ご家族は?
前の、……前妻とその子供達は、地震で失いました。子どもは、特に長女の「文子」は、しっかりしたいい子でした。五人兄弟でね、面倒見のいい子だったよ』
「そうだ。『文子』だ」
あまねは呟いた。
「私、全然人の名前が覚えられなくて、ずっと友達がいなかったの。カノンは、それでも諦めずに、『覚えられる単語でいい』って、言ってくれた……」
懐かしいものを見る目で、記事の画面を眺めていた。
名前は確かめられた。他にも先代だと思えるような特徴さえ出てきたら……。祈るような気持ちでそのまま読み進める。
『とても気が強くて負けず嫌いで、私でも手を焼きましたよ。あの子と仲がいい子は大変だったと思います。きっと、最期まで他のきょうだいと一緒だったのでしょうね。ただの、私の想像ですが』
家族についての記述はそれだけだった。そこからは、また企業の話へと展開していく。
「やっぱり、カノンのことだよね?」
確認するように問いかけられた。
「多分」
多分としか言いようがなかった。こればかりは、本人に確かめるしかない。
「私は、カノンのことだと思う。気が強くて面倒見がいいって……、生きてたときからずっと変わらないんだね」
あまねは、文字を目で追いながら笑っていた。
「……先代は、どうしてまだここに留まってるんだろ」
純粋な疑問が口を突いて出た。あまねが不思議そうな顔を向けてくる。
「最初は〈獏〉だからって思ってたけど、それだけじゃない気がして」
「どうなんだろう? 私も、自分とカノン以外の〈獏〉は知らないから比べられない」
どのみち、本人を探し出すしかなさそうだ。
いつの間にか、辺りは暗くなっていた。パソコンの時計は、午後七時に迫っていた。時折吹奏楽部らしき楽器の音が聞こえるが、他に人の気配はない。
「一旦解散にしようか。時間も時間だし」
「うん」
かすれた返事が返ってきた。
「優吾……すご……」
「すごくない。あまねが世間知らずなだけだから」
「む……」
俺がしているのは、ごく普通のこと。
ただただ先代に関係がありそうなキーワードを、片っ端から検索にかけようとしているだけだ。あまねはその発想がなかったらしい。
「てかこういうの、久持さんのときもやったろ?」
「前のときとは勢いが違う」
「……褒めてんの?」
あまねは曖昧に頷いた。どっちなんだその反応。
「あのさ、この前見てたカタログってまだある?」
その言葉が先代に結びついていないようで、怪訝そうな目を向けられる。
「持ってない、けど名前はわかる」
あまねは人差し指でその単語を入力した。パソコンの扱いには、いまだに慣れていないらしい。
その会社のホームページに飛んでみた。どちらかというと大人しい色味の服や小物が、ずらりとならんでいる。ちゃんとした名称があるのだろうが、まともにわかるのは一つか二つしかない。本気でおしゃれをしている奴は、ほとんどわかるんだろうな……と、余計なことが頭に浮かんだ。
商品紹介のページは全部素通りして、企業紹介のページに移る。カーソルを下へ移していくと、小さく「会社の歴史」と書かれたリンクが目に飛びこんできた。迷わずそれをクリックする。そこそこ歴史の長い会社らしく、うんざりするような文字の量だったけど、読まないことには始まらない。
「あのね。私、生まれたときからカノンと一緒にいたわけじゃないんだ」
あまねは一人で話し始めた。
「五歳くらいだったかな。私、一度だけ施設を飛び出して、家出したことがある。家……かな? どっちでもいいか」
口が休まらないのは、不安だからだろうか。口を挟まず目で情報を追いながら、耳を傾ける。
「施設にもいろんな子がいてね、生まれたときはバラバラだった家族がまたやり直したり、新しい家族を見つけたりする子がいるんだ。
けど私には、家族はいなかったしできなかった。本当のお父さんとお母さんは誰だかわからない。私を引き取りたい人もいない。それが、ずっと嫌だった」
淡々とした口調からはほとんど伝わってこないけど、その苦労を想像するのは難しくなかった。そんな簡単に、と怒られるかもしれないけど。
「耐えられなくなって、施設を飛び出した。私にも家族が、どこかにいるかもしれないと思って。自力で見つけられるわけないのにね。
カノンに会ったのは、そんなときだった。誰もいなかったはずの道に、気づいたら立っていた」
初めて聞く話。幼い頃から一緒にいるのだろうとは思っていたけど、そんなに早くからだったのか。
そうこうしているうちに、企業紹介は後半にさしかかっていた。西暦を見る限り、先代が生きていたのはこのあたりのはず。その頃の企業の代表は、村田茂という名前だった。
「最初はびっくりしたよ。私にしか見えない、不思議な人の存在に。皆、私のこと頭のおかしい子みたいな目で見てきた。でも、他の人のことなんかどうでもよかった。そのときは、カノンしかいなかったから。
私がいつまでも本当の名前を呼べなくてね、いつの間にか、施設の先生がよくピアノで弾いてくれた曲が名前にな……て……」
言葉が続かなかったのは、俺の表情に気づいたからだろう。
「優吾? どうしたの?」
「先代の名前、本名もわかるってことだよな?」
あまねは曖昧に頷いた。
「それ、覚えてる?」
あまねは手を額にあてた。濃い霧の中にある、見えないものを手探りで探している状態なのだろう。眉がきつく寄っている。五歳の頃の話だ。無理もない。
「ふ……なんだっけ。ふ……み……」
どうしても思い出せないらしく、どんどん顔が険しくなっていく。
一度別のウィンドウを開いて、検索ボックスに「村田茂」と打ちこむ。それなりに有名な人だったらしい。すぐに彼について書かれた記事やサイトが出てきた。
あまねはまだ諦めていないらしく、いまだに眉間にしわを寄せている。
「それだけあれば十分だよ。俺の想像が正しければだけど」
見ていられなくて声をかけた。
このブランドと「村田」という苗字を見たときの先代の反応から察するに、先代はこの企業となにかしらの関わりがある。そうだと仮定すると、年齢的にこの村田茂って人は、先代が生きていた時代と被るはず。もしかしたら、血縁関係にあるのかもしれない。
「この人誰?」
あまねが液晶画面を覗きこんできた。画面には、厳つい爺さんの写真が張り付けてある。
「あの会社の、今の社長の父親らしい。そんでもって、前の社長」
驚いたような、困惑したような表情が返ってくる。
「この人がどうかしたの?」
「さあ。……この人と先代に、なにか関わりがあればいいけどな」
それを聞いてもあまねは、困惑したままだった。
とりあえず、最初に出てきた記事をクリックする。大昔に廃刊になったローカル雑誌の、取材記事のようだった。違法にアップされたものかもしれないけど、今はそんなこと、どうでもいい。
記事は彼の紹介から始まって、会社の紹介、商品の説明、彼の仕事の紹介へと話が移り変わっていく。プロが書いたものであるせいか、さっきのホームページよりは読みやすくて簡潔だ。斜め読みしながらどんどん先に進める。そのうち、村田茂さん自身の経歴の話に移った。
あるとしたら、ここだろう。
今度はそれなりに気を付けて読み進めていく。数行進んだところで目が止まった。
「あまね。ほら、ここ」
該当部分を指で示した。
「……これ」
「うん。多分、先代と、先代の家族のことだ」
確信というよりは、そうであってほしいという願望に近かった。
『──では、ご家族は?
前の、……前妻とその子供達は、地震で失いました。子どもは、特に長女の「文子」は、しっかりしたいい子でした。五人兄弟でね、面倒見のいい子だったよ』
「そうだ。『文子』だ」
あまねは呟いた。
「私、全然人の名前が覚えられなくて、ずっと友達がいなかったの。カノンは、それでも諦めずに、『覚えられる単語でいい』って、言ってくれた……」
懐かしいものを見る目で、記事の画面を眺めていた。
名前は確かめられた。他にも先代だと思えるような特徴さえ出てきたら……。祈るような気持ちでそのまま読み進める。
『とても気が強くて負けず嫌いで、私でも手を焼きましたよ。あの子と仲がいい子は大変だったと思います。きっと、最期まで他のきょうだいと一緒だったのでしょうね。ただの、私の想像ですが』
家族についての記述はそれだけだった。そこからは、また企業の話へと展開していく。
「やっぱり、カノンのことだよね?」
確認するように問いかけられた。
「多分」
多分としか言いようがなかった。こればかりは、本人に確かめるしかない。
「私は、カノンのことだと思う。気が強くて面倒見がいいって……、生きてたときからずっと変わらないんだね」
あまねは、文字を目で追いながら笑っていた。
「……先代は、どうしてまだここに留まってるんだろ」
純粋な疑問が口を突いて出た。あまねが不思議そうな顔を向けてくる。
「最初は〈獏〉だからって思ってたけど、それだけじゃない気がして」
「どうなんだろう? 私も、自分とカノン以外の〈獏〉は知らないから比べられない」
どのみち、本人を探し出すしかなさそうだ。
いつの間にか、辺りは暗くなっていた。パソコンの時計は、午後七時に迫っていた。時折吹奏楽部らしき楽器の音が聞こえるが、他に人の気配はない。
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