餓鬼の操者

assult

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囲碁将棋部の実態

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「秋月さん、言い忘れてた事がある」

「なに?」

「秋月さんは違うけど、契約をかわした瞬間から妖怪が暴走して人の人格と思考を乗っ取る事があるみたいなんだ。だからその…これから先、秋月さんにもそういう人を倒す協力をして欲しい。」

「私に…戦えと?」

「うん」

「まだ何もかも分からないし、正直怖い。悪いけど…」

「そうだよね…ごめん」

「うん」

「ちなみに囲碁将棋部員の中にも操者が何人かいる。この囲碁将棋部実は、暴走する操者を止める為に動いてるメンバーの集まりなんだ。」

「そう…なんだ…」

「もちろん違う人もいるけどね」

「誰が操者なの?」

「それは本人に許可を貰ってから言うよ」

「そうだ、あと妖怪が死にそうになる理由は、強い妖怪に喰われそうになった証だよ」
「操者がこんなに居るってことは、喰われそうになった妖怪がいっぱいいるってこと。つまり、この近くにはヤバい妖怪が存在している。気をつけて。」

「わかった…」

私たちは部室に戻った。狭い部屋に十数人集まっている。そのほとんどがスマホゲームをしているが…

この中に操者が数人…か…

暁吾は黄泉島くんと将棋を始めていた。

戦型は暁吾の右四間飛車VS黄泉島くんの四間飛車だ。

今回は黄泉島くんの勝ちか…

暁吾は酷く悔しがっていた。

悔しがり方が異常だ。仲悪いのかなあの二人…

黄泉島くんは操者なのかな…?

私はまず黄泉島くんを探ってみることにした。
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