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44・先生いっしょに死んでください7
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44・先生いっしょに死んでください7
「む!」
突然として息吹の前に広大な砂漠みたいな光景が出現。ふつうならそれは火星みたいだと言うところだろうか。しかし空は黒く全体的には金色に見えて、おそろしいまでに熱いとくればビーナスみたいだと言うが正しい。
―ダンダンー
空中にいる霊子が拳銃を撃ってくる。そのテンポよい連射によって放たれる弾丸が息吹に向かっていく。
「霊子、哀れな女に成り下がったら美人も台無しだぞ」
弾丸を避けるではなく、むしろ自ら向かわんと息吹は空中にいる霊子へと向かっていく。
「たとえわたしが美人でいい女とかいっても……理不尽は受け入れられないんだよ!」
霊子が吠えた。すると全身がボッと炎に包まれる。髪の毛の先まで紅く、この世界に広がる負の高温を集中させたような見た目になる。
「息吹!」
下から向かってくる息吹に向かって霊子も動いた。すると舞い上がっていた方は面食らう。自分の勢いにブレーキをかけねばならない! と一瞬焦ったとき、霊子がグワっと強烈な右ストレートを放った。
「ぅ!」
左手で受け止めた息吹だったが、すぐさま互いの両手がグッとつかみ合い、空中でにらみ合いになった。
「燃やす、燃やしてやる、それで殺してやるよ息吹」
ギギギっと息吹の手を握りつぶさんとする霊子。それはもはや女子高生というモノの範囲を超越した力である。しかも激熱が息吹に送り込まれており、霊子に言わせればもうすぐ体内発火で死ぬそうだ。
「果たしてそうかな」
息吹、霊子の両手をつよく握りながら自分は燃やされないと言った。そしてその言葉通り、逆にいえば霊子の思惑外れとして息吹の体は燃えない。
「なんで燃えない……」
「おれには賢者の温度がある」
「賢者の温度ぉ?」
「そうだ、霊子が放つ愚の温度は道理ではない。だからおれの賢者温度によって熱量は下がるのだ。なぜかわかるか? 愚者は賢者を超えられない。それがこの世の真理」
「わたしを……わたしを愚者だというわけ?」
「そうだ」
「息吹……やっぱり所詮は男……男だから愚香進の味方をするんだね? 結局、男は正しくて女はまちがいだという結論にするのだね?」
「それはちがう!」
息吹、全身に力を込めさらに高いところへ相手を放り投げる。ギューン! と耳鳴りがする中、放り投げられた霊子は顔をしかめながら銃を構えた。しかし下に息吹の姿が見当たらない。
「霊子、まちがっているのはおまえの方だ、気付け!」
息吹の合わせた両手の振り下ろしが霊子の首後ろ辺りにヒット。そこで息が詰まった霊子、たまらず手から拳銃を落としてしまう。そして灼熱の大地に落下してゴロゴロっと数回転がって仰向けになると、歪みそうになる意識をまっすぐにせんとアタマを振ってから立ち上がろうとした。
「ふん!」
「あんぅ!」
息吹が霊子の右腕踏む。そうしてグリグリっと焼ける地面へ押し込まんと踏みにじる。
「い、息吹……こんなのってひどいよ。なんでわたしだけが悪者になる? なんでわたしだけが退学とか罰を受けて、あの教師だけはのうのうと無罪で生きる? ふつうなら息吹はわたしの味方をするべきでしょう」
右腕に痛みを感じ悶えながら霊子が叫んだ。その声は哀れでミジメ。その心にはたとえ偽りであっても余裕という言葉が存在しない。
「霊子、そもそも不道徳な遊びに身を投じたという点ではおまえも同罪。そういう事をすると理不尽だって起こりやすくなるんだ。喧嘩両成敗とならない時があり、どっちかが都合よく生き延びて片方が死ぬなんて事が発生する。でもそれもまた人生の真理。そういう事を軽んじた霊子に責任がないとは言えない。これは霊子が背負わねばならない痛みだ」
「く……」
「でもまぁ……霊子と教師では大きな違いがある」
「そ、それってなに?」
「若さだ。霊子には十分な若さがある。心さえ……心さえ入れ替えればふつうにやり直せる。だからだ、あの教師に復讐したいとか考えている場合じゃない。一分でも一秒でも、その若さと時間を自分のために正しく使えばいい」
「で、でも……学校を退学になったりしたわけで」
「それは勉強代と思うしかない。だいじょうぶ、霊子ならやり直せる、必ず、絶対に」
ここで息吹はスーッと足を上げた。だが霊子は仰向けに横たわったまま立ち上がろうとしない。
「息吹……」
「なんだ?」
「彼氏になってとか言ったらダメ? 息吹みたいな彼氏がいたら、そうしたら前向きにやり直しの人生が送れるような気がして」
「悪いな、それはできない。それに霊子、おまえのこの精神世界。この灼熱で金星みたいな空間、これはおまえが自分で修正するんだ。そうしたらおれよりいい男なんてたくさん見つかるようになるはず」
「息吹……胸が痛いよぉ……慰めてよぉ……」
「耐えろ、そして前を向いて生きろ」
泣きだした霊子に背を向けた息吹、両手をにぎり手首をクロス重ね。そうして思いっきり両腕を振り上げ天空に顔を向けると、霊子の焼けるほどに熱くつぶれそうなほどに重い精神世界から出た。
パッと切り替わるうつくしい日常の光景。光やら青色やら心地よい風がある。そして声は出さないがうつむいて泣いている霊子の姿あり。
「霊子……おまえならやり直せる、必ず。だからがんばれ」
息吹、霊子が隠し持っている拳銃と日本刀を引き取る。そうしてクルっと回ってこの場から立ち去っていくのだった。
「む!」
突然として息吹の前に広大な砂漠みたいな光景が出現。ふつうならそれは火星みたいだと言うところだろうか。しかし空は黒く全体的には金色に見えて、おそろしいまでに熱いとくればビーナスみたいだと言うが正しい。
―ダンダンー
空中にいる霊子が拳銃を撃ってくる。そのテンポよい連射によって放たれる弾丸が息吹に向かっていく。
「霊子、哀れな女に成り下がったら美人も台無しだぞ」
弾丸を避けるではなく、むしろ自ら向かわんと息吹は空中にいる霊子へと向かっていく。
「たとえわたしが美人でいい女とかいっても……理不尽は受け入れられないんだよ!」
霊子が吠えた。すると全身がボッと炎に包まれる。髪の毛の先まで紅く、この世界に広がる負の高温を集中させたような見た目になる。
「息吹!」
下から向かってくる息吹に向かって霊子も動いた。すると舞い上がっていた方は面食らう。自分の勢いにブレーキをかけねばならない! と一瞬焦ったとき、霊子がグワっと強烈な右ストレートを放った。
「ぅ!」
左手で受け止めた息吹だったが、すぐさま互いの両手がグッとつかみ合い、空中でにらみ合いになった。
「燃やす、燃やしてやる、それで殺してやるよ息吹」
ギギギっと息吹の手を握りつぶさんとする霊子。それはもはや女子高生というモノの範囲を超越した力である。しかも激熱が息吹に送り込まれており、霊子に言わせればもうすぐ体内発火で死ぬそうだ。
「果たしてそうかな」
息吹、霊子の両手をつよく握りながら自分は燃やされないと言った。そしてその言葉通り、逆にいえば霊子の思惑外れとして息吹の体は燃えない。
「なんで燃えない……」
「おれには賢者の温度がある」
「賢者の温度ぉ?」
「そうだ、霊子が放つ愚の温度は道理ではない。だからおれの賢者温度によって熱量は下がるのだ。なぜかわかるか? 愚者は賢者を超えられない。それがこの世の真理」
「わたしを……わたしを愚者だというわけ?」
「そうだ」
「息吹……やっぱり所詮は男……男だから愚香進の味方をするんだね? 結局、男は正しくて女はまちがいだという結論にするのだね?」
「それはちがう!」
息吹、全身に力を込めさらに高いところへ相手を放り投げる。ギューン! と耳鳴りがする中、放り投げられた霊子は顔をしかめながら銃を構えた。しかし下に息吹の姿が見当たらない。
「霊子、まちがっているのはおまえの方だ、気付け!」
息吹の合わせた両手の振り下ろしが霊子の首後ろ辺りにヒット。そこで息が詰まった霊子、たまらず手から拳銃を落としてしまう。そして灼熱の大地に落下してゴロゴロっと数回転がって仰向けになると、歪みそうになる意識をまっすぐにせんとアタマを振ってから立ち上がろうとした。
「ふん!」
「あんぅ!」
息吹が霊子の右腕踏む。そうしてグリグリっと焼ける地面へ押し込まんと踏みにじる。
「い、息吹……こんなのってひどいよ。なんでわたしだけが悪者になる? なんでわたしだけが退学とか罰を受けて、あの教師だけはのうのうと無罪で生きる? ふつうなら息吹はわたしの味方をするべきでしょう」
右腕に痛みを感じ悶えながら霊子が叫んだ。その声は哀れでミジメ。その心にはたとえ偽りであっても余裕という言葉が存在しない。
「霊子、そもそも不道徳な遊びに身を投じたという点ではおまえも同罪。そういう事をすると理不尽だって起こりやすくなるんだ。喧嘩両成敗とならない時があり、どっちかが都合よく生き延びて片方が死ぬなんて事が発生する。でもそれもまた人生の真理。そういう事を軽んじた霊子に責任がないとは言えない。これは霊子が背負わねばならない痛みだ」
「く……」
「でもまぁ……霊子と教師では大きな違いがある」
「そ、それってなに?」
「若さだ。霊子には十分な若さがある。心さえ……心さえ入れ替えればふつうにやり直せる。だからだ、あの教師に復讐したいとか考えている場合じゃない。一分でも一秒でも、その若さと時間を自分のために正しく使えばいい」
「で、でも……学校を退学になったりしたわけで」
「それは勉強代と思うしかない。だいじょうぶ、霊子ならやり直せる、必ず、絶対に」
ここで息吹はスーッと足を上げた。だが霊子は仰向けに横たわったまま立ち上がろうとしない。
「息吹……」
「なんだ?」
「彼氏になってとか言ったらダメ? 息吹みたいな彼氏がいたら、そうしたら前向きにやり直しの人生が送れるような気がして」
「悪いな、それはできない。それに霊子、おまえのこの精神世界。この灼熱で金星みたいな空間、これはおまえが自分で修正するんだ。そうしたらおれよりいい男なんてたくさん見つかるようになるはず」
「息吹……胸が痛いよぉ……慰めてよぉ……」
「耐えろ、そして前を向いて生きろ」
泣きだした霊子に背を向けた息吹、両手をにぎり手首をクロス重ね。そうして思いっきり両腕を振り上げ天空に顔を向けると、霊子の焼けるほどに熱くつぶれそうなほどに重い精神世界から出た。
パッと切り替わるうつくしい日常の光景。光やら青色やら心地よい風がある。そして声は出さないがうつむいて泣いている霊子の姿あり。
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