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88・好きな女の子へ告白するに必要な言葉3
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88・好きな女の子へ告白するに必要な言葉3
(ったく、なんで他人のデートなんか見守らなきゃいけないんだろうかなぁ)
大型ショッピングモールの前に向かっていく、足図を離れたところから隠れ見る伊吹がぼやく。しかしここまで来ると足図がお熱なエリっちというのを見てみたくなるのが人情ゆえ、聴力をあげて注視する。
「琴場くん」
足図にかかったまろやかでやさしい声、その持ち主こそ高勢恵理という女子だったりする。
(あれがエリっち……たしかに……賞賛に値するレベルだ)
伊吹はエリっちとかいう、足図にとっての女神をホメる。ただ美人だのかわいいだのスタイルがよくてすごい巨乳だのというだけでなく、エレガントなオーラという見えない纏いがすばらしい。身長は165cmくらいだろうか、しかし美しい長身というイメージが浮かぶ。そしてポニーテールが何気に愛らしく、色白なふっくらな顔はビューティフルそのものであり、モカという色合いのふんわり胸元タックカットソーは控えめに見積もってFカップというボリュームを奏でており、下の白黒チェックのロングスカートがまた心地よい魅力の土台となっている。
「あ、あの……恵理さん……」
出会ってすぐさま足図は勝負に出た。伊吹との話し合いで高ぶっているキモチを一度沈めてからどうのではなく、大放出するべき! という勢いを尊重する方に出た。
「うん? なに、どうしたの?」
立ち止まったエリっちがニコっとやってみせる。あぁ、なんと美しく愛らしい微笑み、これを見てドキドキしない男がいるとすれば、そいつのハートはもうジャンク品の役立たずって事だろう……と足図は思わずにいられない。
(お、いいぞ、鉄は熱いうちに打てだ、いけ、ただ一言、好きだ! ってぶっ放せ)
伊吹、こうなったらさっさと結ばれてしまえ! と思うゆえ、イライラしながら応援してしまう。
「い、いやぁ、実はさぁ、いま……ぼくのキモチっていうのは……そう、例えるなら夜の風景で小さいけど抜群の効果音みたいな、あのサワサワって音が鳴り響くみたいに落ち着かなくて、だからその……あっちにこっちにと前を見失ってガタガタ動くロボットみたいなキブンっていうか」
足図は緊張のあまりわけのわからない前置きを長々としゃべっている。はげしくドキドキする中でもいい格好をしたいって思いに縛られているのが見え見えだ。
(バカかあいつ……なに言ってんだ……せっかくエリっちが待ってくれているんだから、早く言えよ、好きだ! って一言放つだけで済むんだから)
イラつくぞ、くそったれ! と叫びたいのを我慢している伊吹だったが、ここで足図と向き合っている女子ことエリっちが動く。
「どうしたの? どこか具合でも悪いの?」
エリっちの手が動く。そのきれいでやわらかい女神みたいな手は、ド緊張で壊れつつあるみたいな男子の腕に触れる。
「ぁ……ぅ……」
「だいじょうぶ?」
この一瞬に流れる甘くせつなく、大いなる期待と恥じらいの混じった奇妙な感覚はすごい。0.1秒って時間の中で足図は何かをしっかり考えようとしてできなかったが、それがよかったらしく前向きな声が出た。
「え、恵理さん……ぼ、ぼく……ぼくは……」
「なに?」
「こ、こ、こ、コケコッコーじゃなくて、こ、告白したいと思います」
「告白?」
「だ、だからその……ぼくは……」
来た、やっと来た! と伊吹は両手をグッと握った。この流れで言えないというのはあり得ないわけであり、大好きです! といえば微笑ましいラブストーリーは完成すると信じる。
「す、す……」
好きです、大好きです……と言える気のする足図だった。扉はもう9割くらい開いているとさえ思っていた。だが突然に生じる怯えがドアをバタンと閉じてしまう。すると光が消え心はダークモードに切り替わる。
「い、いや、な、何でもないです……」
突然にクルっと回れ右した足図、エリっちに背を向けるとどこへ行こうというのか一人勝手に歩き出す。
「え、ど、どうしたの?」
おどろいたエリっちが男子の背中に声をかける。するとどうだろ、今しがたけっこう生気にあふれていたはずの両目が、ドヨーン! と死人寄りになっている。やる気を失った魚でごめんね……と言いたげなそれは、どこか子どもっぽい感じに見えなくもない。
「言ったって……どうせダメだし」
「だから何を言いたいの?」
「ぅ……どうせ告白したって聞いてもらえない」
「聞くよ、ちゃんと聞くよ」
「あぅん! で、で、でも……どうせ告白したって断られるだけだし」
「断らないって、断らないから!」
エリっちは足図よりも大きな声で言った。周りに見知らぬ他人が大勢いても、自信なさ気な面を見せている足図に伝えた。
「ぁ……」
ビキン! っと何か特別っぽいモノが足図の体を貫いた。もしかすればこの場から走って逃亡なんてド腐れな事をやらかす可能性もあったかもしれない。だがすべてがプラス方面に働くいまの時空にあって、彼は体の向きを変えると顔を真っ赤にしながらエリっちの正面に舞い戻る。
「ぼ、ぼくは……」
「はい」
「え、恵理さんが……好きです。大好きです」
足図はここでモールの方を向き、あのモールより何百倍も大きい思いで恵理さんが好きです! と言いかけた。でも何かがそれは止めておけと歯止めをかけたので、そういう言い方は引っ込める。
「その……好きなんです、大好き……なんです。自分の内側に押し込めるのが苦しいって思うくらい……だから、仮ラバーじゃなくて……ほ、本命として付き合って欲しいです。お願いします!」
言った、ついに言った、思いっきり言葉を飾って10万円のパフェみたいな告白をしなければいけないと思っていたが、実にシンプルにしてまっすぐな告白をかました。
「いいよ、受けるよ」
「ほ、ほんとうに?」
「わたしも琴場足図って男の子が好きだから」
そう言ったエリっちがほんのり赤らめた笑顔を見せると、それは天空から舞い降りた特別な人というモノにしか見えない。
「ぁ……っと、えっと……」
あまりにも感動的でステキだから意識がつまづきかける。舌が回らない、脳内が万華鏡みたいに回転する……などと思っていたら、エリっちが左の人差し指で頬をかきながらつぶやいた。
「あのさぁ、恵理さんっていうのは……ちょっとかなぁって、他の言い方に変えてくれると嬉しいかなぁって」
「じゃ、じゃぁ……なんて言えばいいの?」
「恵理ちゃんは?」
「え、恵理ちゃん?」
「クス、じゃぁ……エリっちでいいよ。ね、言ってみてよ、せっかくだからエリっちでもう一回告白してみてよ」
「ぼ、ぼくはエリっちが好きです、大好きです!」
「うん、わたしも琴場足図くんが好きです」
こうして見つめ合えばあたらしい愛がこの世にひとつ産声を上げた。それを隠れ見ていた伊吹、やれやれと頭をかきながら回れ右して歩き出す。
「ま、最後に勝つのはシンプルな言葉って事か、いいねぇ、青春だねぇ」
ここで伊吹は、どうぞお幸せにと続けて言いかけた。しかし、うん? と少し思い返すような表情になって違う事を口にする。
「そういやおれって……かなりの数って女とヤッたけど、ああいう告白をした事はない……なかったな、まちがいなく。そうか……だからなのかな、いま一瞬、あの琴場足図がうらやましいなどと思ってしまったのは」
なんとなくおセンチな気分に引き込まれそうになった。だがそれは好きなモノじゃないということで、それを吹っ切るためにつぶやいておく伊吹だった。
「ま、お幸せにな!」
(ったく、なんで他人のデートなんか見守らなきゃいけないんだろうかなぁ)
大型ショッピングモールの前に向かっていく、足図を離れたところから隠れ見る伊吹がぼやく。しかしここまで来ると足図がお熱なエリっちというのを見てみたくなるのが人情ゆえ、聴力をあげて注視する。
「琴場くん」
足図にかかったまろやかでやさしい声、その持ち主こそ高勢恵理という女子だったりする。
(あれがエリっち……たしかに……賞賛に値するレベルだ)
伊吹はエリっちとかいう、足図にとっての女神をホメる。ただ美人だのかわいいだのスタイルがよくてすごい巨乳だのというだけでなく、エレガントなオーラという見えない纏いがすばらしい。身長は165cmくらいだろうか、しかし美しい長身というイメージが浮かぶ。そしてポニーテールが何気に愛らしく、色白なふっくらな顔はビューティフルそのものであり、モカという色合いのふんわり胸元タックカットソーは控えめに見積もってFカップというボリュームを奏でており、下の白黒チェックのロングスカートがまた心地よい魅力の土台となっている。
「あ、あの……恵理さん……」
出会ってすぐさま足図は勝負に出た。伊吹との話し合いで高ぶっているキモチを一度沈めてからどうのではなく、大放出するべき! という勢いを尊重する方に出た。
「うん? なに、どうしたの?」
立ち止まったエリっちがニコっとやってみせる。あぁ、なんと美しく愛らしい微笑み、これを見てドキドキしない男がいるとすれば、そいつのハートはもうジャンク品の役立たずって事だろう……と足図は思わずにいられない。
(お、いいぞ、鉄は熱いうちに打てだ、いけ、ただ一言、好きだ! ってぶっ放せ)
伊吹、こうなったらさっさと結ばれてしまえ! と思うゆえ、イライラしながら応援してしまう。
「い、いやぁ、実はさぁ、いま……ぼくのキモチっていうのは……そう、例えるなら夜の風景で小さいけど抜群の効果音みたいな、あのサワサワって音が鳴り響くみたいに落ち着かなくて、だからその……あっちにこっちにと前を見失ってガタガタ動くロボットみたいなキブンっていうか」
足図は緊張のあまりわけのわからない前置きを長々としゃべっている。はげしくドキドキする中でもいい格好をしたいって思いに縛られているのが見え見えだ。
(バカかあいつ……なに言ってんだ……せっかくエリっちが待ってくれているんだから、早く言えよ、好きだ! って一言放つだけで済むんだから)
イラつくぞ、くそったれ! と叫びたいのを我慢している伊吹だったが、ここで足図と向き合っている女子ことエリっちが動く。
「どうしたの? どこか具合でも悪いの?」
エリっちの手が動く。そのきれいでやわらかい女神みたいな手は、ド緊張で壊れつつあるみたいな男子の腕に触れる。
「ぁ……ぅ……」
「だいじょうぶ?」
この一瞬に流れる甘くせつなく、大いなる期待と恥じらいの混じった奇妙な感覚はすごい。0.1秒って時間の中で足図は何かをしっかり考えようとしてできなかったが、それがよかったらしく前向きな声が出た。
「え、恵理さん……ぼ、ぼく……ぼくは……」
「なに?」
「こ、こ、こ、コケコッコーじゃなくて、こ、告白したいと思います」
「告白?」
「だ、だからその……ぼくは……」
来た、やっと来た! と伊吹は両手をグッと握った。この流れで言えないというのはあり得ないわけであり、大好きです! といえば微笑ましいラブストーリーは完成すると信じる。
「す、す……」
好きです、大好きです……と言える気のする足図だった。扉はもう9割くらい開いているとさえ思っていた。だが突然に生じる怯えがドアをバタンと閉じてしまう。すると光が消え心はダークモードに切り替わる。
「い、いや、な、何でもないです……」
突然にクルっと回れ右した足図、エリっちに背を向けるとどこへ行こうというのか一人勝手に歩き出す。
「え、ど、どうしたの?」
おどろいたエリっちが男子の背中に声をかける。するとどうだろ、今しがたけっこう生気にあふれていたはずの両目が、ドヨーン! と死人寄りになっている。やる気を失った魚でごめんね……と言いたげなそれは、どこか子どもっぽい感じに見えなくもない。
「言ったって……どうせダメだし」
「だから何を言いたいの?」
「ぅ……どうせ告白したって聞いてもらえない」
「聞くよ、ちゃんと聞くよ」
「あぅん! で、で、でも……どうせ告白したって断られるだけだし」
「断らないって、断らないから!」
エリっちは足図よりも大きな声で言った。周りに見知らぬ他人が大勢いても、自信なさ気な面を見せている足図に伝えた。
「ぁ……」
ビキン! っと何か特別っぽいモノが足図の体を貫いた。もしかすればこの場から走って逃亡なんてド腐れな事をやらかす可能性もあったかもしれない。だがすべてがプラス方面に働くいまの時空にあって、彼は体の向きを変えると顔を真っ赤にしながらエリっちの正面に舞い戻る。
「ぼ、ぼくは……」
「はい」
「え、恵理さんが……好きです。大好きです」
足図はここでモールの方を向き、あのモールより何百倍も大きい思いで恵理さんが好きです! と言いかけた。でも何かがそれは止めておけと歯止めをかけたので、そういう言い方は引っ込める。
「その……好きなんです、大好き……なんです。自分の内側に押し込めるのが苦しいって思うくらい……だから、仮ラバーじゃなくて……ほ、本命として付き合って欲しいです。お願いします!」
言った、ついに言った、思いっきり言葉を飾って10万円のパフェみたいな告白をしなければいけないと思っていたが、実にシンプルにしてまっすぐな告白をかました。
「いいよ、受けるよ」
「ほ、ほんとうに?」
「わたしも琴場足図って男の子が好きだから」
そう言ったエリっちがほんのり赤らめた笑顔を見せると、それは天空から舞い降りた特別な人というモノにしか見えない。
「ぁ……っと、えっと……」
あまりにも感動的でステキだから意識がつまづきかける。舌が回らない、脳内が万華鏡みたいに回転する……などと思っていたら、エリっちが左の人差し指で頬をかきながらつぶやいた。
「あのさぁ、恵理さんっていうのは……ちょっとかなぁって、他の言い方に変えてくれると嬉しいかなぁって」
「じゃ、じゃぁ……なんて言えばいいの?」
「恵理ちゃんは?」
「え、恵理ちゃん?」
「クス、じゃぁ……エリっちでいいよ。ね、言ってみてよ、せっかくだからエリっちでもう一回告白してみてよ」
「ぼ、ぼくはエリっちが好きです、大好きです!」
「うん、わたしも琴場足図くんが好きです」
こうして見つめ合えばあたらしい愛がこの世にひとつ産声を上げた。それを隠れ見ていた伊吹、やれやれと頭をかきながら回れ右して歩き出す。
「ま、最後に勝つのはシンプルな言葉って事か、いいねぇ、青春だねぇ」
ここで伊吹は、どうぞお幸せにと続けて言いかけた。しかし、うん? と少し思い返すような表情になって違う事を口にする。
「そういやおれって……かなりの数って女とヤッたけど、ああいう告白をした事はない……なかったな、まちがいなく。そうか……だからなのかな、いま一瞬、あの琴場足図がうらやましいなどと思ってしまったのは」
なんとなくおセンチな気分に引き込まれそうになった。だがそれは好きなモノじゃないということで、それを吹っ切るためにつぶやいておく伊吹だった。
「ま、お幸せにな!」
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