息吹アシスタント(息吹という名の援護人)

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115・サキュバスと12歳の少年に戻されてしまった息吹13

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115・サキュバスと12歳の少年に戻されてしまった息吹13


「おれは負けないんだ!」

 息吹、銃を取り出しその口を相手に向ける。

「えぇ、うそでしょう、こんなキュートで爆乳って素敵な女に弾丸を放つなんて、それってひどくない。しかもこうやって無抵抗とか……」

 サキュバス望、息吹からうばった刀をその辺に放り投げ両手を開け両腕を少し広げて見せる。

「く……」

 手にナックルを着けているだろうが! という事実があっても、たとえウソでも女が丸腰っぽい姿を見せると撃ちにくくなる。世の中はまったく不公平という真実に息吹少年は唇を噛む。

「ほら、男の子っていうのはやさしいからさ、結局女を撃つとかできないわけよ。だから戦いをやめてセックスしよう、ね?」

 女がパーカーを脱ぐ。そういう姿を見ながら、今こそチャンス! と弾丸をぶっ放せたらいいのかもしれないが……出来ないあげく、グイグッと目玉を引っ張られるように見入ってしまう。

「じゃぁ、これも脱ぐよ、ちゃんと見てねん♪」

 今から愛し合おうねというようなノリで、あざとく恥じらって見せるような表情をこしらえながら上半身をフルカップブラ姿にした。

「ぅ……」

 少年はそのムッチリな体にHカップってブラのふくらみ、そしてプクッとやわらかそうな谷間。そういう姿を正面に見ると……目から入る情報が感情と脳みそのつながりにプチフリーズを乱発させる。心臓が不要なドキドキを強調し、やや足りなくなった酸素を探すように呼吸が乱れる。

「息吹、おいでよ、セックスしよう。パイズリだってやってあげるよ。命ある限りピンク色に染まろう」

 女がニコっとやりながら両手のナックルを外したあげく、片手の平を谷間に当てたりすると、そういう姿は12歳の少年にはド級ダイナマイトって刺激。どうしたって血流が乱れ股間が気になるという愚者の宿命が息吹にのしかかってしまう。

「あ!」

 ずっと前を見ていたはずなのにハッと気づいたら眼前に女がいる。そうしてグッと銃を持っている方の手首をつかまれる。

「ぅ……」

 抵抗しようと思うがこれだけ接近され女のいいニオイがムワーっと広がり、すぐそこに揺れ動くブラのふくらみとか谷間があると、どうしたって少年は崩れゆく豆腐みたいにならざるを得ない。

「あぅ……」

 息吹の手から銃が落ちてしまう。

「ふん!」

 サキュバスがはげしい平手打ちを相手にかます。

「ぅ……」
 
 たまらず後ろに倒れた息吹、ブルブルっと顔を振ってから体を起こそうとしたら胸板をグッと足で踏まれる。

「さぁ、愛し合おう、息吹少年。やっとわたしたちの花びらを溶かすような熱い時間の始まりだよ」

「ぅ……く……」

 グイグイっと強く踏み込まれていると同時に、見上げればフルカップブラジャー姿の爆乳ありだから、もう息吹はまともな集中ができない。

「く、くそ……」

「まだジタバタするか少年、ったく……」

 仕方ないという事で右手をにぎったサキュバス、ガン! と力いっぱいストレートを垂直に落とした。それを顔面に食らった息吹、モワーっと意識が朦朧とする。もしナックルを外していなかったら流血の大惨事になっていたは確実。

「ぁ……ぅ……」

 ピクピクっと両手の指を小さく動かしながら大の字になって動けない息吹、クリーンヒットに殴られた衝撃で意識がエラー状態となり何もできなくなってしまう。

「やだかわいい! いまの息吹ってめっちゃかわいい! これはもうおいしくいただかないと」

 かがんだサキュバス望、意識が定まらずうつろな目でまともに動けない息吹の頬に手を当ててつぶやく。

「ごめんね、乱暴しちゃって。でもその分だけ甘くやさしく包んであげるから、安心して、怖がらなくてもいいからね」

 サキュバス、恥じらうメス猫のようにゆっくり悩め香しく動きながら、動けない息吹の体にゆっくりかぶさる。そうして両手で息吹の頬をつかみ、なんてかわいいの……と言いながらキスを始めた。

「ん……ぅ……」

 唇を重ねトロっとした目で感情を込めて顔を動かすサキュバス。じっとりと、ネットリと、体の芯が高ぶっていくのをキモチいいとおぼれるようにキスをしながら、こぼす声のボリュームも上げていく。

「息吹、息吹、もうセックスが終わるまで離さないからね」

 ギュッと両手でつよく息吹の頬を押さえ、その顔を自分の胸に抱き包もうと考える。だがそのとき……まったくすっかり忘れていたモノの奮い立つような声が発生した。

「こらぁ! 汚いメス猫、ダーリンから離れろ!」

 ブラに服をちゃんと纏い直したかすみが息吹の刀を手に持って大きな声で言った。

「は?」

 不機嫌そうな顔を横に向けるサキュバス、そう言えばこいつがいたっけなと思い出す。

「子ども巨乳、あんた刀とか持って吠えているけど……なんかできんの?」

「な、何かとはなんですか?」

「あんたふつうの人間でしょう? そんなつまらない存在が何をしようっていうの?」

「わ、わたしが息吹を守る!」

「バカじゃないの? それよりさぁ、もっと平和的に……そう、3Pとかやらない?」

「さ、3Pってなんですか?」

「3人で交わり淫らに愛し合おうって事だけど」

「な、な、何を言ってるんですか。そんな人の真心に反するような汚い事は絶対にダメです。男と女が真に愛し合うためには2人なんです!」

「あぁ、うるさい……ちょっとの間だまっていて。終わったら相手してあげるからさ」

 サキュバス望はヘボなわき役を無視し、そのまま息吹と愛し合おうとする。だがそれを見たかすみ、大声で相手を侮辱しまくる。

「あぁもう、パープリンでブサ爆乳で性欲しか取り柄がない。腐れ猫! 女として優雅さもプライドもまったくなく、それこそ流し忘れの汚い便器みたいなやつ。なーにがサキュバス望、名前変えたら? アホデス望とかそういう風に。あなたみたいな下品は台所のクロゴキブリを擬人化させてメイクラブでもすればいいんですよ、バーカ! サキュバスのバーカ!」

 するとサキュバスが息吹から手を離して立ち上がる。

「ったく子ども巨乳っていうのはギャーギャーうるさい。たかがFカップくらいで美巨乳とかいい気になって……殺そうかな、もうほんとうに殺しちゃおうかな」

 サキュバスが上半身ブラジャー姿のまま自分の方に向き直ると、かすみは手に刀を持ちながら怖気づいて後退。

「なに、自分からケンカを売っておいて怖いの?」

「こ、こ、こ、こわ、怖くなんかありません」

 ここで突然にドン! っと一瞬でかすみの眼前に相手が接近。あまりに突然でおどろいたかすみは顔面蒼白のまま何もできず固まる。

「この……うざったい子ども巨乳がぁ!」

 ビッターン! っと、それはそれは情け容赦のないビンタが一発かまされた。13歳の少女が食らうにはひどいってレベル以外の何でもない。

「はんぅ……」

 ズサーっと倒れ床を滑るかすみ。くぅっと痛みすごい頬に片手を当てながら、意外にもすぐさま立ち上がった。しかも反対側の手に持つ刀を落としたりもしていない。

「あら、てっきり泣き出すかと思ったんだけど……意外だぁ」

「わ、わたしだって……」

「なに?」

「わたしだって息吹を守りたい」

「ぷっ! くく……あーはははははは」
 
 サキュバス望、根性悪いくせにかわいい顔で笑いだす。色白な手をお腹に当て、目からうっすら涙まで流してゲラゲラ爆笑。あんたわたしを殺す気? とか言ってしつこく一人で大爆笑。

「そんなにおかしいですか?」

 グッと唇を噛み、くやしそうな顔をするかすみ。

「おかしいも何も100年に一回くらいの爆笑ネタでしょう。何もできないくせに、弱っちいくせに、誰かを守るとかそんな事まったくできないヘタレのくせに、都合のいい時しか正義を気取れない脳無しのくせに」

「く……」

「なんか言い返したいの?」

「わたしだって……わたしだって……好きだと思った人のために戦う!」

 それを聞いたサキュバス望、やれやれと憐れむような目を浮かべ、頭をかきながらかすみに一言放つ。

「バーカ!」
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