息吹アシスタント(息吹という名の援護人)

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116・サキュバスと12歳の少年に戻されてしまった息吹14

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116・サキュバスと12歳の少年に戻されてしまった息吹14


「むぅ!」

 かすみ、刀を持って構えた。もちろんそれ何となくイメージから来る適当なカタチ。そして豊かな胸が異常にドキドキし、相手に斬り込む事ができずガクブルするばかり。

「やだ、子ども巨乳ってだっさーい。それって刀でしょう? あれ、もしかしてちがうの? 子ども向けのチャンバラ道具? あ、もしかしてただの傘ってオチですか?」

 そう言いながらケケケと笑うサキュバス、余裕ぶっかまして上半身を服で包み直す。子どもの相手はしんどいなぁと、気の毒な相手を笑うような目でつぶやいたりする。

「わ、わたしだって!」

 かすみ、熱い心を持って踏み出した。

「わたしだってなに?」

 ヘラヘラっと笑うサキュバスは、向かってきたかすみの振った刀をサッと身軽に避けて言う。

「やっだぁ、なにそのヘボいアクション。格好悪いを通り越して、死んだ方がマシってレベルじゃん」

「死んでたまるもんか!」

 かすみ、興奮してブンブン刀を振る。もはやそれめちゃくちゃ音頭でしかなく、別名をつけるとすれば見苦しいダンスになるのかもしれない。

「うあぁぁぁ!」

 息吹少年がやるみたいな感じで叫んでみたりもする。そうして大きく振りかざした刀を勢いよく振り下ろそうとした。が、そのとき……ピッと伸びてきた左の人差し指が額の中央前まで来たゆえ、急に動けなくなってしまう。

「ぅ……」

 振り下ろせなくなってガクブルフリーズに陥るかすみ。

「早く振り下ろせば? だって、わたしがこんな近くにいるんだよ? 絶好のチャンス。なんで振り下ろさないのかな?」

 サキュバスはニッと笑うと、額に向けている指先をクゥっと動かし始める。そうしてかすみの豊かな左側バストに手を持っていく。そしてクッとFカップのそれを掴み、ゆっくり味わうように揉み解し始める。

「ぁ……な、なに、何を……何をして……」

「何って子ども巨乳のおっぱい揉んでるんだけど。ふむ、13歳にしてはかなり豊かで、しかもやわらかい弾力がいっぱいで揉み応え十分というタイプ。これ、男子が揉んだらキモチよくて無我夢中になるってクオリティーだ。さすが、ギャーギャーわめいたりするだけあって巨乳クオリティーは高いね、まぁ、それでもわたしの超ハイクオリティーな爆乳には劣るけどね」

 そう言ってほんの少しつよめに揉み掴むと、かすみの表情が悩みのピンク色って感じにゆがむ。

「子ども巨乳、あんたおっぱいが性感帯?」

「ぅ……」

「言っとくけど、いまは非常事態なんだよ? あんたわたしを打ち負かそうと思うから刀を持っているんでしょう? おっぱい揉まれて感じている場合じゃないと思うけどなぁ」

「ぁ……んぅ……ん……」

「ほーら何にもできない。結局、子ども巨乳は自分ではなーんにもできない。なんだかんだ言いながら息吹少年に守ってもらうしかできず、そんな息吹少年を巨乳って胸に抱いて惑わすのだから根性はド汚いメス猫」

「そ、そんな……」

「ほら、早く言えば? ダーリン! とか、ダーリン助けて! とか、息吹! とか。いいじゃん、自分では何にもできないダサい女だもの、男に甘えて男に寄生するしか脳がない女だもん、ほら、早く鳴けって」

「わ、わたし、わたしは……」

「なに? なにか子どもの主張でもするの?」

「わたしは……ド汚いメスなんかじゃない!」

「うっせーんだよ!」

 ここでサキュバスの痛烈なビンタが一発風と共に走る。ビシ! っとスパルタ教育的なサウンドが鳴ると、頬に痛みを覚え倒れるかすみ。横向けになった体を真っ直ぐにして起き上がろうかと思ったら、両手を地べたにつけたサキュバスに上から見つめられる。

「ほら、自分の力でわたしを追い払ってみ」

「く……」

「そんな顔をしたって、なんにも出来ず息吹に頼るしかできないくせに」

 ビシ、ビシ、ビシ、ビシ、ビシ! と上から下のかすみに報復ビンタがかまされる。色白でふっくらというかすみの顔が少しずつはれていく。

「ほらほら、早くおびえ震えるって声を出して。怖がっているメス猫みたいに、あるいは怯えるメス犬みたいに、ダーリン! とか叫べって。それしかできない、男に守られて自分ではまったく何ひとつできないヘタレな女。巨乳って特徴がなかったら、あんたなんか便所の汚物以下」

 ハハハ! と笑いながら往復ビンタを続けるサキュバス望は、もうすぐかすみが泣き出すと思った。えーん! とか、ダーリン! とか、息吹! とか言って、だらしない泣き顔を見せてくれると期待した。

 ところが……かすみは泣き出すところか、グッと唇を噛んでプライドを守るって心を燃やす顔つきになった。

「うん? なにそれ、ぶたれて痛くないの? 早く目から涙流してダサい顔を見せてよ」

「わたしは泣かない、わたしだって……自分とダーリンのために戦う」

「バカじゃないの、アタマおかしいでしょう? マジで」

 サキュバス、こういうバカはもう殺した方がいいねと思ったので、ビンタを止めて両手でかすみの首をつかんだ。

「ぅ……」

「子ども巨乳、何か言い残す事は? わたしの弟子になるとか言えば、まぁ考えてあげてもいいけど」

「わたしは奇麗菜かすみ、通称ビューティかすみ。その名と美巨乳女子ってプライドにかけて、おまえなんかに媚びるもんか!」

「そう、だったら死ねよ」

 グワっと表情を燃やすサキュバス、グググっとかすみの首を絞め始めた。それは本気で13歳の巨乳少女をあの世に送ろうって勢い。

(い、息吹……ダーリン)

 かすみはキューッと意識が遠のきそうになりながら、大声で泣き叫びたいという感じでありながら、泣かずわめかずプライドを誇示。

「死ね、子ども巨乳!」

 サキュバスは大声を出したら、これでオシマイだ! と力を入れかける。するとどうだろう、突然バリバリって音が空間に鳴り響く。

「ん?」

 何事? と顔を上げると、今度はビカー! っと落雷がひとつ発生。それはかなり派手な盛り上げ効果だった。そこに見慣れない女が登場するためのお膳立てみたいなモノだった。

「うん?」

 かすみの首に手を当てたまま、サキュバスは顔を横に向けて見た。どこからか突然に白い着物の女が一人登場したと。
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