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180・ホレた女のために戦え5
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180・ホレた女のために戦え5
閻美が怒った。だからどこからともなくスーッと刀を取り出し、エロ魔人を見ながらグッと構える。
「おぉ、閻美……しびれるぜ。いい女がかっこう良いとか、しかもそれで爆乳とかさ、おれもう絶対におまえを食うから」
エロ魔人、閻美を見ながら突然に長い棒を取り出す。そしてグルグルっと回しながら言う。
「安心しろ閻美、出来るだけおまえの顔は傷つけない。だからおれと戦って負けたら、おまえの爆乳はおれが味わうって展開に心しておけよ」
閻美、相手が見慣れない棒を持ったので少々警戒する。刀を相手にあの棒でどうやって戦う気なのかと考える。しかしここでグラディアートルが当たり前の事として閻美の前に出る。
「グラディアートル?」
「閻美殿、女性を戦わせて男が後ろにいるわけにはいかぬ。ここは自分に任せてもらいたい」
「だったら共闘というカタチで」
「いや……この佐藤グラディアートル、なんとしても自分一人で相手を倒したいと思う」
「ん……く……わかった」
閻美、仕方なく刀を下ろす。対するエロ魔人はこの展開をうざいと思い、腹立たしそうにぶちまける。
「人がせっかくいい女と戦おうって時に邪魔しやがって。グラディアートル、おまえそんなにいい格好をしたいか、そんなに閻美にホレられたいか、おまえ、今まで一度も女とヤッた事がないだろう。筋肉ばかり鍛えて心は少年止まりとか、そういうのはマジでキモい」
罵倒される、屈辱的な事を言われる。しかしグラディアートルは取り乱すことなくグッと腰を落として叫んだ。
「おあぁぁぁぁぁぁ、グラディアートルスピン!」
一見すると片足伸ばしてコサックダンスを始めそうな形で、そのままコマのようにグルグル回転し始めた。それは音が聞こえ空気のかき回しが目に見えるような勢い。触れたら肉が切られ飛ぶは確実な高速回転。
「ほぉ、そんなすごい事をやって目が回らないとは大したもんだ。で、衝突したらぶった切られるってか、いいぜ、来いよ、カモーン!」
エロ魔人が両手に持つ棒をまっすぐ前に向けると、ギューンって危険な音を立てているグラディアートルの回転が動きだす。
「むぅ……」
エロ魔人、衝突したら自分の肉を切り飛ばすって回転体が向かってきても冷静だ。そしてもうすぐグラディアートルの回転が必殺の間合い、つまりガードも回避もできない所に到達しかける。
「グラディアートル、どんなに速く回ってもダメなんだよ!」
叫んだエロ魔人、グッと棒を後ろに引いたと思ったら、ウルトラ級に気合のこもった一突きを放った。すると次の瞬間、凶悪な回転をしていたグラディアートルの体が後ろに飛ばされた。それもハンパなくすさまじく、まるで回転していた勢いがすべて自分に降りかかったかのよう。
「あうぅおう……」
倒れたグラディアートル、たまらず額の中央を抑えながら固い地面を転がり回る。
「これぞ極一点突き。わかるかグラディアートル、どんなに速く回ろうと、必殺の一点をドストライクされると大ダメージだ。ま、今のを食らって死なないのはさすが筋肉バカってところかな」
ケケケっと笑いながらグラディアートルを見下ろすエロ魔人。だがグラディアートルは額から血を流しても立ち上がる。女を守ろうと思う男にとってみれば、あっさり引くなんて事は許されないのだ。
「グラディアートル、わたしと代われ」
「断る、男として女性に戦わせるなどありえない」
「だったら共闘。2人ならうまく戦えるはず」
「閻美殿、そのキモチはありがたく受け取ろう。だがこの佐藤グラディアートル、なんとしても自分ひとりでカタをつけたい。そして……」
「そして?」
「こ、子どもっぽいかもしれないが……責務を全うした自分という姿を……閻美殿に見て欲しいとか思うわけで」
「そ、そうか……」
閻美、まったくなんというか……と少しあきれてしまうが、グラディアートルの純情爆弾みたいなオーラを見せつけられてしまっては仕方ないと思うだけだった。
「だがグラディアートル、これはさすがにだまっていられないって展開になったら、そのときはわたしも参加するからな」
「承知」
グラディアートル、閻美に心配してもらっている……という事が少しうれしかったりするが、そういう事は表に出さず、今は眼前の敵と戦うことに集中するのみだった。
「さぁ、どんどん来いグラディアートル。おまえが閻美にいい所を見せようっていうなら、おまえに無様な役回りをさせてやる。閻美殿……とか言って涙流すような役をおまえに演じさせてやるぜ」
あふれんばかりの余裕に満ちるエロ魔人、右手に持つ棒を立て地面にカツカツぶつけながら左手をクイクイっと動かして相手を誘う。
「このグラディアートル、無様な役を演じる気はない!」
グッと両手をにぎったグラディアートル、今度はそのまま敵に向かってダッシュをかける。
「そんなバカ正直な突進で何をしようっていうんだ!」
エロ魔人が極一点突きを放たんと構える。そして今まさにそれをやろうとしたとき、グラディアートルの突進速度が突然に劇的アップ。その見事な一瞬は攻撃しようとした相手のふところにがっちり入る事を可能とした。
「な、なにい! し、下から……」
焦るエロ魔人、神がかり的な反射神経により左腕をグッとまげて胴体への直撃を軽減するガード体勢を取る。
「うぁぁぁぁ、必殺、飛翔体アタック!」
グラディアートルが叫ぶと同時に、ドーン! とすさまじい衝撃が下から上に発生。
「ぁんうぐ……」
左腕でガードしていても飛翔体アタックを食らったことで エロ魔人の体が空高くに舞い上がる。しかもそれ体勢を崩した情けない姿であり、どこからどう見ても無防備というサマ。
「まさに勝機!」
勢いよく地上から空に舞い上がるグラディアートル、もう一発、カンペキな飛翔体アタックを食らわせれば勝てる! と、猛烈な勢いで上昇。それは彼が勝利すると思われたし、見ていた閻美もそうなると思いグッと手をつよく握った。しかし事実はそうはならなかった。
「うあぁぁぁ……なんちゃって!」
突然に人をバカにしたような笑みを浮かべるエロ魔人、その理由は右手に持っていた棒にある。それが突然、下から舞い上がってくるグラディアートルに向かって猛烈な勢いで伸びていく。
「ぼ、棒が……」
棒が顔面に向かってくる! と思った。その一瞬は心臓をひんやりさせるどぎついモノだった。しかし猛烈な上昇と猛烈な棒の伸びが重なったら、どうしても避けるなんて事はできないのである。
―ガン!-
それはそれは……とてもむごい響きだった。このようなカタチと勢いで極一点突きを食らったら、その瞬間にグラディアートルの表情は固定されてしまった。両目を開けたまま意識の大半を失い、目の前がゆがんで何もできなくなってしまう。
ドーン! グラディアートルはまったくの受け身を取れず地上へ落下。死んだわけではないが、特大ダメージを食らった事により両目を開けたままピクピクするのが精いっぱい。
「ハハハ、このエロ魔人を甘く見たのが運の尽きだグラディアートル」
スタっと華麗に着地したエロ魔人、ピクピクって生命反応以外まったく何もできない男に近寄ると、情けねぇ奴! とか言って足を動かすと、倒れている者の顔面をグリグリ踏み回す。
「おらおら、グラディアートル、泣けよ、閻美どの……申し訳ないとか言って泣けよ。そして閻美の同情を買って、それで恋仲になってセックスするって妄想ストーリーを思い描いてシコシコやれよ、あーはははは」
声高に相手を侮辱して笑うエロ魔人。そのステキなゲスっぷりは閻美という女の忍耐を限界突破させる。
「エロ魔人……きさま……許さん」
「お、閻美、おまえグラディアートルに同情でホレたか? グラディアートルとかやさしい声を出してその爆乳に抱き寄せたりするか?」
「きさまはもうほんとうに……ガマンならん、ぶった斬る!」
閻美が怒った。だからどこからともなくスーッと刀を取り出し、エロ魔人を見ながらグッと構える。
「おぉ、閻美……しびれるぜ。いい女がかっこう良いとか、しかもそれで爆乳とかさ、おれもう絶対におまえを食うから」
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「安心しろ閻美、出来るだけおまえの顔は傷つけない。だからおれと戦って負けたら、おまえの爆乳はおれが味わうって展開に心しておけよ」
閻美、相手が見慣れない棒を持ったので少々警戒する。刀を相手にあの棒でどうやって戦う気なのかと考える。しかしここでグラディアートルが当たり前の事として閻美の前に出る。
「グラディアートル?」
「閻美殿、女性を戦わせて男が後ろにいるわけにはいかぬ。ここは自分に任せてもらいたい」
「だったら共闘というカタチで」
「いや……この佐藤グラディアートル、なんとしても自分一人で相手を倒したいと思う」
「ん……く……わかった」
閻美、仕方なく刀を下ろす。対するエロ魔人はこの展開をうざいと思い、腹立たしそうにぶちまける。
「人がせっかくいい女と戦おうって時に邪魔しやがって。グラディアートル、おまえそんなにいい格好をしたいか、そんなに閻美にホレられたいか、おまえ、今まで一度も女とヤッた事がないだろう。筋肉ばかり鍛えて心は少年止まりとか、そういうのはマジでキモい」
罵倒される、屈辱的な事を言われる。しかしグラディアートルは取り乱すことなくグッと腰を落として叫んだ。
「おあぁぁぁぁぁぁ、グラディアートルスピン!」
一見すると片足伸ばしてコサックダンスを始めそうな形で、そのままコマのようにグルグル回転し始めた。それは音が聞こえ空気のかき回しが目に見えるような勢い。触れたら肉が切られ飛ぶは確実な高速回転。
「ほぉ、そんなすごい事をやって目が回らないとは大したもんだ。で、衝突したらぶった切られるってか、いいぜ、来いよ、カモーン!」
エロ魔人が両手に持つ棒をまっすぐ前に向けると、ギューンって危険な音を立てているグラディアートルの回転が動きだす。
「むぅ……」
エロ魔人、衝突したら自分の肉を切り飛ばすって回転体が向かってきても冷静だ。そしてもうすぐグラディアートルの回転が必殺の間合い、つまりガードも回避もできない所に到達しかける。
「グラディアートル、どんなに速く回ってもダメなんだよ!」
叫んだエロ魔人、グッと棒を後ろに引いたと思ったら、ウルトラ級に気合のこもった一突きを放った。すると次の瞬間、凶悪な回転をしていたグラディアートルの体が後ろに飛ばされた。それもハンパなくすさまじく、まるで回転していた勢いがすべて自分に降りかかったかのよう。
「あうぅおう……」
倒れたグラディアートル、たまらず額の中央を抑えながら固い地面を転がり回る。
「これぞ極一点突き。わかるかグラディアートル、どんなに速く回ろうと、必殺の一点をドストライクされると大ダメージだ。ま、今のを食らって死なないのはさすが筋肉バカってところかな」
ケケケっと笑いながらグラディアートルを見下ろすエロ魔人。だがグラディアートルは額から血を流しても立ち上がる。女を守ろうと思う男にとってみれば、あっさり引くなんて事は許されないのだ。
「グラディアートル、わたしと代われ」
「断る、男として女性に戦わせるなどありえない」
「だったら共闘。2人ならうまく戦えるはず」
「閻美殿、そのキモチはありがたく受け取ろう。だがこの佐藤グラディアートル、なんとしても自分ひとりでカタをつけたい。そして……」
「そして?」
「こ、子どもっぽいかもしれないが……責務を全うした自分という姿を……閻美殿に見て欲しいとか思うわけで」
「そ、そうか……」
閻美、まったくなんというか……と少しあきれてしまうが、グラディアートルの純情爆弾みたいなオーラを見せつけられてしまっては仕方ないと思うだけだった。
「だがグラディアートル、これはさすがにだまっていられないって展開になったら、そのときはわたしも参加するからな」
「承知」
グラディアートル、閻美に心配してもらっている……という事が少しうれしかったりするが、そういう事は表に出さず、今は眼前の敵と戦うことに集中するのみだった。
「さぁ、どんどん来いグラディアートル。おまえが閻美にいい所を見せようっていうなら、おまえに無様な役回りをさせてやる。閻美殿……とか言って涙流すような役をおまえに演じさせてやるぜ」
あふれんばかりの余裕に満ちるエロ魔人、右手に持つ棒を立て地面にカツカツぶつけながら左手をクイクイっと動かして相手を誘う。
「このグラディアートル、無様な役を演じる気はない!」
グッと両手をにぎったグラディアートル、今度はそのまま敵に向かってダッシュをかける。
「そんなバカ正直な突進で何をしようっていうんだ!」
エロ魔人が極一点突きを放たんと構える。そして今まさにそれをやろうとしたとき、グラディアートルの突進速度が突然に劇的アップ。その見事な一瞬は攻撃しようとした相手のふところにがっちり入る事を可能とした。
「な、なにい! し、下から……」
焦るエロ魔人、神がかり的な反射神経により左腕をグッとまげて胴体への直撃を軽減するガード体勢を取る。
「うぁぁぁぁ、必殺、飛翔体アタック!」
グラディアートルが叫ぶと同時に、ドーン! とすさまじい衝撃が下から上に発生。
「ぁんうぐ……」
左腕でガードしていても飛翔体アタックを食らったことで エロ魔人の体が空高くに舞い上がる。しかもそれ体勢を崩した情けない姿であり、どこからどう見ても無防備というサマ。
「まさに勝機!」
勢いよく地上から空に舞い上がるグラディアートル、もう一発、カンペキな飛翔体アタックを食らわせれば勝てる! と、猛烈な勢いで上昇。それは彼が勝利すると思われたし、見ていた閻美もそうなると思いグッと手をつよく握った。しかし事実はそうはならなかった。
「うあぁぁぁ……なんちゃって!」
突然に人をバカにしたような笑みを浮かべるエロ魔人、その理由は右手に持っていた棒にある。それが突然、下から舞い上がってくるグラディアートルに向かって猛烈な勢いで伸びていく。
「ぼ、棒が……」
棒が顔面に向かってくる! と思った。その一瞬は心臓をひんやりさせるどぎついモノだった。しかし猛烈な上昇と猛烈な棒の伸びが重なったら、どうしても避けるなんて事はできないのである。
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ドーン! グラディアートルはまったくの受け身を取れず地上へ落下。死んだわけではないが、特大ダメージを食らった事により両目を開けたままピクピクするのが精いっぱい。
「ハハハ、このエロ魔人を甘く見たのが運の尽きだグラディアートル」
スタっと華麗に着地したエロ魔人、ピクピクって生命反応以外まったく何もできない男に近寄ると、情けねぇ奴! とか言って足を動かすと、倒れている者の顔面をグリグリ踏み回す。
「おらおら、グラディアートル、泣けよ、閻美どの……申し訳ないとか言って泣けよ。そして閻美の同情を買って、それで恋仲になってセックスするって妄想ストーリーを思い描いてシコシコやれよ、あーはははは」
声高に相手を侮辱して笑うエロ魔人。そのステキなゲスっぷりは閻美という女の忍耐を限界突破させる。
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