息吹アシスタント(息吹という名の援護人)

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
188 / 223

188・息吹争奪戦(巨乳ばっかりのバトル大会)4

しおりを挟む
188・息吹争奪戦(巨乳ばっかりのバトル大会)4
 

 殺人ロボットがグングンと近づいてくる。それを迎え撃たんとする息吹がグッと身構える。

「息吹くん、ブルードラゴンでやっつけてよ」

「あんな程度のやつ、ドラゴンを放つまでもない」

 かすみと息吹のこのちょっとしたやり取りに団子は根に持つような感じで嫉妬した。ドラゴンとか耳にしてもわからないので、自分だけのけ者にされているように感じるせいだ。

 ここで息吹が青いオーラを纏う。ビリビリっとかバチバチって高圧電流の走る音も生じる。

(おぉ……)

 見ている団子の豊満バストにときめききがこもる。かっこういい……と、女子の崇高なるプライドが溶けるような感覚に導かれる。

「でやぁぁぁぁ!!!」

 右手一本で刀を持つ息吹がダッシュ開始。それは風のように早く、青いオーラが空気に紛れうつくしい衣のように見えた。そしてロボットとの距離が必殺の間合いになったら勝負は一瞬で突く。

「流し満貫!」

 息吹が吠えた。そして両手で持つ刀がロボットの胴体に入る。本来それは斬れないように思えるが、オーラの電流がプラスα的な何かをもたらしているのだろう。

「おぁぁぁぁぁ!」

 シュパ! っと鉄の胴体を斬り抜いた刀、それと同時に高く舞い上がるロボットの上半身。

「ツモ!」

 息吹がコールしてすぐ、ガッシャーン! と地面に落下した無様なモノが大きな音を立たせる。

「おぉ、さすがわたしの息吹くん、やっぱり当たり前にかっこういい!」

 満面の笑みで拍手するかすみ。

「ぁ……」

 一方の団子はうつろな目でぼーっとしていた。片手を豊かでやわらかい弾力いっぱいって所に当てたまま、目にした光景にたましいを引っこ抜かれたという感じに陥る。

「あ、あぅ……」

 突然我に返った団子であるが、顔面を過剰なくらい赤くしかすみや息吹に背を向ける。そしてブルブルっと両足を震わせながら、衣服の上から股間に手を当て小さくつぶやいた。

「お、思わず……い、イッちゃ……って」

 御手洗団子、すごい巨乳とも爆乳とも言える柔道女子、生まれて初めて男子の躍動する姿を見ながらイッてしまう。その衝撃はすさまじく、脳みその皮が5枚くらいベロ! っと一気にはがされたようなモノ。

 しかし、そんな女子力満載な姿をかすみという女子が見落とすわけがない。だから息吹の横にピタッと腕組みしてくっつき、Fカップのふくらみ息吹の腕をしっかり抱き寄せ、屈託のない笑顔で言う。

「団子さん、じゃぁね」

「はぁ? ちょ、なに勝手にバイバイとか言ってるの」

「だってもう用とかないはずだし」

「待て待て、ちょっと待って!」

 一方的にお別れしょうと思ったかすみだったが、団子がそれを許さない。正確にいえばかすみは消滅してもかまわないが、息吹は置いていけ! というやつである。

「息吹……わたしみたいな女って……ダメかな?」

 赤い顔で不慣れなぶりっ子モードを発動させながら、かすみの顔をグッと押しのけるようにしながら息吹を見つめる。

「どうって……べつに……これといって何も……」

「うんぅ……なんでもいいから言ってよ……息吹だったら怒らない、おまえはブスだけど爆乳は魅力的だとか言ってくれてもいいよ?」

「あ、いや……」

「息吹くんが言えないからわたしが言ってあげますよ団子さん、おまえってブスだし、爆乳しか取り柄がないよな!」

「かすみに言われるとなんかムカつくなぁ、殺されたいか!」

 2人の女子がギャーギャーやり出すとかなりうるさい。そこで息吹、団子とかいう女子の顔を見て、自分に興味を抱いたのだと受け取り、なら仕方ないと正直におのれの恥って過去をさらす。

「おれって一回死んでるんだ。生前はホストをやっていたけれど、ゲスな男だったから殺されても仕方ないかって感じだった」

「ゲスってどういう風に?」

 団子は100cmオーバーの胸をドキドキさせながら、いったいどんな話が出てくるのだろうと中学生女子みたいな期待面をしている。

「小学生の前半で初体験して、それ以来ひたすら女とセックスしては相手を捨てるを繰り返したという……相当な女を泣かせたから、おれは女の敵だな」

「相当な女ってどのくらい?」

「500人は下らないな。最低だよな、クソだよな。だからその、おまえはおれと違って他のいい男を見つけて恋愛するべき。絶対にいる、おれなんかよりずっといい奴は」

 息吹、言って団子の顔を見た。そして思った、これでまちがいなくサイテーと言われたり幻滅されたりして無事に話は終わるだろうと。しかし実際はそうならなかった。

「じゃ、じゃぁさぁ、わたしとの純愛で過去を清算すればいいじゃんか。そ、それにその……」

「なんだ?」

「ご、500人もの女とセックスしたってことは、セックスのツボをよく知っているってわけだから、わたしとしては逆に抱かれたいキモチが刺激されてしまうっていうか……」

 そう言って目をトロっとさせる団子、もはや完全に女という文字のエンジンがかかっている。

「アホかぁ、息吹くんにはわたしがいるんです! このわたしビューティーかすみって彼女がいるんです! 御手洗団子なんて女が割り込む余地なんて最初からないんです、とっとと消え失せてください」

 かすみ、息吹にびったりくっつきガルルと番犬のように団子をにらむ。しかし女スイッチが入った団子はそう簡単に引き下がらない。

「息吹、この子ども巨乳ってほんとうに息吹の彼女なの?」

「あっとそれは……なんというか……えっと……」

「あ、その反応は彼女じゃないとみた。つまりかすみの一方的なカン違い。よくあるよね、子どもって暴走しやすいから。で、でさぁ、息吹、息吹は……どっちがいい?」

「どっちってなんだよ……」

「わたしみたいな心の広い豊かさに満ちた大人の爆乳か、それともかすみみたいな心の狭い子ども巨乳かどっちか」

 あっはーん! と言ったわけではないが、言っているような目つきになる団子。それを見てかすみがまた吠える。

「狭いってなんですか、わたしだって14歳でFカップだからすごい巨乳なんです。なんなら見せましょうか? いかにわたしが密度ある美巨乳の持ち主かって。その谷間の豊かさと心の広さからすれば、わたしの方がいろんな意味で豊かなんですぅ!」

「おぇぇ、かすみの巨乳なんか目にしたらしばらく飯が食えなくなる。そういう子どもっぽい暴力は止めて欲しいわ。それと、14歳でFカップって自慢しているみたいだけれど、それわたしも経験した事だから。かすみだけが特別ってわけじゃないから」

「ぬぐぐ……」

 2人の女子は大勢の人間が行き交うとか気にする事なく大きな声でギャーギャーと言い合う。だから息吹は晴天の空を見上げて思わずにいられない。カンベンしてくれよ……と。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

訳あり冷徹社長はただの優男でした

あさの紅茶
恋愛
独身喪女の私に、突然お姉ちゃんが子供(2歳)を押し付けてきた いや、待て 育児放棄にも程があるでしょう 音信不通の姉 泣き出す子供 父親は誰だよ 怒り心頭の中、なしくずし的に子育てをすることになった私、橋本美咲(23歳) これはもう、人生詰んだと思った ********** この作品は他のサイトにも掲載しています

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

10秒で読めるちょっと怖い話。

絢郷水沙
ホラー
 ほんのりと不条理な『ギャグ』が香るホラーテイスト・ショートショートです。意味怖的要素も含んでおりますので、意味怖好きならぜひ読んでみてください。(毎日昼頃1話更新中!)

『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、10人の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』

まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。 朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。 「ご主人様の笑顔が見たいんです」 その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。 全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!? 甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。

前の野原でつぐみが鳴いた

小海音かなた
恋愛
鶫野鹿乃江は都内のアミューズメント施設で働く四十代の事務職女性。ある日職場の近くを歩いていたら、曲がり角から突然現れた男性とぶつかりそうになる。 その夜、突然鳴った着信音をたどったらバッグの中に自分のものではないスマートフォン入っていて――?! 『ほんの些細な偶然から始まるラブストーリー』。そんなありきたりなシチュエーションにもかかわらず、まったく異なる二人の立場のせいで波乱含みな恋愛模様をもたらしていく――。

処理中です...