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214・自分VS自分3
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214・自分VS自分3
雨が降る中、ブラック息吹は女のぬくもりが欲しいと思いながら歩く。とあるコンビニの店前にある傘立てから失敬したのをさしながら、かんたんに落とせそうな女はいないかとあっちこっちをキョロキョロ。
(お……あれは)
白い着物に身を包み梅柄の和傘をさし、片手には女心をアピールするような白い袋を持っている。
(すっかり忘れていた、いい女がいたじゃないか)
にんまり顔を浮かべたブラック息吹、さっそく移動して女の前に立つ。
「よぉ、閻美」
ブラック息吹に言われて閻美は立ち止まる。考え事をしていたのか、前があまりよく見えていなかったらしい。だから息吹の姿を見るとちょっと顔を赤くしながら返事。
「な、なんだ息吹、急に出てきたらびっくりするじゃないか」
「なに言ってんだよ閻美、出会いはいつだって突然なんだぜ」
「はぁ?」
なんか変だと思って面食らう閻美にブラック息吹が歩み寄る。そしてなんか買い物でもしたのか? と言うが早いかパッと袋を奪い取る。
「あ、こら、何をやって」
「いいじゃんか、見せろよ」
赤い顔でイヤがる閻美に構うことなく奪い取った袋をもって背中を向けたブラック息吹、なんら遠慮することなく中身を覗き込む。
「おぉ!」
内側にはあまりにも豊満なカップって、爆乳サイズのフルカップブラジャーの白とベージュがそれぞれ2枚ずつ合計4枚入っている。それは閻美が着物の下に隠し持っている左右のふくらみがグレイトなボリュームに満ちている事の証。
「アホか!」
閻美、ブラック息吹を突き飛ばして袋を奪取。そして怒りに満ちた声で大雨に負けない声量で言う。
「息吹! 女心を踏むような真似は許さないぞ!」
ググっと腕に入っている力の具合からすれば相当腹が立ったのは明らか。しかしフッと沸いた疑問を口にする。
「息吹……おまえ、ほんとうに息吹か?」
閻美、相手が息吹にしか見えないというのに息吹ではないような気がするという妙な感覚をセリフにした。
「おれが息吹でなかったら誰なんだよ」
ブラック息吹、地面に落としてしまった傘を拾い上げてからまた閻美に歩み寄る。
「ぅ……また何か変な事をする気じゃないだろうな……」
閻美、傘の方は仕方ないとしてブラの入った袋持つ手は後ろに回す。
「閻美……」
突然にブラック息吹の目が訴えるような色合いになった。それは向き合う女の胸を見えない手でギュッと愛撫して感じさせるような魔力を発する。
「ぅ……」
ドキッとした閻美、後ずさりしかけるが体が動かない。
「閻美……」
息吹、自分の傘を道端にポイッと捨てたかと思ったら、次の瞬間には閻美のアンブレラフィールドに入り、キスのためって感じの至近距離で相手の顔を見つめる。
「な、なんだ息吹……ち、ち、近すぎるだろう」
「なぁ閻美……さみしいんだよ、さみしくてたまらねぇんだよ」
「な、なんだって?」
「こうやって接近すると……あぁ、閻美っていい女からいいニオイがする。それがおれのさみしいって感情に寄り添ってくれたら……と願わずにいられなくなる」
「な、何を言って……」
「ハッキリ言う。おれは閻美のようないい女のぬくもりが恋しい。このさみしさはいい女のぬくもりに迎えてもらう以外では解決しない。わかってもらえないかな、この言い様のないさみしさ」
ブラック息吹、ここで相手に顔を近づける。
「ば、バカ……息吹、いったいどうしたんだ、こんなところで」
閻美の顔面は真っ赤であり、いきなりこんな展開は困る! されどこんな展開を途中でやめられるのもイヤだという、非常に複雑な揺れ動きって内情を隠せない。
「閻美……」
ブラック息吹、甘えるような目を下に向けると、ドキドキして身動き出来ない閻美の白い着物の胸に顔を押し当てる。
「ば、ば、こんな場所で何をやって……」
「閻美……閻美の胸に抱かれたい……ダメか?」
「お、おかしいぞ息吹、急にどうしたって」
「閻美……お願いだ……おれを包んでくれよ、頼むよぉ……」
息吹は閻美の着物、爆乳ってふくらみを刺激するように顔を押し当て訴える。さみしくてたまらない……さみしいんだよぉ……と、閻美の内側に揺さぶりをかける。
「ぅ……い、息吹……」
閻美、ブルブル震えながら買い物袋を腕に通す。そうすることで自由になった手を息吹に持っていき、抱きしめてやろうかと思い始めている。いや、そうするべきであり、それが女として正しい姿という気にさせられる。
「いや、ちがう!」
ドロッと溶け落ちそうだった閻美、ここで我とプライドを取り戻す。だから甘えたいと胸にすり寄る息吹を突き飛ばす。
「なんだよ……閻美、おれさみしいんだよ」
「さみしいもクソもあるか! いきなりこんな展開は卑怯だ。それにおかしい、わたしが思う息吹はこんな事をしないはずだからな」
「だから言ったじゃねぇか、おれが息吹でなかったら誰なんだって。いや、仮におまえが思う息吹じゃなくても問題ないだろう」
「はぁ? それはどういう意味だ」
「男と女、それで十分だろう。むずかしい事はやる事をやってから考えればいいんだ。まずはセックスして、哲学はその後で」
「イヤだ。誰がおまえなんかこの胸に抱いたりするものか。そういうのは、この閻美のプライドが許さないんだ」
「プライド……プライドかよ……」
「そうだ、悪いか!」
「プライどねぇ、ダサい女だな、閻美って」
「な……」
ダサい女と言われて閻美が中傷くらいのショックを受けた。だから怒りの声を息吹に向かって放とうとしたが……息吹は自分の傘を拾うとクルっと背を向け、たまたま通りかかった見知らぬ女に声をかける。
「彼女、おれとデートしない?」
「デート? で、でも……あの人は? 彼女とかじゃないの?」
女が気遣うような目で閻美の方をチラッと見る。するとブラック息吹はニンマリ顔で顔を横に振りながら言う。
「いやいや、あれは彼女じゃない、あれはただの粗悪品。ま、とりあえず喫茶でおしゃべりでもして、それからその後を考えようか」
こうして息吹は閻美の方を一度も見ることなく、たまたま通りかかった見知らぬ女と2人で歩き出すのだった。後に残ったのはあまりの事に呆然とし、まずは頭が真っ白で立ち尽くすという閻美だった。
雨が降る中、ブラック息吹は女のぬくもりが欲しいと思いながら歩く。とあるコンビニの店前にある傘立てから失敬したのをさしながら、かんたんに落とせそうな女はいないかとあっちこっちをキョロキョロ。
(お……あれは)
白い着物に身を包み梅柄の和傘をさし、片手には女心をアピールするような白い袋を持っている。
(すっかり忘れていた、いい女がいたじゃないか)
にんまり顔を浮かべたブラック息吹、さっそく移動して女の前に立つ。
「よぉ、閻美」
ブラック息吹に言われて閻美は立ち止まる。考え事をしていたのか、前があまりよく見えていなかったらしい。だから息吹の姿を見るとちょっと顔を赤くしながら返事。
「な、なんだ息吹、急に出てきたらびっくりするじゃないか」
「なに言ってんだよ閻美、出会いはいつだって突然なんだぜ」
「はぁ?」
なんか変だと思って面食らう閻美にブラック息吹が歩み寄る。そしてなんか買い物でもしたのか? と言うが早いかパッと袋を奪い取る。
「あ、こら、何をやって」
「いいじゃんか、見せろよ」
赤い顔でイヤがる閻美に構うことなく奪い取った袋をもって背中を向けたブラック息吹、なんら遠慮することなく中身を覗き込む。
「おぉ!」
内側にはあまりにも豊満なカップって、爆乳サイズのフルカップブラジャーの白とベージュがそれぞれ2枚ずつ合計4枚入っている。それは閻美が着物の下に隠し持っている左右のふくらみがグレイトなボリュームに満ちている事の証。
「アホか!」
閻美、ブラック息吹を突き飛ばして袋を奪取。そして怒りに満ちた声で大雨に負けない声量で言う。
「息吹! 女心を踏むような真似は許さないぞ!」
ググっと腕に入っている力の具合からすれば相当腹が立ったのは明らか。しかしフッと沸いた疑問を口にする。
「息吹……おまえ、ほんとうに息吹か?」
閻美、相手が息吹にしか見えないというのに息吹ではないような気がするという妙な感覚をセリフにした。
「おれが息吹でなかったら誰なんだよ」
ブラック息吹、地面に落としてしまった傘を拾い上げてからまた閻美に歩み寄る。
「ぅ……また何か変な事をする気じゃないだろうな……」
閻美、傘の方は仕方ないとしてブラの入った袋持つ手は後ろに回す。
「閻美……」
突然にブラック息吹の目が訴えるような色合いになった。それは向き合う女の胸を見えない手でギュッと愛撫して感じさせるような魔力を発する。
「ぅ……」
ドキッとした閻美、後ずさりしかけるが体が動かない。
「閻美……」
息吹、自分の傘を道端にポイッと捨てたかと思ったら、次の瞬間には閻美のアンブレラフィールドに入り、キスのためって感じの至近距離で相手の顔を見つめる。
「な、なんだ息吹……ち、ち、近すぎるだろう」
「なぁ閻美……さみしいんだよ、さみしくてたまらねぇんだよ」
「な、なんだって?」
「こうやって接近すると……あぁ、閻美っていい女からいいニオイがする。それがおれのさみしいって感情に寄り添ってくれたら……と願わずにいられなくなる」
「な、何を言って……」
「ハッキリ言う。おれは閻美のようないい女のぬくもりが恋しい。このさみしさはいい女のぬくもりに迎えてもらう以外では解決しない。わかってもらえないかな、この言い様のないさみしさ」
ブラック息吹、ここで相手に顔を近づける。
「ば、バカ……息吹、いったいどうしたんだ、こんなところで」
閻美の顔面は真っ赤であり、いきなりこんな展開は困る! されどこんな展開を途中でやめられるのもイヤだという、非常に複雑な揺れ動きって内情を隠せない。
「閻美……」
ブラック息吹、甘えるような目を下に向けると、ドキドキして身動き出来ない閻美の白い着物の胸に顔を押し当てる。
「ば、ば、こんな場所で何をやって……」
「閻美……閻美の胸に抱かれたい……ダメか?」
「お、おかしいぞ息吹、急にどうしたって」
「閻美……お願いだ……おれを包んでくれよ、頼むよぉ……」
息吹は閻美の着物、爆乳ってふくらみを刺激するように顔を押し当て訴える。さみしくてたまらない……さみしいんだよぉ……と、閻美の内側に揺さぶりをかける。
「ぅ……い、息吹……」
閻美、ブルブル震えながら買い物袋を腕に通す。そうすることで自由になった手を息吹に持っていき、抱きしめてやろうかと思い始めている。いや、そうするべきであり、それが女として正しい姿という気にさせられる。
「いや、ちがう!」
ドロッと溶け落ちそうだった閻美、ここで我とプライドを取り戻す。だから甘えたいと胸にすり寄る息吹を突き飛ばす。
「なんだよ……閻美、おれさみしいんだよ」
「さみしいもクソもあるか! いきなりこんな展開は卑怯だ。それにおかしい、わたしが思う息吹はこんな事をしないはずだからな」
「だから言ったじゃねぇか、おれが息吹でなかったら誰なんだって。いや、仮におまえが思う息吹じゃなくても問題ないだろう」
「はぁ? それはどういう意味だ」
「男と女、それで十分だろう。むずかしい事はやる事をやってから考えればいいんだ。まずはセックスして、哲学はその後で」
「イヤだ。誰がおまえなんかこの胸に抱いたりするものか。そういうのは、この閻美のプライドが許さないんだ」
「プライド……プライドかよ……」
「そうだ、悪いか!」
「プライどねぇ、ダサい女だな、閻美って」
「な……」
ダサい女と言われて閻美が中傷くらいのショックを受けた。だから怒りの声を息吹に向かって放とうとしたが……息吹は自分の傘を拾うとクルっと背を向け、たまたま通りかかった見知らぬ女に声をかける。
「彼女、おれとデートしない?」
「デート? で、でも……あの人は? 彼女とかじゃないの?」
女が気遣うような目で閻美の方をチラッと見る。するとブラック息吹はニンマリ顔で顔を横に振りながら言う。
「いやいや、あれは彼女じゃない、あれはただの粗悪品。ま、とりあえず喫茶でおしゃべりでもして、それからその後を考えようか」
こうして息吹は閻美の方を一度も見ることなく、たまたま通りかかった見知らぬ女と2人で歩き出すのだった。後に残ったのはあまりの事に呆然とし、まずは頭が真っ白で立ち尽くすという閻美だった。
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