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215・自分VS自分4
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215・自分VS自分4
「あぁ、イヤだイヤだ、退屈な日の大雨はイヤだ」
とあるコンビニのイートインでかすみがぼやく。ポテトチップスのウルトラ特大袋をバリバリいわせ、1?のオレンジジュースをグビグビやる姿はヤケ食いみたいにしか見えない。でも実際はそんなキブンの真っ最中だった。
「誰かのSOSとか感じないし、ヒマだし、やる事ないし......息吹くんもつかまえられない。ったく......こんな風にダラダラ腐っていく感じってきついわ。なんか起こって欲しいわ、ほんとうに」
と、その時だった。まるで自分の声を神さまが聞いていたゆえみたいな事が起こった。ウィーンと自動扉が開いたつぎ、知らない女性が入ってきたと思ったら、それを追うようにして知っている男が入ってきた。
「ブッ!」
ゴホゴホっとむせるかすみ、なんというタイミングで息吹出現! と興奮しかける。さみしいからかまって欲しいって疼く。しかし同時に、あの女は誰? と見過ごせない。
(気になる......)
立ち上がったらそーっとバレないよう近くに行って聞き耳を立てる。そうして男と女の会話がよくやる会話というのを聞き取る。
「おまえ、それはないだろう。高級喫茶に入ってお茶するとかいうのは、その後に本命事項につながるって前提があるからだ」
「誰もラブホに行くとか確約した覚えはない」
「1杯3000円のコーヒーとか、1個5000円のショートケーキを3つも食うとか、それでそんな態度が取れるのかよ」
「あぁ、うるさい、女々しい。あんたってなに、女は得意って感じに見えてそうじゃないわけ? ダサい男。とにかくわたしは買い物して家に帰るんだから、付きまとわないで欲しいわ」
「く......」
こんな会話を聞くとかすみは両目を丸くした。抱いている息吹のイメージとあまりに違いすぎると思うわけだが、そーっと見つめてみる姿や顔、そして聞いてみる声などなど、それらすべてまちがいなく息吹。
(え、なに、いったいどうしちゃったの息吹くん)
何かがあった、これは放っておけない! と女心スイッチが入る。だから息吹が女の後をしつこく追いかけようとした時、後ろから声をかける。
「息吹くん」
突然名前を言われたブラック息吹が振り返ると、そこにはピンク色ジップアップパーカーの前を開け白いTシャツに豊満なふくらみ具合っていうのを浮かばせ下半身は水色ジーンズというかすみの姿あり。
「あ、かすみ」
ブラック息吹、つぶやいてすぐ両手を軽く合わせてパンって音を立てる。そしてコンビニから出ていくって女にはもういっさい興味がないらしく、代わりに接近してすぐさまかすみの手を取る。
「え、ちょっと、息吹くん?」
とつぜん情熱的に手をにぎられ引っ張られると、かすみの乙女心が揺さぶられ顔が赤らむ。
息吹、ザーザー降りの雨って外に出ると、コンビニの側面に回る。そして屋根があって雨露をしのげる空間にひっぱり込んだかすみをつめたいカベに押し付けると、至近距離の真正面から見つめる。
「忘れていたぜ、かすみ......」
「え、な、なに? 何かあったの?」
「いやぁ、おまえみたいな魅力的な巨乳女子がいるって事を、どうして思い出さなかったのか不覚だ、最低だよなぁまったく」
「え、う、うん......わたし魅力的な巨乳女子......」
えへっとやりつつ、なんだろう、なんか息吹くんが少し変と思うかすみだった。しかし間近に見つめられキュッと来るセリフを吐かれると、やはり乙女心が突かれ豊かな胸がドキドキさせられてしまう。
「かすみ」
「な、なに?」
「今からラブホに行こうぜ」
「ら、ら、ラブホテル?」
「そうだ、おまえみたいな魅力的って巨乳女子のぬくもりが欲しい。ダメか?」
「そ、そんな......急に言われても、心の準備ができていないっていうか」
「かすみ、男と女は言葉がなくても体で語り合える。そしてそれはいつだって唐突だ。でもそれが......愛の扉を開く鍵なのだとおれは思う?」
「え、え、い、息吹くん? い、いったいどうしたの? なんか変だよ」
「変?」
「な、なんかいつもとちがう......」
「じゃぁ、どうしたら納得してくれるんだ」
息吹がグッと顔を近づける。そうして女の女って文字を収納したハートって部分をギュッとにぎるような目を浮かべる。
「はんぅ......」
かすみ、より一段と真っ赤になり足が少し震えだす。
「かすみ......」
「は、はい......なんですか......」
「さみしいんだよ......心の穴が自分ひとりでは埋められないんだよ。ウソなんか言っても仕方ないから正直になりたい。おれはいま......さみしさのあまり女のぬくもりが欲しいと思って止まないんだ。ダメか? それはそんなにもいけない事で罪になるのか?」
ここで息吹の目が哀しみを訴える色になる。それを見たらかすみのFカップってふくらみは、まるで愛撫されたように感じさせられそうになる。
「わ、悪くない......悪くないけど......」
「けど?」
「い、いつもの息吹くんだったら、そんな事は言わないような気がする。なんかその、いつもと比べたら安っぽいキャラクターみたいな気が......」
「安っぽい......またプライドってやつか?」
ブラック息吹はかったるいなぁという意識を、せつないなぁって表現が似合うい表情でごまかす。そしてハッと両手を伸ばすとかすみのやわらかい頬に当て、おまえと溶け合いたいって目で訴える。
「い、いぶ、息吹......くん......や、やっぱりいきなりはダメ」
「なんで、なんでだ、物事なんて常にいきなりだろう?」
「そ、そんな事ない......と思う」
「かすみ......おれが嫌いか?」
「そ、そうじゃなくて......愛し合うならいついつって決めてからの方が、その方がキモチが入れやすいっていうか」
「じゃぁ......いまのおれが死にそうなほど感じているさみしさはどうしたらいいんだよ」
「そ、それは......たとえば2人でカラオケに行って思いっきり絶叫してすっきりするとかどう?」
「カラオケ? 絶叫? おれは......」
「おれは?」
「かすみの甘くやさしい声が聞きたい。それで......自分の息吹って名前を呼ばれたい。そしてかすみのぬくもりに包まれたい。ダメか?」
かすみ、身動き出来ない状況ではげしく戸惑う。こんな展開、ほんとうならうれしくてたまらない! というはずなのに、なぜか目の前の息吹がウソっぽくて警戒が取れない。まるで内側に別人が入っているのではないか? なんて疑いすら抱いてしまう。
(ちがう、これって息吹くんじゃない......)
ザーザー雨が降る中、いきなりはげしくキスされたっておかしくないという中、かすみはこの状況をおかしいと、顔を真っ赤とか足をガクガクとかさせながら思うのだった。
「ん……ぅ……」
ドキッとした真っ赤顔のかすみ、息吹の右手が動いたとわかっていたが反応が少し遅れてしまう。
「ぁ……」
ビクン! と体が動いたのは、息吹の右手がパーカーの下に進んだのみならず、下にあるTシャツの豊満なふくらみ、左側をギュッと掴み揉み始めたからに他ならない。
「い、い、息吹くん?」
「あぁ……手触り、このままセックスしたい」
「こ、こんな場所で……何を言って……」
「だったさぁ、いっそここで……やってしまおうか?」
「ば、バカ……そんな事……」
かすみは言いながら両目をトロっとさせてしまう。息吹の手で揉みほぐされると、Tシャツにフルカップブラって覆いがあっても、その内側にある豊かなふくらみが感じさせられてしまう。
「かすみ……」
息吹、ふくらみをつかんだままキスしたいと迫る。
「だ、ダメ……」
この展開はあまりにおかしいとしか思えない。そもそも相手はどう見ても息吹だというのに、ほんとうに息吹なのか? という疑問が張り付いて離れない。だから息吹がTシャツをまくり上げ、フルカップってふくらみを外に出そうとしたら、さすがに応じられないという反応がしっかり発生。息吹を突き飛ばし、赤い顔に怒りの声を交える。
「バカ、こんなところで」
「じゃぁ、今から近くのラブホに行こう。それならいいだろう?」
「ん……おかしいよ息吹くん」
「なにがだよ」
「女心に対してマナー違反ばっかりやってる。そ、そんなの……いつもの息吹くんじゃない」
「いいじゃねぇかよ、さみしいんだから」
「さみしいのは分かるけれど、だからってそんなプライドもクソもない情けないとか下品な振る舞いはダメなんだよ」
「あぁ、かすみ……おまえもか……」
「おまえもかって?」
「プライドねぇ、やだやだ、今のおれはその言葉が一番きらいだ」
「息吹くん?」
「悪かったな、別の女を当たるからさ、かすみはもういいよ」
「ちょ、ちゃんと話し合おうよ」
「悪いな、言葉より体が欲しいんだよ今は」
ブラック息吹、傘を持ってクルっと向きを変えたら、目を丸くして驚くかすみの事なんか知ったこっちゃないとばかり、たまたま通りかかった見ず知らずの女に声をかける。
「え、だけど……あの子って彼女じゃないの?」
女性がかすみの方を見ると、息吹はイヤイヤっと左手の手首をブラブラ振って笑いながら言った。
「いや、あれは彼女じゃなくてただの子ども。訳ありの札がかかって誰にも買ってもらえないヒヨコみたいなもん」
息吹、そう言い捨てるとかすみの方など見向きもせず、雨の中を知らない女と歩いて立ち去っていく。
「わ、訳ありの札? 誰にも買ってもらえないヒヨコ?」
かすみ、けっこうショックを受けたので大雨って光景を目の前にしながらしばらく頭がまっしろで動けなかった。
「あぁ、イヤだイヤだ、退屈な日の大雨はイヤだ」
とあるコンビニのイートインでかすみがぼやく。ポテトチップスのウルトラ特大袋をバリバリいわせ、1?のオレンジジュースをグビグビやる姿はヤケ食いみたいにしか見えない。でも実際はそんなキブンの真っ最中だった。
「誰かのSOSとか感じないし、ヒマだし、やる事ないし......息吹くんもつかまえられない。ったく......こんな風にダラダラ腐っていく感じってきついわ。なんか起こって欲しいわ、ほんとうに」
と、その時だった。まるで自分の声を神さまが聞いていたゆえみたいな事が起こった。ウィーンと自動扉が開いたつぎ、知らない女性が入ってきたと思ったら、それを追うようにして知っている男が入ってきた。
「ブッ!」
ゴホゴホっとむせるかすみ、なんというタイミングで息吹出現! と興奮しかける。さみしいからかまって欲しいって疼く。しかし同時に、あの女は誰? と見過ごせない。
(気になる......)
立ち上がったらそーっとバレないよう近くに行って聞き耳を立てる。そうして男と女の会話がよくやる会話というのを聞き取る。
「おまえ、それはないだろう。高級喫茶に入ってお茶するとかいうのは、その後に本命事項につながるって前提があるからだ」
「誰もラブホに行くとか確約した覚えはない」
「1杯3000円のコーヒーとか、1個5000円のショートケーキを3つも食うとか、それでそんな態度が取れるのかよ」
「あぁ、うるさい、女々しい。あんたってなに、女は得意って感じに見えてそうじゃないわけ? ダサい男。とにかくわたしは買い物して家に帰るんだから、付きまとわないで欲しいわ」
「く......」
こんな会話を聞くとかすみは両目を丸くした。抱いている息吹のイメージとあまりに違いすぎると思うわけだが、そーっと見つめてみる姿や顔、そして聞いてみる声などなど、それらすべてまちがいなく息吹。
(え、なに、いったいどうしちゃったの息吹くん)
何かがあった、これは放っておけない! と女心スイッチが入る。だから息吹が女の後をしつこく追いかけようとした時、後ろから声をかける。
「息吹くん」
突然名前を言われたブラック息吹が振り返ると、そこにはピンク色ジップアップパーカーの前を開け白いTシャツに豊満なふくらみ具合っていうのを浮かばせ下半身は水色ジーンズというかすみの姿あり。
「あ、かすみ」
ブラック息吹、つぶやいてすぐ両手を軽く合わせてパンって音を立てる。そしてコンビニから出ていくって女にはもういっさい興味がないらしく、代わりに接近してすぐさまかすみの手を取る。
「え、ちょっと、息吹くん?」
とつぜん情熱的に手をにぎられ引っ張られると、かすみの乙女心が揺さぶられ顔が赤らむ。
息吹、ザーザー降りの雨って外に出ると、コンビニの側面に回る。そして屋根があって雨露をしのげる空間にひっぱり込んだかすみをつめたいカベに押し付けると、至近距離の真正面から見つめる。
「忘れていたぜ、かすみ......」
「え、な、なに? 何かあったの?」
「いやぁ、おまえみたいな魅力的な巨乳女子がいるって事を、どうして思い出さなかったのか不覚だ、最低だよなぁまったく」
「え、う、うん......わたし魅力的な巨乳女子......」
えへっとやりつつ、なんだろう、なんか息吹くんが少し変と思うかすみだった。しかし間近に見つめられキュッと来るセリフを吐かれると、やはり乙女心が突かれ豊かな胸がドキドキさせられてしまう。
「かすみ」
「な、なに?」
「今からラブホに行こうぜ」
「ら、ら、ラブホテル?」
「そうだ、おまえみたいな魅力的って巨乳女子のぬくもりが欲しい。ダメか?」
「そ、そんな......急に言われても、心の準備ができていないっていうか」
「かすみ、男と女は言葉がなくても体で語り合える。そしてそれはいつだって唐突だ。でもそれが......愛の扉を開く鍵なのだとおれは思う?」
「え、え、い、息吹くん? い、いったいどうしたの? なんか変だよ」
「変?」
「な、なんかいつもとちがう......」
「じゃぁ、どうしたら納得してくれるんだ」
息吹がグッと顔を近づける。そうして女の女って文字を収納したハートって部分をギュッとにぎるような目を浮かべる。
「はんぅ......」
かすみ、より一段と真っ赤になり足が少し震えだす。
「かすみ......」
「は、はい......なんですか......」
「さみしいんだよ......心の穴が自分ひとりでは埋められないんだよ。ウソなんか言っても仕方ないから正直になりたい。おれはいま......さみしさのあまり女のぬくもりが欲しいと思って止まないんだ。ダメか? それはそんなにもいけない事で罪になるのか?」
ここで息吹の目が哀しみを訴える色になる。それを見たらかすみのFカップってふくらみは、まるで愛撫されたように感じさせられそうになる。
「わ、悪くない......悪くないけど......」
「けど?」
「い、いつもの息吹くんだったら、そんな事は言わないような気がする。なんかその、いつもと比べたら安っぽいキャラクターみたいな気が......」
「安っぽい......またプライドってやつか?」
ブラック息吹はかったるいなぁという意識を、せつないなぁって表現が似合うい表情でごまかす。そしてハッと両手を伸ばすとかすみのやわらかい頬に当て、おまえと溶け合いたいって目で訴える。
「い、いぶ、息吹......くん......や、やっぱりいきなりはダメ」
「なんで、なんでだ、物事なんて常にいきなりだろう?」
「そ、そんな事ない......と思う」
「かすみ......おれが嫌いか?」
「そ、そうじゃなくて......愛し合うならいついつって決めてからの方が、その方がキモチが入れやすいっていうか」
「じゃぁ......いまのおれが死にそうなほど感じているさみしさはどうしたらいいんだよ」
「そ、それは......たとえば2人でカラオケに行って思いっきり絶叫してすっきりするとかどう?」
「カラオケ? 絶叫? おれは......」
「おれは?」
「かすみの甘くやさしい声が聞きたい。それで......自分の息吹って名前を呼ばれたい。そしてかすみのぬくもりに包まれたい。ダメか?」
かすみ、身動き出来ない状況ではげしく戸惑う。こんな展開、ほんとうならうれしくてたまらない! というはずなのに、なぜか目の前の息吹がウソっぽくて警戒が取れない。まるで内側に別人が入っているのではないか? なんて疑いすら抱いてしまう。
(ちがう、これって息吹くんじゃない......)
ザーザー雨が降る中、いきなりはげしくキスされたっておかしくないという中、かすみはこの状況をおかしいと、顔を真っ赤とか足をガクガクとかさせながら思うのだった。
「ん……ぅ……」
ドキッとした真っ赤顔のかすみ、息吹の右手が動いたとわかっていたが反応が少し遅れてしまう。
「ぁ……」
ビクン! と体が動いたのは、息吹の右手がパーカーの下に進んだのみならず、下にあるTシャツの豊満なふくらみ、左側をギュッと掴み揉み始めたからに他ならない。
「い、い、息吹くん?」
「あぁ……手触り、このままセックスしたい」
「こ、こんな場所で……何を言って……」
「だったさぁ、いっそここで……やってしまおうか?」
「ば、バカ……そんな事……」
かすみは言いながら両目をトロっとさせてしまう。息吹の手で揉みほぐされると、Tシャツにフルカップブラって覆いがあっても、その内側にある豊かなふくらみが感じさせられてしまう。
「かすみ……」
息吹、ふくらみをつかんだままキスしたいと迫る。
「だ、ダメ……」
この展開はあまりにおかしいとしか思えない。そもそも相手はどう見ても息吹だというのに、ほんとうに息吹なのか? という疑問が張り付いて離れない。だから息吹がTシャツをまくり上げ、フルカップってふくらみを外に出そうとしたら、さすがに応じられないという反応がしっかり発生。息吹を突き飛ばし、赤い顔に怒りの声を交える。
「バカ、こんなところで」
「じゃぁ、今から近くのラブホに行こう。それならいいだろう?」
「ん……おかしいよ息吹くん」
「なにがだよ」
「女心に対してマナー違反ばっかりやってる。そ、そんなの……いつもの息吹くんじゃない」
「いいじゃねぇかよ、さみしいんだから」
「さみしいのは分かるけれど、だからってそんなプライドもクソもない情けないとか下品な振る舞いはダメなんだよ」
「あぁ、かすみ……おまえもか……」
「おまえもかって?」
「プライドねぇ、やだやだ、今のおれはその言葉が一番きらいだ」
「息吹くん?」
「悪かったな、別の女を当たるからさ、かすみはもういいよ」
「ちょ、ちゃんと話し合おうよ」
「悪いな、言葉より体が欲しいんだよ今は」
ブラック息吹、傘を持ってクルっと向きを変えたら、目を丸くして驚くかすみの事なんか知ったこっちゃないとばかり、たまたま通りかかった見ず知らずの女に声をかける。
「え、だけど……あの子って彼女じゃないの?」
女性がかすみの方を見ると、息吹はイヤイヤっと左手の手首をブラブラ振って笑いながら言った。
「いや、あれは彼女じゃなくてただの子ども。訳ありの札がかかって誰にも買ってもらえないヒヨコみたいなもん」
息吹、そう言い捨てるとかすみの方など見向きもせず、雨の中を知らない女と歩いて立ち去っていく。
「わ、訳ありの札? 誰にも買ってもらえないヒヨコ?」
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