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教え子は金持ちのHカップって巨乳娘で日給は8万円14
しおりを挟む昨日、情熱的な出会いに触れ合い……そして赤っ恥という物語を見矢は演じてしまった。だからという感じで本日は午前10時からとある薬局に足を運んでいた。
「あの……」
見矢は近くにいた30代前半くらいの男性店員に声をかけた。女性店員にはあまりに聞きづらい内容だったから仕方がない。
「はい、何か?」
「えっと……お勧めの精力剤があったら教えて欲しいと思って」
「あぁ、精力剤! でもお客さん……まだ若いっすよね? その若さで飛べないロケットになっちゃったとかですか?」
マジメそうな顔に反するようなノリの良さで、店員はひとつの箱を取った。なかなかにどぎついデザインが人間の浅ましさを感じさせる。
「これなんかお勧めっすよぉ、これなら太陽系脱出! ってくらい飛べるんですから。この「おれ様は核エンジン」という商品はですね、ここだけの話コカイン交じりですから。人間やめます! ってくらいガンガン飛べちゃうんだから」
「あ、いや、そこまで飛べなくてもいいですよ……」
「あ、わかった! じゃぁあれだ!」
「な、なんですか?」
「連続で発射したい……一発だけなんてさみしくてイヤだぁ……って話でしょう?」
「いや、そうじゃないけれど……まぁ、なんとなくわからなくもないけれど」
「それだったらこれ、この「りぴーとあふたーみー」とかお勧めっすよぉ。なんせこれを飲むと精子の製造スピードが通常の100倍アップ! でもって賢者タイム中に放出される余計な物質の除去スピードはなんと1000倍アップ! だから射精して満たされるとすぐに始まるんですよ、出したい、出したいって勢いが。これでもう世の女性は大喜び。おれについてこい! って言えば、もちろんよダーリン! ってメロメロな声で返してくれますよ」
「そ、それは……」
見矢は店員の説明を聞いて欲しいと思ってしまった。しかしいまの自分が欲しいのとはちがう。だからそういう商品があるということは覚えておいて、いま自分がどういうモノを欲しいかを店員にちゃんと説明をする。
「ちょっとちがうんですよ、いまぼくが欲しいと思い描いているのとはちがうんです」
「あれ? じゃぁ、お客さんはどういうのを求めているんですか?」
「えっとですね……その愛し合いたいって女性がものすごく魅力的で、わかっているはずなのに冷静でいられなくて……どうしてもこらえきれない……という局面を興奮しながらうまく乗り切りたいんです」
「あ、それ、それね! わかります、わかります、特にほら相手がふっくらむっちりでやわらかい巨乳とか爆乳の持ち主だったりするとね」
「ぅ……」
「あ、図星? お客さんの彼女さんはむっちり巨乳さんですか? うらやましいなぁもう! だったらお勧めの品はこれしかない!」
店員はそう言うと何やらアニメに登場する宇宙が描かれているような箱を取った。そしてこれでお客さんは愛しい彼女さんと心配することなく愛し合えますよ! と言った。
「この商品「おれはシャーセイ」というのはですね、ここだけの話、原材料の中にコカインとヘロインが少量混ぜられているんです。わかります? ものすごい高ぶりでコーフンをしっかりキープ、しかしそれをクゥっと抑え込む威力もあるから、イッちゃいそう! ってなる手前を長く保ちやすくなるんですよ」
店員の狂気じみた説明を聞いたとき、見矢は確信した。それだ、ぼくが欲しいのはそれだ! と、思わず両手をギュッと握りしめていた。
「よし!」
買い物を済ませた見矢、さっそく今日から使うんだと意気込む。そしてみちるという巨乳女子にしっかり想いを伝え熱く結ばれたいと思うのだった。
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