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男子になって巨乳に迫る女子、その快感(美和編)4

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男子になって巨乳に迫る女子、その快感(美和編)4

 マックを出た。おしゃべりしながらのウォーキングデートとなった。

「いやぁ、それでさぁ」

 中身の骨格は当然ながら女子の美和なのでよくしゃべる。その辺りはいっしょにいて女同士の波調はぴったりみたいな感覚を得られる。

 だが男子になった美和は、おっぱい星人の男子らしく悪いことをよくやる。

「いや、だからそれでさ」

 こんな風に話をしながら、何もなければとなりにいるユリの胸をチラチラ見るくせに、何かがあると弱い生物みたいに目を動かす。その何かとは何か? ずばり、中1でDカップってユリよりバストが豊満な女が近くに出現すると、放って置けるわけがないだろう! と顔が動くってこと。

(おぉ、デカい! ユッサユッサ)

 自分は冷静な目で見ているつもりだが、男子になっている美和の顔はデレっとだらしない。

「こら」

 ユリが彼氏の脇腹をつねる。

「いてて、なんだよ!」

「なんだよ! じゃない! デレっとした顔で何を見ているのかなぁ? って話なんだよ」

「そ、それはその……細かいことは気にするな」

「気にするつーんだよ!」

 立ち止まったユリ、ズイっとイケメン男子になっている美和の胸倉をグイっとつかみ、となりにわたしという女がいるのにデレデレするんじゃない! っと喝を入れる。

「で、デレデレなんかしてないし」

「鏡でその顔を見せてやろうか? あぁ!?」

「仕方ないんだよ、男子になったらこれはもう避けられない本能って話で」

「なにが本能……」

「それにユリだって怒るのおかしいじゃんか」

「なんで」

「わたし、じゃなくて、おれにずっといて欲しい?」

「いや、美和には女に戻って欲しいよ、わたしは悠人って男子と恋愛してみたいと思っているよ」

「だろう? だったらおれが他の女をちらっと見たくらいで怒るのはまちがっているんだよ」

 ここで別の爆乳さん、すんごい豊満な外国人女性がユッサユッサで通り過ぎると、その揺れ動くふくらみを追いかけ顔が動く。

「そういうのがムカつくんだよ!」

 ユリ、彼氏の頬にピシャっとビンタ一発。

「いってぇ、ひどいよユリ」

 頬を抑え甘えたな顔をするイケメン男子。すると通りすがりの他人からヒソヒソ声が聞こえてきた。

「ビンタなんかしてひどい女子」

「彼氏はイケメンなんだから許すべき」

「あんな心の狭い彼女を持つと男子は大変」

 くぅ! っと両手をにぎって歯ぎしりするユリ、こんな理不尽な話があるかよ! と言いたげな面持ちで歩き出す。

「ユリ、そんなに怒るなよ」

「別に怒ってないし!」

「あんまり怒ったらせっかくかわいいのが台無しになってしまうぞ」

「く……そこでいちいちおべっかを挟み込むな、ズルいんだよ男は」

 ユリはイライラしていた。しかし……本物の男子と付き合う練習をしていると考えれば、いいのかなぁと思い、軽く右腕を伸ばす。

「え、なに?」

「腕組み……」

「してくれるのか?」

 トロっとバカ正直に喜ぶ目を浮かべる男子。もはやイケメンっていう重みが消えてしまっている。

「バカだよね、男って」

 言いながらユリは腕組みをしてやる。自分のDカップってふくらみに、世話が焼けてたまらないと思う男子の腕をしっかり寄せ抱いてやる。

「ぁんぅ……キモチいい……」

「そ、そんなにキモチいい?」

「ものすごく」

「どのくらいよ、具体的に言ってみ」

「ユリの胸に抱かれて死にたいって想うくらい」

「男子は言うことが大げさなんだよ……もう」

「じゃぁ、言い直す」

「なんて?」

「ユリのブラジャーになる! とか」

「キモ……」

 こんな会話をしながらも、ユリは男子は世話が焼けてしんどいけれど、かわいいモノではあるなぁと思ってみたりした。そして腕組みで巨乳ってふくらみに腕を抱いてやっているのに、豊満な爆乳って女が通るとそっちを見る男子に対して、男子は100くらい死ぬべき! と思ったりもする。

 こうして2人は〇〇池のウォーキングをするって事になり、一周2kをゆっくり歩く。だが半分くらい歩いた所で、脇にそれた山道を歩いてみない? と彼氏が提案。

「えぇ、人の目がなくて危なくない?」

「そんなに奥まで行かないよ、ちょっと言ってUターンするだけ。それに……」

「それに?」

「いまは男だから、わたし……じゃなくて、おれがユリを守るから」

「頼りにならなさそうだけれど……守るとか言ってくれるとうれしいよ」

「ふんふん、だろう?」

「男ってほんとうに単純……」

 美和はユリと2人だけって空気の濃度を上げたいだけだった。2人だけの世界って感じをたっぷり満喫したいという、素朴な思いで提案しただけで、たしかに邪念みたいなモノはなかったのである。

 しかし……ユリと2人だけって色合いが濃くなっていくと、自分でもヤバいって感じで胸がドキドキし始めた。

(や、やば……なにこの感じ……)

 歩きながら美和のテンションが下がっていく。となりにいるユリって女子の事で胸がいっぱいとなる。

「美和? どうした? 顔色が悪いよ? しんどいの?」

 心配したユリが近づき、横から顔をのぞき込む。するとムワーっとユリのいい匂い。同じ女同士で吸い込むのであれば、いいニオイだねぇとうっとりつぶやいて終わりにできる。だが男子である美和にとって、ユリのいいニオイは心臓と脳をはげしく揺さぶる。

「どうしたの、汗がいっぱい出てるよ」

 ユリはますます心配になって白いハンカチで彼氏の頬に浮かぶ汗をぬぐってやる。

「ハァハァ……」

「え、ちょっと美和、ほんとうにだいじょうぶなの? あそこにベンチがあるから休憩していこう」

 ユリはやさしく美和こと彼氏を座らせた。そして隣に座り、だいじょうぶ? と気遣う。

「だ、だいじょうぶ」

 言って美和が上げた顔を横に向けると、それを見たユリの豊かな胸がドキッとさせられた。なぜなら彼氏の顔は彼女に対する恋で燃えていると見えたから。

「と、とにかく少し休んで」

 ユリ、このドキドキはちょっと胸を苦しくさせるとし立ち上がる。そして美和が落ち着くまでは立っていようとする。

「ゆ、ユリ」

 ここで美和が立ち上がった。

「え、な、なに?」

 一瞬ドキッとしたユリ、次の瞬間には木を背中にして立っていた。眼前の彼氏に思いつめたような表情を見せつけられながら。
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