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正義の味方、パイ・マイ・ミー5
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正義の味方、パイ・マイ・ミー5
「ぅ……雨が止みそうにない」
学校が終わったとき、由良は軽い絶望を味わっていた。本日は日直だったので日誌を放課後に書いたのだが、相棒の奏楽は用事があるとかすでに帰っている。愛しの悠人は友だちとの遊ぶとかですでに帰ってしまっている。
「カサを持ってくればよかった」
天気予報の降水確率50%っていうのを甘く見た自分を悔いる。
「仕方ない、こうなったら潔く思いっきり濡れてスッキリするしかない」
覚悟を決めた由良、ひとりだけの教室から出た。すると偶然にも隣クラスから出てきたユリとばったり遭遇。
「あ、ユリだ」
「由良、ひとりなの?」
「そっちこそ、相棒の美和はいないの?」
「美和は用事があるから先に帰った。日直の日誌を書かなきゃいけなかったから仕方ない」
「おぉ、奇遇! わたしも日誌を書いていたんだ」
由良、そう言いながらユリが持っているカサに片思いみたいな目を向ける。
「ユリぃ」
「なに、甘えたみたいなキモイ声を出して」
「いやぁ、実を言うとわたし天気予報の50%を軽視しちゃって」
「カサ持っていないんだ?」
「うん……」
「仕方ないなぁ、由良の家近くまで相合傘をやってあげるよ」
「ユリって意外とやさしいよね」
「意外とか言うなら入れてやらない」
「あんぅ、ごめんなさい!」
こうして2人は日誌を担任に渡すという事をやって任務完了となり、めずらしい組み合わせという感じの相合傘を始める。
「ほら、行くよ」
ユリは紺色のクールな感じってカサを開くと、遠慮気味の由良に手招き。
「お、お邪魔します」
なんか緊張すると思いながら由良は左隣ってスペースに身を置かせてもらう。
「あのさぁ、由良……」
「うん?」
「いま思ったんだけど……正直に言うのは恥ずかしいんだけど……言ってもいい?」
「え? べ、別にいいけれど」
「いや、その……美和からよく言われる事なんだけど、いまは由良に言いたくなった」
「なに?」
「密接すると……由良はいいニオイがするなぁと思って」
「ぐ……」
由良、思いもしないことを言われてグニャっと曲げられるみたいな気恥ずかしさを味わう。しかし決して悪い気はしなかった。
「ついでなんだけどさぁ、由良……」
ユリはスクールバッグを右肩にかけ右手にカサを持ち、左手で頭をかきながら言った。
「なに?」
「いやその、いつもは美和に頼まれてやる側なんだけどさ、一度してもらう側に回ってみたいと思ったんだ。だから……やってくれないかなぁ、腕組み」
「腕組み! おっぱいしっかり抱き寄せるの?」
「由良ならわかってくれると思ったから言ったんだけど、ダメだった?」
「いや、いつも求められるっていうのはわかるよ。だからたまにはしてもらいたいって思うのも十分に理解できるよ。うん、カサに入れてもらうわけだから恩返し的な意識を込めてやるよ」
由良、バッグを左肩にかけるとドギマギしているユリの左腕をつかむ。そしてゆっくりと右側のふくらみに抱き寄せる。
「く……わかってはいるけれど由良のFカップはデカい……」
「どうせならもう一声欲しいな」
「あぁ、ブレザーとブラの上からでもわかるよ。やわらかい弾力タイプって、ハッキリ言ってキモチいいわ。すごい得したようなキブンが味わえるわ」
「ユリ……」
「な、なに? 変なこと言わないでよ?」
「後で立場変えて……わたしもユリのDカップにちょっと甘えてみたい」
「あぁ……この流れだと片方だけよろこぶのはズルいって感じになるもんね」
このめずらしい組み合わせのイチャラブは中々に楽しいようで、いつもとならさっさとバイバイとなるところが意図して帰宅路とはちがう道筋を歩いたりする。
「さ、交代だよ」
由良はユリからカサを受け取って、自分の腕をDカップのふくらみに抱き寄せもらうことにドキドキする。普段は相棒の奏楽の腕を胸に抱き、奏楽からキモチいいと言われる役なので、どんなモノか早く味わいたいと興味津々。
「じゃぁ」
ユリがふくらみにクゥっと腕をやさしく抱き寄せてやる。すると由良はふっくらやわらかいモノにやさしくされる心地よさを味わう。
「おぉ……ユリのDカップに抱かれるってキモチいい。揺さぶって甘えたくなるね」
「やめてよ、恥ずかしい」
そんな風に歩いていたら雨が嵐みたいになってしまった。だから2人は屋根のあるバス停で少し休憩しようって腰を下ろす。
「うっかり遠くまで来ちゃったね」
自販機でコーヒーを買った由良がつぶやく。薄暗く、人通りもなく車もあまり通らない。夜中に歩くならかなりホラーなところに来てしまっていた。
「まぁ、ちょっと休憩するだけだしね」
同じく缶コーヒーを手にベンチに座るユリ、雨が降り注ぐ灰色の世界を見つめながら、入れ物にやわらかい唇を当て、つめたく甘いモノをくぅっと飲む。あぁ、甘くておいしいと思って唇を離す。だがそのとき、突然に人が空から降ってきたようにして地面に立った。いきなり人が落下してきたと見えたユリはたまらずゴホゴホ咳払い。
となりの由良も缶を持って身震い、となりのユリに小声で言わずにいられない。
「ユリ……あの人……どこから来たの?」
「さ、さぁ……もしかしたら向かいのビルから落ちてきたとか」
「怖いこと言わないでよ、ビルの屋上から飛び降りたら死んじゃうよ」
2人は肩を寄せ不穏な絵を見つめる。上にシャツ、下は短パン、でもって髪の毛を結んでいる女であろう人物を後ろから目にしているわけだが、何やら苦しそうと映るのが怖い。
「ゆ、ユリ……あれ」
「あ、あれって?」
「あの人の足元、赤いけれど……あれって……血が出ているってことじゃ」
「ひぅ……」
2人は声を押し殺してブルブル震えた。こっちを見ないで……とか、こっちに来ないで……とか、そんな事を同時にところが。
ところが女が突然に体の向きを変えた。ザーザー降りで濡れているその姿というのは、シャツのボタンを全部外してスポーツブラを丸出しの巨乳女子。
しかし問題なのはかっこうがハレンチとかではない。腹部にすごい傷を負っているってこと。けっこうハデに出血しているのが超ホラー。
(ひぃ、なんで、なんであんなかっこうであんなにすごい出血なの?)
(やだ、絶対に関わりたくない!)
由良もユリも恐怖して逃げ出したくなる。だがそれより先に傷だらけの女が2人に向かってヨロヨロと歩き出してきた。
「ひぃぅ!!」
2人は反射的に抱き合って怖がった。FカップとDカップのふくらみがムニュウっとぶつかり合うが、そんなことを気にする余裕なんかまったくなかった。
「ぅ……雨が止みそうにない」
学校が終わったとき、由良は軽い絶望を味わっていた。本日は日直だったので日誌を放課後に書いたのだが、相棒の奏楽は用事があるとかすでに帰っている。愛しの悠人は友だちとの遊ぶとかですでに帰ってしまっている。
「カサを持ってくればよかった」
天気予報の降水確率50%っていうのを甘く見た自分を悔いる。
「仕方ない、こうなったら潔く思いっきり濡れてスッキリするしかない」
覚悟を決めた由良、ひとりだけの教室から出た。すると偶然にも隣クラスから出てきたユリとばったり遭遇。
「あ、ユリだ」
「由良、ひとりなの?」
「そっちこそ、相棒の美和はいないの?」
「美和は用事があるから先に帰った。日直の日誌を書かなきゃいけなかったから仕方ない」
「おぉ、奇遇! わたしも日誌を書いていたんだ」
由良、そう言いながらユリが持っているカサに片思いみたいな目を向ける。
「ユリぃ」
「なに、甘えたみたいなキモイ声を出して」
「いやぁ、実を言うとわたし天気予報の50%を軽視しちゃって」
「カサ持っていないんだ?」
「うん……」
「仕方ないなぁ、由良の家近くまで相合傘をやってあげるよ」
「ユリって意外とやさしいよね」
「意外とか言うなら入れてやらない」
「あんぅ、ごめんなさい!」
こうして2人は日誌を担任に渡すという事をやって任務完了となり、めずらしい組み合わせという感じの相合傘を始める。
「ほら、行くよ」
ユリは紺色のクールな感じってカサを開くと、遠慮気味の由良に手招き。
「お、お邪魔します」
なんか緊張すると思いながら由良は左隣ってスペースに身を置かせてもらう。
「あのさぁ、由良……」
「うん?」
「いま思ったんだけど……正直に言うのは恥ずかしいんだけど……言ってもいい?」
「え? べ、別にいいけれど」
「いや、その……美和からよく言われる事なんだけど、いまは由良に言いたくなった」
「なに?」
「密接すると……由良はいいニオイがするなぁと思って」
「ぐ……」
由良、思いもしないことを言われてグニャっと曲げられるみたいな気恥ずかしさを味わう。しかし決して悪い気はしなかった。
「ついでなんだけどさぁ、由良……」
ユリはスクールバッグを右肩にかけ右手にカサを持ち、左手で頭をかきながら言った。
「なに?」
「いやその、いつもは美和に頼まれてやる側なんだけどさ、一度してもらう側に回ってみたいと思ったんだ。だから……やってくれないかなぁ、腕組み」
「腕組み! おっぱいしっかり抱き寄せるの?」
「由良ならわかってくれると思ったから言ったんだけど、ダメだった?」
「いや、いつも求められるっていうのはわかるよ。だからたまにはしてもらいたいって思うのも十分に理解できるよ。うん、カサに入れてもらうわけだから恩返し的な意識を込めてやるよ」
由良、バッグを左肩にかけるとドギマギしているユリの左腕をつかむ。そしてゆっくりと右側のふくらみに抱き寄せる。
「く……わかってはいるけれど由良のFカップはデカい……」
「どうせならもう一声欲しいな」
「あぁ、ブレザーとブラの上からでもわかるよ。やわらかい弾力タイプって、ハッキリ言ってキモチいいわ。すごい得したようなキブンが味わえるわ」
「ユリ……」
「な、なに? 変なこと言わないでよ?」
「後で立場変えて……わたしもユリのDカップにちょっと甘えてみたい」
「あぁ……この流れだと片方だけよろこぶのはズルいって感じになるもんね」
このめずらしい組み合わせのイチャラブは中々に楽しいようで、いつもとならさっさとバイバイとなるところが意図して帰宅路とはちがう道筋を歩いたりする。
「さ、交代だよ」
由良はユリからカサを受け取って、自分の腕をDカップのふくらみに抱き寄せもらうことにドキドキする。普段は相棒の奏楽の腕を胸に抱き、奏楽からキモチいいと言われる役なので、どんなモノか早く味わいたいと興味津々。
「じゃぁ」
ユリがふくらみにクゥっと腕をやさしく抱き寄せてやる。すると由良はふっくらやわらかいモノにやさしくされる心地よさを味わう。
「おぉ……ユリのDカップに抱かれるってキモチいい。揺さぶって甘えたくなるね」
「やめてよ、恥ずかしい」
そんな風に歩いていたら雨が嵐みたいになってしまった。だから2人は屋根のあるバス停で少し休憩しようって腰を下ろす。
「うっかり遠くまで来ちゃったね」
自販機でコーヒーを買った由良がつぶやく。薄暗く、人通りもなく車もあまり通らない。夜中に歩くならかなりホラーなところに来てしまっていた。
「まぁ、ちょっと休憩するだけだしね」
同じく缶コーヒーを手にベンチに座るユリ、雨が降り注ぐ灰色の世界を見つめながら、入れ物にやわらかい唇を当て、つめたく甘いモノをくぅっと飲む。あぁ、甘くておいしいと思って唇を離す。だがそのとき、突然に人が空から降ってきたようにして地面に立った。いきなり人が落下してきたと見えたユリはたまらずゴホゴホ咳払い。
となりの由良も缶を持って身震い、となりのユリに小声で言わずにいられない。
「ユリ……あの人……どこから来たの?」
「さ、さぁ……もしかしたら向かいのビルから落ちてきたとか」
「怖いこと言わないでよ、ビルの屋上から飛び降りたら死んじゃうよ」
2人は肩を寄せ不穏な絵を見つめる。上にシャツ、下は短パン、でもって髪の毛を結んでいる女であろう人物を後ろから目にしているわけだが、何やら苦しそうと映るのが怖い。
「ゆ、ユリ……あれ」
「あ、あれって?」
「あの人の足元、赤いけれど……あれって……血が出ているってことじゃ」
「ひぅ……」
2人は声を押し殺してブルブル震えた。こっちを見ないで……とか、こっちに来ないで……とか、そんな事を同時にところが。
ところが女が突然に体の向きを変えた。ザーザー降りで濡れているその姿というのは、シャツのボタンを全部外してスポーツブラを丸出しの巨乳女子。
しかし問題なのはかっこうがハレンチとかではない。腹部にすごい傷を負っているってこと。けっこうハデに出血しているのが超ホラー。
(ひぃ、なんで、なんであんなかっこうであんなにすごい出血なの?)
(やだ、絶対に関わりたくない!)
由良もユリも恐怖して逃げ出したくなる。だがそれより先に傷だらけの女が2人に向かってヨロヨロと歩き出してきた。
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