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風邪引きさんの看病1

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風邪引きさんの看病1

 悠人という少年が風邪を引いた。それは季節の変わり目とか寒暖差ってキーワードにやられた! というのではなく、恥ずかしくて人には言えない理由によるモノだった。

―電撃Iカップアイドル登場―

 こんな言葉につられて動画を見たらジャストミート! 男子としてやるべき事をやらねば命の価値が廃る。そういうわけで午後11時にて、悠人はウホウホ動画を見ながら、避けて通れない営みに勤しんだ。だが問題はその後だったのである。

 オナって充実したまま……寝てしまう。これは男子が風邪を引く理由としてはあるある上位な話であり、悠人はそれをやってしまった。

 目が覚めると朝の6時、大事なところを大サービスみたいに出したまま寝ていたと気づく。男子の青春によく起こるうっかりだ。

「はっくしゅん!」

 通称「オナ風邪」を引いた。けっこうな熱を出して体がマグロ状態みたいになってしまう。実際、男子の情熱というパーツは使い物にならず、たとえ巨乳女子が全裸で目の前に登場しても反応できない可能性大である。

 そして午後、学校終了となったので由良が悠人の家に足を運ぶ。渡さねばならないプリントなどを運ぶのは、やはり隣に住む幼馴染みしかいない。

「あら、由良ちゃん」

「悠人はだいじょうぶなんですか?」

「あぁ、だいじょうぶよ、まちがっても死ぬことはないはずよ」

 アハアハっと笑いながらちょっと怖い事を口にする悠人の母だった。

「わたしちょっと買い物に行かないといけないのだけれど、上がって休憩でもしていって」

「じゃぁ、ちょっとだけ」

「冷蔵庫のジュースとか飲んでくれていいから」

 悠人の母は由良を実の娘みたいに思っていて、将来は悠人と結婚するべく存在とも考えている。したがって由良を家にサクッと上げて、冷蔵庫の中のジュースを飲ませるくらい何の問題も無しだった。

「悠人、起きてる?」

 さっそく悠人部屋のドアをノックした。すると今にも死にそうって弱弱しい「由良?」って情けない声が返ってきた。

「開けるよ?」

 由良がドアをオープンすると、ぐったりな悠人がベッドの上にいる。

「由良」

「ずいぶん弱ってるね」

 ベッド横に立って幼馴染みを見下ろす由良、すると悠人はちょっとがんばって遅くまで勉強したのがいけなかったとかウソを吐く。でもこれは男の名誉を守るために必要な許されるウソ。

「ん?」

「ど、どうしたの、由良」

「ううん、別に何でもないよ」

 いま、由良が不思議っぽいとつぶやいたのは、本来なら浮かんでくるはずの男子のエロ目線がないからだった。中1でバスト94cmのブラはFカップ、そんな巨乳女子が幼なじみの男子からドキドキなエロ目線を胸に受けた回数はもはや天文学的。しかしいま、悠人が自分を見上げる目線には男子の情熱エロスが無いように感じられる。

「悠人、なんかちょっと部屋が暑くない?」

 由良は悠人から伝わる性別を失ったみたいな、レンガ成れなかったトウフみたいって、そんな感覚を確かめるためにウソを吐いた。

「わたしはちょっと暑いなぁ」

 言ってブレザーを脱ぐ。そうして白いシャツって姿になるのだが、下にある白いフルカップと谷間が透けて見えるってサービス絵だ。

「ん……」

 いま、悠人の顔が赤らんだ。でもいつもなら、由良のふくらみに甘えたい……と訴えるような濃さがあるのだが、いまここでは白身魚みたいなタンパク感しかない。

「プリントとか机の上に置いておくから」

 由良がスクールバッグから渡すべきモノを取り出し、それを机上に置いている時、突然に悠人が悪寒という2文字に襲われた。

「ぅ……」

 それはすさまじい寒気、声を出すと同時に悠人がガチガチブルブル、寒冷地に裸で放り出されたみたいに震える。

「悠人?」

 由良がおどろいて声をかけると、悠人は真っ蒼になり震えるばかりで声が出せない。

「だ、だいじょうぶ……」

「だいじょうぶって、すごい震え」

 由良、ここでひとつ大きな決断をする。いま、悠人からは男子のエロスがまったく感じられない。まるで性別という意味を失ったただの一個体にしか思えない。だったら愛の温めをやってもいいだろうと、いや、それしかないだろうと決心。

「え、ゆ、由良?」

 死ぬほど寒いと震えながら、悠人はマジにビックリとなる。

「だいじょうぶ、わたしがいるから」

「え、え?」

 おどろく悠人が見るのはシャツのボタンを外していく由良だった。まずはプクッとやわらかい谷間が出てきて、次に白いフルカップの表情って一部が出てきて、さらにそのフルカップの全容が出て、あげく由良はシャツを広げ上半身を魅惑爆弾みたいなブラジャー姿にしてしまった。

「ひぅ!」

 悠人は真っ赤な顔になってしまうが、こんないいモノを見ないわけがないと見る。しかし……風邪を引いて熱を出しマグロ状態において悪寒に震えると揃っているいま、悠人の分身が活気づく事はない。まるで去勢されて最前線に立てない哀れな戦士みたいなモノ。

「わたしが温めるから」

「ぅ……」

 悠人、ガチガチ震えながら、ほんとうに? めっちゃドキドキするけれど、でもいいの? などと感情がブレイクダンスをやるように波打つ。

(……)

 上半身をFカップブラ姿にした由良、悠人を見て確信。いまの悠人は男子であって男子にあらず! それは危険生物を気取ったまったりな生物! と。

「じゃぁ、入るよ」

「え、ほ、ほんとうにやるの?」

「こんな冗談言えるわけないでしょう」

 思わず体を反対側に向ける悠人、寒い! とガチガチ震えながら心臓だけは熱くドキドキさせる。そこに意を決した由良がやってきた!
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