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メイド喫茶でアルバイト2
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メイド喫茶でアルバイト2
「あのさぁ、お母さん」
中1の娘が何か言いたそうにしてやってくる事は何もめずらしくないので、母は居間のイスに座りスナックをバリバリいわせ食いしながらつぶやく。
「えっとその……」
「なによ、早く言いなさいよ」
「やってみたいかなぁって」
「何を?」
「アルバイト」
「ん?」
母、思いもしないキーワードの出現に反応する。グイっと座ったまま向きをチェンジし、まだ制服姿って由良を見る。
「アルバイトってなに?」
「いや、実は……」
かれこれカクカクシカジカと、ここにいたるまでの流れを説明。
「アルバイトねぇ……」
母があきれたような声を出したと、由良にはそう感じた。だから必然的に、この話はアウトだ! と素直に思う。ところが事実は小説より奇なり、そんな展開が発生する。
「いいじゃん、やってきたら」
「へ?」
「自分でお金を稼ぐとか仕事の苦労を知るのもいい勉強だろうし」
「うっそぉ!」
「うっそぉ! って由良、あんたが持ち掛けてきた話でしょうが」
「そ、そうだけれど、絶対に認められないと思っていたから」
由良は生まれて初めて、言い出しておきながら認められると逆に不安って感覚を胸一杯に味わったのだった。
「あ、奏楽、由良だけれど」
由良は奏楽に電話をし、バイトしてもかまわない事になったって話を伝える。
「きゃっほー! これで由良といっしょに社会勉強できる」
「でも、わたしはメイド喫茶で面接とかしていないよ? 受かるかどうかわかんないよ?」
「だいじょうぶ、このわたしがばっちり売り込んでおいたから」
「売り込む? なんか変な事を言ったりしていないでしょうね」
「言ってないよ、ただ、かわいくてすごい巨乳の持ち主って言っただけ」
「すごいって表現を付けるなってば……」
「とりあえず、明日学校が終わったらいっしょに面接へ行こう」
「ほんとうに行くの?」
「あ、なに、もしかして怖がっているとか?」
「そ、そりゃぁ少しは不安……」
「由良はおっぱいが大きくても心が小さいよね、まったくダメな女子って感じで」
「ダメな女子っていうのはひどくない?」
「やめとく?」
「やるに決まってる!」
こんな風に奏楽に乗せられ奇妙な勢いをつけてしまった由良、翌日にはほんとうにメイド喫茶に足を運んでいた。
―メイド喫茶「キャンデー・ガールズ」―
そんな店に学校帰りの2人はやってきた。もうすでにオープンしているのだが、外から店内が見えた時に由良が顔を赤くした。
「ちょ、奏楽」
由良は赤い顔のまま奏楽を引っ張って、メイド喫茶から少し離れた所で物言い。
「あれ何!」
「え、何って?」
「谷間……出まくりじゃん!」
「胸開きってやつだしね」
「あんなの着るの? うそでしょう?」
「あんなのって、あれは尊い制服だよ」
「あんなのを着て人の前に立つなんて……」
「ああいう制服だから、仕事する側も気分が解放されてたのしいってなるんだよ」
「えぇ……奏楽はあのかっこうに抵抗ないの?」
「ない、むしろ楽しみ」
「うっそぉ……」
「だって谷間メイクとかやって、谷間に目線浴びて恥ずかしいが味わうつもりだし」
「アタマ痛い……」
「今さら逃げるとか言わないよね? 直前での裏切りっていうのは社会人として最低なんだよ?」
「わ、わかったよ……いくよ」
「そう来なくっちゃ!」
かくして2人はメイド喫茶の中に入り、店長という女性と店の奥で向き合う事となった。
「えっと、そっちの子、あなたが奏楽の推薦する由良なのね?」
「は、はい……」
「巨乳とは聞いていたけれど、中1にしてはすごい立派。それってどのくらい?」
「いまのところFカップですけれど……」
「Fカップ!」
ここで奏楽はすかさず横から乱入し、由良は将来巨乳アイドルになるべく女子なんですと、由良にしてみれば要らぬ事を言ったりする。
「うちの看板娘になって欲しいわ、だからして余裕の採用ね」
マッハの勢いで採用となった由良、マジかよ! って思うから言わずにいられない。
「わたし……いくらFカップとか巨乳とか言っても中1なんですけど……ほんとうに採用なんですか? ほんとうにここで仕事してもいいんですか?」
「いいわよ、っていうか経験するべき。よい経験は早くに初めて損することはないわ」
こうして由良と奏楽の採用は確定となった。このとき奏楽は、制服とカチューシャの余りを2人分貸して欲しいと申し出る。
「わたしもそうですけれど、特に由良は巨乳のくせに恥ずかしがり屋とかなので、前もってメイドの勉強をしてきます」
「おぉ、いい心がけ、さしずめ予習ってわけね。いいわ、勉強熱心な子は大好きよ」
かくして2人は採用の確定と同時に魅惑なメイド服とカチューシャなども持ち帰る事となった。
「由良、明日の午後は空けるように。明日は由良の部屋でメイドの練習するから」
「わ、わかったよ」
由良、えらい事になったなぁと思いつつ、自分と無縁だったすごい格好をすることには少し期待していた。もしかすると自分の心を広げてくれるのかもしれないと思ったりして。
「あのさぁ、お母さん」
中1の娘が何か言いたそうにしてやってくる事は何もめずらしくないので、母は居間のイスに座りスナックをバリバリいわせ食いしながらつぶやく。
「えっとその……」
「なによ、早く言いなさいよ」
「やってみたいかなぁって」
「何を?」
「アルバイト」
「ん?」
母、思いもしないキーワードの出現に反応する。グイっと座ったまま向きをチェンジし、まだ制服姿って由良を見る。
「アルバイトってなに?」
「いや、実は……」
かれこれカクカクシカジカと、ここにいたるまでの流れを説明。
「アルバイトねぇ……」
母があきれたような声を出したと、由良にはそう感じた。だから必然的に、この話はアウトだ! と素直に思う。ところが事実は小説より奇なり、そんな展開が発生する。
「いいじゃん、やってきたら」
「へ?」
「自分でお金を稼ぐとか仕事の苦労を知るのもいい勉強だろうし」
「うっそぉ!」
「うっそぉ! って由良、あんたが持ち掛けてきた話でしょうが」
「そ、そうだけれど、絶対に認められないと思っていたから」
由良は生まれて初めて、言い出しておきながら認められると逆に不安って感覚を胸一杯に味わったのだった。
「あ、奏楽、由良だけれど」
由良は奏楽に電話をし、バイトしてもかまわない事になったって話を伝える。
「きゃっほー! これで由良といっしょに社会勉強できる」
「でも、わたしはメイド喫茶で面接とかしていないよ? 受かるかどうかわかんないよ?」
「だいじょうぶ、このわたしがばっちり売り込んでおいたから」
「売り込む? なんか変な事を言ったりしていないでしょうね」
「言ってないよ、ただ、かわいくてすごい巨乳の持ち主って言っただけ」
「すごいって表現を付けるなってば……」
「とりあえず、明日学校が終わったらいっしょに面接へ行こう」
「ほんとうに行くの?」
「あ、なに、もしかして怖がっているとか?」
「そ、そりゃぁ少しは不安……」
「由良はおっぱいが大きくても心が小さいよね、まったくダメな女子って感じで」
「ダメな女子っていうのはひどくない?」
「やめとく?」
「やるに決まってる!」
こんな風に奏楽に乗せられ奇妙な勢いをつけてしまった由良、翌日にはほんとうにメイド喫茶に足を運んでいた。
―メイド喫茶「キャンデー・ガールズ」―
そんな店に学校帰りの2人はやってきた。もうすでにオープンしているのだが、外から店内が見えた時に由良が顔を赤くした。
「ちょ、奏楽」
由良は赤い顔のまま奏楽を引っ張って、メイド喫茶から少し離れた所で物言い。
「あれ何!」
「え、何って?」
「谷間……出まくりじゃん!」
「胸開きってやつだしね」
「あんなの着るの? うそでしょう?」
「あんなのって、あれは尊い制服だよ」
「あんなのを着て人の前に立つなんて……」
「ああいう制服だから、仕事する側も気分が解放されてたのしいってなるんだよ」
「えぇ……奏楽はあのかっこうに抵抗ないの?」
「ない、むしろ楽しみ」
「うっそぉ……」
「だって谷間メイクとかやって、谷間に目線浴びて恥ずかしいが味わうつもりだし」
「アタマ痛い……」
「今さら逃げるとか言わないよね? 直前での裏切りっていうのは社会人として最低なんだよ?」
「わ、わかったよ……いくよ」
「そう来なくっちゃ!」
かくして2人はメイド喫茶の中に入り、店長という女性と店の奥で向き合う事となった。
「えっと、そっちの子、あなたが奏楽の推薦する由良なのね?」
「は、はい……」
「巨乳とは聞いていたけれど、中1にしてはすごい立派。それってどのくらい?」
「いまのところFカップですけれど……」
「Fカップ!」
ここで奏楽はすかさず横から乱入し、由良は将来巨乳アイドルになるべく女子なんですと、由良にしてみれば要らぬ事を言ったりする。
「うちの看板娘になって欲しいわ、だからして余裕の採用ね」
マッハの勢いで採用となった由良、マジかよ! って思うから言わずにいられない。
「わたし……いくらFカップとか巨乳とか言っても中1なんですけど……ほんとうに採用なんですか? ほんとうにここで仕事してもいいんですか?」
「いいわよ、っていうか経験するべき。よい経験は早くに初めて損することはないわ」
こうして由良と奏楽の採用は確定となった。このとき奏楽は、制服とカチューシャの余りを2人分貸して欲しいと申し出る。
「わたしもそうですけれど、特に由良は巨乳のくせに恥ずかしがり屋とかなので、前もってメイドの勉強をしてきます」
「おぉ、いい心がけ、さしずめ予習ってわけね。いいわ、勉強熱心な子は大好きよ」
かくして2人は採用の確定と同時に魅惑なメイド服とカチューシャなども持ち帰る事となった。
「由良、明日の午後は空けるように。明日は由良の部屋でメイドの練習するから」
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由良、えらい事になったなぁと思いつつ、自分と無縁だったすごい格好をすることには少し期待していた。もしかすると自分の心を広げてくれるのかもしれないと思ったりして。
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