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由良VSニセ由良11
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由良VSニセ由良11
(うわぁぁ……ぐほぐほ……)
フルチンで水車に張り付けられ、定期的に顔が水に浸かってゴホゴホさせられる最中、悠人は空中に浮かんでいる2人を見た。
(ま、また……誰か……空にいる)
回されながら見てまず思う。ニセ由良と似ているような気がする。だからそれは男子ではなく女子なのだろうと。次に、新手女子の格好だ。薄手ミリタリージャケット、中はVネックの白Tシャツで豊かさと同時に、プクッとやわらかい谷間がばっちり、そして下はミリタリーパンツ。要するに見事な巨乳女子。
(あ、あれ?)
悠人はここで気づいた。あれは……あれは……つまり新手の巨乳女子というのは、それは由良ではないのか! と。
(ぐほぐほ……)
また水に顔が浸けられゴホゴホやった悠人、衝撃のあまり小声で言うしかない。
「ゆ、由良……由良が空を飛べるなんて、由良は正義の味方? だったなんて!」
由良、空中で自分でしかない者と見つめ合い、あなたは誰? と問う。
「わたし由良だし、本物だし」
ニセ由良はもう自分こそがリアルなのだと思い込んでいる。
「はぁ? 本物はこっちだし、由良とか悠人の彼女というのはわたしの事だから」
由良、背中からスーッと日本刀を取り出す。そしてボッとローズグレイのオーラを立てる。
「ふ、ふふ」
ニセ由良もスーッと日本刀を取り出して笑う。そしえなぜ笑うのか? という問いにこう答える。
「わたしを呼び出したのは悠人だから、つまり悠人に必要とされているのはわたしって事だから」
「え?」
「隙あり!」
ギュゥイーン! って音が鳴る。そして互いの刀身がはげしいコミュニケーションを始めると、ローズグレーの火花が夜空にうつくしく飛び散る。
「わたしが悠人に必要とされている、だからわたしが本物なんだ」
ニセ由良の勢いが本物に勝った。だからつよく押された本家が背を向けたまま暗い地面に向かって落ちていく。
「なんの!」
ブワ! っと分厚い熱気が逆噴射として発生。由良はV字を描きながら再び夜空へと舞い上がる。
「本家がコピーなんかに負けるもんか!」
由良、グッと力を込めると日本刀を水平に投げつける。そして右の人差し指と中指の2本だけを立て、腕を動かし凶悪な円盤をコントロールする。
―脳波コントロールー
それはあの絡目瑠プリンが見せた能力。でも由良は密かに、パイ・マイ・ミーとして熱い活躍ができるようにと、密かに鍛錬を積んでいた。そして今やヒーローの切断力バツグンな必殺技みたい! って事ができるようになっていた。
「ふん、21世紀のコピー能力を甘く見るな! 20世紀とはちがうんだ!」
ニセ由良は空中で円盤から逃げ回っている最中、どりゃぁ! っと気合を入れて日本刀を投げつけた。するとどうだ、それもまた円盤になって由良に向かっていく。
(脳波コントロール?)
コピーの方もそれができるのか! とおどろいた由良の動きが一瞬遅れをとる。
(はぅ!)
いま……由良の心臓がつめたい感覚に触れて恐怖を感じた。ニセ由良の放った円盤が自分の顔横を通り過ぎた。うっかりしたらズバっとやられていた。
「く……」
「ふふ、本家だからコピーに勝てて当たり前とか、そんな20世紀の常識はもう通用しないから。いまは能力あるコピーが勝利する時代だから」
ニセ由良が勝利を確信したような、とても憎たらしい笑みを浮かべる。
「本物がコピーに負けるなんて……そんな事があってたまるもんか!」
お互いが相手のブーメランを交わし合っている最中において、本家由良が水車に縛られたままのフルチンたる悠人に言った。
「悠人、どっちが好きなの?」
「え?」
「悠人にとって大事なのは本物なのかニセモノなのか、どっちなの?」
そう問われた悠人、それに対する答えは決まっていて、水責め食らってゴホゴホやった後に大きな声で言った。
「本物、本物の由良が好きだ!」
その声は夜の空に響いた、まるで愛のマイクがセッティングされているかのごとく。
「むん!」
悠人の声を聞いた本物由良、両手をグッとにぎって気合を入れる。さすればボッとオーラが太くなって勢いを強める。
「なんのこっちこそ!」
ニセ由良も負けじとオーラを強化。そうして互いに脳波コントロールしていた日本刀を元の位置に戻し、勝負だ! と言い放つ。
「デュア!」
気合を入れた由良、両腕を伸ばして体をグルグル勢いよく高速回転させる。するとどうだ、夜空に乙女色の渦が発生。
「なんの!」
ニセ由良も同じく気合を入れ同じ事をやり始めた。それは暗い夜空にうつくしく輝く乙女の渦だった。
(うわぁぁ……ぐほぐほ……)
フルチンで水車に張り付けられ、定期的に顔が水に浸かってゴホゴホさせられる最中、悠人は空中に浮かんでいる2人を見た。
(ま、また……誰か……空にいる)
回されながら見てまず思う。ニセ由良と似ているような気がする。だからそれは男子ではなく女子なのだろうと。次に、新手女子の格好だ。薄手ミリタリージャケット、中はVネックの白Tシャツで豊かさと同時に、プクッとやわらかい谷間がばっちり、そして下はミリタリーパンツ。要するに見事な巨乳女子。
(あ、あれ?)
悠人はここで気づいた。あれは……あれは……つまり新手の巨乳女子というのは、それは由良ではないのか! と。
(ぐほぐほ……)
また水に顔が浸けられゴホゴホやった悠人、衝撃のあまり小声で言うしかない。
「ゆ、由良……由良が空を飛べるなんて、由良は正義の味方? だったなんて!」
由良、空中で自分でしかない者と見つめ合い、あなたは誰? と問う。
「わたし由良だし、本物だし」
ニセ由良はもう自分こそがリアルなのだと思い込んでいる。
「はぁ? 本物はこっちだし、由良とか悠人の彼女というのはわたしの事だから」
由良、背中からスーッと日本刀を取り出す。そしてボッとローズグレイのオーラを立てる。
「ふ、ふふ」
ニセ由良もスーッと日本刀を取り出して笑う。そしえなぜ笑うのか? という問いにこう答える。
「わたしを呼び出したのは悠人だから、つまり悠人に必要とされているのはわたしって事だから」
「え?」
「隙あり!」
ギュゥイーン! って音が鳴る。そして互いの刀身がはげしいコミュニケーションを始めると、ローズグレーの火花が夜空にうつくしく飛び散る。
「わたしが悠人に必要とされている、だからわたしが本物なんだ」
ニセ由良の勢いが本物に勝った。だからつよく押された本家が背を向けたまま暗い地面に向かって落ちていく。
「なんの!」
ブワ! っと分厚い熱気が逆噴射として発生。由良はV字を描きながら再び夜空へと舞い上がる。
「本家がコピーなんかに負けるもんか!」
由良、グッと力を込めると日本刀を水平に投げつける。そして右の人差し指と中指の2本だけを立て、腕を動かし凶悪な円盤をコントロールする。
―脳波コントロールー
それはあの絡目瑠プリンが見せた能力。でも由良は密かに、パイ・マイ・ミーとして熱い活躍ができるようにと、密かに鍛錬を積んでいた。そして今やヒーローの切断力バツグンな必殺技みたい! って事ができるようになっていた。
「ふん、21世紀のコピー能力を甘く見るな! 20世紀とはちがうんだ!」
ニセ由良は空中で円盤から逃げ回っている最中、どりゃぁ! っと気合を入れて日本刀を投げつけた。するとどうだ、それもまた円盤になって由良に向かっていく。
(脳波コントロール?)
コピーの方もそれができるのか! とおどろいた由良の動きが一瞬遅れをとる。
(はぅ!)
いま……由良の心臓がつめたい感覚に触れて恐怖を感じた。ニセ由良の放った円盤が自分の顔横を通り過ぎた。うっかりしたらズバっとやられていた。
「く……」
「ふふ、本家だからコピーに勝てて当たり前とか、そんな20世紀の常識はもう通用しないから。いまは能力あるコピーが勝利する時代だから」
ニセ由良が勝利を確信したような、とても憎たらしい笑みを浮かべる。
「本物がコピーに負けるなんて……そんな事があってたまるもんか!」
お互いが相手のブーメランを交わし合っている最中において、本家由良が水車に縛られたままのフルチンたる悠人に言った。
「悠人、どっちが好きなの?」
「え?」
「悠人にとって大事なのは本物なのかニセモノなのか、どっちなの?」
そう問われた悠人、それに対する答えは決まっていて、水責め食らってゴホゴホやった後に大きな声で言った。
「本物、本物の由良が好きだ!」
その声は夜の空に響いた、まるで愛のマイクがセッティングされているかのごとく。
「むん!」
悠人の声を聞いた本物由良、両手をグッとにぎって気合を入れる。さすればボッとオーラが太くなって勢いを強める。
「なんのこっちこそ!」
ニセ由良も負けじとオーラを強化。そうして互いに脳波コントロールしていた日本刀を元の位置に戻し、勝負だ! と言い放つ。
「デュア!」
気合を入れた由良、両腕を伸ばして体をグルグル勢いよく高速回転させる。するとどうだ、夜空に乙女色の渦が発生。
「なんの!」
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