ガールズHマインド(女の子だってスケベ心いっぱい)

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1回、真似事でいいから抱いて! 2

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1回、真似事でいいから抱いて! 2

(むぅ……なにかいいアイデアは……)

 いま、学校帰りの美和が傘を持ち、雨の中を歩きながら物思いにふける。

 いったい何を考えているか? といえば、ユリとの真似事セックスをどういう風にやるか? という切実な問題だった。

 ユリは美和に言った。ディルドみたいなモノおよび挿入ありは真似事で済まされないから絶対に応じられないと。

「でもまぁ、挿入はしないけれど、愛し合ったって思う事が可能なやり方があるなら、話の内容によっては応じてもいいかな」

 ユリが美和にそう言ったのはチャンスを与えるためではない。ムリムリ、絶対にムリ! という安心があってこその言葉だった。

(挿入しないでセックスしたって満足感が得られるカタチ……そんなのムリって思うけれど、でもユリに抱かれたい……だからあきらめない!)

 虚仮の一念ならぬ乙女の一念で考えまくった結果、ハッと気づくと美和はずいぶん遠くまで、しかも家とは全然ちがう方向へ歩いていたと気づく。

「うわ、最悪……」

 美和、クルっと回れ右やろうとした。だがこのとき、小さな雑貨屋に目が止まる。

(ん……)

 何かしら明確な理由があったわけではない。神の声を聞いたというわけでもない。されど奇妙に導かれたみたいになって店の中に足を進めていた。

 なんか運命の出会いをしそうな予感などと思って少し店内を歩いていた美和、ふっとあるモノを目にして足がストップ。

「えっと……」

 いま、美和に生じていた……何かがパッと自分の中から外に飛び出しそうな感覚。

「あ、そうだ! これが使えるじゃん!」

 そう、ひらめいた、脳からナイスアイデアっていうのが白い羽を持って天井へとあふれ出たのだ。

―翌日―

 美和は昼休みになるのを辛抱強く待ち、なったらすぐさま校舎裏にユリを連れていき、明日の土曜日に愛し合おうとジェット機みたいな勢いで話を持ちかけたのだった。

「えぇ……」

「いい事を思いついた、これなら大丈夫! というナイスアイデア! をね」

「どんな?」

「それは土曜日に教える。でさ、土曜日はわたしの両親が午後8時まで帰ってこないんだよ、これはもう最高でしょう?」

「ちょ、なに勝手にマッハみたいな勢いに任せて話を進めてんの? 」

「ユリ、逃げる気?」

 美和、一度クッと真剣な面持ちをユリに向けた後、一回だけでいいんだよと声を和らげる。

「わたしがユリの巨乳に甘え、ユリに抱かれ達するというだけだよ」

「美和……そうまでしてわたしに抱かれたいの?」

「イエス」

 美和が再び浮かべる控えめだが重たいという真剣なまなざしがユリの豊かなふくらみにブスっと突き刺さる。

「お願いします!」

 ここで美和が一礼する。そこまでやられると、もはや場のイニシアチブは美和が取っている。

「一回以上は絶対にやらないよ?」

「うん」

「お願い、もう一回! とか言ったら絶交する事になるよ?」

「うん」

「やった事で美和が変な女になっても責任は取らないからね」

「もちろん!」

 ユリが押し負かされた。比較すれば美和より気が強いはずのユリが、わがままな娘に勝てない母親みたいになってしまった。

「はぁ……まさか、美和を抱くとか、そんな事がわたしの人生に生じるなんて」

 同日夜、午後8時という頃にベッドに寝転がって、スマホを見上げるユリは明日はいったいどうなるんだろうと思わずにいられない。

「女同士……」

 何かしら参考にならないだろうか? という思いから、女子同士が愛し合うという内容のマンガを探してみたりした。

「キス、キスかぁ……」

 両目を閉じて唇を重ね合う2人の女子という絵を見て、悪いような魅力的みたいなって色に心臓が染まっていくと感じた。

 ここでスマホを持ったまま、抱き枕を白いTシャツに浮かぶ豊かなふくらみに押し付け、体を横にしドギマギしながらつぶやいた。

「美和って相手の心に攻め込むような目をするからなぁ、キスなんてしたらどんなキブンが味わえるんだろう。クセになるなんて……そんなことは……」
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