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4・来た! これ運命の出会い3
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4・来た! これ運命の出会い3
「言いたい事はちょっと横に置いておいて……先に、今度は小説を見せてくれないかな?」
わたしはこの流れなら三ツ井はさっくり小説を見せると思った。ところがそれはダメだとはっきり断って来た。
「なんで? まさかまた恥ずかしいとかいうの?」
「そうじゃないよ、これはものすごく大事な事なんだ」
「じゃぁ、ぜひとも理由を聞かせてよ」
「ノートにあるのは試し書きとか、とりあえず的とか、なんとなく書きたかったとか、そういうモノ。要するに人に見せるものじゃなく見せてはいけなんだ」
「え、じゃぁ本命の小説は一度も誰にも見せたことがないの?」
「一応その……ネットに出していたりするけれど」
「おぉ、なんかカンゲキする。どこに出しているのか教えて、帰ったらすぐさま読みに行くから」
「えっとその……」
「まさか教えないとか言わないよね?」
「いやそうじゃなくて、一応マジメな小説もあるんだけれど、大体はギャグとか恋愛でR15、ちょいエロい」
「でもR15ならセックスシーンとかどぎついのはないんだよね?」
「15の方はないけれど……」
「R18もあるんだ?」
「ある……」
「で、だいたいはわたしみたいな巨乳女子が出てくるんだね?」
「ま、まぁ……ヒロインとかそういうのは巨乳女子ばっかりで、巨乳女子しか出て来ないような小説もかなり書いているっていうか」
「ステキじゃん! そういう事はもっと早く教えなさいよね」
「えぇ……」
「で、小説のある場所は?」
「えっと、言葉の森。で、作家名は光リン」
「光リン、よし覚えた! で、なんかひとつ作品名を教えてよ、ちょいエロのやつで教えて」
「R15だけど……いくつもあるんだけど……」
「いいから」
「かなり古いやつで言えば、マリーは巨乳女子として輝きたい!」
「え、いまなんて言った?」
「だから、マリーは巨乳女子として輝きたい! だけれど」
「マリーって……わたしをモデルにした?」
「ち、ちがうし、だってその小説は小6のときに書いてアップしたやつだから。そ、それにおまえは橘真理であってマリーじゃないだろう」
「え、三ツ井っていつもどこを見て何を聞いてるの? わたしって昔から今もマリーって言われているんだけど」
「え、そうだったっけ?」
「まったく鈍いんだから」
わたしはミニメモに必要な情報を書いたら、さていよいよだと大事な話にとりかかる。
「三ツ井、わたしに言う事ってない?」
「い、言う事?」
「ウソでしょう、なんでこの流れで疑問符をつけたりするの?」
「え……」
「まったくもう、男子ってエロいくせに肝心なところで鈍いんだから」
わたしはスーッと深呼吸してから、ちゃんとまっすぐ向き合うようにと相手に指示した。そして大事な話が終わるまでは、出来るだけおっぱいではなく顔を見るように! とも伝える。
「わたしたちお似合いだよ、そう思わない」
「そ、そ、そうなのかな」
「中1だからさぁ、男女が仲良くするくらい全然いいと思うんだよ。変な話とか抜きにして」
「う、うん……」
「三ツ井はわたしみたいな巨乳女子に恋焦がれている。そしてわたしは三ツ井みたいなおっぱい星人を彼氏にしたいと思っていた」
「えぇ、マジで?」
「マジだよ、おっぱい星人で性格が悪くないという、それであれば多少見た目が地味でもいいんだ」
「なんか何気にちょっと傷ついたような……」
「ここでお願い!」
「お、お願い?」
「わたしは三ツ井と親しい間柄になりたい、三ツ井は?」
「な、なれるなら……な、なってみたいかなって……」
「じゃぁ三ツ井から言ってよ、やっぱり男子から言われたいんだよ、好きだ! とか、付き合ってくださいとか。もし言わなかったら、恥ずかしいとかなんとかで言えないとかだったら思いっきり軽蔑するから」
「い、言いたい!」
「お!」
「い、言ってもいい?」
「早く!」
「お、お、おれ……橘みたいな女の子が……巨乳女子がものすごい好みです。友だちからでいいです、変な事は考えません! だから、おれと付き合ってください、お願いします!」
言われた、生まれて初めて男子から、しかもわたしみたいな巨乳女子と恋愛するしかないだろうって男子から付き合ってくださいって言われた。わたしはこの巨乳ってふくらみいっぱいにジーンとしたんだ。
「いいよ……」
そう言ってから見つめ合ったとき、わたしは胸に誓った。この三ツ井光という男子とは必ず結婚で到達してみせる! と。
「言いたい事はちょっと横に置いておいて……先に、今度は小説を見せてくれないかな?」
わたしはこの流れなら三ツ井はさっくり小説を見せると思った。ところがそれはダメだとはっきり断って来た。
「なんで? まさかまた恥ずかしいとかいうの?」
「そうじゃないよ、これはものすごく大事な事なんだ」
「じゃぁ、ぜひとも理由を聞かせてよ」
「ノートにあるのは試し書きとか、とりあえず的とか、なんとなく書きたかったとか、そういうモノ。要するに人に見せるものじゃなく見せてはいけなんだ」
「え、じゃぁ本命の小説は一度も誰にも見せたことがないの?」
「一応その……ネットに出していたりするけれど」
「おぉ、なんかカンゲキする。どこに出しているのか教えて、帰ったらすぐさま読みに行くから」
「えっとその……」
「まさか教えないとか言わないよね?」
「いやそうじゃなくて、一応マジメな小説もあるんだけれど、大体はギャグとか恋愛でR15、ちょいエロい」
「でもR15ならセックスシーンとかどぎついのはないんだよね?」
「15の方はないけれど……」
「R18もあるんだ?」
「ある……」
「で、だいたいはわたしみたいな巨乳女子が出てくるんだね?」
「ま、まぁ……ヒロインとかそういうのは巨乳女子ばっかりで、巨乳女子しか出て来ないような小説もかなり書いているっていうか」
「ステキじゃん! そういう事はもっと早く教えなさいよね」
「えぇ……」
「で、小説のある場所は?」
「えっと、言葉の森。で、作家名は光リン」
「光リン、よし覚えた! で、なんかひとつ作品名を教えてよ、ちょいエロのやつで教えて」
「R15だけど……いくつもあるんだけど……」
「いいから」
「かなり古いやつで言えば、マリーは巨乳女子として輝きたい!」
「え、いまなんて言った?」
「だから、マリーは巨乳女子として輝きたい! だけれど」
「マリーって……わたしをモデルにした?」
「ち、ちがうし、だってその小説は小6のときに書いてアップしたやつだから。そ、それにおまえは橘真理であってマリーじゃないだろう」
「え、三ツ井っていつもどこを見て何を聞いてるの? わたしって昔から今もマリーって言われているんだけど」
「え、そうだったっけ?」
「まったく鈍いんだから」
わたしはミニメモに必要な情報を書いたら、さていよいよだと大事な話にとりかかる。
「三ツ井、わたしに言う事ってない?」
「い、言う事?」
「ウソでしょう、なんでこの流れで疑問符をつけたりするの?」
「え……」
「まったくもう、男子ってエロいくせに肝心なところで鈍いんだから」
わたしはスーッと深呼吸してから、ちゃんとまっすぐ向き合うようにと相手に指示した。そして大事な話が終わるまでは、出来るだけおっぱいではなく顔を見るように! とも伝える。
「わたしたちお似合いだよ、そう思わない」
「そ、そ、そうなのかな」
「中1だからさぁ、男女が仲良くするくらい全然いいと思うんだよ。変な話とか抜きにして」
「う、うん……」
「三ツ井はわたしみたいな巨乳女子に恋焦がれている。そしてわたしは三ツ井みたいなおっぱい星人を彼氏にしたいと思っていた」
「えぇ、マジで?」
「マジだよ、おっぱい星人で性格が悪くないという、それであれば多少見た目が地味でもいいんだ」
「なんか何気にちょっと傷ついたような……」
「ここでお願い!」
「お、お願い?」
「わたしは三ツ井と親しい間柄になりたい、三ツ井は?」
「な、なれるなら……な、なってみたいかなって……」
「じゃぁ三ツ井から言ってよ、やっぱり男子から言われたいんだよ、好きだ! とか、付き合ってくださいとか。もし言わなかったら、恥ずかしいとかなんとかで言えないとかだったら思いっきり軽蔑するから」
「い、言いたい!」
「お!」
「い、言ってもいい?」
「早く!」
「お、お、おれ……橘みたいな女の子が……巨乳女子がものすごい好みです。友だちからでいいです、変な事は考えません! だから、おれと付き合ってください、お願いします!」
言われた、生まれて初めて男子から、しかもわたしみたいな巨乳女子と恋愛するしかないだろうって男子から付き合ってくださいって言われた。わたしはこの巨乳ってふくらみいっぱいにジーンとしたんだ。
「いいよ……」
そう言ってから見つめ合ったとき、わたしは胸に誓った。この三ツ井光という男子とは必ず結婚で到達してみせる! と。
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