209 / 274
第三章 魔力無し転生者はランクを上げていく
第二十九話 漆黒のサンタクロース ⑪
しおりを挟む
事情聴取は1時間と案外短く終わった。
犯人が既に討伐された事と、ローブ爺以外にリサたちを襲う輩が居るとは思えないからだ。
確かに奴等は自分たちが崇めていた神を愚弄されたと勝手に思い込んで行動しただけに過ぎない。それも軍人が調べた限りではたった2人が崇める神だったようだ。それはもうただの現実逃避どころの話じゃない。
自分勝手な自分にとって都合の良い存在を妄想内で生み出していただけに過ぎない。
ま、そんなわけでリサたちは事件の内容と俺に対して依頼をした事を説明するだけで終わり、俺もリサたちと出会ってからの経緯を話すだけで終わった。
詰め所を出た俺たちはタクシーを拾ってマンションに向かっていた。
今日は仕事があるがそれは夜からだ。
それまで自由に過ごせる。ま、俺の仕事ももうおしまいだからな。夜の仕事には同行する事はない。
マンションに到着したリサたちはリビングのソファーで寛いでいた。
と言うよりもグッタリとしていた。なんともだらしない姿。きっとファンが見たら幻滅するレベルだぞ。
「どうぞ」
「お、サンキュー」
リビングの入り口から眺めているとインスタントコーヒーが入ったコップを旭が手渡してくれた。やっぱり、旭はリサたちと違ってこういう時もしっかりしているな。
「今、失礼な事考えなかったか?」
「いや、別に」
どうしてこの世界の女性はこうも鋭いんだ?内心そんな疑問を考えながら俺はインスタントコーヒーを軽く冷ましてから一口飲む。うん、美味しい。って、コーヒーを堪能しているわけには行かない。俺がここに来たのはセリシャに頼んで依頼達成を冒険者組合に報告して貰うためだ。
「セリシャ、冒険者組合に依頼達成の報告をしてくれ」
「チッ」
俺の言葉にセリシャの隣に座るリサから何故か舌打ちが聞えて来たような気がした。
俺の位置からではセリシャとリサの後頭部しか見えない。だから今どんな表情をしているとかまったく分からないのだ。
だが対面に座る旭やアンジェリカはクスクスと笑ったりしていた。まったく理解できないんだが。
「ええ、分かってるわ」
そう呟いたセリシャはスマホを取り出して弄りだした。きっと冒険者組合に依頼達成の報告メールを送ってるんだろう。
達成報告はメールか電話で出来る。俺は冒険者だから依頼をする側ではなくこなす側だからそこら辺はよく知らないが。
インスタントコーヒーを味わっているとセリシャがスマホを少し掲げるとこちらに顔を向ける。
「今、依頼達成のメールを送っておいたわ。そのうち冒険者組合から依頼達成の通知が届くと思うわ。それとお金は既に冒険者組合に頼んで私たちの口座から120万RK分ジンの口座に振り込んでおいたわよ」
「分かった」
そう返事をしてた時、俺のスマホ通知音がなる。
スマホを開いて確認すると、冒険者組合から指名依頼の達成を確認しました。と言う通知メールだった。
セリシャがメールを送ってま5分も経ってない。この早さから考えてきっとミキが俺のスマホにメールを送ったんだろう。相変わらず仕事が速くて助かる。
「ああ、確かに確認した。それじゃ俺はこれで。また何かあったら依頼してくれ」
スマホをポケットにしまった俺はコーヒーを飲み干したカップを流し台に置いて部屋から出ようとした。
しかしリビングの出入り口をリサに塞がれていて出ることが出来ない。これは最後の悪戯かなにかか?
一瞬そう思った俺は嘆息しそうになるが、その前にリサがスマホを突き出してきた。
「なんの真似だ?」
俺がそう言うと、リサは視線を合わせようとはせずどこか別の方向に向けながら口を開いた。
「い、依頼するにしても、れ、連絡先知らないと不便だろ!だ、だから……こ、交換だ!」
ああ、そういう事か。
思い返してみれば俺はHERETICのメンバーの誰とも連絡先を交換していなかった。依頼は冒険者組合を通してからだし、依頼を引き受けてからはマネージャーとしてずっと傍に居たから、メールや電話で連絡をし合う事がなかったのだ。
俺はさっきしまったスマホを取り出して呟いた。
「分かった」
電話番号は口答で伝え、IDアドレスはQRコードで交換した。
アプリに新しい友達の名前が表示されている事を確認した俺はリサに視線を向けるとスマホを嬉しそうにと言うよりも、ニヤつきながら凝視する彼女に、
「どうした?」
と問い掛けるとハッ!我に返ると頬を赤らめて、「なんでもない!」と絶叫するだけだった。
いったいなんだったんだ?と怪訝に感じていると俺の前に4つスマホが向けられており、その所有者であるセリシャ、旭、アンジェリカ、ノーラの4人が、
『私とも交換しよう』
と、押し迫る勢いで言って来たのだ。俺はその勢いに気圧されてしまい、言葉に詰まりながらも了承の返事をして交換したのだった。何故かは分からないが、そんな俺たちの姿を見てリサが俺を睨んでいたような気がするが気のせいだろう。
連絡先の交換を終えた俺は、今度こそリサたちに「じゃあな」と伝えて部屋を出た。
エレベーターに乗り込み、1階へ下りるボタンを押した俺はドアが閉まる時になって、依頼があるのなら冒険者組合を通せば良いだけなんじゃ?と思ったが、今更思ったところで何の意味も無い。
ま、そんなわけで俺は公暦1327年1月1日火曜日、地球ならば元旦の日に無事に指名依頼を達成した。
その喜びを感じながら俺は冷たい風が吹く冬空の下、ホームに向かって歩くのだった。寒っ!
─────────────────────
【依頼】
依頼難易度 Bランク
依頼 指名
依頼内容 HERETICの護衛とストカー討伐
依頼状況 完了
依頼報酬+120万RK
【ギルド残高】
指名依頼依頼報酬2割
+24万RK
【1ヶ月の生活費】
光熱費 -4万589RK
食費(外食費除く) -12万6890RK
通信費 -4400RK
ギルド口座残高 792万9621RK
【ギルドランク】
Dランク
【個人残高】
指名依頼報酬 +96万RK
煙草1カートン -5200RK
スマホ代 -5800RK
残高 2045万5340RK
【冒険者ランク】
現在Aランク
Sランク昇格まで残り944ポイント
=================================
お久しぶりです、月見酒です。
最後は少し短いです。
で、今回の漆黒のサンタクロース編はどうだったでしょうか?
クリスマスと言うことで、ドイツのサンタクロースをモチーフにしてみました。
正確にはサンタクロースでは無いですが。
さて次回ですが、遂にベルヘンス帝国の皇族でありながら未だ姿を見せていなかったあの人が!
気になる方はぜひ、次回を楽しみにしていて下さい。
それでは今後とも「魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~」を宜しくお願いします。
犯人が既に討伐された事と、ローブ爺以外にリサたちを襲う輩が居るとは思えないからだ。
確かに奴等は自分たちが崇めていた神を愚弄されたと勝手に思い込んで行動しただけに過ぎない。それも軍人が調べた限りではたった2人が崇める神だったようだ。それはもうただの現実逃避どころの話じゃない。
自分勝手な自分にとって都合の良い存在を妄想内で生み出していただけに過ぎない。
ま、そんなわけでリサたちは事件の内容と俺に対して依頼をした事を説明するだけで終わり、俺もリサたちと出会ってからの経緯を話すだけで終わった。
詰め所を出た俺たちはタクシーを拾ってマンションに向かっていた。
今日は仕事があるがそれは夜からだ。
それまで自由に過ごせる。ま、俺の仕事ももうおしまいだからな。夜の仕事には同行する事はない。
マンションに到着したリサたちはリビングのソファーで寛いでいた。
と言うよりもグッタリとしていた。なんともだらしない姿。きっとファンが見たら幻滅するレベルだぞ。
「どうぞ」
「お、サンキュー」
リビングの入り口から眺めているとインスタントコーヒーが入ったコップを旭が手渡してくれた。やっぱり、旭はリサたちと違ってこういう時もしっかりしているな。
「今、失礼な事考えなかったか?」
「いや、別に」
どうしてこの世界の女性はこうも鋭いんだ?内心そんな疑問を考えながら俺はインスタントコーヒーを軽く冷ましてから一口飲む。うん、美味しい。って、コーヒーを堪能しているわけには行かない。俺がここに来たのはセリシャに頼んで依頼達成を冒険者組合に報告して貰うためだ。
「セリシャ、冒険者組合に依頼達成の報告をしてくれ」
「チッ」
俺の言葉にセリシャの隣に座るリサから何故か舌打ちが聞えて来たような気がした。
俺の位置からではセリシャとリサの後頭部しか見えない。だから今どんな表情をしているとかまったく分からないのだ。
だが対面に座る旭やアンジェリカはクスクスと笑ったりしていた。まったく理解できないんだが。
「ええ、分かってるわ」
そう呟いたセリシャはスマホを取り出して弄りだした。きっと冒険者組合に依頼達成の報告メールを送ってるんだろう。
達成報告はメールか電話で出来る。俺は冒険者だから依頼をする側ではなくこなす側だからそこら辺はよく知らないが。
インスタントコーヒーを味わっているとセリシャがスマホを少し掲げるとこちらに顔を向ける。
「今、依頼達成のメールを送っておいたわ。そのうち冒険者組合から依頼達成の通知が届くと思うわ。それとお金は既に冒険者組合に頼んで私たちの口座から120万RK分ジンの口座に振り込んでおいたわよ」
「分かった」
そう返事をしてた時、俺のスマホ通知音がなる。
スマホを開いて確認すると、冒険者組合から指名依頼の達成を確認しました。と言う通知メールだった。
セリシャがメールを送ってま5分も経ってない。この早さから考えてきっとミキが俺のスマホにメールを送ったんだろう。相変わらず仕事が速くて助かる。
「ああ、確かに確認した。それじゃ俺はこれで。また何かあったら依頼してくれ」
スマホをポケットにしまった俺はコーヒーを飲み干したカップを流し台に置いて部屋から出ようとした。
しかしリビングの出入り口をリサに塞がれていて出ることが出来ない。これは最後の悪戯かなにかか?
一瞬そう思った俺は嘆息しそうになるが、その前にリサがスマホを突き出してきた。
「なんの真似だ?」
俺がそう言うと、リサは視線を合わせようとはせずどこか別の方向に向けながら口を開いた。
「い、依頼するにしても、れ、連絡先知らないと不便だろ!だ、だから……こ、交換だ!」
ああ、そういう事か。
思い返してみれば俺はHERETICのメンバーの誰とも連絡先を交換していなかった。依頼は冒険者組合を通してからだし、依頼を引き受けてからはマネージャーとしてずっと傍に居たから、メールや電話で連絡をし合う事がなかったのだ。
俺はさっきしまったスマホを取り出して呟いた。
「分かった」
電話番号は口答で伝え、IDアドレスはQRコードで交換した。
アプリに新しい友達の名前が表示されている事を確認した俺はリサに視線を向けるとスマホを嬉しそうにと言うよりも、ニヤつきながら凝視する彼女に、
「どうした?」
と問い掛けるとハッ!我に返ると頬を赤らめて、「なんでもない!」と絶叫するだけだった。
いったいなんだったんだ?と怪訝に感じていると俺の前に4つスマホが向けられており、その所有者であるセリシャ、旭、アンジェリカ、ノーラの4人が、
『私とも交換しよう』
と、押し迫る勢いで言って来たのだ。俺はその勢いに気圧されてしまい、言葉に詰まりながらも了承の返事をして交換したのだった。何故かは分からないが、そんな俺たちの姿を見てリサが俺を睨んでいたような気がするが気のせいだろう。
連絡先の交換を終えた俺は、今度こそリサたちに「じゃあな」と伝えて部屋を出た。
エレベーターに乗り込み、1階へ下りるボタンを押した俺はドアが閉まる時になって、依頼があるのなら冒険者組合を通せば良いだけなんじゃ?と思ったが、今更思ったところで何の意味も無い。
ま、そんなわけで俺は公暦1327年1月1日火曜日、地球ならば元旦の日に無事に指名依頼を達成した。
その喜びを感じながら俺は冷たい風が吹く冬空の下、ホームに向かって歩くのだった。寒っ!
─────────────────────
【依頼】
依頼難易度 Bランク
依頼 指名
依頼内容 HERETICの護衛とストカー討伐
依頼状況 完了
依頼報酬+120万RK
【ギルド残高】
指名依頼依頼報酬2割
+24万RK
【1ヶ月の生活費】
光熱費 -4万589RK
食費(外食費除く) -12万6890RK
通信費 -4400RK
ギルド口座残高 792万9621RK
【ギルドランク】
Dランク
【個人残高】
指名依頼報酬 +96万RK
煙草1カートン -5200RK
スマホ代 -5800RK
残高 2045万5340RK
【冒険者ランク】
現在Aランク
Sランク昇格まで残り944ポイント
=================================
お久しぶりです、月見酒です。
最後は少し短いです。
で、今回の漆黒のサンタクロース編はどうだったでしょうか?
クリスマスと言うことで、ドイツのサンタクロースをモチーフにしてみました。
正確にはサンタクロースでは無いですが。
さて次回ですが、遂にベルヘンス帝国の皇族でありながら未だ姿を見せていなかったあの人が!
気になる方はぜひ、次回を楽しみにしていて下さい。
それでは今後とも「魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~」を宜しくお願いします。
10
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる