魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~

月見酒

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第三章 魔力無し転生者はランクを上げていく

第四十三話 眠りし帝国最強皇女 ⑭

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 数分考え込むがまったく分からない俺は答えを教えて貰うべくジャンヌに視線を向けた。

「帝国の法律では皇宮の半径10キロ圏内に25階建以上の建造物を造る事が禁止されているんだ」
「ああ、なるほど」
 俺に言葉に対して嫌な顔をする事無くジャンヌは言葉を発した。
 その内容を聞いた俺は直ぐに察した。
 屋上からの狙撃で狙われる危険性を考えれば間違いなくそれは当然の理由だ。それに範囲が半径10キロと言うのも頷ける。魔法で砲弾の威力や射程距離を上げる事が出来るためそれぐらいの距離は必要だろう。なんなら範囲をもっと広げても良いと俺は思っている。
 それに多分だがこの国の軍事力を考えるなら皇宮から半径20キロ圏内の一定の高さの建造物の屋上や屋上へと上がる階段、エレベーター、監視カメラや隠しカメラを設置してるだろうな。あと路地や小窓がある部屋にも仕掛けていそうだ。
 いや、それだけじゃないだろう。ベルヘンス帝国は軍事力で有名な国だ。
 そんな国が監視カメラや隠しカメラだけで終わる筈がない。きっと俺が考えつかないような方法を取っているはずだ。

「絶対に安全とは言わないが、軽い運動程度なら学校や学園のグラウンドと変わりはない」
 スポーツドリンクを飲むジャンヌの言う通りだ。
 地下の訓練場に比べれば外敵に対する危険性は上がるが、この国の軍事力を考えれば大した事じゃないのだろう。
 それでも警戒を怠る理由にはならないが。
 そう思った俺もスポーツドリンクを一口飲もうとペットボトルを傾けかけた時、視界の端にジャンヌの表情が陰るのが入って来た。

「だが……この程度の環境でいくら訓練をしようともあの場所では生きて行けない……」
 視線を向けたジャンヌの顔は俯いていて正確に把握する事は出来ないが、握られていたペットボトルは握りつぶされ中の液体が溢れかえりポタポタと地面に零れていた。
 突然の事に驚きを隠せないメイドたちは慌ててジャンヌの手からペットボトルを取ろうとするが、ジャンヌの握力が強すぎるのか、取れる気配が無い。
 即座に諦めたメイドはペットボトルを握りしめる手をタオルで拭うのだった。
 そして何故かは分からないがメイドたちの視線が俺に向けられるのを感じ取る。どうにかしてくれって言いたいのは分かるが、どうして俺にそれを頼む。
 確かに俺はジャンヌのカウンセラーとして依頼を請けて此処に居る。だがそこまで信頼されても困るんだが。いや、これは信頼じゃなくてただどうにか出来そうな奴に押し付けているだけだな。
 溜息を吐きたくなるのを我慢して俺は口を開いた。

「努力はいつか報われる」
「フッ、なんて無責任な言葉だ」
 俺の言葉に鼻で笑い飛ばすようにジャンヌが言い返して来た。

「ああ、俺もそう思うぜ。だけど俺はこの言葉は正論だと思っている」
 空を眺めながら俺は言葉を続ける。

「『いつか』なんて言葉は曖昧で、適当で、無責任な言葉だ。だけどそんなのは当たり前だ。誰にだって分かるわけが無いんだからな。だからこそ『いつか』って言葉の使い方は間違っていないんだ」
 この世に生まれた時から人は平等ではない。
 才能がある奴と無い奴。小さい時から戦闘に関する英才教育を受けられる奴とそうでない奴。様々な理由で平等ではない。
 才能がある奴はたった数回すれば出来る事が、才能が無い奴は数十回もしなけらばならない事だってある。
 この時点で『いつか』なんて単語を時間に変えた時、大きく変わって来る。1カ月で出来る奴も居れば、1年経っても出来ない奴だっているだろう。
 努力が報われる瞬間なんてのは人によって様々だ。だからこそ『いつか』って単語がこれほど当てはまる言葉も無い。

「そんな事ぐらい分かっている!」
 声を荒立てるジャンヌ。突然の事に控えていたメイドたちが体をビクッ!と震わせる。自分の弱さに苛立ちを覚えるのは分かるがメイドたちを怖がらせてどうする。

「だけどよ、この言葉で解っている事がもう一つある」
 俺がそこで言葉を切ると、続きが気になったのかジャンヌは視線だけを俺に向けて来た。そしてそれはジャンヌだけではなくメイドたちまでもだ。

「努力をしてない奴には永遠に報われる事は無いって事だ」
「そんなのは当然だ」
「あれ?」
 ジャンヌから返って来た言葉は意外なものだった。
 メイドたちから感じる視線は、落胆を含んだ当然でしょ、と言わんばかりの突き刺さるものだった。
 多分だが、これは俺が伝えたい事が伝わっていないな。やっぱり言葉って難しいな。

「えっとだな……俺が言いたいのは、努力ってのは経験の積み重ねだ。つまり一度も経験した事が無い奴が報われるわけがないって事だ」
「つまりお前は私が努力をして無かったから報われなかったと言いたいのだな」
 あれ~~~!?
 どうしてそうネガティブな方へと言葉を受け取るんだ!見た目は凛々しい顔立ちなのに中身は超繊細なんだが。
 ってそんな事を思ってる場合じゃない。メイドたちの視線に殺意に似た怒気が含まれ初めてしまった!
 だけど本音を言えば――

「その通りだ」
「くっ!」
 肯定の言葉を口にした瞬間ジャンヌは奥歯を噛み締め、メイドたちから強烈な殺意が放たれた。ああ今すぐ自分のホームに帰って寝たい。
 だが今は目の前の依頼を完遂するのが先だ。

「ジャンヌ皇女殿下が望む結果、理想は達成されなかった。つまりは報われなかった」
 俺が言葉を続けるほどメイドたちからの圧が増していく。

「しかしジャンヌ皇女殿下、貴女は約1割の部下の命を守り帰還したんだ」
「たった1割だ!」
 俺の言葉にジャンヌは声を荒立てる。
 確かに数字だけを見れば1割と言うのはあまりにも少ないだろう。
 ジャンヌが所属していたベルヘンス帝国陸軍304独立遊撃連隊は500人~5000人で構成された部隊。その1割って事は50人~500人の命と言う事だ。
 俺は地獄島ヘル・アイランドの探索にどれだけの人数で向かったのかは分からない。だが地獄島ヘル・アイランドと言う場所に関して言えば誰よりも詳しいと断言出来る。
 最初ボルキュス陛下からこの話を聞かされた時、ハッキリ言って無謀であり、当然だと思った。しかし改めて考えると凄い事だ。
 だからこそ今の俺が出来る事は、ただ1つ。
 手に持っていたペットボトルをベンチに置いた俺は、立ち上がり地面の上で跪く。
 突然の事にジャンヌもメイドたちも驚きを隠せないでいた。

「数字だけを見れば確かにそうだろう。だが初めて赴いた場所での戦闘で負傷者や死人が出ない事の方が奇跡だ。ましてや赴いた場所は魔王や勇者ですら生きて帰れるか分からないとされている地獄島ヘル・アイランド
 ジャンヌ政治的に判断すればお前がやった事は許されない事なのかもしれない。きっと帝国に住む貴族や民たちは落胆し、亡くなった軍人の家族たちは憎しみや怒りを覚えこそすれ感謝するものは少ないだろう。いや、もしかしたら居ないのかもしれない。
 そして家族ですら無事に帰ってきてくれたと安堵し喜んではくれるだろう。だが消して褒めてはくれまい。
 だからこそ話を聞いただけで当時の帝国に居たわけでも俺だが、

「そんな場所で何日も戦闘を繰り返し疲弊するなか、ジャンヌ皇女殿下は50人~500人もの命を守り帰還した。それは才能だけに頼らず、日々の訓練を絶やすことなくして来たかに他ならない。きっと訓練も無しに向かっていれば間違いなく部下だけでなくジャンヌ皇女殿下も死んでいただろう」
 誰よりも、あの場所――地獄島ヘル・アイランドの事を知っている俺だからこそ言わなければならない。

「だからこそベルヘンス帝国の1人の民として、そして立場は違えど魔物と戦う者として……ジャンヌ・ダルク・ベルヘンス皇女殿下、1割もの命を守って頂きありがとうございます」
 俺はジャンヌに跪いて頭を下げた。
 プライドだとかそんなのは関係ない。と言うよりもどうでも良い。ただただあの場所の事を知る1人として俺は称賛の言葉を贈りたいだけだ。
 頭を上げず地面を見つめていると頭上から水滴がポタ……ポタ……と落ちて来た。一瞬雨が降り出したかと思ったが俺たちが居るのは屋根の下の筈だ。
 そう思った俺は確かめるために頭を上げると、ジャンヌは涙を流していた。
 手で覆っているため今の表情は分からない。ただ啜り泣く声と手の隙間から涙が零れ落ちる姿は年相応のどこにでも居る女性にしか見えなかった。
 約10分が経過してようやくジャンヌも平静を取り戻したのか、メイドから受け取っていたタオルで覆われていた顔を上げた。
 だがそれでも目元は赤く泣いた痕が残っていた。

「すまない。取り乱してしまった」
「別に気にしなくて良い」
 僅かに赤く染まった頬。そんな顔を見られたく無いのか背けて謝罪の言葉を口にするが、俺は背けるのが遅いと思いながら当たり障りの無い返事をするのだった。
 だがこの状況で直ぐに訓練を再開するのは難しいだろう。あ、別に気持ち的にとかじゃない。
 ただ単にジャンヌがメイドたちに囲まれてしまったからだ。

「お、お前たち何をする!」
 流石のジャンヌもこの状況は予想していなかったのか動揺交じりの声音を荒立てていた。
 しかしメイドたちは一切臆することなくジャンヌに対して行動を開始していた。

「泣いた顔で訓練を再開されるお積もりですか!」
「ジャンヌ様は美人なのですから、しっかりと化粧をしなければ!」
 などと叱責の言葉を口にするメイドたち。

「私は軍人だ!化粧など鬱陶しいだけだ!」
『駄目です!』
 ジャンヌの言葉に一切臆するどころかグイグイと押し寄せる勢いで却下するメイドたち。だが何故だろう。その声音にはどこか嬉々としていた。
 当分訓練は再開出来そうにないな。そう思った俺はベンチから立ち上がった。

「ちょっと一服してくる」
『はい、ごゆっくり!』
 振り向いたメイドたちは弾んだ声で返事をしてきた。俺はこの時初めて皇宮で働くメイドたちの満面の笑みを見た気がする。多分彼女たちはアレだな……漫画とかである女子高の生徒が上級生をお姉様と慕うヤツ。
 ま、メイドたちが心の底からジャンヌの事を慕っているのなら大丈夫だな。

「ジン、助けろ!」
 悪いなジャンヌ。俺はお前のカウンセラーとして雇われただけであって護衛を依頼されたわけじゃないからな。ま、頑張れ。
 それに普段偉そうにしているジャンヌがメイドたちに手も足も出ない光景はとても面白い。だから本当はこのまま眺めていたいが後で面倒になりそうだからな。ここは一旦退散しておくのが得策。
 案外近くにあった喫煙所で一服した俺は戻って見るとそこには普段と変わらないジャンヌの姿と残念そうな顔をメイドたちが居た。

「化粧したのか?」
 普段化粧とかしない奴が急に化粧していたから確認の為に訊いた訳ではなく、本当に化粧をしているのかどうか分からないから訊いただけだ。
 それぐらい変化したかどうか全く分からないと言う事だ。

「残念ながら化粧は出来ませんでした……」
「国の行事とかなら兎も角……訓練、そもプライベートの訓練で化粧までする必要はない筈だ」
 不満そうに言葉を吐くジャンヌはスポーツドリンクでは無くメイドが用意したホットレモンティーを口にする。
 ま、男の俺に化粧の話をされても分からないから別に構わないが。

「日焼け止めと乾燥防止の保湿クリームだけしか許されませんでした……」
 今にも鬱病になりそうなほど哀愁を漂わせるメイドたち。いったい彼女たちはジャンヌに何を求めているのか少し気になるが、知らない方が色んな意味で良さそうだ。
 俺もホットティーを一杯だけ堪能したあと訓練を再開した。
 腕立て、腹筋、背筋、スクワットと基礎トレーニングに置いて基本となる訓練を一定回数行った。
 初日と言う事で少なめの回数にしておいた。いきなりやり過ぎると体に良くないからな。因みに俺も一緒に行った。ジャンヌ1人にやらせても良かったが、この寒空のした見ているだけと言うのは逆に辛いからだ。
 午前中はこれで終わった。
 プライベートフロアに戻ることなく休憩室で昼食を取った俺たち。ジャンヌの計らいでメイドたちと一緒に食事をすると言う普通では体験できないような昼食となった。
 周囲の目を考えるならメイドが一緒に食事と言うのはどうかと思うかもしれないが、俺たちが食事をした場所は個室だったため、気にする必要性はなかった。そのため普段聞けないような話が聞けて新鮮であり、楽しい昼食となった。
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