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学校生活
29話 下校 (追伸 「ひゃくまん」を「じゅうまん」に変えました。
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教員のリオンを連れて行った教員のトウカがすぐに戻ってきた。
「すいません、あの愚弟には、後でよーく言い付けておきますので、後で、罵倒してやってください。喜びますよ。」
「あ、あの、リオン教員は何処に…」
サイカが恐る恐る質問する。
「あの路地裏で本体と一緒にいます。今まで逃げられていた分までボ…お説教してます」
………
「断末魔が聞こえるんじゃが、どう説明するのじゃ?」
コアが岩でできた台座の上から話しかけた。
「あなたは黙っ…てっ、あなた何やってんのよ?」
トウカは祭壇の様に飾り付けられたコアの台座を見て言った。
それは、細かい所までアレを再現している。青い炎の火立てまで立てられていて力の入り具合が伺える。
「どうじゃ!ご主人様たちが仕立ててくれたものじゃ!敬え!」
「いいわよ」
「お、おぉ…、珍しいのじゃ。」
コン
トウカはリン棒で打鳴を打ち、線香立に岩の線香を立てた。
「あなた、いい趣味してるわね!(グッチョブ!」
トウカはリュートにグーサインを出した。
(うわっ、バレた。なんで?)
その後、リオンの代わりにトウカがクラスを取り仕切り何事も無く帰りのホームルームが終わった。
リュート、カイト、サリア、アヤメ、コアの四人と一個で帰ることとなった。
「あなた、仕返しはどうするの?目的の相手は目の前と言っても過言じゃ無いわよ?」
サリアがコアに聞いた。
「ふっふっふっ、その相手の場所が割れておるのじゃ。時間をかけて探り最も大きな傷を与えられる場所と状況を探るのじゃ。皆のもの有益な情報をわしに献上するのじゃ!」
「分かったわよ。使えそうな情報あったら教えてあげる。」
「ご主人様も頼むのじゃ!」
コアがリュートに言う。
「うん、面白そうな情報あったら伝えてあげるよ。」
「いいのを頼むのじゃ!」
「今更だけどさぁ、リュートのことご主人様って言ってる割には、全く敬ってねぇよな?」
カイトがコアに言った。
「なにをー!わしは、ご主人様を敬い慕う側使いのコアじゃぞ!」
コアが言い返した。
「例えば?」
リュートがコアに聞く。
「う、裏切りなのじゃ!?」
「そもそも、リュートはあなたの味方じゃ無いわよ」
サリアがコアを諭す。
「ご主人様はわしの仲間じゃないのじゃ?」
コアが不安そうな声でリュートに聞いた。
「ううん、僕はコアの仲間だよ」
リュートは優しく答えた。
「あら、あの祭壇について説明を求めるわよ?」
「うっ、」
リュートは言葉を詰まらせた。
「ご主人様!?ん?どうしたのじゃ?小娘、カチャカチャと」
コアは会話の途中で何も話していないアヤメが気になった。
「ん?私?コレ、」
アヤメが、青と白で出来た正十二面体の形をした魔道具を4人に見せた。
「なんなのじゃ?それ?」
「ん、見てて、」
アヤメがコアを魔道具の窪みにコアを填めこんだ。
「これで、一人でも動ける、」
アヤメが手を離すと
「おー、すごいのじゃ!」
コアの填められた魔道具は、コアの意思で自由自在に飛び回った。
「すごいね。コレいくら?」
「ん、じゅうまん、」
「分かった。後で送っておくよ。」
「ん!?」
「ハァ!?」
アヤメとサリアが驚いて声を上げた。
「ほら、カード出して」
リュートはカードを取り出した。
「ん?ん?ん?」
アヤメは混乱しながらもカードを取り出した。
「はい。」
リュートがカードをアヤメのカードの上に重ねた。
「……、サリっちご飯奢ってあげる。」
アヤメはゆっくりと振り向き言った。
「え?冗談はやめてよね、えっ?」
サリアが混乱しあたふたしている。
リュートはその様子を見てニヤニヤと満足げに笑った。
「人をからかう為に出す額じゃないわよね、これ」
「後で、新しいの作る、一か月待ってて、」
アヤメがリュートに言った。
「分かった。期待してる」
「ねぇ、何であいつあんなに金持ってるの?おかしくない!?」
サリアがカイトの耳元で言った。
「ん、あー、リュートは賭け事に強いから、金が有り余ってるんだよな。使い方おかしいけどな」
カイトが答えた。
「そ、そう」
「すいません、あの愚弟には、後でよーく言い付けておきますので、後で、罵倒してやってください。喜びますよ。」
「あ、あの、リオン教員は何処に…」
サイカが恐る恐る質問する。
「あの路地裏で本体と一緒にいます。今まで逃げられていた分までボ…お説教してます」
………
「断末魔が聞こえるんじゃが、どう説明するのじゃ?」
コアが岩でできた台座の上から話しかけた。
「あなたは黙っ…てっ、あなた何やってんのよ?」
トウカは祭壇の様に飾り付けられたコアの台座を見て言った。
それは、細かい所までアレを再現している。青い炎の火立てまで立てられていて力の入り具合が伺える。
「どうじゃ!ご主人様たちが仕立ててくれたものじゃ!敬え!」
「いいわよ」
「お、おぉ…、珍しいのじゃ。」
コン
トウカはリン棒で打鳴を打ち、線香立に岩の線香を立てた。
「あなた、いい趣味してるわね!(グッチョブ!」
トウカはリュートにグーサインを出した。
(うわっ、バレた。なんで?)
その後、リオンの代わりにトウカがクラスを取り仕切り何事も無く帰りのホームルームが終わった。
リュート、カイト、サリア、アヤメ、コアの四人と一個で帰ることとなった。
「あなた、仕返しはどうするの?目的の相手は目の前と言っても過言じゃ無いわよ?」
サリアがコアに聞いた。
「ふっふっふっ、その相手の場所が割れておるのじゃ。時間をかけて探り最も大きな傷を与えられる場所と状況を探るのじゃ。皆のもの有益な情報をわしに献上するのじゃ!」
「分かったわよ。使えそうな情報あったら教えてあげる。」
「ご主人様も頼むのじゃ!」
コアがリュートに言う。
「うん、面白そうな情報あったら伝えてあげるよ。」
「いいのを頼むのじゃ!」
「今更だけどさぁ、リュートのことご主人様って言ってる割には、全く敬ってねぇよな?」
カイトがコアに言った。
「なにをー!わしは、ご主人様を敬い慕う側使いのコアじゃぞ!」
コアが言い返した。
「例えば?」
リュートがコアに聞く。
「う、裏切りなのじゃ!?」
「そもそも、リュートはあなたの味方じゃ無いわよ」
サリアがコアを諭す。
「ご主人様はわしの仲間じゃないのじゃ?」
コアが不安そうな声でリュートに聞いた。
「ううん、僕はコアの仲間だよ」
リュートは優しく答えた。
「あら、あの祭壇について説明を求めるわよ?」
「うっ、」
リュートは言葉を詰まらせた。
「ご主人様!?ん?どうしたのじゃ?小娘、カチャカチャと」
コアは会話の途中で何も話していないアヤメが気になった。
「ん?私?コレ、」
アヤメが、青と白で出来た正十二面体の形をした魔道具を4人に見せた。
「なんなのじゃ?それ?」
「ん、見てて、」
アヤメがコアを魔道具の窪みにコアを填めこんだ。
「これで、一人でも動ける、」
アヤメが手を離すと
「おー、すごいのじゃ!」
コアの填められた魔道具は、コアの意思で自由自在に飛び回った。
「すごいね。コレいくら?」
「ん、じゅうまん、」
「分かった。後で送っておくよ。」
「ん!?」
「ハァ!?」
アヤメとサリアが驚いて声を上げた。
「ほら、カード出して」
リュートはカードを取り出した。
「ん?ん?ん?」
アヤメは混乱しながらもカードを取り出した。
「はい。」
リュートがカードをアヤメのカードの上に重ねた。
「……、サリっちご飯奢ってあげる。」
アヤメはゆっくりと振り向き言った。
「え?冗談はやめてよね、えっ?」
サリアが混乱しあたふたしている。
リュートはその様子を見てニヤニヤと満足げに笑った。
「人をからかう為に出す額じゃないわよね、これ」
「後で、新しいの作る、一か月待ってて、」
アヤメがリュートに言った。
「分かった。期待してる」
「ねぇ、何であいつあんなに金持ってるの?おかしくない!?」
サリアがカイトの耳元で言った。
「ん、あー、リュートは賭け事に強いから、金が有り余ってるんだよな。使い方おかしいけどな」
カイトが答えた。
「そ、そう」
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