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第11話 プロポーズ、結婚
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医学部の授業に出席するようになってから、クラスの女生徒とも友達になって彼女らのうちへ招かれたこともあった。
それをアウレリアに話すと、彼女は少なからず嫉妬の面持ちで、
「そのうち恋人同しになりそうね」
「そんなことは絶対ないよ、僕はあなた以外の女性には全く興味ない。あなたと結婚すると決めているんだ」
と、はからずもそれがプロポーズの発端となった。
彼女のはにかんだ顔が紅潮し、まるで僕の言葉の真偽を確かめるみたいにうつむき加減に僕の胸元を見ている。
「本当にあなたを愛している。あなたなしでは僕のこれからの人生は考えられない。高校の卒業を待って結婚しよう」
心臓の鼓動の高まりを意識しながら精いっぱい感情を込めて、遂にプロポーズをなした。
彼女はほほ笑みながらゆっくりうなずくと、彼女の可憐な唇をすぼめてキスの返答を返した。
僕は天にも駆け登った境地で彼女の唇と僕のを愛おしく重ね合わせた。
それからのデイトはいつもになく熱く盛り上がり、愛情に溢れた抱擁と接吻が繰り返された。
運良くムスタングを持っていたのでデイトには事欠かなかった。
全てがお膳立てされているようなものである。
もはや言葉は不要で、互いに愛し合い、信頼して求め合う二人だけの世界がそこにあった。
そういう熱い関係の日々を重ね互いの愛情が頂点に達した頃、僕らは愛車のムスタングをアセリ村の丘の上に停めて夕陽に染まる眼下のサンホセ市街地を眺めていた。
薄闇に支配された街筋は灯の明かりに煌めき、空にはまだかすかな青みが残り明るい星が瞬き始めていた。
残照が広大な空に浮かぶ雲間を赤く染めいつもにも増してロマンチックなムードが漂っていた。
周りの草藪からはすだく虫の調べが僕
らを煽り立てるように響いていた。もう何が起こっても自然な成り行きに見えた。
僕は助手席のアウレリアの肩を静かに抱き寄せ、頬を寄せ合い唇を重ねた。
長く熱い接吻の後、濡れた唇を彼女の頬に添って耳たぶへずらし熱い吐息とともに囁いた。
「アウレリア、あなたをとても愛している。今日はあなたを僕のものにしたい」
彼女は何も言わないで微笑み返したが、間をおいて、
「いいわ..でも他の誰のところにもいかないでね」
「約束するよ.. あなた以外には興味ない..じゃー後ろの座席に移ろうか]
移動してバックシートに横たわったアウレリアの上に、僕はそうっと重なり合った。
彼女のブラウスのボタンを外して内側に手を這わせ、彼女の柔らかい肌に初めて触れた。
震える指がブラジャーの下側に潜り込み隆起した乳房と可憐な乳首を掴んだ。
もはや突きあげる激情に身も心も燃え上がり、素早く双方のジーンズを下ろすと、右手を彼女の下腹部へと滑り込ませた。
柔らかい陰毛に触れると、後は本能のおもむくまま、彼女の股間の中に深く沈んでいった。
とてつもない陶酔感に覆われ快楽の絶頂に駆け上った。
そして愛の行為がすべてが終わった後、
- - - 今度こそは彼女と一生、共に、決して彼女を手放すまい- - -
と強く心に誓った。
この愛の契りを境にアウレリアとの関係は互いに精神的にも安定し、前に増して愛情深く感情豊かな日々が続いた。
しかし間もなく、覚悟していたとはいえ激変が起こった。
アウレリアが妊娠したのだ。
厳格な家族の中で彼女の立場が損なわれる事だけは絶対に避けなければならなかった。
状況に備えなえようと、彼女と相談して計画を練った。
アウレリアはまずお母さんに打ち明けた。
「ママ、私たちとても愛し合っているの、それで...ついに身籠もっちゃった、ゴメンね」
「いいのよ、それでどうするの?」
気さくな母親のグロリアは優しく恥じらう娘の顔を覗き込んだ。
「前にパパやママにも言ったように結婚の申し込みはとっくにあるの。結婚式は私が高校を卒業したらすぐにいいかしらママ?」
「そろそろお腹が大きくなり始める頃ね。それでは私はさっそくデサンパラドスの教会の神父さんに結婚式のミサのお願いに行かなきゃ。パパには私からよく言っておくから心配しなくともいいよ」
「本当にありがとう、ママ」
彼女からその報告を聞いた翌日改めて僕は両親の前に進み出てアウレリアとの結婚の承諾を願った。
娘を信じ承諾してくれたヘルマンとグロリアに心から感謝した。
この三ヶ月後に僕とアウレリアは神聖な教会の祭壇で神父立会いものとに結婚を宣誓した。
カトリックでの結婚はバチカンの法王の元へ届け出が行き、離婚したら二度とカットリック教会での挙式は許されない。
ということはカトリックでは離婚を反道徳的とみなして、禁止しているのである。
披露宴は質素なものであったが、出席してくれた親戚や友人たちから暖かい祝福を受けた。
こうして地球の裏側へ七回半も周回した世紀の恋はやっと実を結んだが、これから待ち受ける難題は僕の人生を右往左往させるものとなった。
それをアウレリアに話すと、彼女は少なからず嫉妬の面持ちで、
「そのうち恋人同しになりそうね」
「そんなことは絶対ないよ、僕はあなた以外の女性には全く興味ない。あなたと結婚すると決めているんだ」
と、はからずもそれがプロポーズの発端となった。
彼女のはにかんだ顔が紅潮し、まるで僕の言葉の真偽を確かめるみたいにうつむき加減に僕の胸元を見ている。
「本当にあなたを愛している。あなたなしでは僕のこれからの人生は考えられない。高校の卒業を待って結婚しよう」
心臓の鼓動の高まりを意識しながら精いっぱい感情を込めて、遂にプロポーズをなした。
彼女はほほ笑みながらゆっくりうなずくと、彼女の可憐な唇をすぼめてキスの返答を返した。
僕は天にも駆け登った境地で彼女の唇と僕のを愛おしく重ね合わせた。
それからのデイトはいつもになく熱く盛り上がり、愛情に溢れた抱擁と接吻が繰り返された。
運良くムスタングを持っていたのでデイトには事欠かなかった。
全てがお膳立てされているようなものである。
もはや言葉は不要で、互いに愛し合い、信頼して求め合う二人だけの世界がそこにあった。
そういう熱い関係の日々を重ね互いの愛情が頂点に達した頃、僕らは愛車のムスタングをアセリ村の丘の上に停めて夕陽に染まる眼下のサンホセ市街地を眺めていた。
薄闇に支配された街筋は灯の明かりに煌めき、空にはまだかすかな青みが残り明るい星が瞬き始めていた。
残照が広大な空に浮かぶ雲間を赤く染めいつもにも増してロマンチックなムードが漂っていた。
周りの草藪からはすだく虫の調べが僕
らを煽り立てるように響いていた。もう何が起こっても自然な成り行きに見えた。
僕は助手席のアウレリアの肩を静かに抱き寄せ、頬を寄せ合い唇を重ねた。
長く熱い接吻の後、濡れた唇を彼女の頬に添って耳たぶへずらし熱い吐息とともに囁いた。
「アウレリア、あなたをとても愛している。今日はあなたを僕のものにしたい」
彼女は何も言わないで微笑み返したが、間をおいて、
「いいわ..でも他の誰のところにもいかないでね」
「約束するよ.. あなた以外には興味ない..じゃー後ろの座席に移ろうか]
移動してバックシートに横たわったアウレリアの上に、僕はそうっと重なり合った。
彼女のブラウスのボタンを外して内側に手を這わせ、彼女の柔らかい肌に初めて触れた。
震える指がブラジャーの下側に潜り込み隆起した乳房と可憐な乳首を掴んだ。
もはや突きあげる激情に身も心も燃え上がり、素早く双方のジーンズを下ろすと、右手を彼女の下腹部へと滑り込ませた。
柔らかい陰毛に触れると、後は本能のおもむくまま、彼女の股間の中に深く沈んでいった。
とてつもない陶酔感に覆われ快楽の絶頂に駆け上った。
そして愛の行為がすべてが終わった後、
- - - 今度こそは彼女と一生、共に、決して彼女を手放すまい- - -
と強く心に誓った。
この愛の契りを境にアウレリアとの関係は互いに精神的にも安定し、前に増して愛情深く感情豊かな日々が続いた。
しかし間もなく、覚悟していたとはいえ激変が起こった。
アウレリアが妊娠したのだ。
厳格な家族の中で彼女の立場が損なわれる事だけは絶対に避けなければならなかった。
状況に備えなえようと、彼女と相談して計画を練った。
アウレリアはまずお母さんに打ち明けた。
「ママ、私たちとても愛し合っているの、それで...ついに身籠もっちゃった、ゴメンね」
「いいのよ、それでどうするの?」
気さくな母親のグロリアは優しく恥じらう娘の顔を覗き込んだ。
「前にパパやママにも言ったように結婚の申し込みはとっくにあるの。結婚式は私が高校を卒業したらすぐにいいかしらママ?」
「そろそろお腹が大きくなり始める頃ね。それでは私はさっそくデサンパラドスの教会の神父さんに結婚式のミサのお願いに行かなきゃ。パパには私からよく言っておくから心配しなくともいいよ」
「本当にありがとう、ママ」
彼女からその報告を聞いた翌日改めて僕は両親の前に進み出てアウレリアとの結婚の承諾を願った。
娘を信じ承諾してくれたヘルマンとグロリアに心から感謝した。
この三ヶ月後に僕とアウレリアは神聖な教会の祭壇で神父立会いものとに結婚を宣誓した。
カトリックでの結婚はバチカンの法王の元へ届け出が行き、離婚したら二度とカットリック教会での挙式は許されない。
ということはカトリックでは離婚を反道徳的とみなして、禁止しているのである。
披露宴は質素なものであったが、出席してくれた親戚や友人たちから暖かい祝福を受けた。
こうして地球の裏側へ七回半も周回した世紀の恋はやっと実を結んだが、これから待ち受ける難題は僕の人生を右往左往させるものとなった。
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