58 / 109
青年藩主編
第十八話
しおりを挟む
見えた!
二本松を少し通り過ぎ、素人が作ったような粗末な桟橋が見えてきた。
この後は船内で打ち合わせたように水野と俺だけが降りる。
相手が何人いるかはわからないが、俺に出来る事は自分の身を守りる事と水野が自由に動けるようにする事。相手に出来ても一人か二人が限度だろう。ある程度、研鑽を積んでいるので腕があるかもしれないが、二人に挟まれれば、腕の差なんて有って無いようなものだ。
交渉で人質を解放してもらえるのか、人質もろとも命を狙われるのか。まったく予想がつかない。徹底しているやり方からして目撃者のさくら殿も命を狙われる可能性の方が高いと心積もりしている。
どういう展開になろうとも、せめてさくら殿だけでも無傷で奪い返さねば死んでも死にきれない。
川に手を差し入れ、柄を濡らす。そして股立ちを取り、舟にあった荒縄を貰い、襷掛けをすると、舟でできることは無くなった。
桟橋まであと少しの距離。なかなか辿り着かないように感じて、もどかしい。
左手は鞘を握っては離し握っては離し。
人と斬り合うのは初めてだ。人に真剣を向ける事すらした事は無い。
水野からは相手より一歩多く踏み込めと言われた。どうしても最初は相手の刀に委縮して腰が引けたり遠間から仕掛けてしまうらしい。
水野のいつもと変わらぬ様子がひどく頼もしく思える。
静かに横付けされた舟から桟橋へと降りる。寅には、振り返り目礼だけで済ます。打ち合わせの通り、音を立てず桟橋から離れ下流へと舳先を向けた。
桟橋の古さからか、作りが荒いからか足を置くたびにギィっと軋む。あいつらに気付かれないかとヒヤヒヤしながら歩を進める。
幸にも川淵には葦が茂っていて腰を屈めていれば見つかることは無いだろう。こんな狭い桟橋で敵に見つかれば、一溜まりもない。
おそらく、敵の想定は走って疲れた俺たちを複数人で囲んで仕留める計画だろう。
人質は俺たちを呼び出すため。反撃を禁じなければならない人数差しか用意していないことは無いだろう。俺が人質を見捨てた場合、返り討ちになる可能性があるからだ。
敵の立場で考えると確実にいくなら、大人数で取り囲んでの攻撃。ただし、元々人質を取られている以上、形勢が不利になれば、人質を盾に反撃すら制限されるだろう。その前に一気呵成攻め立てて数的不利を解消せねばならない。それが俺たちに取れる作戦だった。何とも頼りない行き当たりばったりの作戦だ。
その程度の作戦しかないが、成功させるために、相手の考えの裏をかき、山波屋敷から陸路ではなく舟での移動にしたのだ。もちろん体力温存と移動時間短縮の意味合いもある。
これにより、相手の背後に回れた。さらに仕掛けるタイミングがこちらに移った。想定より早く辿り着けたから相手の準備が整う前に仕掛けられるはず。
こちらの予想が当たっていてくれと桟橋の根元まで移動すると、屈めた腰を少し伸ばし二本松のある土手を見る。
……結構人数が多いな。ざっと数えると八人ほどいる。身なりは良くないが侍だ。浪人かもしれない。勤番侍ではない分、荒事になれている可能性もある。
浪人どもは川に沿って広がり列を作っている。俺らが二本松まで来ない見えないよう、土手から遠い川淵の方にいた。もちろん、勝手気ままにブラブラしているので、幅は適当で近いところもあれば遠いところもある。大方、俺らが到着次第、二本松を中心に丸く取り囲むため列を作り広がっているのだろう。
幸いな事にこちらに背を向けている。城下から走って来ることを想定して向こうから来ると思っているのだろう。
そんな風に観察をしながら見ていると浪人の風体とは違う人間が一人。土手の上に一人だけ身なりの良い者がいる。侍ではなさそうだが商人でもなさそうだ。太刀ではなく脇差のようなものを一本差しにしている。あいつが黒幕なのだろうか。
今見えた人数で九人か。さくら殿は見当たらない。他の場所にいるのか?
それはないか。相手の作戦はこちらを少人数で呼び寄せるために考えられている節がある。さくら殿の顔を見せないと俺らが引き上げることも有り得るのだ。絶対にしないが。
であれば、さくら殿は近くにいる。ここからでは見えないから少し離れた場所にいるのだろう。二本松の側では奪い返される可能性が高い。それは悪手だ。用意周到な奴らが、そんなヘマをするとは思えない。つまり、もう一人さくら殿を抑えている人間がいるはず。
手順を確認する。俺らは土手の方に出ず、葦の中を移動し川淵に屯している浪人たちを斬る。不意を突けば俺が一人、水野は二人仕留めることができるだろう。
残り五人。順当にいけば手練れとわかる護衛の水野に人数を割く。
水野に三人、俺に二人。こうなると俺がちょっときつい。何とか致命傷を負わないまでもどっちかを倒すことはできない。水野が三人仕留めてくれるまで耐えるのが精いっぱい。
俺に三人来てくれれば逆に楽だ。水野相手に浪人者が二人だけでは瞬殺だろう。それまで走って逃げるなりすれば、その間は持つ。が、そんなに甘くないだろうな。
可能性が一番高いのは俺に一人。普通、子供の殿様なんぞに大人一人で充分に相手できると考えるだろう。護衛を排除できれば、後はどうとでもできる。
「不意を突いて俺は一人、水野は二人頼めるか?」
俺は声を落とし、後ろにいる水野へ考えを伝える。
「その考えで良いかと。しかし二人と言わず三人は行けるでしょうが。加えて言うなれば私も考えがあります」
水野の言う考えとは、この様なものだった。
水野は無理をせず二人を仕留める。しかし、一列に広がり屯している浪人者の配列を利用し、端から三番目を基準に左右の浪人を狙う。三番目を水野が斬ったら、俺が二番目、水野が返す刀で四番目を撃つ。その列に割り込んだら、背中合わせになり、水野は中央側へ、俺は端の残り一人と対峙する。そうすれば、俺は一人と対峙できる。水野は四人を相手取ることになるが問題ないらしい。
見ただけで相手の技量がわかるという。俺の相手も、俺の腕であれば問題ないとのこと。励ましてくれているのでは考えてしまって素直に喜べない。
水野にしてみれば、俺に危険が及ばなければ良くて、無理して相手を倒すことまでは期待していないのだろう。緊張してヘマをしないかだけが心配なのだと思う。
護衛である彼の立場では当然だろう。むしろ、さくら殿の救出作戦を止めず、共に死地に向かってくれているのだから、頭が上がらない。
そんな事に関係なく水野の作戦は理にかなっているから、そのまま実行することにする。
仕掛ける位置の問題で俺が先頭を進むが仕掛けるタイミングは水野任せ。水野が斬りこんだらすぐに俺も続く。自分に決定権が無く、葦の中で息をひそめ待つこの時間は何とも耐え難い。大声を出しながら今すぐ襲い掛かってしまいたい衝動に駆られる。
失敗は許されない。初めて感じる重圧の中、機を待つ時間は俺の心臓の鼓動と反比例して、とても遅いように感じた。
二本松を少し通り過ぎ、素人が作ったような粗末な桟橋が見えてきた。
この後は船内で打ち合わせたように水野と俺だけが降りる。
相手が何人いるかはわからないが、俺に出来る事は自分の身を守りる事と水野が自由に動けるようにする事。相手に出来ても一人か二人が限度だろう。ある程度、研鑽を積んでいるので腕があるかもしれないが、二人に挟まれれば、腕の差なんて有って無いようなものだ。
交渉で人質を解放してもらえるのか、人質もろとも命を狙われるのか。まったく予想がつかない。徹底しているやり方からして目撃者のさくら殿も命を狙われる可能性の方が高いと心積もりしている。
どういう展開になろうとも、せめてさくら殿だけでも無傷で奪い返さねば死んでも死にきれない。
川に手を差し入れ、柄を濡らす。そして股立ちを取り、舟にあった荒縄を貰い、襷掛けをすると、舟でできることは無くなった。
桟橋まであと少しの距離。なかなか辿り着かないように感じて、もどかしい。
左手は鞘を握っては離し握っては離し。
人と斬り合うのは初めてだ。人に真剣を向ける事すらした事は無い。
水野からは相手より一歩多く踏み込めと言われた。どうしても最初は相手の刀に委縮して腰が引けたり遠間から仕掛けてしまうらしい。
水野のいつもと変わらぬ様子がひどく頼もしく思える。
静かに横付けされた舟から桟橋へと降りる。寅には、振り返り目礼だけで済ます。打ち合わせの通り、音を立てず桟橋から離れ下流へと舳先を向けた。
桟橋の古さからか、作りが荒いからか足を置くたびにギィっと軋む。あいつらに気付かれないかとヒヤヒヤしながら歩を進める。
幸にも川淵には葦が茂っていて腰を屈めていれば見つかることは無いだろう。こんな狭い桟橋で敵に見つかれば、一溜まりもない。
おそらく、敵の想定は走って疲れた俺たちを複数人で囲んで仕留める計画だろう。
人質は俺たちを呼び出すため。反撃を禁じなければならない人数差しか用意していないことは無いだろう。俺が人質を見捨てた場合、返り討ちになる可能性があるからだ。
敵の立場で考えると確実にいくなら、大人数で取り囲んでの攻撃。ただし、元々人質を取られている以上、形勢が不利になれば、人質を盾に反撃すら制限されるだろう。その前に一気呵成攻め立てて数的不利を解消せねばならない。それが俺たちに取れる作戦だった。何とも頼りない行き当たりばったりの作戦だ。
その程度の作戦しかないが、成功させるために、相手の考えの裏をかき、山波屋敷から陸路ではなく舟での移動にしたのだ。もちろん体力温存と移動時間短縮の意味合いもある。
これにより、相手の背後に回れた。さらに仕掛けるタイミングがこちらに移った。想定より早く辿り着けたから相手の準備が整う前に仕掛けられるはず。
こちらの予想が当たっていてくれと桟橋の根元まで移動すると、屈めた腰を少し伸ばし二本松のある土手を見る。
……結構人数が多いな。ざっと数えると八人ほどいる。身なりは良くないが侍だ。浪人かもしれない。勤番侍ではない分、荒事になれている可能性もある。
浪人どもは川に沿って広がり列を作っている。俺らが二本松まで来ない見えないよう、土手から遠い川淵の方にいた。もちろん、勝手気ままにブラブラしているので、幅は適当で近いところもあれば遠いところもある。大方、俺らが到着次第、二本松を中心に丸く取り囲むため列を作り広がっているのだろう。
幸いな事にこちらに背を向けている。城下から走って来ることを想定して向こうから来ると思っているのだろう。
そんな風に観察をしながら見ていると浪人の風体とは違う人間が一人。土手の上に一人だけ身なりの良い者がいる。侍ではなさそうだが商人でもなさそうだ。太刀ではなく脇差のようなものを一本差しにしている。あいつが黒幕なのだろうか。
今見えた人数で九人か。さくら殿は見当たらない。他の場所にいるのか?
それはないか。相手の作戦はこちらを少人数で呼び寄せるために考えられている節がある。さくら殿の顔を見せないと俺らが引き上げることも有り得るのだ。絶対にしないが。
であれば、さくら殿は近くにいる。ここからでは見えないから少し離れた場所にいるのだろう。二本松の側では奪い返される可能性が高い。それは悪手だ。用意周到な奴らが、そんなヘマをするとは思えない。つまり、もう一人さくら殿を抑えている人間がいるはず。
手順を確認する。俺らは土手の方に出ず、葦の中を移動し川淵に屯している浪人たちを斬る。不意を突けば俺が一人、水野は二人仕留めることができるだろう。
残り五人。順当にいけば手練れとわかる護衛の水野に人数を割く。
水野に三人、俺に二人。こうなると俺がちょっときつい。何とか致命傷を負わないまでもどっちかを倒すことはできない。水野が三人仕留めてくれるまで耐えるのが精いっぱい。
俺に三人来てくれれば逆に楽だ。水野相手に浪人者が二人だけでは瞬殺だろう。それまで走って逃げるなりすれば、その間は持つ。が、そんなに甘くないだろうな。
可能性が一番高いのは俺に一人。普通、子供の殿様なんぞに大人一人で充分に相手できると考えるだろう。護衛を排除できれば、後はどうとでもできる。
「不意を突いて俺は一人、水野は二人頼めるか?」
俺は声を落とし、後ろにいる水野へ考えを伝える。
「その考えで良いかと。しかし二人と言わず三人は行けるでしょうが。加えて言うなれば私も考えがあります」
水野の言う考えとは、この様なものだった。
水野は無理をせず二人を仕留める。しかし、一列に広がり屯している浪人者の配列を利用し、端から三番目を基準に左右の浪人を狙う。三番目を水野が斬ったら、俺が二番目、水野が返す刀で四番目を撃つ。その列に割り込んだら、背中合わせになり、水野は中央側へ、俺は端の残り一人と対峙する。そうすれば、俺は一人と対峙できる。水野は四人を相手取ることになるが問題ないらしい。
見ただけで相手の技量がわかるという。俺の相手も、俺の腕であれば問題ないとのこと。励ましてくれているのでは考えてしまって素直に喜べない。
水野にしてみれば、俺に危険が及ばなければ良くて、無理して相手を倒すことまでは期待していないのだろう。緊張してヘマをしないかだけが心配なのだと思う。
護衛である彼の立場では当然だろう。むしろ、さくら殿の救出作戦を止めず、共に死地に向かってくれているのだから、頭が上がらない。
そんな事に関係なく水野の作戦は理にかなっているから、そのまま実行することにする。
仕掛ける位置の問題で俺が先頭を進むが仕掛けるタイミングは水野任せ。水野が斬りこんだらすぐに俺も続く。自分に決定権が無く、葦の中で息をひそめ待つこの時間は何とも耐え難い。大声を出しながら今すぐ襲い掛かってしまいたい衝動に駆られる。
失敗は許されない。初めて感じる重圧の中、機を待つ時間は俺の心臓の鼓動と反比例して、とても遅いように感じた。
0
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
【アラウコの叫び 】第2巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日07:20投稿】 動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる