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第3章 十文字槍対策
8.出発日の朝(イソベ餅と塩加減)
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虎之助達が旅立つ日の朝、シノは何時もどおり皆の朝食の準備をしていた。
用意する食事の量は、胤栄と才蔵の分も含め7人分とかなりの量である。
いつもの事だが、彼らが昼に食べる御握りも一緒に作るので、朝から大忙しである。
ヒゲ殿達、6人は虎之助の御前試合を見守る為、美濃へ同行する事になっている。
彼らが旅立つ特別な朝に、彼女は朝食にほんの少し小さな趣向をこらしていた。
その趣向は、シノ以外の者には分からない、特別な意味を持っていた。
通常より1時間早く起き、身体的には眠い筈なのだが、シノは自分の趣向にワクワクしながら作業をこなす。
疲労感を感じず、彼女は作業に没頭していたのである。
一通りの準備が出来た頃には、虎之助が朝の修行から帰ってくる30分ぐらい前になっていた。
シノは、急いで趣向の準備をする。 彼女の趣向とは、イソベ餅である。
この日の為に、シノは秀長に無理を言って、大量の餅を用意してもらっていたのである。
シノ達が生きた時代、既に今私達が使っている醤油(近江地方では、たまり醤油と言われている)が流通し始めた時期に重なるが、まだまだ市場に出回っている量は少なく、当然シノ達の長屋には無かった。シノが使う調味料として考えたのが、砂糖と塩であった。
現代であれが、砂糖醤油にお餅をつけて、焼いた海苔を巻くイメージである。
シノは、先ず大きなお椀に砂糖を入れた。
お椀の底が砂糖で埋まり、底が見えなくなったら、塩を入れる。
この塩がとても重要である。塩の加減が味の成功と失敗を分けてしまうからである。
シノは、自分の指に水をつけ、お椀にその指をいれ味見をし、甘さと塩辛さを調整する。
一度味見すると指を洗い、納得するまで何度か味調整を繰り返す。
何度か調整した後、『ヨシッ』と自分に言い聞かせるように、声を出した。
焼きあがったばかりの餅を用意していたお湯にサッと付けて、取り出し、濡れた表面に、できたばかりの砂糖塩をつけ、海苔を巻く。
イソベ餅が人数分できた頃に、虎之助達が帰ってきた。
昨日の夜食に作った鴨汁の残りを、それぞれのお椀に入れた後、シノは虎之助達に質問をする。
『今日は、ご飯とお餅両方準備しております、食べたい方を教えて下さい?』
『餅があるのかぁ。」とヒゲ殿が驚きの声を上げたが、『だけど、鴨汁にはご飯かな・・。』とご飯を選択した。
ヒゲ殿に先導された訳ではないが、虎之助以外のメンバーも皆ご飯を選択する返答をする。
虎之助だけが、『私はお餅でお願い致します!』とお餅を選択した。
虎之助の返答を聞いた時、シノはクイズに成功した様に表情をパッと緩めた。
シノは、正月の時にお餅を食べている虎之助の表情を見て、餅が好物だという事を知っていたのである。
ただ、朝食からお餅を選んでくれるか、鴨汁との相性もあるし、虎之助がイソベ餅を選択してくれる100%の自信が無かったので、虎之助がお餅を選んでくれた時、自分が賭けに勝った様な気持ちになり、思わず顔がほころんでしまったのである。
皆には、ご飯を盛りつけ、虎之助にイソベ餅を渡す。
海苔に巻かれたオニギリにも見えるイソベ餅を、パクリと半分ぐらい食べる虎之助。
『アッ、・・これ、ウマ、これ美味しいです、シノ殿。』
『甘じょっぱくて、塩加減がちょうどいい塩梅で、モチ好きの私には、この味大好きです。このモチモチ感、甘さ、隠し味のような塩加減が口の中で混じりあい、ウッマァ』と嬉しそうに虎之助はシノへ味を報告してくれた。
『トラ殿に喜んでもらえて私も嬉しいです。未だいっぱいありますので、御替わりしてください!』とシノは笑顔で虎之助に応える。
虎之助がイソベ餅をあまりに美味しそうに何個も食べる姿に、力士、久次郎、才蔵が私達も食べたいと言う始末であった。
『お餅をまだあるので、今から焼きますね』とシノが嬉しそうに準備を開始する。
『シノ殿、ワシは鴨汁、御替わり下さい。』と胤栄が御替わりを所望する。
『仏に仕える者が、鴨汁を一番食べていますが、宜しいのですか?』と胤栄に才蔵がチャチャをいれながら、『シノ様、すいません、私にも!』と自分も御替わりをお願いする。合宿最後の朝もシノは大忙しであったのである。
昼前に、長浜城から秀吉と秀長が御供達と6人が乗る馬を連れて迎えに来た。
『トラ、準備万端がや?オォ、良い面構えになった、日の元一の男前よ!』
『胤栄様、ヒゲ殿、オオゥ、才蔵殿いい面構えじゃ、皆さま虎之助を鍛えて下さって、誠に有難うございました。』
秀吉が、持ち前の明るさと調子の良さで挨拶をすると、6人は順番に長屋を出ていく。その後に、シノも続いて外に出た。
旅立つ直前に、虎之助がシノへ近づき、旅たちの挨拶をする。
『シノ殿、それでは行って参ります。午後には、私の母がこの長屋に来ますので、私達の元の長屋に戻る準備を宜しくお願い致します。』
『引っ越しの日は、長浜城から人が来て手伝って下さるそうですので、留守を宜しくお願い致します。』と虎之助が言うと、『トラ殿、留守は私が守りますので、御前試合の御役目頑張って下さい。御武運お祈りしております。』とシノが返答する。
『あの、今日のイソベ餅、とても美味しかったです。帰って来たらまた作って下さいね!』と虎之助が照れたように最後に付け加えた。
最後の最後に、虎之助が自分が夢描いていた最高の賛辞をくれた事に、『ハイ!!』と満面の笑顔で返事をしたシノであった。
軽く会釈すると、虎之助はクルっと後ろへ方向転換し、馬に乗って旅立っていった。
シノは、一行の後ろ姿が見えなくなるまで見送った。見送りながら、一人感慨にふけった。
長かった修業生活がやっと終わったという達成感と共に、終わってしまったという少し残念な気持ちが生じていた。
少し、名残惜しさを感じている自分が、どうしてなのかと、18歳のシノは考えたが、明確な答えは出てこなかった。
虎之助達の後ろ姿が見えなくなった頃、『ヨシッ』とシノは小さな声を出し、くるりと長屋の方角へ戻ったのである。
虎之助達より1日遅く、シノの修行の終わりを告げる一言だった。
用意する食事の量は、胤栄と才蔵の分も含め7人分とかなりの量である。
いつもの事だが、彼らが昼に食べる御握りも一緒に作るので、朝から大忙しである。
ヒゲ殿達、6人は虎之助の御前試合を見守る為、美濃へ同行する事になっている。
彼らが旅立つ特別な朝に、彼女は朝食にほんの少し小さな趣向をこらしていた。
その趣向は、シノ以外の者には分からない、特別な意味を持っていた。
通常より1時間早く起き、身体的には眠い筈なのだが、シノは自分の趣向にワクワクしながら作業をこなす。
疲労感を感じず、彼女は作業に没頭していたのである。
一通りの準備が出来た頃には、虎之助が朝の修行から帰ってくる30分ぐらい前になっていた。
シノは、急いで趣向の準備をする。 彼女の趣向とは、イソベ餅である。
この日の為に、シノは秀長に無理を言って、大量の餅を用意してもらっていたのである。
シノ達が生きた時代、既に今私達が使っている醤油(近江地方では、たまり醤油と言われている)が流通し始めた時期に重なるが、まだまだ市場に出回っている量は少なく、当然シノ達の長屋には無かった。シノが使う調味料として考えたのが、砂糖と塩であった。
現代であれが、砂糖醤油にお餅をつけて、焼いた海苔を巻くイメージである。
シノは、先ず大きなお椀に砂糖を入れた。
お椀の底が砂糖で埋まり、底が見えなくなったら、塩を入れる。
この塩がとても重要である。塩の加減が味の成功と失敗を分けてしまうからである。
シノは、自分の指に水をつけ、お椀にその指をいれ味見をし、甘さと塩辛さを調整する。
一度味見すると指を洗い、納得するまで何度か味調整を繰り返す。
何度か調整した後、『ヨシッ』と自分に言い聞かせるように、声を出した。
焼きあがったばかりの餅を用意していたお湯にサッと付けて、取り出し、濡れた表面に、できたばかりの砂糖塩をつけ、海苔を巻く。
イソベ餅が人数分できた頃に、虎之助達が帰ってきた。
昨日の夜食に作った鴨汁の残りを、それぞれのお椀に入れた後、シノは虎之助達に質問をする。
『今日は、ご飯とお餅両方準備しております、食べたい方を教えて下さい?』
『餅があるのかぁ。」とヒゲ殿が驚きの声を上げたが、『だけど、鴨汁にはご飯かな・・。』とご飯を選択した。
ヒゲ殿に先導された訳ではないが、虎之助以外のメンバーも皆ご飯を選択する返答をする。
虎之助だけが、『私はお餅でお願い致します!』とお餅を選択した。
虎之助の返答を聞いた時、シノはクイズに成功した様に表情をパッと緩めた。
シノは、正月の時にお餅を食べている虎之助の表情を見て、餅が好物だという事を知っていたのである。
ただ、朝食からお餅を選んでくれるか、鴨汁との相性もあるし、虎之助がイソベ餅を選択してくれる100%の自信が無かったので、虎之助がお餅を選んでくれた時、自分が賭けに勝った様な気持ちになり、思わず顔がほころんでしまったのである。
皆には、ご飯を盛りつけ、虎之助にイソベ餅を渡す。
海苔に巻かれたオニギリにも見えるイソベ餅を、パクリと半分ぐらい食べる虎之助。
『アッ、・・これ、ウマ、これ美味しいです、シノ殿。』
『甘じょっぱくて、塩加減がちょうどいい塩梅で、モチ好きの私には、この味大好きです。このモチモチ感、甘さ、隠し味のような塩加減が口の中で混じりあい、ウッマァ』と嬉しそうに虎之助はシノへ味を報告してくれた。
『トラ殿に喜んでもらえて私も嬉しいです。未だいっぱいありますので、御替わりしてください!』とシノは笑顔で虎之助に応える。
虎之助がイソベ餅をあまりに美味しそうに何個も食べる姿に、力士、久次郎、才蔵が私達も食べたいと言う始末であった。
『お餅をまだあるので、今から焼きますね』とシノが嬉しそうに準備を開始する。
『シノ殿、ワシは鴨汁、御替わり下さい。』と胤栄が御替わりを所望する。
『仏に仕える者が、鴨汁を一番食べていますが、宜しいのですか?』と胤栄に才蔵がチャチャをいれながら、『シノ様、すいません、私にも!』と自分も御替わりをお願いする。合宿最後の朝もシノは大忙しであったのである。
昼前に、長浜城から秀吉と秀長が御供達と6人が乗る馬を連れて迎えに来た。
『トラ、準備万端がや?オォ、良い面構えになった、日の元一の男前よ!』
『胤栄様、ヒゲ殿、オオゥ、才蔵殿いい面構えじゃ、皆さま虎之助を鍛えて下さって、誠に有難うございました。』
秀吉が、持ち前の明るさと調子の良さで挨拶をすると、6人は順番に長屋を出ていく。その後に、シノも続いて外に出た。
旅立つ直前に、虎之助がシノへ近づき、旅たちの挨拶をする。
『シノ殿、それでは行って参ります。午後には、私の母がこの長屋に来ますので、私達の元の長屋に戻る準備を宜しくお願い致します。』
『引っ越しの日は、長浜城から人が来て手伝って下さるそうですので、留守を宜しくお願い致します。』と虎之助が言うと、『トラ殿、留守は私が守りますので、御前試合の御役目頑張って下さい。御武運お祈りしております。』とシノが返答する。
『あの、今日のイソベ餅、とても美味しかったです。帰って来たらまた作って下さいね!』と虎之助が照れたように最後に付け加えた。
最後の最後に、虎之助が自分が夢描いていた最高の賛辞をくれた事に、『ハイ!!』と満面の笑顔で返事をしたシノであった。
軽く会釈すると、虎之助はクルっと後ろへ方向転換し、馬に乗って旅立っていった。
シノは、一行の後ろ姿が見えなくなるまで見送った。見送りながら、一人感慨にふけった。
長かった修業生活がやっと終わったという達成感と共に、終わってしまったという少し残念な気持ちが生じていた。
少し、名残惜しさを感じている自分が、どうしてなのかと、18歳のシノは考えたが、明確な答えは出てこなかった。
虎之助達の後ろ姿が見えなくなった頃、『ヨシッ』とシノは小さな声を出し、くるりと長屋の方角へ戻ったのである。
虎之助達より1日遅く、シノの修行の終わりを告げる一言だった。
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