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#11 それは遠い、遠い昔の勇者の記憶
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幼い頃から毎夜見ていた夢。繰り返される悪夢。
遠い、遠い昔に起こった生まれ変わる前の記憶。
この世界から君が消えて幾星霜。何度生まれ変わっても君は居ない。
どれだけ待ち侘びても君は来ない。頭がおかしくなりそうな位待ち続け、そして逢えないまま絶望し、意識が途切れる。
何度生まれ変わっても、どんなに刻が過ぎても愛しい君は、ここには居ない。
最初にその夢を見たのは確か5歳の時だった。愛しい君と二人幸せに暮らしていた。勇者と呼ばれる自分と、女神と呼ばれる君。神として生れた君と勇者とはいえ、ただの人間の俺とでは世界が違いすぎた。
人間との恋に創世神の怒りを買った彼女は違う世界へと魂を飛ばされた。
未来永劫、何度生まれ変わってもお前はこの記憶を持ち続ける事が罰なのだ、と創世神から告げられた。
夢から醒めて、幼い頃の俺は訳が分からず不安で思わず母に泣き付いた。
怖い夢でも見たの?もう大丈夫と優しく背中を撫でてくれたのを覚えている。
初めて夢を見た日からは悪夢の連続だった。
君との出逢いから生まれ変りまで、まるで歴史をなぞるかのように夢を見る。
君に逢えなくて発狂して自害した生もあった。
君に似た女性を探しては一時凌ぎの寂しさを埋め、余計に虚しくなる生もあった。
時に発狂し、時に欲に溺れる自分の前世を見る度に頭がおかしくなりそうだった。
膨大な前世の記憶を5歳から見続けた俺は神童なのでは?と言われる位には知識がついていた。
人間の分際で神という文字を使うのはおこがましい、と思うけれど他人が勝手に言っているだけだから、罰を与えるなら俺の事を勝手に神童と言っている人にしてくれ、と心の中で思う程にはひねくれて育った。
16歳の時に勇者として天啓が下った。夢に出てきたのだが、神の姿は認識出来ずに声だけが頭に直接響いた。
あの時の創世神かと思ったが、前世で対峙した時の創世神の声は覚えていないので知るよしもない。というか、今更どうでもいいと思える位に自分は覚めきっていた。
前世がどうであれ、今は今だ。前世で女神と離れ離れになった勇者でも、発狂して自害した人物でもない。
レイト・クラヴィル・ヴァルカンだ。まだ生まれて16年と短い生であるが、第一王子として恥ずかしくない生を送ってきた。
だから今更前世の恋人だとかに夢現を抜かすような事はない。
そう思っていた。
20歳になってもいつもと変わらない生活。執務室で書類に目を通していた瞬間、不意に脳裏に浮かんだ。
幾星霜恋い焦がれた想い人の魂を。彼女の魂がこの世界に舞い降りた、そう直感した。
ジェイクとクロードには城で待機を命じる。ジェイクは難色を示したが、命令だと言えば引き下がった。
馬に乗り駆け出す。不思議と居場所は分かった。
あれだけどうでもいいと思っていた筈なのに、君を求めている自分が居た。分かっていなかったのだ。
魂レベルで惹かれているのだと。
同じ世界に存在している限り俺は君を求め続ける。
否、違う世界に飛ばされても今度は逃がさない。
どんな手段を使っても、それこそ神を殺してでも君を手に入れる。
駆け付けた時には君は魔物に襲われていた。助け出して、顔を見れば前世の容姿のままの君だった。
少し話をしてみれば記憶喪失だと分かる。
記憶喪失というよりは前世の記憶を覚えていないんだなと、胸が痛んだ。
君の事は好きだ。だけれど前世の事を覚えていない君にほんの少しだけ黒い感情が溢れてくる。
あれだけ恋い焦がれて、待ち続けた結果がこの仕打ちとは、思わず創世神の嫌がらせかと思う位には苛立った。
惚れた弱みだ、酷い事をするつもりはない。君が逃げさえしなければ。
前世と違い少しヤンチャな性格になった君も悪くないと思った瞬間、意識が浮上した。
「レイト様、おはようございます」
「…ああ、夢か」
「夢見が良くなかったんですか?」
「ほんの少しな」
レイトがそう言うとルナは心配そうにレイトの顔を覗き込んだ。
「慣れない夜営をしたからじゃないですか?」
クスリと笑いながらレイトに言うルナ。そんなルナを腕の中に閉じ込めた。
「ちょ、ストップストップ!朝食が出来てますから離して下さい!」
「朝食はルナでいい」
そんな事を呟けばルナの頬は赤く染まった。照れてるルナは本当に可愛いな、と思わず笑う。
「もうっ!からかわないで下さい」
グッとレイトを押しやるとルナは朝食をレイトの元へと運ぶ。レイトはそれを受けとると、ありがとうと頬へキスを落とした。
二人で朝食を食べつつ会話をする。ルナの今後についてだ。
「本当は城に居てもらいたいんだが、言って聞くような性格ではないだろう?それならせめて護衛をつけさせてくれ」
「そもそも何で私を婚約者にしたんですか?」
ルナの言葉にレイトは悲しそうにルナを見つめる。
「いずれ分かる…」
そう言うレイトにルナは何も言えなくなるのだった。
やる事があるからと、レイトは城に戻るとルナに告げる。
「 無理はするな。何かあればクロードを頼れ」
「はい。ありがとうございます」
「あと…魔王と接触したな?」
「え、何でそれを…」
「魔力の残り香がする」
レイトはそう言うとルナの首筋にキスマークをつける。何ヵ所もキスマークをつけると満足げに微笑んだ。
「これで暫くは問題無い」
「いやいや、こんなマークつけられたら問題だらけですよ!!」
いつから自分はこんな突っ込みキャラになったんだっけ?とガックリしながらレイトを見る。
心底楽しそうにルナを見つめるレイトにほんの少し心がざわついた。
「また来る」
レイトはそう言うとルナの唇に、ちゅっと口付けをして颯爽と馬を走らせた。
「やり逃げされたー!!!」
誤解を招くようなルナの叫びに、丁度到着したクロードは何事かと慌てるのであった。
遠い、遠い昔に起こった生まれ変わる前の記憶。
この世界から君が消えて幾星霜。何度生まれ変わっても君は居ない。
どれだけ待ち侘びても君は来ない。頭がおかしくなりそうな位待ち続け、そして逢えないまま絶望し、意識が途切れる。
何度生まれ変わっても、どんなに刻が過ぎても愛しい君は、ここには居ない。
最初にその夢を見たのは確か5歳の時だった。愛しい君と二人幸せに暮らしていた。勇者と呼ばれる自分と、女神と呼ばれる君。神として生れた君と勇者とはいえ、ただの人間の俺とでは世界が違いすぎた。
人間との恋に創世神の怒りを買った彼女は違う世界へと魂を飛ばされた。
未来永劫、何度生まれ変わってもお前はこの記憶を持ち続ける事が罰なのだ、と創世神から告げられた。
夢から醒めて、幼い頃の俺は訳が分からず不安で思わず母に泣き付いた。
怖い夢でも見たの?もう大丈夫と優しく背中を撫でてくれたのを覚えている。
初めて夢を見た日からは悪夢の連続だった。
君との出逢いから生まれ変りまで、まるで歴史をなぞるかのように夢を見る。
君に逢えなくて発狂して自害した生もあった。
君に似た女性を探しては一時凌ぎの寂しさを埋め、余計に虚しくなる生もあった。
時に発狂し、時に欲に溺れる自分の前世を見る度に頭がおかしくなりそうだった。
膨大な前世の記憶を5歳から見続けた俺は神童なのでは?と言われる位には知識がついていた。
人間の分際で神という文字を使うのはおこがましい、と思うけれど他人が勝手に言っているだけだから、罰を与えるなら俺の事を勝手に神童と言っている人にしてくれ、と心の中で思う程にはひねくれて育った。
16歳の時に勇者として天啓が下った。夢に出てきたのだが、神の姿は認識出来ずに声だけが頭に直接響いた。
あの時の創世神かと思ったが、前世で対峙した時の創世神の声は覚えていないので知るよしもない。というか、今更どうでもいいと思える位に自分は覚めきっていた。
前世がどうであれ、今は今だ。前世で女神と離れ離れになった勇者でも、発狂して自害した人物でもない。
レイト・クラヴィル・ヴァルカンだ。まだ生まれて16年と短い生であるが、第一王子として恥ずかしくない生を送ってきた。
だから今更前世の恋人だとかに夢現を抜かすような事はない。
そう思っていた。
20歳になってもいつもと変わらない生活。執務室で書類に目を通していた瞬間、不意に脳裏に浮かんだ。
幾星霜恋い焦がれた想い人の魂を。彼女の魂がこの世界に舞い降りた、そう直感した。
ジェイクとクロードには城で待機を命じる。ジェイクは難色を示したが、命令だと言えば引き下がった。
馬に乗り駆け出す。不思議と居場所は分かった。
あれだけどうでもいいと思っていた筈なのに、君を求めている自分が居た。分かっていなかったのだ。
魂レベルで惹かれているのだと。
同じ世界に存在している限り俺は君を求め続ける。
否、違う世界に飛ばされても今度は逃がさない。
どんな手段を使っても、それこそ神を殺してでも君を手に入れる。
駆け付けた時には君は魔物に襲われていた。助け出して、顔を見れば前世の容姿のままの君だった。
少し話をしてみれば記憶喪失だと分かる。
記憶喪失というよりは前世の記憶を覚えていないんだなと、胸が痛んだ。
君の事は好きだ。だけれど前世の事を覚えていない君にほんの少しだけ黒い感情が溢れてくる。
あれだけ恋い焦がれて、待ち続けた結果がこの仕打ちとは、思わず創世神の嫌がらせかと思う位には苛立った。
惚れた弱みだ、酷い事をするつもりはない。君が逃げさえしなければ。
前世と違い少しヤンチャな性格になった君も悪くないと思った瞬間、意識が浮上した。
「レイト様、おはようございます」
「…ああ、夢か」
「夢見が良くなかったんですか?」
「ほんの少しな」
レイトがそう言うとルナは心配そうにレイトの顔を覗き込んだ。
「慣れない夜営をしたからじゃないですか?」
クスリと笑いながらレイトに言うルナ。そんなルナを腕の中に閉じ込めた。
「ちょ、ストップストップ!朝食が出来てますから離して下さい!」
「朝食はルナでいい」
そんな事を呟けばルナの頬は赤く染まった。照れてるルナは本当に可愛いな、と思わず笑う。
「もうっ!からかわないで下さい」
グッとレイトを押しやるとルナは朝食をレイトの元へと運ぶ。レイトはそれを受けとると、ありがとうと頬へキスを落とした。
二人で朝食を食べつつ会話をする。ルナの今後についてだ。
「本当は城に居てもらいたいんだが、言って聞くような性格ではないだろう?それならせめて護衛をつけさせてくれ」
「そもそも何で私を婚約者にしたんですか?」
ルナの言葉にレイトは悲しそうにルナを見つめる。
「いずれ分かる…」
そう言うレイトにルナは何も言えなくなるのだった。
やる事があるからと、レイトは城に戻るとルナに告げる。
「 無理はするな。何かあればクロードを頼れ」
「はい。ありがとうございます」
「あと…魔王と接触したな?」
「え、何でそれを…」
「魔力の残り香がする」
レイトはそう言うとルナの首筋にキスマークをつける。何ヵ所もキスマークをつけると満足げに微笑んだ。
「これで暫くは問題無い」
「いやいや、こんなマークつけられたら問題だらけですよ!!」
いつから自分はこんな突っ込みキャラになったんだっけ?とガックリしながらレイトを見る。
心底楽しそうにルナを見つめるレイトにほんの少し心がざわついた。
「また来る」
レイトはそう言うとルナの唇に、ちゅっと口付けをして颯爽と馬を走らせた。
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