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旅日記。その1。九州単独野宿旅。
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旅日記。その1。九州単独野宿旅。(2008年平成20年1月12日(土)入力開始)
これから入力する旅日記は、実は2冊目である。1冊目は19歳で発病した時、
荒川の河川敷で紛失した。というか、置いてきてしまった。(超後悔)
1992年平成4年6月4日(水とあるが実際は木)
旅にでる。出発前走行距離27200km位。(FZRで行く)
午後4時20分頃出発、とりあえず社長の家へ、作業衣をかえしに。社長夫婦に見送られて、とりあえず落ち着く場所を探しに行った。今日は、熊谷の川原にとまることにした。石だらけで、バイクを押して、すすませたのにはひと苦労した。テントを、張るか迷ったが、結局張るのはやめた。番傘を屋根がわりにしてねることにした。と、その前に腹ごしらえをする。3合分メシを炊く、対岸を走っている族が空ぶかしをしている。
6月5日(金)くもりのち雨。
4時に起きる。湯をわかす。昨日ののこり飯をあたため、それを食べた。天気はくもってて、太陽がぼんやりと見える。6:10分出発。R254、下仁田、佐久、8:30おかた茶屋にて休息。10:20和田村青空市場にて1束ほうれんそう100円をひとつかった。すずしい風が吹き、カエルが鳴いていた。10:55分下諏訪支所JAのうきょうにて2000円引き出す、それから・・・迷ってしまった。茅野とあるが、どこかさっぱり分からない。「いったいここは、どこなんだ!」迷子になったところで昼のチャイムが、どこからか響いた。とりあえず気をとりなおして、さっき買ったほうれん草をラーメンに入れて食う。そういえば諏訪湖I.C付近で山下清、展がやっていた。でも中に入らなかった。わからない土地へやってくると、あまり余裕とゆうものが欠じょしがちになる。ヘルメットの中で「いったいここは、どこなんだ!」を連発していた。今度は迷えないので全国オートキャンプ場の案内の地図を見ながら行くことにする。3:20分R19号 、多治見に向かって、途中セブンイレブンにて食料調達。5:00野宿、木曽山脈の清流のあるキャンプ場の付近で。とても静でいいところだ。番傘とポンチョを屋根がわりにして、6時までちょっとねた。それからもぞもぞとおきだして、2号弱のメシを炊く。それとおかずはさんま味付、とわかめスープというごーかさだ。ちなみにわかめスープにはほれんそうも入れた。大変おいしく、丁度いい具合にたいらげた。空はくもっているが7時を回ってもまだ明るい。
6月6日(土)晴れ。
5時20分起床。朝食はわかめスープ+ほうれん草。天気はバッチリ晴れている!7:15分出発。R19を木曽、中津川方面へ。進路をとる、R41号高山方面へここまでくるのにかなり迷ったが、古本屋さんに聞いて進路を修正した。そのすぐそばで、ゆうびんきょくのキャッシュサービスで1万円おろした。2時をまわったので41号ぞいのPでチキンラーメンにほうれんそうを入れて、食べる。車の往来が激しいので傘とポンチョで身をかくしながらやった。2:25分出発、途中、白川園本舗(茶店)により550円、玄米茶をかって、まっちゃを2回合計600円!いただいた。3時出発。抹茶の味はうすい!けどおいしい!4:10分休息。途中、白バイにつかまっていたBMW(バイク3台)がいた。じゅうたいに何度もひっかかり、非常にすり抜けが大変だった。きれいに見える河も、近づいてみるとよごれが目立っている。美濃加茂から78km地点。
これから富山に向かっていく。(4:15分。出発)宇津江四十八滝の駐車場で泊まる。
(5:45分着)とってもいいところである。滝の流れる音が、聞え、虫の声も聞える。鳥もさえずる。この三重唱がなんともいい。落ち着ける。夕飯は昼と同じチキンラーメンにほうれん草を入れたものだ。しかし、液体燃料が、予備の1缶を残して全部使ってしまったのには、ちょっと困った。でも北海道で買っておいたZ FIREが役に立った。しかし時間がかかる。今度からはレギュラーガソリンが使用できるヤツ
を買おうかと思う。
6月7日(日)くもりのち時々雨。
4:35分起床。すぐにトイレにいった。夜中に小雨程の雨がパラついた。今は止んでいる。わかめスープとカロリーメイトを食べた。ゴミを捨てて顔洗って、歯をみがいて、荷物積んで、まとめて、いざ出発!(6:12分)今、小雨が降ったり、やんだりと忙しい。R41からR8に行くまでに、よけいなところで曲がってしまいまたしても「いったいここは、どこなんだ!」状態におちいってしまった。高岡から氷見、R8→R160右折、こうかいておけば・・・・「フッ、今回は余裕だゼ!」いざ、珠洲岬目指して、出発!海岸沿いを走るR160~R249へ。天気はくもっているが、いその香りが満ちている、珠洲岬、目指したはずだが、通りすぎてしまったらしい。珠洲市狼煙町の糸矢石油店で給油したあと、能登半島の先端珠洲で昼食をとる、センターあすなろ(おみやげ屋)1階で旗(ノボリ)とかに入りわかめスープとせんべい王国(ゴマ入り)、合わせて1160円買った。3:40分出発。昼食はカレーライスだった。進路はR8号線金沢方面だ!行くゼ!4:45分R249、沿いの百年木のところで休息。写真を一枚、ここではじめてとった。車の往来が激しいので三きゃくは使えなかった。家に電話を入れた直後、前の道路でおばさんのスクーターが、おばあちゃんに接触!しかし、双方とも大したことはないようだった。よかった。夕飯は、せんべいをばりばりと食った。
6月8日(月)雨のちくもり。
朝っぱらから雨。昨日は、どこに泊まるかアセっていたが、けさは、どっかの博物館と、おぼしき駐車場のすみにとまっている。朝食はカニ入りわかめスープとせんべいをくった。9:50分出発。R8号を福井に向けて南下、天気はくもり、気分がさえない途中あずまストアーにより食料調達。金津町農協坪江支店にて1万円引き出す。昼はついさっきかったばかりのさけおにぎりをくった。12時半出発。R8号越前から敦賀の間の若狭湾を写真にとった。R8号からR27号をとおる。それからR178号宮津方面へ行く。丹後半島森林公園スイス村に泊まる。ここまでくるのに迷いに迷った。はまった。ひとに聞いても、かなり迷った。ここまでの道は、かなりキツかった。狭かったり、広がったり、忙しい。そんなこんなで着いてみたら、まだオフシーズンらしく、誰もいないようすである。まいったな、こりゃ!7:00頃到着。
6月9日(火)くもりのち晴れ。
6:55分起床。くもっている。雲っている。カッコウが、本当に「カッコウ、カッコウ」と鳴いている。カラスもうぐいすも、さまざまな鳥たちが合唱しているようだ。にぎやかである。8:30分頃突然やってきた白いバンのみどりいろのぼうしをかぶったオジサンに1000円払った。ここの管理人のようである。領収書をもらって、9:30分出発。R178鳥取方面へ山陰海岸国立公園で昼食。太陽がまぶしい。とてもいい天気だ。打ち寄せる「ザザーッ」とゆー音とセミの声?とここちよい風が吹いている。ここで2枚ほど写真をとる。鳥取砂丘、目指して。12:55分出発。1:30分頃到着。ここで一枚写真をとった。砂は思ってたよりもサラサラしていた。海水の色は思ってたよりもうすかった。1:42分頃出発。R9号を松江方面へ進路をとる。倉吉あたりで突然車輌検査とやらに合い、「自ばい責の期限切れに注意して下さい、」との事。ホームセンターによりキャンデーと固体燃料をかった。7時頃、バイクにポンチョをかぶせて、下にマットをひいて、番傘、さして簡易テントのできあがり。やっとおちつく。場所は多伎町運動公園の、駐車場のすみ。R9号線沿いだ。グランドで、野球の練習を8:00頃から、車できて、やっているようだ。おかげで明るい。日記をいまかいている中、練習しているようだ。夕飯は、どん兵衛ミニ(きつね)をくった。
6月10日(水)晴れ。
6:10分起床。まだねむい。固形燃料カエンは、火力がつよく、ものの10分もたたないうちに、みそ汁一杯分をわかした。よって、朝食はみそ汁とツナ入り手巻きずしと相成った。7:30分出発。R9号を浜田に向けて。R9号からR315号へ右折これから須佐へ向かう。出光のスタンドで給油、ついでにチェーンに油もくれてもらった。R315号から県道10号を萩に向って左折。太陽が、サンサンと輝いている。そよ風が、木々をゆらし、ここちよい音をたてる。とってもいい、いなか道である。ちょうど昼どきになったので道路わきに停め、昼食をとることにした。買っておいた手巻き寿司カニ風味レタスを食べる。腹を満たしたところで12:05分出発。萩方面へ県道11号へ右折。たか?が上をとんでいたところを写真にとった。うまくとれているか、自信がない。R191号へ左、右折。長門、下関方面へ。只今の気温31度。真夏並である。日本海に面したところで1枚写真をとった。(下関から37km地点)ここを走っていると、北海道のえりも岬の黄金道路を思い出す。しかし、暑い。吹いてくる風も、なんだか、生あたたかく感じられる。壇ノ浦P.Aで2枚ほど、関門橋を含めてとった。九州自動車道の案内をもらった。3:55分、出発。関門橋を渡るぞ!九州上陸。小倉東I.Cで降りるつもりが、まちがえてしまって、若宮I.Cで降りてしまった。その後親切なおじさんに10号線出るにはどうしたらいいか教えてくれたが、方向オンチの俺にはブタに真じゅである。さらに迷って、今度は酒屋のおじさん達に道を教えてもらった。カンコーヒーもタダでもらってしまった。ありがたいことだ。しかし・・・・・・・「いったいここは、どこなんだ!」その後・・・、いろいろな人に道をたずねながら、修正していった。7時頃、実家と坂本さん宅に電話を入れた。ときどきオイルの警告灯が点灯するので、そろそろ、オイル交換をしないといけない。こちらに来て、気付いたのは、暑さと、蚊がいることだ。そう、刺されると、かゆくなるあのか、である。しかも、あのシマシマもようのヤツ。夕飯はカップヌードル(カレーあじ)と、焼肉ののり付きおにぎりを1個ずついただいた。犬がしつこくおねだりするので、もう食べれないくらいバラバラになった菓子をくれてやった。
6月11日(木)晴れ。
R10号線を中津方面へ進路をとる。ゆうびんきょくの前で休むことにした。夜中の1:05分着。カエルの鳴き声があたりに響いている。4:54分、ゆうびんきょく前は車の往来が激しいのでうらの道をまっすぐいったつきあたりの草地で簡易テントを張って、すぐに湯を沸かす。天気はくもり。おまけに風が強い。あさげのみそ汁と、サケのおにぎりを朝食とした。それからお茶を2杯ほどいただいたが、あんまり、おいしく感じられなかった。くもっていたと思ったが、晴れだった。太陽が出ている。8:48分、とりあえず、お金を引き出しに出発。R10からR213へ左折。とってもいい天気だ。ここちよい涼しい風が吹いてる。工事現場らしきところで休息中、赤い車の人に話しかけられた。場所が真玉海水浴場。豊後高田、仏の里。彼はエホバの証人であり、クリスチャンでもある。名前は水江良太さん。彼と話しているうちに、家で停めてもらうことになった。無料の真玉温泉に連れていってもらって、一緒に入った。鉄分が含まれているとの事、これが体によいという。エホバの王国会館で集会に参加した。皆、いい人ばっかりで、自分がはじかしいと思った。こういう人になりたいと思った。夕飯は、きつねうどんとおにぎり、サラダをおごってもらった。12:00頃二階でふとんもしいてもらって、ねた。
6月12日(金)
4:00起床。出発4:55分。栗本陽治兄弟の彼と一緒に阿蘇くじゅう国立公園、狭霧台により2枚ほど写真をとる。やまなみハイウェイに来た!大石原料金所(タダでとおしてもらった)に7:10分到着、栗源兄弟はこれから「折り返し、自宅へ、向うのであるが、別府の海は、うーむ、マイルドコーヒー。」→栗本兄だいの自筆。しばしの別れである。友とわかれて俺はやまなみハイウェイヘと走りだす。7:20分出発。Pで2枚ほど写真をとった。阿蘇くじゅう国立公園牧ノ戸峠、標高1330Mで休息。ここから、いけるとこまで登ってみようと思う。8:20分山の頂あたりまできた。くもが見える。すばらしい光景だ、駐車場が小さく見える。8;40分出発。クレーン車が道路を占領している。黒いスポーツカーが左のがけに転落したようすである。引き上げに苦労している。九州石油三愛瀬の本SSで給油とエンジンオイルを足してもらった。9:53分のおそい朝食は、北緯33°阿蘇北外輪とゆー標しきのあるところでパンと、良太さんからもらったオレンジジュースをいただいた。ここで1枚とった。
とてもいい天気だ。日の尾峠へ行くかんばんのところで1枚とる。その後、2枚とる。牧場ののどかな風景が広がっている。カッコウが「カッコウ」と鳴いている。すごくいい景色だ。少し走ったら、対向してきた4輪車と、もうすこしで正面衝とつするところだった。右側を、オレが走っていた。うかつだった。とんでもない大タワケものだ。これからは気合を入れる。さっきの車の人はぜんぜん怒らず、「大丈夫だったか?」と聞いてくれた。おれは、もちろんあやまった。向こうも、許してくれた。もうあんなこわいおもいはしたくないものだ。日の尾峠へ行く途中、工事中のおじさんに話しかけ、彼がいうに、これ以上先は、車じゃとおれない、と言った。Uターンした。とりあえず、日の尾峠はあきらめて、R57に出て、R265をとおって、白川水源を目指す。けど、明日にしよう。早く落ちつきたいので、泊まるとこを探した。始めは南阿蘇グリーンピアのキャンブ場で、と、いってみたら、まだオープンしてないと、いわれて、国民休か村のキャンプ場をすすめられた。しかし、駐車料金1000円でサイト料金400円、合わせて1400円もした。洗たくした。干した。カラスにパンを盗られた。なんだかついてない。夕飯は、3時頃、ピーマンとナスとたまご2つとオカラを、いためたものと、3合分のごはんにゴマをかけたものをいただいた。しかし、量が多すぎて残してしまった。まあ、朝食をつくる手間が、かからなくていいかもしれない。
6月13日(土)晴れ。
7:00起床。シュラフを干す。昨日の残りを食べた。10時頃根子岳を背景に写真を1枚とった。天気はもちろん快晴!とりあえず白川水源を、見聞に行く。10:15分出発。R265~R325(バイパスじゃない旧道)の右側。おみやげ屋さんで、360円くらいの通行手形を買った。中年の夫婦づれらしい人に声をかけ、写真をとってもらった。よく見ると、メダカとたにしがいた。ちょっと飲んだだけでは、よく分からないが、日本一おいしい水として有名らしい。あと川とんぼ?らしい昆虫もいた。R325をR57、右折してミルクロードを通って、菊池渓谷へ向う。R57から県道23号をとおる。(左折)してすぐふみきりわたる途中、峠の路肩により1枚写真をとった。(二重峠)菊池渓谷へ行くのに何度も迷い「いったい菊池渓谷はどこなんだ!」という心境になった。途中、かぶと岩展望所による、見ると本当にすりばち状になっていて本当にカルデラなんだなーっと、感心したりする。菊池渓谷に寄ったが、秩父、長瀞と似たり寄ったりである。少々残念というか期待ハズレだった。でも清流の音と鳥のさえずり、風にゆれる木々を見たり、聞いたりすると、なんとなく落ちつく。(菊池阿蘇有料道路内左側)ここで1:30すぎの昼食をとることにする。昼食の準備をしていたら、車の人が、わざわざ見に行って、帰ってきて、「この先に駐車場があって、案内が出てます」、と下におりてきて教えてくれた。とっても親切な人でした。わざわざありがとう。エホバの祝福を。俺も見習わなければ。川の水でめしをあたためてたら、上に虫がういてた。川の水を使うときは、中に虫むが入っていないか確認しなければ。昼食は、ながほそい豆を煮たものと、白ごはん(レトルトであたためたもの)とゴマをそれにかけて、ゴマごはん。おかずはたまご2つと、いためもの(ごはんにまぜるやつ)をまぜあわせて、それとシーチキンをいただいた。シーチキンは残りがあるので、夕食はシーチキンのたまご焼きと、しよう。2:50分頃食べ終わった。ひやけしたうでが痛む。4:00頃、本当の菊池渓谷による。駐車場に行ったら、おばさんが「バイクはタダ」といった。「山火事注意と書いてある赤い布の所にとめておきなさい」というのでとめた。赤いZXRがとまっていた。この滝の水の色はエメラルドグリーンだ。秩父、長瀞とくらべると・・・前は期待ハズレだった、なんて書いてしまったが、本当の渓谷は雄大で豊富でとても澄んでいた。すごい!水を飲んだ。純粋に、なんの薬品も人間が汚したような水ではぜんぜんおいしくないが、ここの水はそのまま飲んでも安心できる水だ。お腹の黄色い鳥を見た。なんてゆう名前なのだろうか。ここで3枚とったら、ちょうどフィルム切れだ。エホバの地上の楽園の景色そのままというふんいきだ。非常に、きれい、というより美しいと言ったほうがいいくらいの美観である。帰りにグリーン渓谷(おみやげ屋)により、ティスミックス・カリフォルニア(かし100円×2)と森林レジャーガイド(本)をかった。菊池市街へ向ってJAの場所へ迷いながらたどりついてみると、しまっていた。5:00までらしい。JA菊池の職員の人に道をたずねたら、あれこれ(ビニール袋やティッシュペーパーやせっけん、タオル、をくれたり。駐車場で寝てもいいとか、トイレの場所を教えてくれたり、くわしい道順を教えてくれたり)ととっても親切にお世話してくれた。その人は北海道の登別温泉へ行く途中、どろ道を何度も転んでしまったといっていた。バイクに昔乗ってた、と言っていた。この人にも、どうかエホバの祝福を。で、結局今は、JA菊池の軽自動車が停めてある、一番おくのところで、簡易テントを張っている。何度か危険な目と、いい人たちのお世話に合いながら、まだ旅は続く・・・・・。
6月14日(日)くもりのち雨。
6:10分起床。昨日の夕飯は予告したとおり、シーチキンのたまごやきだが、油とフライがえしがないため、うまくいかなかった。ついでにいためもの(まぜあわせるやつ)とまぜたら、変な味になってしまい、おいしいとは言えなかった。ごはんは、レトルトのあたためるだけでOKというやつを、あけて、少々の水の中に入れて細かくバラバラにして、あたためた。それにゴマをかけて、ゴマごはんとおかずは、シーチキンのたまごやき、いため風て、いうかんじだった。今日の朝食はわかめラーメンだ。7:55分出発準備完了。R387からR3をとおって熊本市街のつるやデパートのATMで1万円引きおろしに8:00出発。しかし8:50分頃、市内にきたがつる屋は10:00開店ということで熊本城を見に行く。9:10分頃、美術館前なら、駐車代タダとおじさんが教えてくれたのでそのとおりにする。入園料、共通券というので500円払った。天守閣を1枚とった。雨がぽつぽつと降り出した。が、すぐにやんだようだ。宇土櫓の中を見て回った。五階からのながめがよく、天守閣が大きく見え、今日はくもっているので回りの山々はよく見えなかった。鳩のよいすみかになっているようである。外に出るとまた雨がパラついてきた。降ったり、やんだり忙しい。天守閣の一番上に来た。町並みや山々の風景が一望できる。しかし、悪臭がただよう。それに、柱には落書きだらけでマナーの悪さが、うかがえる。どうも日本人は、公共物の扱い方がヘタで、ゴミ箱のまわりにはタバコの吸いがらや、ガムなどいろいろ落ちている。ヨリイクリーンサービスの一員として見るなら、床なんか、ポリシャーで回したくなる。しかし、背負った荷物が重い。おいてくればいいだろうと思うのだが、万が一でも失くしてしまえば困るのは本人だけである。停めてあるバイクが心配だった。11:50分着いてみれば何ともなかった。雨がパラついている藤崎台球場で試合をやっているようでにぎやかである。つるやデパートへ行かなくては。駐車場はなんとエレベーターで6階までバイクごと上に上げてしまうのだ。親切なおばさんにいろいろ教えてもらった。つるやで1万円引き出して、サラダ油とフライ返しとスポンジたわしをかった。1:55分頃水前寺公園到着。レストラン本陣にてラムネ一本110円を買う。とてもおいしいが、もの足りない。雨がまとまりだした。受付の人が無料でおくの駐車場に停めてもいいと言ったのでとめた。ついでにそこで物を食べていいといったので2:30分のおそい昼食をとることにした。サッポロ一番みそラーメンに、ゴマとたまご一つと、わかめスープ(お湯にいれるやつ)を入れた、食べた。満腹になった。これから本格的に見学しに行く。上杉商店により360円の通行手形を2コかった。紅葉屋により、水前寺のりつくだ煮、820円の品を700円に負けてもらった。ここの店の人にパンとおかき、までもらってしまった。とても親切ないい人だ。鳩にエサ(パン)をあげようとしたら店の人がわざわざもってきてくれた。サンリブにより、米とか食料品を購入。5:30分頃紅葉屋の人にもらったパンとジュースをいただいた。今、雨がけっこうまとまって降っている。入場門はもう閉まっていて、あとから、係の人が2人来て、8:30に開けるとの事。されまでというか、とりあえず今晩は水前寺公園内で寝ることにした。そういえば50cm以上もあろうかという、鯉が、たくさん池の中を泳いでいた。芝生がきれいなっていて、立入禁止となっている。おみやげ屋が、けっこうな数あった。3600円くらいの黒小ブタの動くおもちゃが売っていた。(歩いて、鼻をヒクヒクさせて鳴く)欲しいと思ったが、3600円は、ちと高いし荷物になる。
6月15日(月)くもりときどき雨。
5:10分起床。雨の降る中、水前寺公園内の駐車場で一泊した。(簡易テントで)ジーンズもジージャンもぬれてきもちわるい。けさは、カップヌードルカレー味を食べた。トイレに寄った帰りにレストラン本陣前の、面白い乗物を写真にとった。小雨がパラついている。7:10分出発。菊池目指して。と、一枚FZRを写真にとった。人に聞いて、道を修正してR57阿蘇方面へ向う。こっちのほうは、雨があがっているようす。R57~R325~R218日之影町の青雲橋を目指す。途中、白川水源により、水を補給する。ここで写真を1枚とった。R325~R265~R218へルートを変更する。R325、白水村を通行中、走行距離3万kmに達する。11:36分高千穂峡による。ここで2合メシを炊いて、あと、おかずはししゃもとたまご焼きだ。しかし、固体燃料カエンが、底をついてしまい、途中、ベンジンを足しながら、調理した。高町から延岡方面へ行くのに、逆走してしまったようだ。日之影町は、ちがう方向のようだ。R218号バイパスを右に曲り、2:55分頃、青雲橋到着。ここの日之影町ふるさと物産販売所でパン2つとおみやげをかった。天気はくもっている。固形燃料のある店を探して5~6軒目で(ビッグバン)やっとかえた。2コかった。これで夕飯がくえる。10号線から、日向岬へ左折。どこか、タダで泊まれるところはないかと、GSのお兄さん2人に聞いたら、「海辺あたりなら」ということで行ってみると、ひとりのおじさんがいたので、いろいろ話しして、ここならいいということになって海辺でキャンプすることになった。夕食は、買ったばかりのファイアエースを使ってたまご2つとシーチキンひと缶でシーチキンのたまご焼きと、2合弱のごはんに、ゴマかけてゴマごはん、みそ汁(かに入りわかめスープを混ぜたもの)をいただいた。新しいので火力調整器をつかっても、はやく調理することができたので、大変便利だ。しかし、ここは、何の灯もないし、蚊も多い。
6月16日(火)晴れ。
12:30分頃、さっきの人が、おくさんを連れて、たこやきとか、他にもいろいろもってきてくれた。長友さん夫婦に感謝。ガス代1000円もらった。もらう気は、まるっきりないのに、でも本当に助かりました。ありがとう。あとで北海道の絵葉書送ります。お元気で。外は月が出ていて思ったよりも明るかった。テントに入ると、蚊が刺してきて、かゆくて寝れないのでやっつけることにした。おどろいたことに7ひきもいた。すべて片づけたつもりだ。これでようやく寝れるが、今はもう4:35分だった。鳥が鳴きだした。うっすらと明るくなっていった・・・。結局、3~4時間くらい眠ってたことになる。4:35分からは、ずっと起きていた。PM8~12じ半くらいまで眠った。朝食は日清のシーフードヌードルを食べた。この湯をわかしている時に1枚写真をとった。8:50分頃、出発。R10号~R220号へ南下する。途中、権現崎公園により、顔を洗う。貯水タンクで、限度がある。ここでカニを見た。都農町からR10号を南へ数キロ行ったところの右側にコインランドリーを発見したので、洗濯することにした。洗剤が50円で洗濯代が200円の合わせて250円。これに乾燥代100円(9分間)かかる。洗うのに23分、乾燥が9分、合計32分以上かかる。ここでちょっとパンなどを食べた。(間食)黒岩オートサイクルで、洗車してもらった。あと空気圧も高めにしてもらった。これで無料でいいと言った。ありがとう。R220号を行くと南国気分になり、1枚写真を撮ってしまった。海が青い。まぁ、当たり前なんだろうけど。天気がいい。車の通りが少ない。R213号を通っている時のようだ。しかし、南洋植物が、あちこちに植えられている。なんだか、「これが日本?の風景か?」なんて思ったりもする。とにかく実際、目で見ればいい。肌で感じ取ればいい。南国の風を太陽を。とにかく素晴らしい。Pで写真を一枚撮る。しかし、これからもっと素晴らしい風景に出会えるに違いない。都井岬、目指す。2:00分頃、間食をしたため、遅い昼食となった。カニ風味レタス(手巻き寿司)とあんパンをちょっとした空き地で食べた。車の通りが結構あるので、落ち着いてられなかった。なんだか雲が多くなってきて、曇ってきた。R220号から県道36号へ左、右折。車の通りが少ない。3:10分、都井岬到着。道路端や、芝生の上に馬のフンが無造作にころがっている。観光のおばさん連中の笑い声が聞える。南洋植物とあじさいが植えてある。あんまり来たかいがある、とは言えなかった。虫の声が涼しげに聞える。観光地特有の音楽らしき音が響いている。風がむなしく頭上を吹き過ぎてゆく。感動できなかった。写真を撮る気にもなれない。県道36号を戻って37号へ左折。串間方面へ。串間市農協Aコープにてビスケットとチャルメラを買う。R220へ再び戻る。Pエリア裏でキャンプ、5:45分、メシを炊く。いつもより多めに炊いた。いつものようにゴマをかける。ナスを細かく切っていためて、卵が3つも割れてしまっていたので、3つもつかった。それとピーマンを1個使った。ピーマンとナスを卵をといたものに混ぜ合わせて、ピーマン、ナス入り卵焼きのできあがり。あとは、醤油をかけて、いただきます!ごはんつぶの付いた飯盒に水を入れて、はしで水の中に落として、沸かす。できあがったら、みそ汁のもとを入れてわかめスープも混ぜて、わかめスープ入りみそ汁のできあがり。今日の夕食は、量が多くて、腹一杯になった。しかし、テントを張った場所は、前に南洋植物が植えてあるPで裏には線路が走っている。つまり騒々しいのだ。テントを張るのに、結構手間がかかった。
6月17日(水)昨日の夜から雨。
5:15分起床。昨日の夜から雨が降り出して、今も降っている。用を足しに外に出て、テントに帰ったら3匹も蚊が入っていた。少し開けただけでも、・・・これだ。まいってしまう。その後すぐに3匹も退治したが、その際何ヶ所か刺されてかゆい。テントの上面が雨で濡れて下がってきて背中にあたりTシャツが濡れてしまう。そこで三脚を柱の代わりにして、支える。これで、高くなり不快な思いをしなくてすむ。このテントは防水ではないので雨で濡れるとやっかいである。ついでに狭い。更に雨漏りまでしてきた。飯盒のフタを使って、雨水の「ポタポタ」いう音を聞きながら、朝食をとる。焼肉おにぎりとパンとまめ菓子を食べた。雨が止んでカラッと晴れるのを期待していたが、そうはうまくいくわけがなく、とうとうお昼になってしまった。昼食パンと揚げ一番(米菓子)を食べた。早く、止め!やむんだぁー!しかしこういう時間を持つと、アレコレと考えるヒマができる。「家族はどうしてるだろうか」今、思うとなんだかなつかしい。こう思えるのは、他の知らない土地での緊張感から来るのか、それともやはり、単なるホームシックというやつだろうか。確かに知っているところでは安心感というものがある。でもまだ行って見たい所が沢山ある。気分はアドル・クリスティンと響良牙を足して2で割ったようだ。結局、丸一日テント生活になってしまった。夕食は2合くらいメシを炊いてゴマをかけて卵と醤油を混ぜて、卵ごはんをいただいた。あとはみそ汁にわかめスープとゴマを入れてみそ汁をいただいた。両方とも白川水源で採取した水で調理した。
6月18日(木)くもりのち晴れ。
5:20分起床。湯を沸かし、カップヌードルをいただいた。R220~R448~R269へ7:50分頃出発。R220号を走っていたら、結構沢山、高校生がスクーターに乗って通学していた。彼らの後になり前になり、しながら通った。R448号から県道を通り、佐多岬へ行く。途中JAに寄り、1万円引き出す。通帳記入ができない。11:30分迷いながらも、佐多岬駐車場着。トンネル遊歩道内の売店で旗と通行手形(421円×2)を買った。展望台と海を1枚ずつ撮った。暑い暑い。セミがもう鳴いている。展望所の売店でスタンプ用到達証明書と佐多岬の絵葉書(合わせて309円+109円)を買った。車で旅しているおじさんにオロナミンCをいただいた。群馬県出身でトラックに屋台2台積んで、出店をあちこちで出すようだ。前はJRで働いていたらしく、よくひとりであちこち旅してたと言う。展望所の白い壁には落書きがやっぱりしてあった。ここで青い海と灯台を写真に撮った。仙台からセローで国道を海岸線沿いにYH泊まりの人が桜島で火山灰を浴びて悪戦苦闘したらしい。彼はこれから日南海岸の方のYHで泊まるそうだ。桜島はここから70~80kmくらいだという。彼はそういって去っていった。俺はここで昼食を摂ることにしたのだが、リュックのヒモを変にしてしまい、解くのに時間がかかってしまった。チキンラーメンに卵を1つ入れて、ゴマを入れて食べる。この時1枚写真を撮った。本土最南端の電話BOX個々を1枚写真を撮った。おばさんに刺身をいただいたり、お茶もいただいた。親切にしてもらった。ありがとう。2:40分出発。R269~R220へ桜島目指す。大泊給油所で白いサンゴをおばさんからありがたくいただくことにした。ありがとう。貝がらまでもらってしまった。本当にありがとう。こっちの人に本当にお世話になってしまう。4:15分、神川キャンプ到着。5:00頃早めの夕食をとる。2合弱のメシを炊いていつものようにゴマをかけ、卵2つといたものにピーマンとシーチキンを混ぜて焼いた。それに醤油をかけた。みそ汁をつくった。腹一杯になった。北九州に住んでいるオフロードバイクに乗ってる人と自転車で旅している人が、俺のテントの横にテントを張っていた。並んだ!テントが並んだ!海から吹いてくる風が、テントをふくらませる。後ろではR269を通る車が、音を響かせている。しかし、EXUP集合マフラーとスイングアームに醤油がこびりついている・・・・。後で落としてやるからな!いつになるやら・・・・。
6月19日(金)晴れ。
5:30分起床。お隣さんは5:00頃には、もう起きていたようだ。俺が朝食の札幌みそラーメンの湯を沸かしている間に彼は出発の準備を終わらせていた。朝は寒い。冷える。彼は「また縁があったら会いましょう」てなことを言って去って行った。がんばってください!旅人よ!自転車の人は昨日の夕方、メシを食ってから早々にして去って行った。とにかくパンとカップの札幌みそラーメンをいただいた。用を足してから見回すと、自転車とテントが張ってあった。7:30分、R220~R224、桜島へ向けて出発。有村溶岩展望所にてトイレ休息。ここのおみやげ屋で鹿児島県大全集(絵葉書)と旗と通行手形、合わせて1400円買った。こう書いている間パラパラと、火山灰が降っていた。写真を撮ってFZRの方へ戻ってみると、灰をかぶっていた。山頂からは黒煙が噴出して空にのぼってゆく。烏島埋没跡の展望所で来た道の周りの景色を1枚撮った。俺が来たときは誰もいなく、駐車場にはクレンザーのような灰色の火山灰が2cm位積もっていた。一周してみたが、けっこうキツかった。
道が広くなったり狭くなったり。鹿児島湾に面した海岸沿い(シーサイドライン)は、降っていないし積もってもいなかった。北側に行くにつれ、降ってきて道路にたまっていた。しかしそれもほんの少しなので大したことはないが、シールドを閉じていないと目や口に入るので結構火山灰を味わった。口の中でじゃりじゃりする。それとシールドの表面に積もったりもする。これから霧島のえびの高原を目指す。えびの高原に行く途中、ちょっと休息してたらすごい音がするので、何事かと思って見れば温泉の湧き出し口だった。ここで2枚撮る。その温水は道路脇の側溝に流れて、下の温泉郷へと下る。12:00頃、えびの高原レストセンターに寄り、実用ランプと通行手形と絵葉書、1650円を買う。えびの高原、日本最初の国立公園、標高1240mと書いてあった。硫黄の煙があちらこちらで吹き出していた。えびの高原で親切な工務店の人に会った。名刺をいただいた。写真も撮ってもらった。ありがとう!ここでチャルメラをいただいた。ちょうど固形燃料の1個が切れた。工務店の人たちは、旅行途中でこれから帰るところだという。彼らは唐津に住んでいるらしい。親切に硫黄で飯盒の中のチャルメラごと暖めてくれた。そのうちバンに乗って去って行った。これから鹿児島へ働き口(ハローワーク)を探しに行く。しかしこれからはちょっとキツいので3:45分頃、テントを張った。県道沿いの駐車場で、電話BOXがある。それにしても・・・暑い!ハローワークに電話してみると土日はお休みで月曜8:30分からだそうだ。今日は5:30分まで。テントを張ってしまったので今からではとても間に合いそうもない。よって、土日は池田湖と開聞岳を見聞に行くことにした。今は加治木ふか場前の駐車場にいる。ここにテントを張ったので、今夜はここで一泊しようかと思う。まだ明るいうちに色々と整理した。夕飯はご飯を2合弱炊いて、それにゴマをかけ、水前寺のりを混ぜた。おかずは長友さん夫婦からもらった赤貝炭火焼(缶詰)をいただいた。みそ汁は最後のあさげ1袋とわかめスープを混ぜていただいた。しかしこうして、まだ無事に旅を続けられるのは、本当にありがたいことだ。生きている!その目で耳で肌で体全体で人情、風景、自然、青空と緑の自然の中を生きているんだなぁと、つくづく感じる。これからの旅も楽しみだ。8時頃、えびの高原で買った実用ランプにジッポーライター用のベンジンを入れて、アメリカ軍用メスパンキット(フライパン)の中にたて、火を灯してその明かりで豊後高田でお世話になった、水江、栗本、両兄弟に葉書(佐多岬と桜島のおみやげ屋で買ったもの)を各1通書いた。ここはトイレも電話も近くにあり、大変便利だがすぐ前の県道55号が国道10号に近いので、大型車が通り、結構騒がしい。しかし、今の時間帯はほとんど通らず、意外に静かだ。まぁ、たまに通ってゆくが・・・。
6月20日(土)晴れ。
5:20分起床。しかしまだ眠いから、少し横になる。7:20分、再び起床。朝食は大豆を炒ったものとソーセージ1本をいただいた。8:35分出発。途中、日高商店に寄り、切手を買って貼ってポストに出し、ここおじさんにお茶をもらい、親切にしてもらった。ここで食料とシャンプー、剃刀を買った。10:20分、ザビエル教会着。街の中にあり、公園内には鳩が群れていた。ザビエルの胸像の裏には「到着400年
昭和24年8月」と刻んであった。表には「天文18年西暦1549年8月15日着」と刻まれていた。記念公園前には、ザビエル教会が建っていた。記念公園のザビエル像は写真に撮れたが、教会の方はちょうどフィルムがなくなったので撮れなかった。いや、ザビエル像も撮れたかどうか分からない。教会事務所に立ち寄り、親切なおばさんに職業安定所への道を教えてもらったりお菓子をいただいたりした。ここで絵葉書セットを買った。市内の郵便局のキャッシュサービスにて1万円引きおろし千円を預け入れる。226号沿いのコンビニエンス、ビッグ、ルーバーにて24枚撮りフィルム1本を買った。1:05分、池田湖到着。土曜日とあって結構人が居た。おみやげ屋に寄り、絵葉書を買った。この店で1m強もある大ウナギが3匹もいた。まぁ、色々売っていた。違うおみやげ屋に寄り、100円の菓子を買う。そこで「天然記念物大うなぎ年令80才、長さ190cm、胴廻り60cm」と札がかけており、水槽の中で静かに横たわっていた。なんだか目が濁っている。じっとしてヒレと口を動かしているだけだ。なんだかかわいそうに思える。見世物にされて長いのだろうか。ここでポッカのつぶコーン野菜スープとメロンパン2つで昼食となる。(トマトも1個いただいた)時すでに1:50分を回っていた。思っていたよりもずっと小さい湖だ。15分間くらいで昼食を摂り終わった。子供がおみやげ屋の前で泣いていた。なんだか、昼食を摂っている途中、今も書いている中、なんだか常に人の視線を感じる。それにしても暑い!とりあえず1周するつもりだ。その前にイッシー像の所で4枚写真を撮った。途中、ハブセンターに寄る。ここでも何枚か写真を撮る。300円取られる。ハブの平均産卵数は6.6個、最高14個。史上最大のハブは全長2m35cm、体重3250g、1980年9月3日。他にマムシやウミヘビなど多く飼育されていた。ヘビに咬まれた人の傷跡の生々しい写真などが展示されていた。マムシは茶色で頭部が三角形になっており、小さかった。グリーンピア指宿に向う途中、やすらぎ公園で2枚ほど撮った。5:00頃、うなぎ温泉到着。松前商店で100円払う。男湯に入ると結構人が居た。浴槽が2つあって、パイプが上から絶えず湯を注いでいる。ぬるぬるしなくて、さっぱりした。7:00頃、鰻温泉からまっすぐ行った鰻池のほとりにテントを張った。すぐ目の前が池で、結構広く見える。すぐそばでボートが浮いていた。ここの上にある民宿に泊まっている人が、温泉たまごをくれた。とてもおいしかった。ありがとう!その人は横浜に住んでいたそうだが、ここが気に入って今、土地を買って家を建てているそうだ。池の水に手を突っ込んでみたが、結構ぬるかった。やっぱり温泉が近いためだろうか。夕食の調理の最中、暗くなってきたのでランプに火を灯す。夕飯は2合強のごはんにゴマと水前寺のりを混ぜたものと、みそ汁ゆうげとわかめスープを残り全部入れた、ゆうげわかめスープみそ汁とゆー複雑怪奇な名前になってしまったが、早い話ゆうげにわかめスープを混ぜたものだ!おかずはソーセージを細かく切ったものをフライパンで軽く炒めたものをいただいた。虫とカエルが鳴いている。日が沈んで暗くなった池面を見ていると、大きなウナギが出てきそうな雰囲気がある。
6月21日(日)晴れ。
6:30分起床。朝食はカップヌードルミニを食べた。テントの背面から太陽が昇った。天気は晴れ!8:40分頃、長崎鼻目指して出発!ながよし商店の駐車場でバイクを停める。ここから、長崎鼻までは徒歩だ。9:00頃着。長崎鼻灯台、北緯31度09分12秒、東経130度35分22秒、開聞岳まで6km、佐多岬まで20km、屋久島まで47km、竹島まで40km、硫黄島まで47km、黒島まで70km。団体の旅行者が結構居た。先の岩がある海べりでは、釣り人が結構居て、釣り糸を海に垂れていた。小さな灯台だ。高さがおよそ10m満たない白い灯台だ。右手に開聞岳が大きく見える。灯台の入り口には、大きな南京錠がしてあり、入ることはできないようだ。佐多岬周辺の海の色と比べると色が濃く、ゴミが浮いていた。あんまりキレイじゃない。お土産屋に寄り、1500円の下駄と1000円のしゃもじを800円に負けてもらった。鹿児島から沖縄まで、23時間位かかるとおじさんから聞いた。あと1500円の巾着袋を買った。結局、通行手形も買い、3300円しか手元に残らなかった。お土産屋に寄り、お茶をいただいた。(無料)海亀の剥製やら木彫りのお土産が多数あった。カロリーメイトとリッツとキャンデーで間食する。とりあえずR226号に出て、北上する。前田石油店に寄り、給油した。ここでちょっと休息。お茶やコーヒーや煎餅などいただいた。12:50分、火の神公園着。タダでキャンプ、野宿するのに最適地だと思う。芝生が植えてあるし、水道もある。キレイな所だが残念なことにゴミが落ちている。日曜とあって家族連れが結構居た。ここで昼食となった。大豆を少し炒ったものをいただく。本当は、ラーメンを作りたかったがバイクに積んであるので、取りに行くのが面倒くさいのだ。(なんという、ものぐさ)しかしここではどうやら目立つようなので、水道の近くに移動してついでに食糧を持ってきた。波の音が聞える。とんぼが沢山飛んでいた。サッポロ一番にゴマを入れて食べた。10円と100円玉で家に電話したら光次が出た。色々話したが途中で切れてしまった。それから道に迷い、ある町中で、色の黒い親切なおじさんが、「バンで先に行くから後について来なさい」と言ってR270号、加世田の方へ導いてくれた。ありがとう!道路、特に田舎道は白いチョウとトンボが飛んでいる。なんとも、のどかだ。加世田運動公園内の芝生にてテントを張る。その前に体育館へ行って管理人の人に許可してもらった。芝生の中ですずめがエサを摂っている。黒アゲハが舞い、カラスが鳴き、虫の声が辺りに響き渡る。空には飛行機雲が延々と伸びていた。5時でもまだかなり高い位置に太陽がある。2号強のメシを炊く。ゴマをかけてレトルトのビーフカレーを暖め、カレーライスにし、それを暖めた熱湯でゆうげのおみそ汁をいただいた。
6月22日(月)くもりのち時々雨。
6:50分起床。朝食はチキンラーメンだ。天気は曇っている。ハローワーク目指して9:00出発。丸木浜キャンプ場の担当の人と明日、枕崎の市役所11:30頃に会う事となった。ここの職員の方にお世話になりました。途中ホームセンターモアに寄り、固形燃料を1個買った。タイヨーに寄り食料品を買った。迷いながらも、丁度昼のサイレンが響き渡った頃、火の神公園到着。テントを張ってバイクにポンチョを被せて、昼食を摂る。2合強のメシを炊き、ゴマと水前寺のりを入れゆうげのみそ汁とおかずはほうれん草白和えと餃子3つを焼いたものに醤油をかけていただいた。食事中ハエと雨に悩んだが、食べ終わるとすぐテントに避難した。ここがどうもテントを張るのに最適地だと思ったら、キャンプ場だった。しかし風と雨が一緒にテントに及ぶので快適ではない。縫い目から雨漏りしてフライパンとそのフタを使って下が濡れるのを防いでいる。風でテントが揺れる。早く止んでくれ!そう願っているしかない。
6月23日(火)くもりときどき雨。
7:00分起床。ひどい雨と風だ。テントが震えている。朝食はコーンスープとぶどうパンだ。10:55分、市役所目指して出発。11:20分、迷いながらも到着。担当の上園さんと近くの食堂でカツ丼をいただいた。それからバイクを市役所内に置き、車に同乗して丸木浜キャンプ場へ行った。海水浴もできるところで秘境、穴場といえる。明日、3時に(0993)32-2013上園さんに電話を入れる。そこのキャンプ場でツーリング好きの岩崎産業(株)業務部係長、水流誠さんと色々話をした。市役所に戻り、観光課の人に色々聞いた。ここで1万円引き下ろした。5:30分頃、錦江湾公園キャンプ場着。雨は止んでいた。ここの高い所にテントを張った。坂がかなり急でキツく前輪が浮くんじゃないかとハラハラした。ここはトイレも水道も近いし、見晴らしも良く芝生もきれいでペグも入りやすい。しかしペグは曲がっているので使いづらい。キャンプ用品店に行ったら買っておこうと思った。
6月24日(水)晴れ。
6:30分起床。トイレの近くでラジオ体操をしている老夫婦が居て、ちょっとお話しした。しかし昨日までの天気が嘘のように今日はとんでもなくいい天気だ。本当に嬉しくなる。朝食はサッポロ一番にニラとてゴマを入れていただいた。展望広場に登ってロケットを撮った。とりあえずパートバンクへ行く。9:00分頃出発。10:00分頃着。紹介状を作ってもらい面接へ行くことにしたが、その前に鹿児島大学内のアルバイトの紹介の掲示板を見た。面接に行ったら人手は足りているし、住み込みはできないとの事で、とりあえずやめた。それから3号線を北上してタイヨーに寄り食料品を購入した。ここで寿司とサンドイッチを食べた。途中、釣好に寄り固形燃料(700円)を買う。清水ヶ岳公園で休息。ここでムギチョコを食べた。4:30分頃高串崎キャンプ場到着。夕食はサッポロ一番ゴマ味ラーメンに矢部ニラを入れ餃子3つを焼いて入れた。それにゴマも入れた。おいしかった。軽トラックでおばさん二人が、テントを張ってあるところの草を集めていた。俺も手伝いながら、あれこれと話しているうちに親しくなり、「これで温泉に入ってきないね!」と1000円くれた。愛ある親切をありがとう。エホバに感謝。おばさんありがとう!早速入りに行こう!とその前におばさんが言った通りにしばらく洗えなかった汚れ物を石鹸で洗い、洗濯ロープをテントのフックと木の枝に引っ掛けて干した。蚊が多い!テントのメッシュに張り付いている。7:50分頃、500円を払い温泉に入る。湯の温度は表示によると41度で色々と効能があるみたいだ。8:30分頃あがった。非常にさっぱりした。テントまで行くのに道は真っ暗でペンライトの明かりを頼りにした。タマ に消えるので非常に不安定なライトだ。ホテルの売店ではベンジンを置いてないとの事でランプは使えなくなった。せんべいやビスケットを食べた。
6月25日(木)くもり。
7:00分起床。太陽は厚い雲の上にあり、直射日光が地上まで届かない。朝食はポッカのつぶコーンスープとレーズンパンをいただいた。10:35分、天草鹿児島国道フェリー蔵之元~牛深、920円払い乗り入れる。天長丸という船名だ。それにしても抜群のタイミングというやつだ。船内が振動している。4便に乗った。所要時間30分、これで晴れていたなら・・・。フェリーから見下ろす海は深緑と藍色を足して2で割ったような色をしていた。11:35分到着。(所要時間30分じゃなかった!?)大型車の後について行き、R266号へ出る。R389号へ左折。ずっと海岸沿いを走る。道が狭く険しいのでキツイ。これを路肩に停めて書いていると、昼のサイレンが鳴り響いた。晴れていたなら美しい景色が見れたろう。すぐに大江天主堂、駐車場到着。天草ロザリオ館で310円払い入場する。キリスト教と仏教が融合したかのような象徴みたいなマリヤ観音(江戸時代)がすぐ目に付いた。天草へは永禄9年(1566年)ルイス・デ・アルメイダが志岐に来て布教活動を行ったのが最初です。と書いてあった。映像を見せてもらった。よく要点をまとめてあって見応えがあり、感動した。隠れ部屋というのがあって、その中で祈っている人形があまりにリアルで少々、不気味ささえ感じる。大江天主堂まで150mの道を登り着く。教会の入り口は花畑で彩られて華やかだ。墓地の墓石には十字があった。白い洋風の立派な建物で中は畳らしきものが敷いており、入り口には記帳簿と無人販売所となっていた。左手奥には敬慕ルドビコ・F・ガルニエ神父像が静律に教会を見守っているように見える。ここで200円の絵葉書を買った。来る途中のお土産屋に寄り350円の通行手形を買った。店の人が1000円もする通行手形を「600円に負けるから買わない?」と言ったが、そんなに余裕がないから、買わなかった。ここの記帳簿に日付と名前、住所を記した。現在の天主堂は神父が私費を投じて昭和8年完成させたものです。と説明掲示板に書かれてあった。ここの駐車場で2合強のメシを炊きゴマと水前寺のりを混ぜ、野菜コロッケ1個を炒めてわかめスープもいただいた。3:00分頃出発。富岡城跡前の川本商店に寄り、キャンプ場への道を尋ね、あさげ、ゆうげ、ミニトマトを買った。白岩崎キャンプ場へ行ったが、良くないので他へ行くことにした。店に寄り、トイレットペーパー1つとサッポロ塩ラーメン1つ、うまかっちゃん1つ、ミニトマトを買った。タバコ屋に寄り、ベンジンを買う。これでやっとランプが使える。茂木根海水浴場のすみに6:00頃テントを張る。すぐ後ろがR324号で少々うるさいが仕方ない。夕飯はサッポロ一番塩ラーメンに矢部ニラとゴマとミニトマト3つを入れて食べた。おいしかった。しかし昼食の時は食べずらかった。というより気まずかった。人に見られるのがイヤで番傘とポンチョで覆ったものの、ハエがたかりに来るわ、人に見られて恥ずかしいやら。でも加熱調理した野菜コロッケがなんともおいしかった。しかしペグが曲がっているからテントを張るのに一苦労する。早いとこ買わねばなるまい。
6月26日(金)雨。
朝から雨。これだけでもはやなんとも憂鬱だ。折角乾いたテントを再び濡らす。シュラフを防水カバー(袋)の中にしまいこんだ。Gジャンも濡れると乾きが遅いので、入れた。合羽を着込む。しかし良く寝れず、まだ眠い。今、5:50分。少し横になる。8時頃起き出して、みそ汁と食パンを食べる。9時を回っても雨が降っている。こんな日は動かず、ゆっくりしているほうがいい。昼メシはパンと菓子を食べた。今日中に天気が回復する見込みはなさそうなので、テントをたたんで出発。(3:30分)姫戸町JAにて5000円引き下ろす。米屋に寄り1,200円位の米を2kg買った。始めに高舞登キャンプ場へ行ったが、感じ悪いのでやめた。次は唐船が浜キャンプ場へ行った。ここはトイレも使えないようなのでやめた。結局は若宮キャンプ場のすぐ
そばの神社の敷地内にテントを張った。その頃はもう8:30を回っていた。小雨の降る中、薄明るいところでテントを張る作業は結構しんどかった。今度は明るいうちに張ろう。夕飯は3合弱くらいのメシにゴマ、水前寺のりを混ぜ、コロッケを炒めて醤油をかけ、みそ汁はゆうげでいただいた。ランプをつけても暗いので、どんな具合かよく分からず結構手間がかかり調理しにくい。これも明るいうちにやっとくべきだった。ここに落ち着く前に車の人に話しかけたら親切に若宮キャンプ場の場所を丁度通りかかった地元の子2人に聞いて教えてくれた。その人は休みの日は125ccのバイクでツーリングによく行くと言った。キャンプもやるらしい。なんでも聞くところによると教材の販売をしていて、この島の学校の児童の数が20人?くらいしかいないとか。それでこれから熊本へ帰ると行っていた。その後に神社の敷地にテントを張ったのだった。こうして書いているちょっと前までは結構車が、海水浴場の方へ行ったり来たりしていた。なぜキャンプ場で張らなかったかというと、ゴミがあまりにも目に付き、汚かったからだった。もうそろそろ10時になる。そろそろ横になるか・・・・。
6月27日(土)雨。
朝から雨。8:00分起きる。朝食はみそ汁あさげと食パンとあんぱんをいただいた。
ゆうべは結構、車の音で良く寝れなかった。しかし今は眠くない。水前寺公園内のお土産屋で売っていた黒子ブタのぬいぐるみが急に欲しくなったので買いに行くことにする。10:20分出発。11:45分到着。田島商店に寄り、3600円で買った。店の人に電話帳で農協を調べてもらったが、分からなかった。つるやデパート内のキャッシュサービスにて5000円引き出した。山の店マルフジにてペグ7本とシームシーラーを合わせて1328円で買った。それからR3号線を北上し、長洲へ向う。しかし気づくと八女市付近まで来ていた。こうなったら唐津へ行こうと思った。さらにしかし、唐津ヘ行く道を曲がらずそのまま関門トンネルを50円払い通り抜け、R191号へ出て、結局長門まで来てしまったようだ。俺の時計によるともうすぐ夜の8時だ。休息と食事を兼ねて左側にある自動販売機のある所に止まった。ここで3合メシを炊き、ゴマと水前寺のりを混ぜ、カニ味チャーハンの素を入れて炒めた。おかずは野菜コロッケを1個炒めたものとみそ汁(ゆうげ)をいただいた。9時出発。どこかで早くテントを張って、休みたい。トイレ休息を左側の自動販売機の所でした。缶コーヒーを買って飲んだが、暖まったのはほんのちょっとの間だけだった。しかし寒い。荷物を降ろし中からGジャンと古くから愛用の熊撃ちマタギチョッキ?を取り出して着込んだ。そうしていると、道路公団?警察官?の人が来て、免許証提示させられ、色々お話した。トラックの違法駐車などの取り締まり?あるいは職務質問?身元確認?などやっているらしい。
6月28日(日)晴れ。
今12:50分だ。こんな夜中に・・・ご苦労なことです。しかし疲れた。ここじゃテントも張れないし・・・。どうすればいいんだ!?3:15分頃、再びトイレ休息。それにしても寒い。吐く息が白くなるほどだ。とりあえず出雲を目指す。そこまで燃料が持てばいいのだが・・・・。と、不安になったのでここのトイレの裏でテントを張った。張り終えた頃には、空が明るくなっていた。もうすぐで5:00だ。もう6月28日(日)だ。しかし、「いったいここはどこなんだ?」一日かけてテントを乾かすつもりだ。その上に洗濯ロープをかけてシュラフや下着、シャツなどを干した。12時のサイレンが鳴り響いた。埼玉の我が家に向けて出発!4:20分、鳥取砂丘到着。ドライブインレストランピラミッドにて通行手形400円を1個買った。ここで写真を撮った。7:30分、テントを張る場所はR178号、香住町の線路と橋のある土手で。先に赤いテントが張っており自転車で旅をしている人が話しかけてきて色々聞かれた。彼は8月の中旬頃、北海道へ行くそうだ。夕飯は、3合分のメシを炊いてゴマをかけ、さば味付(缶詰め)とゆうげ(みそ汁)をいただいた。しかし疲れた。すぐ横になろう。
6月29日(月)晴れのちくもり。
6時起床。地元のおじさんが「にいちゃん!ここ蚊いたろ?」と声をかけてきて、色々話しているうちにアルバイトの世話をしてくれることになった。久美浜のキャンプ場の管理人と民宿の皿洗いで1日1万円もくれるそうだ。4:00にジープに乗ってくるからということで、それまでここにいることになった。名刺をもらったら後で絵葉書を送ります。愛ある親切をありがとう。自分が信仰をおく神エホバはいつも見守ってくれている。生きていて良かった。10時頃来ておじさんが水を汲みに行ってくれたなんて親切なんだ。惜しみない愛ある親切が俺の心にしみる。感謝。感激。雨あられという状況だ。JA香住にて26000円引き出した。おじさんは「ワンカップを買ってきてくれ」といい俺のテントで留守番をしている。川口茂さんと言うおじさんだ。2時頃にジープで来ると言った。彼は若い頃日本全国を旅したという。驚いたことに名刺を見せたらみんな知っていた。上園さんの親戚がこの近くに住んでいるらしい。桑水流さんの事も知っていた。「眼鏡かけた人やろ?」と言って。「昼メシは心配せんでええ」と言っておごってもらうことになった。しかし、2時を過ぎても彼は来なかった・・・。彼には2万5千円預けてあるのに。「すぐ返すから」と言って催促されそのまま信じて渡してしまった。もしこのまま来なかったらいったいどうすればいいんだ!3時を過ぎた・・・・。ショックだ。本当に詐欺だとすると警察ヘ届けなければならない。それにしても深刻だ。気分が重い。本当に詐欺だとしたらここにはもう来ないだろう。それにこのままでは家にも帰れなくなる。
そういえば言うことと行動が少し食い違っていた。始め4:00頃ジープで来るからと言っていたのに10:00頃フラフラとやって来て。結局偽善者だったのか。なんてことだ。2万5千円も騙し盗られるなんて。ここから家へ帰るのは不可能だ。とにかく警察へ届けなければなるまい。4時になった。まだ来ない。とりあえず警察へ行く事にする。4:15分に着き、色々説明して「川口茂」という名前の人を電話帳とかで調べてもらったが、そういう人は地元にはいないということで諦めて元の所にとりあえず野宿することにした。しかしテントを張っているところにさっき派出所にいた警察官の二人が来て、調書をとることになり詳しいことは向こうで調べてもらうことになった。荷物をまとめて、さっきの派出所へ行った。そこで調書をとってもらう。色々な書類があって大変である。ここの人に郵便局への地図と住所、郵便番号を詳しく書いてもらった。派出所の人が言うには8時過ぎなら、電話料金が安くなると教えてくれた。テレホンカードも使わせてもらった。家の人に電話したら「とりあえず106でコレクトコールでかけて来い」と言うので106をかけた。したら局の人が出て交換してもらいじっくりと話した。結局、郵便局の通帳の記号と口座番号を教えたので、できれば振り込んでもらうことになり「心配しないで受け取ったら店屋物でも食べて気をつけて帰ってきなさい」と言ってくれた。やっぱり地元(家族)が一番だと思った。指紋も取ってもらい、ポカリスエットの容器とワンカップを指紋が取れるかどうか調べてもらうので渡した。9:00頃?にまた矢田川河川敷でテントを張る。派出所の人が言うには、「台風が近づいているから雨が降るかもしれん、橋の下に張ったほうがいい」と言うのでそのとおりにした。
6月30日(火)雨。
雨がパラついている。8:00起床。朝食はうまかっちゃんにゴマを入れていただいた。なんだか気分も体調も優れない。9:45分出発。そういえば8時ちょっと過ぎに派出所の人が聞いたところやはり来て水を汲んでJAの場所を聞いたらしい。「地元の人じゃない」とも言った。わざわざ伝えに来てくれてありがとう。ご苦労様。香住郵便局にて3000円引き出す。ここで国際ボランティア貯金の加入手続きをしてもらう。しかし、貯金がもうない。三方町で親切なおじさんに出会い(ガソリンスタンで)自宅に案内され、服をもらったり(全身ずぶ濡れだった)、乾かしてくれたりしてくれた。本当に感謝します!肌着やらズボンまで見ず知らずの俺にこんなに親切にしてくれるなんて、なんて親切な人なんだ。本当にいい人でした。息子さんが宇都宮で大学に行ってて夏にはこっちに帰って来るという。結局、昼メシはそこの人の親切で3つのパンと牛乳をいただいた。コーヒーも。今、着ている服も息子さんの物で使わなくなったものだ。本当に助かった。コースはR27号敦賀にてR8号へ右折。米原付近でR21号へ左折。それからR418号を通って恵那市へ出ようと思って、食料品店に寄り道を詳しく聞くが、峠道を通ったり道順が厄介なのでR21号へ出て土岐のI.Cの所で(R19号を)左折した。24時間営業のガソリンスタンドで満タンにしてもらったら290円くらいしか手元に残らなかった。そこの従業員の人に道を詳しく教えてもらった。そこで分かったのが、どうしても通らなければならないコースに三才山トンネルというのがあり、これが有料でバイクは410円かかるらしい。手元に残っているお金は290円くらいしかないので、とても足りず、このままではマズイのでやはり頼りになる警察へ行った。始めガソリンスタンドの従業員の人に教えてもらった交番へ行ったら「パトロールに出かけいるので松本警察署へ」と書いてある札を見た。それから松本警察署に来たら「休んでいきなさい」とコーヒーまで出してくれ、お金は交通課の今溝隆さんに1000円も貸してもらった。
7月1日(水)晴れ。
もう1:30分になる。ということは7月1日になった。ということだ。鈴虫の涼しい鳴き声が聞える。ここで休む。しかし本当に真剣に祈り頼めば、愛ある親切が受けられたことには驚いた。やっぱり真剣に祈っていれば聞いてくれる。ありがたい。生きている事自体がある意味では唯一の神エホバの成し得る業なのだろう。何度助けてもらったことか。話は変わるが、こうして書いている間深夜なのだが電話が鳴り対応している。彼らには本当に頭の下がる思いである。ご苦労様です。4時頃まで少し寝た。4:45分、出発!いざ家路に向って!三才山トンネル有料道路までは、大型車の後についてゆき、迷わず済んだ。トンネル内は排気ガスが溜まって空気が澱んでいる。トンネルを出てすぐ料金所で410円を払った。R254号富岡あたりから混みだし、中々距離が稼げなかった。10時頃家に着くとすぐ両親が出迎えてくれた。今回の旅はこれで終わりだが、まだ生きている限り旅は終わらないのだ!7月1日、総走行距離32902.1km。出発時27200km、埼玉の自宅から収九州へ行って帰ってくるまでの距離は5702kmとなる。長崎や唐津、その他まだ行きたい所はあったのだが、降り続ける雨の為、気分が乗らずさっさと帰ってきてしまった。いろんな出来事があったが行って見て良かった。また機会があったら行けなかった所を見に行きたいと思う。1992年平成4年7月1日(水)自宅へ辿り着いた。今度は北海道へ行こうと思う。九州単独野宿旅 完(2008年平成20年1月23(水)入力終了)
これから入力する旅日記は、実は2冊目である。1冊目は19歳で発病した時、
荒川の河川敷で紛失した。というか、置いてきてしまった。(超後悔)
1992年平成4年6月4日(水とあるが実際は木)
旅にでる。出発前走行距離27200km位。(FZRで行く)
午後4時20分頃出発、とりあえず社長の家へ、作業衣をかえしに。社長夫婦に見送られて、とりあえず落ち着く場所を探しに行った。今日は、熊谷の川原にとまることにした。石だらけで、バイクを押して、すすませたのにはひと苦労した。テントを、張るか迷ったが、結局張るのはやめた。番傘を屋根がわりにしてねることにした。と、その前に腹ごしらえをする。3合分メシを炊く、対岸を走っている族が空ぶかしをしている。
6月5日(金)くもりのち雨。
4時に起きる。湯をわかす。昨日ののこり飯をあたため、それを食べた。天気はくもってて、太陽がぼんやりと見える。6:10分出発。R254、下仁田、佐久、8:30おかた茶屋にて休息。10:20和田村青空市場にて1束ほうれんそう100円をひとつかった。すずしい風が吹き、カエルが鳴いていた。10:55分下諏訪支所JAのうきょうにて2000円引き出す、それから・・・迷ってしまった。茅野とあるが、どこかさっぱり分からない。「いったいここは、どこなんだ!」迷子になったところで昼のチャイムが、どこからか響いた。とりあえず気をとりなおして、さっき買ったほうれん草をラーメンに入れて食う。そういえば諏訪湖I.C付近で山下清、展がやっていた。でも中に入らなかった。わからない土地へやってくると、あまり余裕とゆうものが欠じょしがちになる。ヘルメットの中で「いったいここは、どこなんだ!」を連発していた。今度は迷えないので全国オートキャンプ場の案内の地図を見ながら行くことにする。3:20分R19号 、多治見に向かって、途中セブンイレブンにて食料調達。5:00野宿、木曽山脈の清流のあるキャンプ場の付近で。とても静でいいところだ。番傘とポンチョを屋根がわりにして、6時までちょっとねた。それからもぞもぞとおきだして、2号弱のメシを炊く。それとおかずはさんま味付、とわかめスープというごーかさだ。ちなみにわかめスープにはほれんそうも入れた。大変おいしく、丁度いい具合にたいらげた。空はくもっているが7時を回ってもまだ明るい。
6月6日(土)晴れ。
5時20分起床。朝食はわかめスープ+ほうれん草。天気はバッチリ晴れている!7:15分出発。R19を木曽、中津川方面へ。進路をとる、R41号高山方面へここまでくるのにかなり迷ったが、古本屋さんに聞いて進路を修正した。そのすぐそばで、ゆうびんきょくのキャッシュサービスで1万円おろした。2時をまわったので41号ぞいのPでチキンラーメンにほうれんそうを入れて、食べる。車の往来が激しいので傘とポンチョで身をかくしながらやった。2:25分出発、途中、白川園本舗(茶店)により550円、玄米茶をかって、まっちゃを2回合計600円!いただいた。3時出発。抹茶の味はうすい!けどおいしい!4:10分休息。途中、白バイにつかまっていたBMW(バイク3台)がいた。じゅうたいに何度もひっかかり、非常にすり抜けが大変だった。きれいに見える河も、近づいてみるとよごれが目立っている。美濃加茂から78km地点。
これから富山に向かっていく。(4:15分。出発)宇津江四十八滝の駐車場で泊まる。
(5:45分着)とってもいいところである。滝の流れる音が、聞え、虫の声も聞える。鳥もさえずる。この三重唱がなんともいい。落ち着ける。夕飯は昼と同じチキンラーメンにほうれん草を入れたものだ。しかし、液体燃料が、予備の1缶を残して全部使ってしまったのには、ちょっと困った。でも北海道で買っておいたZ FIREが役に立った。しかし時間がかかる。今度からはレギュラーガソリンが使用できるヤツ
を買おうかと思う。
6月7日(日)くもりのち時々雨。
4:35分起床。すぐにトイレにいった。夜中に小雨程の雨がパラついた。今は止んでいる。わかめスープとカロリーメイトを食べた。ゴミを捨てて顔洗って、歯をみがいて、荷物積んで、まとめて、いざ出発!(6:12分)今、小雨が降ったり、やんだりと忙しい。R41からR8に行くまでに、よけいなところで曲がってしまいまたしても「いったいここは、どこなんだ!」状態におちいってしまった。高岡から氷見、R8→R160右折、こうかいておけば・・・・「フッ、今回は余裕だゼ!」いざ、珠洲岬目指して、出発!海岸沿いを走るR160~R249へ。天気はくもっているが、いその香りが満ちている、珠洲岬、目指したはずだが、通りすぎてしまったらしい。珠洲市狼煙町の糸矢石油店で給油したあと、能登半島の先端珠洲で昼食をとる、センターあすなろ(おみやげ屋)1階で旗(ノボリ)とかに入りわかめスープとせんべい王国(ゴマ入り)、合わせて1160円買った。3:40分出発。昼食はカレーライスだった。進路はR8号線金沢方面だ!行くゼ!4:45分R249、沿いの百年木のところで休息。写真を一枚、ここではじめてとった。車の往来が激しいので三きゃくは使えなかった。家に電話を入れた直後、前の道路でおばさんのスクーターが、おばあちゃんに接触!しかし、双方とも大したことはないようだった。よかった。夕飯は、せんべいをばりばりと食った。
6月8日(月)雨のちくもり。
朝っぱらから雨。昨日は、どこに泊まるかアセっていたが、けさは、どっかの博物館と、おぼしき駐車場のすみにとまっている。朝食はカニ入りわかめスープとせんべいをくった。9:50分出発。R8号を福井に向けて南下、天気はくもり、気分がさえない途中あずまストアーにより食料調達。金津町農協坪江支店にて1万円引き出す。昼はついさっきかったばかりのさけおにぎりをくった。12時半出発。R8号越前から敦賀の間の若狭湾を写真にとった。R8号からR27号をとおる。それからR178号宮津方面へ行く。丹後半島森林公園スイス村に泊まる。ここまでくるのに迷いに迷った。はまった。ひとに聞いても、かなり迷った。ここまでの道は、かなりキツかった。狭かったり、広がったり、忙しい。そんなこんなで着いてみたら、まだオフシーズンらしく、誰もいないようすである。まいったな、こりゃ!7:00頃到着。
6月9日(火)くもりのち晴れ。
6:55分起床。くもっている。雲っている。カッコウが、本当に「カッコウ、カッコウ」と鳴いている。カラスもうぐいすも、さまざまな鳥たちが合唱しているようだ。にぎやかである。8:30分頃突然やってきた白いバンのみどりいろのぼうしをかぶったオジサンに1000円払った。ここの管理人のようである。領収書をもらって、9:30分出発。R178鳥取方面へ山陰海岸国立公園で昼食。太陽がまぶしい。とてもいい天気だ。打ち寄せる「ザザーッ」とゆー音とセミの声?とここちよい風が吹いている。ここで2枚ほど写真をとる。鳥取砂丘、目指して。12:55分出発。1:30分頃到着。ここで一枚写真をとった。砂は思ってたよりもサラサラしていた。海水の色は思ってたよりもうすかった。1:42分頃出発。R9号を松江方面へ進路をとる。倉吉あたりで突然車輌検査とやらに合い、「自ばい責の期限切れに注意して下さい、」との事。ホームセンターによりキャンデーと固体燃料をかった。7時頃、バイクにポンチョをかぶせて、下にマットをひいて、番傘、さして簡易テントのできあがり。やっとおちつく。場所は多伎町運動公園の、駐車場のすみ。R9号線沿いだ。グランドで、野球の練習を8:00頃から、車できて、やっているようだ。おかげで明るい。日記をいまかいている中、練習しているようだ。夕飯は、どん兵衛ミニ(きつね)をくった。
6月10日(水)晴れ。
6:10分起床。まだねむい。固形燃料カエンは、火力がつよく、ものの10分もたたないうちに、みそ汁一杯分をわかした。よって、朝食はみそ汁とツナ入り手巻きずしと相成った。7:30分出発。R9号を浜田に向けて。R9号からR315号へ右折これから須佐へ向かう。出光のスタンドで給油、ついでにチェーンに油もくれてもらった。R315号から県道10号を萩に向って左折。太陽が、サンサンと輝いている。そよ風が、木々をゆらし、ここちよい音をたてる。とってもいい、いなか道である。ちょうど昼どきになったので道路わきに停め、昼食をとることにした。買っておいた手巻き寿司カニ風味レタスを食べる。腹を満たしたところで12:05分出発。萩方面へ県道11号へ右折。たか?が上をとんでいたところを写真にとった。うまくとれているか、自信がない。R191号へ左、右折。長門、下関方面へ。只今の気温31度。真夏並である。日本海に面したところで1枚写真をとった。(下関から37km地点)ここを走っていると、北海道のえりも岬の黄金道路を思い出す。しかし、暑い。吹いてくる風も、なんだか、生あたたかく感じられる。壇ノ浦P.Aで2枚ほど、関門橋を含めてとった。九州自動車道の案内をもらった。3:55分、出発。関門橋を渡るぞ!九州上陸。小倉東I.Cで降りるつもりが、まちがえてしまって、若宮I.Cで降りてしまった。その後親切なおじさんに10号線出るにはどうしたらいいか教えてくれたが、方向オンチの俺にはブタに真じゅである。さらに迷って、今度は酒屋のおじさん達に道を教えてもらった。カンコーヒーもタダでもらってしまった。ありがたいことだ。しかし・・・・・・・「いったいここは、どこなんだ!」その後・・・、いろいろな人に道をたずねながら、修正していった。7時頃、実家と坂本さん宅に電話を入れた。ときどきオイルの警告灯が点灯するので、そろそろ、オイル交換をしないといけない。こちらに来て、気付いたのは、暑さと、蚊がいることだ。そう、刺されると、かゆくなるあのか、である。しかも、あのシマシマもようのヤツ。夕飯はカップヌードル(カレーあじ)と、焼肉ののり付きおにぎりを1個ずついただいた。犬がしつこくおねだりするので、もう食べれないくらいバラバラになった菓子をくれてやった。
6月11日(木)晴れ。
R10号線を中津方面へ進路をとる。ゆうびんきょくの前で休むことにした。夜中の1:05分着。カエルの鳴き声があたりに響いている。4:54分、ゆうびんきょく前は車の往来が激しいのでうらの道をまっすぐいったつきあたりの草地で簡易テントを張って、すぐに湯を沸かす。天気はくもり。おまけに風が強い。あさげのみそ汁と、サケのおにぎりを朝食とした。それからお茶を2杯ほどいただいたが、あんまり、おいしく感じられなかった。くもっていたと思ったが、晴れだった。太陽が出ている。8:48分、とりあえず、お金を引き出しに出発。R10からR213へ左折。とってもいい天気だ。ここちよい涼しい風が吹いてる。工事現場らしきところで休息中、赤い車の人に話しかけられた。場所が真玉海水浴場。豊後高田、仏の里。彼はエホバの証人であり、クリスチャンでもある。名前は水江良太さん。彼と話しているうちに、家で停めてもらうことになった。無料の真玉温泉に連れていってもらって、一緒に入った。鉄分が含まれているとの事、これが体によいという。エホバの王国会館で集会に参加した。皆、いい人ばっかりで、自分がはじかしいと思った。こういう人になりたいと思った。夕飯は、きつねうどんとおにぎり、サラダをおごってもらった。12:00頃二階でふとんもしいてもらって、ねた。
6月12日(金)
4:00起床。出発4:55分。栗本陽治兄弟の彼と一緒に阿蘇くじゅう国立公園、狭霧台により2枚ほど写真をとる。やまなみハイウェイに来た!大石原料金所(タダでとおしてもらった)に7:10分到着、栗源兄弟はこれから「折り返し、自宅へ、向うのであるが、別府の海は、うーむ、マイルドコーヒー。」→栗本兄だいの自筆。しばしの別れである。友とわかれて俺はやまなみハイウェイヘと走りだす。7:20分出発。Pで2枚ほど写真をとった。阿蘇くじゅう国立公園牧ノ戸峠、標高1330Mで休息。ここから、いけるとこまで登ってみようと思う。8:20分山の頂あたりまできた。くもが見える。すばらしい光景だ、駐車場が小さく見える。8;40分出発。クレーン車が道路を占領している。黒いスポーツカーが左のがけに転落したようすである。引き上げに苦労している。九州石油三愛瀬の本SSで給油とエンジンオイルを足してもらった。9:53分のおそい朝食は、北緯33°阿蘇北外輪とゆー標しきのあるところでパンと、良太さんからもらったオレンジジュースをいただいた。ここで1枚とった。
とてもいい天気だ。日の尾峠へ行くかんばんのところで1枚とる。その後、2枚とる。牧場ののどかな風景が広がっている。カッコウが「カッコウ」と鳴いている。すごくいい景色だ。少し走ったら、対向してきた4輪車と、もうすこしで正面衝とつするところだった。右側を、オレが走っていた。うかつだった。とんでもない大タワケものだ。これからは気合を入れる。さっきの車の人はぜんぜん怒らず、「大丈夫だったか?」と聞いてくれた。おれは、もちろんあやまった。向こうも、許してくれた。もうあんなこわいおもいはしたくないものだ。日の尾峠へ行く途中、工事中のおじさんに話しかけ、彼がいうに、これ以上先は、車じゃとおれない、と言った。Uターンした。とりあえず、日の尾峠はあきらめて、R57に出て、R265をとおって、白川水源を目指す。けど、明日にしよう。早く落ちつきたいので、泊まるとこを探した。始めは南阿蘇グリーンピアのキャンブ場で、と、いってみたら、まだオープンしてないと、いわれて、国民休か村のキャンプ場をすすめられた。しかし、駐車料金1000円でサイト料金400円、合わせて1400円もした。洗たくした。干した。カラスにパンを盗られた。なんだかついてない。夕飯は、3時頃、ピーマンとナスとたまご2つとオカラを、いためたものと、3合分のごはんにゴマをかけたものをいただいた。しかし、量が多すぎて残してしまった。まあ、朝食をつくる手間が、かからなくていいかもしれない。
6月13日(土)晴れ。
7:00起床。シュラフを干す。昨日の残りを食べた。10時頃根子岳を背景に写真を1枚とった。天気はもちろん快晴!とりあえず白川水源を、見聞に行く。10:15分出発。R265~R325(バイパスじゃない旧道)の右側。おみやげ屋さんで、360円くらいの通行手形を買った。中年の夫婦づれらしい人に声をかけ、写真をとってもらった。よく見ると、メダカとたにしがいた。ちょっと飲んだだけでは、よく分からないが、日本一おいしい水として有名らしい。あと川とんぼ?らしい昆虫もいた。R325をR57、右折してミルクロードを通って、菊池渓谷へ向う。R57から県道23号をとおる。(左折)してすぐふみきりわたる途中、峠の路肩により1枚写真をとった。(二重峠)菊池渓谷へ行くのに何度も迷い「いったい菊池渓谷はどこなんだ!」という心境になった。途中、かぶと岩展望所による、見ると本当にすりばち状になっていて本当にカルデラなんだなーっと、感心したりする。菊池渓谷に寄ったが、秩父、長瀞と似たり寄ったりである。少々残念というか期待ハズレだった。でも清流の音と鳥のさえずり、風にゆれる木々を見たり、聞いたりすると、なんとなく落ちつく。(菊池阿蘇有料道路内左側)ここで1:30すぎの昼食をとることにする。昼食の準備をしていたら、車の人が、わざわざ見に行って、帰ってきて、「この先に駐車場があって、案内が出てます」、と下におりてきて教えてくれた。とっても親切な人でした。わざわざありがとう。エホバの祝福を。俺も見習わなければ。川の水でめしをあたためてたら、上に虫がういてた。川の水を使うときは、中に虫むが入っていないか確認しなければ。昼食は、ながほそい豆を煮たものと、白ごはん(レトルトであたためたもの)とゴマをそれにかけて、ゴマごはん。おかずはたまご2つと、いためもの(ごはんにまぜるやつ)をまぜあわせて、それとシーチキンをいただいた。シーチキンは残りがあるので、夕食はシーチキンのたまご焼きと、しよう。2:50分頃食べ終わった。ひやけしたうでが痛む。4:00頃、本当の菊池渓谷による。駐車場に行ったら、おばさんが「バイクはタダ」といった。「山火事注意と書いてある赤い布の所にとめておきなさい」というのでとめた。赤いZXRがとまっていた。この滝の水の色はエメラルドグリーンだ。秩父、長瀞とくらべると・・・前は期待ハズレだった、なんて書いてしまったが、本当の渓谷は雄大で豊富でとても澄んでいた。すごい!水を飲んだ。純粋に、なんの薬品も人間が汚したような水ではぜんぜんおいしくないが、ここの水はそのまま飲んでも安心できる水だ。お腹の黄色い鳥を見た。なんてゆう名前なのだろうか。ここで3枚とったら、ちょうどフィルム切れだ。エホバの地上の楽園の景色そのままというふんいきだ。非常に、きれい、というより美しいと言ったほうがいいくらいの美観である。帰りにグリーン渓谷(おみやげ屋)により、ティスミックス・カリフォルニア(かし100円×2)と森林レジャーガイド(本)をかった。菊池市街へ向ってJAの場所へ迷いながらたどりついてみると、しまっていた。5:00までらしい。JA菊池の職員の人に道をたずねたら、あれこれ(ビニール袋やティッシュペーパーやせっけん、タオル、をくれたり。駐車場で寝てもいいとか、トイレの場所を教えてくれたり、くわしい道順を教えてくれたり)ととっても親切にお世話してくれた。その人は北海道の登別温泉へ行く途中、どろ道を何度も転んでしまったといっていた。バイクに昔乗ってた、と言っていた。この人にも、どうかエホバの祝福を。で、結局今は、JA菊池の軽自動車が停めてある、一番おくのところで、簡易テントを張っている。何度か危険な目と、いい人たちのお世話に合いながら、まだ旅は続く・・・・・。
6月14日(日)くもりのち雨。
6:10分起床。昨日の夕飯は予告したとおり、シーチキンのたまごやきだが、油とフライがえしがないため、うまくいかなかった。ついでにいためもの(まぜあわせるやつ)とまぜたら、変な味になってしまい、おいしいとは言えなかった。ごはんは、レトルトのあたためるだけでOKというやつを、あけて、少々の水の中に入れて細かくバラバラにして、あたためた。それにゴマをかけて、ゴマごはんとおかずは、シーチキンのたまごやき、いため風て、いうかんじだった。今日の朝食はわかめラーメンだ。7:55分出発準備完了。R387からR3をとおって熊本市街のつるやデパートのATMで1万円引きおろしに8:00出発。しかし8:50分頃、市内にきたがつる屋は10:00開店ということで熊本城を見に行く。9:10分頃、美術館前なら、駐車代タダとおじさんが教えてくれたのでそのとおりにする。入園料、共通券というので500円払った。天守閣を1枚とった。雨がぽつぽつと降り出した。が、すぐにやんだようだ。宇土櫓の中を見て回った。五階からのながめがよく、天守閣が大きく見え、今日はくもっているので回りの山々はよく見えなかった。鳩のよいすみかになっているようである。外に出るとまた雨がパラついてきた。降ったり、やんだり忙しい。天守閣の一番上に来た。町並みや山々の風景が一望できる。しかし、悪臭がただよう。それに、柱には落書きだらけでマナーの悪さが、うかがえる。どうも日本人は、公共物の扱い方がヘタで、ゴミ箱のまわりにはタバコの吸いがらや、ガムなどいろいろ落ちている。ヨリイクリーンサービスの一員として見るなら、床なんか、ポリシャーで回したくなる。しかし、背負った荷物が重い。おいてくればいいだろうと思うのだが、万が一でも失くしてしまえば困るのは本人だけである。停めてあるバイクが心配だった。11:50分着いてみれば何ともなかった。雨がパラついている藤崎台球場で試合をやっているようでにぎやかである。つるやデパートへ行かなくては。駐車場はなんとエレベーターで6階までバイクごと上に上げてしまうのだ。親切なおばさんにいろいろ教えてもらった。つるやで1万円引き出して、サラダ油とフライ返しとスポンジたわしをかった。1:55分頃水前寺公園到着。レストラン本陣にてラムネ一本110円を買う。とてもおいしいが、もの足りない。雨がまとまりだした。受付の人が無料でおくの駐車場に停めてもいいと言ったのでとめた。ついでにそこで物を食べていいといったので2:30分のおそい昼食をとることにした。サッポロ一番みそラーメンに、ゴマとたまご一つと、わかめスープ(お湯にいれるやつ)を入れた、食べた。満腹になった。これから本格的に見学しに行く。上杉商店により360円の通行手形を2コかった。紅葉屋により、水前寺のりつくだ煮、820円の品を700円に負けてもらった。ここの店の人にパンとおかき、までもらってしまった。とても親切ないい人だ。鳩にエサ(パン)をあげようとしたら店の人がわざわざもってきてくれた。サンリブにより、米とか食料品を購入。5:30分頃紅葉屋の人にもらったパンとジュースをいただいた。今、雨がけっこうまとまって降っている。入場門はもう閉まっていて、あとから、係の人が2人来て、8:30に開けるとの事。されまでというか、とりあえず今晩は水前寺公園内で寝ることにした。そういえば50cm以上もあろうかという、鯉が、たくさん池の中を泳いでいた。芝生がきれいなっていて、立入禁止となっている。おみやげ屋が、けっこうな数あった。3600円くらいの黒小ブタの動くおもちゃが売っていた。(歩いて、鼻をヒクヒクさせて鳴く)欲しいと思ったが、3600円は、ちと高いし荷物になる。
6月15日(月)くもりときどき雨。
5:10分起床。雨の降る中、水前寺公園内の駐車場で一泊した。(簡易テントで)ジーンズもジージャンもぬれてきもちわるい。けさは、カップヌードルカレー味を食べた。トイレに寄った帰りにレストラン本陣前の、面白い乗物を写真にとった。小雨がパラついている。7:10分出発。菊池目指して。と、一枚FZRを写真にとった。人に聞いて、道を修正してR57阿蘇方面へ向う。こっちのほうは、雨があがっているようす。R57~R325~R218日之影町の青雲橋を目指す。途中、白川水源により、水を補給する。ここで写真を1枚とった。R325~R265~R218へルートを変更する。R325、白水村を通行中、走行距離3万kmに達する。11:36分高千穂峡による。ここで2合メシを炊いて、あと、おかずはししゃもとたまご焼きだ。しかし、固体燃料カエンが、底をついてしまい、途中、ベンジンを足しながら、調理した。高町から延岡方面へ行くのに、逆走してしまったようだ。日之影町は、ちがう方向のようだ。R218号バイパスを右に曲り、2:55分頃、青雲橋到着。ここの日之影町ふるさと物産販売所でパン2つとおみやげをかった。天気はくもっている。固形燃料のある店を探して5~6軒目で(ビッグバン)やっとかえた。2コかった。これで夕飯がくえる。10号線から、日向岬へ左折。どこか、タダで泊まれるところはないかと、GSのお兄さん2人に聞いたら、「海辺あたりなら」ということで行ってみると、ひとりのおじさんがいたので、いろいろ話しして、ここならいいということになって海辺でキャンプすることになった。夕食は、買ったばかりのファイアエースを使ってたまご2つとシーチキンひと缶でシーチキンのたまご焼きと、2合弱のごはんに、ゴマかけてゴマごはん、みそ汁(かに入りわかめスープを混ぜたもの)をいただいた。新しいので火力調整器をつかっても、はやく調理することができたので、大変便利だ。しかし、ここは、何の灯もないし、蚊も多い。
6月16日(火)晴れ。
12:30分頃、さっきの人が、おくさんを連れて、たこやきとか、他にもいろいろもってきてくれた。長友さん夫婦に感謝。ガス代1000円もらった。もらう気は、まるっきりないのに、でも本当に助かりました。ありがとう。あとで北海道の絵葉書送ります。お元気で。外は月が出ていて思ったよりも明るかった。テントに入ると、蚊が刺してきて、かゆくて寝れないのでやっつけることにした。おどろいたことに7ひきもいた。すべて片づけたつもりだ。これでようやく寝れるが、今はもう4:35分だった。鳥が鳴きだした。うっすらと明るくなっていった・・・。結局、3~4時間くらい眠ってたことになる。4:35分からは、ずっと起きていた。PM8~12じ半くらいまで眠った。朝食は日清のシーフードヌードルを食べた。この湯をわかしている時に1枚写真をとった。8:50分頃、出発。R10号~R220号へ南下する。途中、権現崎公園により、顔を洗う。貯水タンクで、限度がある。ここでカニを見た。都農町からR10号を南へ数キロ行ったところの右側にコインランドリーを発見したので、洗濯することにした。洗剤が50円で洗濯代が200円の合わせて250円。これに乾燥代100円(9分間)かかる。洗うのに23分、乾燥が9分、合計32分以上かかる。ここでちょっとパンなどを食べた。(間食)黒岩オートサイクルで、洗車してもらった。あと空気圧も高めにしてもらった。これで無料でいいと言った。ありがとう。R220号を行くと南国気分になり、1枚写真を撮ってしまった。海が青い。まぁ、当たり前なんだろうけど。天気がいい。車の通りが少ない。R213号を通っている時のようだ。しかし、南洋植物が、あちこちに植えられている。なんだか、「これが日本?の風景か?」なんて思ったりもする。とにかく実際、目で見ればいい。肌で感じ取ればいい。南国の風を太陽を。とにかく素晴らしい。Pで写真を一枚撮る。しかし、これからもっと素晴らしい風景に出会えるに違いない。都井岬、目指す。2:00分頃、間食をしたため、遅い昼食となった。カニ風味レタス(手巻き寿司)とあんパンをちょっとした空き地で食べた。車の通りが結構あるので、落ち着いてられなかった。なんだか雲が多くなってきて、曇ってきた。R220号から県道36号へ左、右折。車の通りが少ない。3:10分、都井岬到着。道路端や、芝生の上に馬のフンが無造作にころがっている。観光のおばさん連中の笑い声が聞える。南洋植物とあじさいが植えてある。あんまり来たかいがある、とは言えなかった。虫の声が涼しげに聞える。観光地特有の音楽らしき音が響いている。風がむなしく頭上を吹き過ぎてゆく。感動できなかった。写真を撮る気にもなれない。県道36号を戻って37号へ左折。串間方面へ。串間市農協Aコープにてビスケットとチャルメラを買う。R220へ再び戻る。Pエリア裏でキャンプ、5:45分、メシを炊く。いつもより多めに炊いた。いつものようにゴマをかける。ナスを細かく切っていためて、卵が3つも割れてしまっていたので、3つもつかった。それとピーマンを1個使った。ピーマンとナスを卵をといたものに混ぜ合わせて、ピーマン、ナス入り卵焼きのできあがり。あとは、醤油をかけて、いただきます!ごはんつぶの付いた飯盒に水を入れて、はしで水の中に落として、沸かす。できあがったら、みそ汁のもとを入れてわかめスープも混ぜて、わかめスープ入りみそ汁のできあがり。今日の夕食は、量が多くて、腹一杯になった。しかし、テントを張った場所は、前に南洋植物が植えてあるPで裏には線路が走っている。つまり騒々しいのだ。テントを張るのに、結構手間がかかった。
6月17日(水)昨日の夜から雨。
5:15分起床。昨日の夜から雨が降り出して、今も降っている。用を足しに外に出て、テントに帰ったら3匹も蚊が入っていた。少し開けただけでも、・・・これだ。まいってしまう。その後すぐに3匹も退治したが、その際何ヶ所か刺されてかゆい。テントの上面が雨で濡れて下がってきて背中にあたりTシャツが濡れてしまう。そこで三脚を柱の代わりにして、支える。これで、高くなり不快な思いをしなくてすむ。このテントは防水ではないので雨で濡れるとやっかいである。ついでに狭い。更に雨漏りまでしてきた。飯盒のフタを使って、雨水の「ポタポタ」いう音を聞きながら、朝食をとる。焼肉おにぎりとパンとまめ菓子を食べた。雨が止んでカラッと晴れるのを期待していたが、そうはうまくいくわけがなく、とうとうお昼になってしまった。昼食パンと揚げ一番(米菓子)を食べた。早く、止め!やむんだぁー!しかしこういう時間を持つと、アレコレと考えるヒマができる。「家族はどうしてるだろうか」今、思うとなんだかなつかしい。こう思えるのは、他の知らない土地での緊張感から来るのか、それともやはり、単なるホームシックというやつだろうか。確かに知っているところでは安心感というものがある。でもまだ行って見たい所が沢山ある。気分はアドル・クリスティンと響良牙を足して2で割ったようだ。結局、丸一日テント生活になってしまった。夕食は2合くらいメシを炊いてゴマをかけて卵と醤油を混ぜて、卵ごはんをいただいた。あとはみそ汁にわかめスープとゴマを入れてみそ汁をいただいた。両方とも白川水源で採取した水で調理した。
6月18日(木)くもりのち晴れ。
5:20分起床。湯を沸かし、カップヌードルをいただいた。R220~R448~R269へ7:50分頃出発。R220号を走っていたら、結構沢山、高校生がスクーターに乗って通学していた。彼らの後になり前になり、しながら通った。R448号から県道を通り、佐多岬へ行く。途中JAに寄り、1万円引き出す。通帳記入ができない。11:30分迷いながらも、佐多岬駐車場着。トンネル遊歩道内の売店で旗と通行手形(421円×2)を買った。展望台と海を1枚ずつ撮った。暑い暑い。セミがもう鳴いている。展望所の売店でスタンプ用到達証明書と佐多岬の絵葉書(合わせて309円+109円)を買った。車で旅しているおじさんにオロナミンCをいただいた。群馬県出身でトラックに屋台2台積んで、出店をあちこちで出すようだ。前はJRで働いていたらしく、よくひとりであちこち旅してたと言う。展望所の白い壁には落書きがやっぱりしてあった。ここで青い海と灯台を写真に撮った。仙台からセローで国道を海岸線沿いにYH泊まりの人が桜島で火山灰を浴びて悪戦苦闘したらしい。彼はこれから日南海岸の方のYHで泊まるそうだ。桜島はここから70~80kmくらいだという。彼はそういって去っていった。俺はここで昼食を摂ることにしたのだが、リュックのヒモを変にしてしまい、解くのに時間がかかってしまった。チキンラーメンに卵を1つ入れて、ゴマを入れて食べる。この時1枚写真を撮った。本土最南端の電話BOX個々を1枚写真を撮った。おばさんに刺身をいただいたり、お茶もいただいた。親切にしてもらった。ありがとう。2:40分出発。R269~R220へ桜島目指す。大泊給油所で白いサンゴをおばさんからありがたくいただくことにした。ありがとう。貝がらまでもらってしまった。本当にありがとう。こっちの人に本当にお世話になってしまう。4:15分、神川キャンプ到着。5:00頃早めの夕食をとる。2合弱のメシを炊いていつものようにゴマをかけ、卵2つといたものにピーマンとシーチキンを混ぜて焼いた。それに醤油をかけた。みそ汁をつくった。腹一杯になった。北九州に住んでいるオフロードバイクに乗ってる人と自転車で旅している人が、俺のテントの横にテントを張っていた。並んだ!テントが並んだ!海から吹いてくる風が、テントをふくらませる。後ろではR269を通る車が、音を響かせている。しかし、EXUP集合マフラーとスイングアームに醤油がこびりついている・・・・。後で落としてやるからな!いつになるやら・・・・。
6月19日(金)晴れ。
5:30分起床。お隣さんは5:00頃には、もう起きていたようだ。俺が朝食の札幌みそラーメンの湯を沸かしている間に彼は出発の準備を終わらせていた。朝は寒い。冷える。彼は「また縁があったら会いましょう」てなことを言って去って行った。がんばってください!旅人よ!自転車の人は昨日の夕方、メシを食ってから早々にして去って行った。とにかくパンとカップの札幌みそラーメンをいただいた。用を足してから見回すと、自転車とテントが張ってあった。7:30分、R220~R224、桜島へ向けて出発。有村溶岩展望所にてトイレ休息。ここのおみやげ屋で鹿児島県大全集(絵葉書)と旗と通行手形、合わせて1400円買った。こう書いている間パラパラと、火山灰が降っていた。写真を撮ってFZRの方へ戻ってみると、灰をかぶっていた。山頂からは黒煙が噴出して空にのぼってゆく。烏島埋没跡の展望所で来た道の周りの景色を1枚撮った。俺が来たときは誰もいなく、駐車場にはクレンザーのような灰色の火山灰が2cm位積もっていた。一周してみたが、けっこうキツかった。
道が広くなったり狭くなったり。鹿児島湾に面した海岸沿い(シーサイドライン)は、降っていないし積もってもいなかった。北側に行くにつれ、降ってきて道路にたまっていた。しかしそれもほんの少しなので大したことはないが、シールドを閉じていないと目や口に入るので結構火山灰を味わった。口の中でじゃりじゃりする。それとシールドの表面に積もったりもする。これから霧島のえびの高原を目指す。えびの高原に行く途中、ちょっと休息してたらすごい音がするので、何事かと思って見れば温泉の湧き出し口だった。ここで2枚撮る。その温水は道路脇の側溝に流れて、下の温泉郷へと下る。12:00頃、えびの高原レストセンターに寄り、実用ランプと通行手形と絵葉書、1650円を買う。えびの高原、日本最初の国立公園、標高1240mと書いてあった。硫黄の煙があちらこちらで吹き出していた。えびの高原で親切な工務店の人に会った。名刺をいただいた。写真も撮ってもらった。ありがとう!ここでチャルメラをいただいた。ちょうど固形燃料の1個が切れた。工務店の人たちは、旅行途中でこれから帰るところだという。彼らは唐津に住んでいるらしい。親切に硫黄で飯盒の中のチャルメラごと暖めてくれた。そのうちバンに乗って去って行った。これから鹿児島へ働き口(ハローワーク)を探しに行く。しかしこれからはちょっとキツいので3:45分頃、テントを張った。県道沿いの駐車場で、電話BOXがある。それにしても・・・暑い!ハローワークに電話してみると土日はお休みで月曜8:30分からだそうだ。今日は5:30分まで。テントを張ってしまったので今からではとても間に合いそうもない。よって、土日は池田湖と開聞岳を見聞に行くことにした。今は加治木ふか場前の駐車場にいる。ここにテントを張ったので、今夜はここで一泊しようかと思う。まだ明るいうちに色々と整理した。夕飯はご飯を2合弱炊いて、それにゴマをかけ、水前寺のりを混ぜた。おかずは長友さん夫婦からもらった赤貝炭火焼(缶詰)をいただいた。みそ汁は最後のあさげ1袋とわかめスープを混ぜていただいた。しかしこうして、まだ無事に旅を続けられるのは、本当にありがたいことだ。生きている!その目で耳で肌で体全体で人情、風景、自然、青空と緑の自然の中を生きているんだなぁと、つくづく感じる。これからの旅も楽しみだ。8時頃、えびの高原で買った実用ランプにジッポーライター用のベンジンを入れて、アメリカ軍用メスパンキット(フライパン)の中にたて、火を灯してその明かりで豊後高田でお世話になった、水江、栗本、両兄弟に葉書(佐多岬と桜島のおみやげ屋で買ったもの)を各1通書いた。ここはトイレも電話も近くにあり、大変便利だがすぐ前の県道55号が国道10号に近いので、大型車が通り、結構騒がしい。しかし、今の時間帯はほとんど通らず、意外に静かだ。まぁ、たまに通ってゆくが・・・。
6月20日(土)晴れ。
5:20分起床。しかしまだ眠いから、少し横になる。7:20分、再び起床。朝食は大豆を炒ったものとソーセージ1本をいただいた。8:35分出発。途中、日高商店に寄り、切手を買って貼ってポストに出し、ここおじさんにお茶をもらい、親切にしてもらった。ここで食料とシャンプー、剃刀を買った。10:20分、ザビエル教会着。街の中にあり、公園内には鳩が群れていた。ザビエルの胸像の裏には「到着400年
昭和24年8月」と刻んであった。表には「天文18年西暦1549年8月15日着」と刻まれていた。記念公園前には、ザビエル教会が建っていた。記念公園のザビエル像は写真に撮れたが、教会の方はちょうどフィルムがなくなったので撮れなかった。いや、ザビエル像も撮れたかどうか分からない。教会事務所に立ち寄り、親切なおばさんに職業安定所への道を教えてもらったりお菓子をいただいたりした。ここで絵葉書セットを買った。市内の郵便局のキャッシュサービスにて1万円引きおろし千円を預け入れる。226号沿いのコンビニエンス、ビッグ、ルーバーにて24枚撮りフィルム1本を買った。1:05分、池田湖到着。土曜日とあって結構人が居た。おみやげ屋に寄り、絵葉書を買った。この店で1m強もある大ウナギが3匹もいた。まぁ、色々売っていた。違うおみやげ屋に寄り、100円の菓子を買う。そこで「天然記念物大うなぎ年令80才、長さ190cm、胴廻り60cm」と札がかけており、水槽の中で静かに横たわっていた。なんだか目が濁っている。じっとしてヒレと口を動かしているだけだ。なんだかかわいそうに思える。見世物にされて長いのだろうか。ここでポッカのつぶコーン野菜スープとメロンパン2つで昼食となる。(トマトも1個いただいた)時すでに1:50分を回っていた。思っていたよりもずっと小さい湖だ。15分間くらいで昼食を摂り終わった。子供がおみやげ屋の前で泣いていた。なんだか、昼食を摂っている途中、今も書いている中、なんだか常に人の視線を感じる。それにしても暑い!とりあえず1周するつもりだ。その前にイッシー像の所で4枚写真を撮った。途中、ハブセンターに寄る。ここでも何枚か写真を撮る。300円取られる。ハブの平均産卵数は6.6個、最高14個。史上最大のハブは全長2m35cm、体重3250g、1980年9月3日。他にマムシやウミヘビなど多く飼育されていた。ヘビに咬まれた人の傷跡の生々しい写真などが展示されていた。マムシは茶色で頭部が三角形になっており、小さかった。グリーンピア指宿に向う途中、やすらぎ公園で2枚ほど撮った。5:00頃、うなぎ温泉到着。松前商店で100円払う。男湯に入ると結構人が居た。浴槽が2つあって、パイプが上から絶えず湯を注いでいる。ぬるぬるしなくて、さっぱりした。7:00頃、鰻温泉からまっすぐ行った鰻池のほとりにテントを張った。すぐ目の前が池で、結構広く見える。すぐそばでボートが浮いていた。ここの上にある民宿に泊まっている人が、温泉たまごをくれた。とてもおいしかった。ありがとう!その人は横浜に住んでいたそうだが、ここが気に入って今、土地を買って家を建てているそうだ。池の水に手を突っ込んでみたが、結構ぬるかった。やっぱり温泉が近いためだろうか。夕食の調理の最中、暗くなってきたのでランプに火を灯す。夕飯は2合強のごはんにゴマと水前寺のりを混ぜたものと、みそ汁ゆうげとわかめスープを残り全部入れた、ゆうげわかめスープみそ汁とゆー複雑怪奇な名前になってしまったが、早い話ゆうげにわかめスープを混ぜたものだ!おかずはソーセージを細かく切ったものをフライパンで軽く炒めたものをいただいた。虫とカエルが鳴いている。日が沈んで暗くなった池面を見ていると、大きなウナギが出てきそうな雰囲気がある。
6月21日(日)晴れ。
6:30分起床。朝食はカップヌードルミニを食べた。テントの背面から太陽が昇った。天気は晴れ!8:40分頃、長崎鼻目指して出発!ながよし商店の駐車場でバイクを停める。ここから、長崎鼻までは徒歩だ。9:00頃着。長崎鼻灯台、北緯31度09分12秒、東経130度35分22秒、開聞岳まで6km、佐多岬まで20km、屋久島まで47km、竹島まで40km、硫黄島まで47km、黒島まで70km。団体の旅行者が結構居た。先の岩がある海べりでは、釣り人が結構居て、釣り糸を海に垂れていた。小さな灯台だ。高さがおよそ10m満たない白い灯台だ。右手に開聞岳が大きく見える。灯台の入り口には、大きな南京錠がしてあり、入ることはできないようだ。佐多岬周辺の海の色と比べると色が濃く、ゴミが浮いていた。あんまりキレイじゃない。お土産屋に寄り、1500円の下駄と1000円のしゃもじを800円に負けてもらった。鹿児島から沖縄まで、23時間位かかるとおじさんから聞いた。あと1500円の巾着袋を買った。結局、通行手形も買い、3300円しか手元に残らなかった。お土産屋に寄り、お茶をいただいた。(無料)海亀の剥製やら木彫りのお土産が多数あった。カロリーメイトとリッツとキャンデーで間食する。とりあえずR226号に出て、北上する。前田石油店に寄り、給油した。ここでちょっと休息。お茶やコーヒーや煎餅などいただいた。12:50分、火の神公園着。タダでキャンプ、野宿するのに最適地だと思う。芝生が植えてあるし、水道もある。キレイな所だが残念なことにゴミが落ちている。日曜とあって家族連れが結構居た。ここで昼食となった。大豆を少し炒ったものをいただく。本当は、ラーメンを作りたかったがバイクに積んであるので、取りに行くのが面倒くさいのだ。(なんという、ものぐさ)しかしここではどうやら目立つようなので、水道の近くに移動してついでに食糧を持ってきた。波の音が聞える。とんぼが沢山飛んでいた。サッポロ一番にゴマを入れて食べた。10円と100円玉で家に電話したら光次が出た。色々話したが途中で切れてしまった。それから道に迷い、ある町中で、色の黒い親切なおじさんが、「バンで先に行くから後について来なさい」と言ってR270号、加世田の方へ導いてくれた。ありがとう!道路、特に田舎道は白いチョウとトンボが飛んでいる。なんとも、のどかだ。加世田運動公園内の芝生にてテントを張る。その前に体育館へ行って管理人の人に許可してもらった。芝生の中ですずめがエサを摂っている。黒アゲハが舞い、カラスが鳴き、虫の声が辺りに響き渡る。空には飛行機雲が延々と伸びていた。5時でもまだかなり高い位置に太陽がある。2号強のメシを炊く。ゴマをかけてレトルトのビーフカレーを暖め、カレーライスにし、それを暖めた熱湯でゆうげのおみそ汁をいただいた。
6月22日(月)くもりのち時々雨。
6:50分起床。朝食はチキンラーメンだ。天気は曇っている。ハローワーク目指して9:00出発。丸木浜キャンプ場の担当の人と明日、枕崎の市役所11:30頃に会う事となった。ここの職員の方にお世話になりました。途中ホームセンターモアに寄り、固形燃料を1個買った。タイヨーに寄り食料品を買った。迷いながらも、丁度昼のサイレンが響き渡った頃、火の神公園到着。テントを張ってバイクにポンチョを被せて、昼食を摂る。2合強のメシを炊き、ゴマと水前寺のりを入れゆうげのみそ汁とおかずはほうれん草白和えと餃子3つを焼いたものに醤油をかけていただいた。食事中ハエと雨に悩んだが、食べ終わるとすぐテントに避難した。ここがどうもテントを張るのに最適地だと思ったら、キャンプ場だった。しかし風と雨が一緒にテントに及ぶので快適ではない。縫い目から雨漏りしてフライパンとそのフタを使って下が濡れるのを防いでいる。風でテントが揺れる。早く止んでくれ!そう願っているしかない。
6月23日(火)くもりときどき雨。
7:00分起床。ひどい雨と風だ。テントが震えている。朝食はコーンスープとぶどうパンだ。10:55分、市役所目指して出発。11:20分、迷いながらも到着。担当の上園さんと近くの食堂でカツ丼をいただいた。それからバイクを市役所内に置き、車に同乗して丸木浜キャンプ場へ行った。海水浴もできるところで秘境、穴場といえる。明日、3時に(0993)32-2013上園さんに電話を入れる。そこのキャンプ場でツーリング好きの岩崎産業(株)業務部係長、水流誠さんと色々話をした。市役所に戻り、観光課の人に色々聞いた。ここで1万円引き下ろした。5:30分頃、錦江湾公園キャンプ場着。雨は止んでいた。ここの高い所にテントを張った。坂がかなり急でキツく前輪が浮くんじゃないかとハラハラした。ここはトイレも水道も近いし、見晴らしも良く芝生もきれいでペグも入りやすい。しかしペグは曲がっているので使いづらい。キャンプ用品店に行ったら買っておこうと思った。
6月24日(水)晴れ。
6:30分起床。トイレの近くでラジオ体操をしている老夫婦が居て、ちょっとお話しした。しかし昨日までの天気が嘘のように今日はとんでもなくいい天気だ。本当に嬉しくなる。朝食はサッポロ一番にニラとてゴマを入れていただいた。展望広場に登ってロケットを撮った。とりあえずパートバンクへ行く。9:00分頃出発。10:00分頃着。紹介状を作ってもらい面接へ行くことにしたが、その前に鹿児島大学内のアルバイトの紹介の掲示板を見た。面接に行ったら人手は足りているし、住み込みはできないとの事で、とりあえずやめた。それから3号線を北上してタイヨーに寄り食料品を購入した。ここで寿司とサンドイッチを食べた。途中、釣好に寄り固形燃料(700円)を買う。清水ヶ岳公園で休息。ここでムギチョコを食べた。4:30分頃高串崎キャンプ場到着。夕食はサッポロ一番ゴマ味ラーメンに矢部ニラを入れ餃子3つを焼いて入れた。それにゴマも入れた。おいしかった。軽トラックでおばさん二人が、テントを張ってあるところの草を集めていた。俺も手伝いながら、あれこれと話しているうちに親しくなり、「これで温泉に入ってきないね!」と1000円くれた。愛ある親切をありがとう。エホバに感謝。おばさんありがとう!早速入りに行こう!とその前におばさんが言った通りにしばらく洗えなかった汚れ物を石鹸で洗い、洗濯ロープをテントのフックと木の枝に引っ掛けて干した。蚊が多い!テントのメッシュに張り付いている。7:50分頃、500円を払い温泉に入る。湯の温度は表示によると41度で色々と効能があるみたいだ。8:30分頃あがった。非常にさっぱりした。テントまで行くのに道は真っ暗でペンライトの明かりを頼りにした。タマ に消えるので非常に不安定なライトだ。ホテルの売店ではベンジンを置いてないとの事でランプは使えなくなった。せんべいやビスケットを食べた。
6月25日(木)くもり。
7:00分起床。太陽は厚い雲の上にあり、直射日光が地上まで届かない。朝食はポッカのつぶコーンスープとレーズンパンをいただいた。10:35分、天草鹿児島国道フェリー蔵之元~牛深、920円払い乗り入れる。天長丸という船名だ。それにしても抜群のタイミングというやつだ。船内が振動している。4便に乗った。所要時間30分、これで晴れていたなら・・・。フェリーから見下ろす海は深緑と藍色を足して2で割ったような色をしていた。11:35分到着。(所要時間30分じゃなかった!?)大型車の後について行き、R266号へ出る。R389号へ左折。ずっと海岸沿いを走る。道が狭く険しいのでキツイ。これを路肩に停めて書いていると、昼のサイレンが鳴り響いた。晴れていたなら美しい景色が見れたろう。すぐに大江天主堂、駐車場到着。天草ロザリオ館で310円払い入場する。キリスト教と仏教が融合したかのような象徴みたいなマリヤ観音(江戸時代)がすぐ目に付いた。天草へは永禄9年(1566年)ルイス・デ・アルメイダが志岐に来て布教活動を行ったのが最初です。と書いてあった。映像を見せてもらった。よく要点をまとめてあって見応えがあり、感動した。隠れ部屋というのがあって、その中で祈っている人形があまりにリアルで少々、不気味ささえ感じる。大江天主堂まで150mの道を登り着く。教会の入り口は花畑で彩られて華やかだ。墓地の墓石には十字があった。白い洋風の立派な建物で中は畳らしきものが敷いており、入り口には記帳簿と無人販売所となっていた。左手奥には敬慕ルドビコ・F・ガルニエ神父像が静律に教会を見守っているように見える。ここで200円の絵葉書を買った。来る途中のお土産屋に寄り350円の通行手形を買った。店の人が1000円もする通行手形を「600円に負けるから買わない?」と言ったが、そんなに余裕がないから、買わなかった。ここの記帳簿に日付と名前、住所を記した。現在の天主堂は神父が私費を投じて昭和8年完成させたものです。と説明掲示板に書かれてあった。ここの駐車場で2合強のメシを炊きゴマと水前寺のりを混ぜ、野菜コロッケ1個を炒めてわかめスープもいただいた。3:00分頃出発。富岡城跡前の川本商店に寄り、キャンプ場への道を尋ね、あさげ、ゆうげ、ミニトマトを買った。白岩崎キャンプ場へ行ったが、良くないので他へ行くことにした。店に寄り、トイレットペーパー1つとサッポロ塩ラーメン1つ、うまかっちゃん1つ、ミニトマトを買った。タバコ屋に寄り、ベンジンを買う。これでやっとランプが使える。茂木根海水浴場のすみに6:00頃テントを張る。すぐ後ろがR324号で少々うるさいが仕方ない。夕飯はサッポロ一番塩ラーメンに矢部ニラとゴマとミニトマト3つを入れて食べた。おいしかった。しかし昼食の時は食べずらかった。というより気まずかった。人に見られるのがイヤで番傘とポンチョで覆ったものの、ハエがたかりに来るわ、人に見られて恥ずかしいやら。でも加熱調理した野菜コロッケがなんともおいしかった。しかしペグが曲がっているからテントを張るのに一苦労する。早いとこ買わねばなるまい。
6月26日(金)雨。
朝から雨。これだけでもはやなんとも憂鬱だ。折角乾いたテントを再び濡らす。シュラフを防水カバー(袋)の中にしまいこんだ。Gジャンも濡れると乾きが遅いので、入れた。合羽を着込む。しかし良く寝れず、まだ眠い。今、5:50分。少し横になる。8時頃起き出して、みそ汁と食パンを食べる。9時を回っても雨が降っている。こんな日は動かず、ゆっくりしているほうがいい。昼メシはパンと菓子を食べた。今日中に天気が回復する見込みはなさそうなので、テントをたたんで出発。(3:30分)姫戸町JAにて5000円引き下ろす。米屋に寄り1,200円位の米を2kg買った。始めに高舞登キャンプ場へ行ったが、感じ悪いのでやめた。次は唐船が浜キャンプ場へ行った。ここはトイレも使えないようなのでやめた。結局は若宮キャンプ場のすぐ
そばの神社の敷地内にテントを張った。その頃はもう8:30を回っていた。小雨の降る中、薄明るいところでテントを張る作業は結構しんどかった。今度は明るいうちに張ろう。夕飯は3合弱くらいのメシにゴマ、水前寺のりを混ぜ、コロッケを炒めて醤油をかけ、みそ汁はゆうげでいただいた。ランプをつけても暗いので、どんな具合かよく分からず結構手間がかかり調理しにくい。これも明るいうちにやっとくべきだった。ここに落ち着く前に車の人に話しかけたら親切に若宮キャンプ場の場所を丁度通りかかった地元の子2人に聞いて教えてくれた。その人は休みの日は125ccのバイクでツーリングによく行くと言った。キャンプもやるらしい。なんでも聞くところによると教材の販売をしていて、この島の学校の児童の数が20人?くらいしかいないとか。それでこれから熊本へ帰ると行っていた。その後に神社の敷地にテントを張ったのだった。こうして書いているちょっと前までは結構車が、海水浴場の方へ行ったり来たりしていた。なぜキャンプ場で張らなかったかというと、ゴミがあまりにも目に付き、汚かったからだった。もうそろそろ10時になる。そろそろ横になるか・・・・。
6月27日(土)雨。
朝から雨。8:00分起きる。朝食はみそ汁あさげと食パンとあんぱんをいただいた。
ゆうべは結構、車の音で良く寝れなかった。しかし今は眠くない。水前寺公園内のお土産屋で売っていた黒子ブタのぬいぐるみが急に欲しくなったので買いに行くことにする。10:20分出発。11:45分到着。田島商店に寄り、3600円で買った。店の人に電話帳で農協を調べてもらったが、分からなかった。つるやデパート内のキャッシュサービスにて5000円引き出した。山の店マルフジにてペグ7本とシームシーラーを合わせて1328円で買った。それからR3号線を北上し、長洲へ向う。しかし気づくと八女市付近まで来ていた。こうなったら唐津へ行こうと思った。さらにしかし、唐津ヘ行く道を曲がらずそのまま関門トンネルを50円払い通り抜け、R191号へ出て、結局長門まで来てしまったようだ。俺の時計によるともうすぐ夜の8時だ。休息と食事を兼ねて左側にある自動販売機のある所に止まった。ここで3合メシを炊き、ゴマと水前寺のりを混ぜ、カニ味チャーハンの素を入れて炒めた。おかずは野菜コロッケを1個炒めたものとみそ汁(ゆうげ)をいただいた。9時出発。どこかで早くテントを張って、休みたい。トイレ休息を左側の自動販売機の所でした。缶コーヒーを買って飲んだが、暖まったのはほんのちょっとの間だけだった。しかし寒い。荷物を降ろし中からGジャンと古くから愛用の熊撃ちマタギチョッキ?を取り出して着込んだ。そうしていると、道路公団?警察官?の人が来て、免許証提示させられ、色々お話した。トラックの違法駐車などの取り締まり?あるいは職務質問?身元確認?などやっているらしい。
6月28日(日)晴れ。
今12:50分だ。こんな夜中に・・・ご苦労なことです。しかし疲れた。ここじゃテントも張れないし・・・。どうすればいいんだ!?3:15分頃、再びトイレ休息。それにしても寒い。吐く息が白くなるほどだ。とりあえず出雲を目指す。そこまで燃料が持てばいいのだが・・・・。と、不安になったのでここのトイレの裏でテントを張った。張り終えた頃には、空が明るくなっていた。もうすぐで5:00だ。もう6月28日(日)だ。しかし、「いったいここはどこなんだ?」一日かけてテントを乾かすつもりだ。その上に洗濯ロープをかけてシュラフや下着、シャツなどを干した。12時のサイレンが鳴り響いた。埼玉の我が家に向けて出発!4:20分、鳥取砂丘到着。ドライブインレストランピラミッドにて通行手形400円を1個買った。ここで写真を撮った。7:30分、テントを張る場所はR178号、香住町の線路と橋のある土手で。先に赤いテントが張っており自転車で旅をしている人が話しかけてきて色々聞かれた。彼は8月の中旬頃、北海道へ行くそうだ。夕飯は、3合分のメシを炊いてゴマをかけ、さば味付(缶詰め)とゆうげ(みそ汁)をいただいた。しかし疲れた。すぐ横になろう。
6月29日(月)晴れのちくもり。
6時起床。地元のおじさんが「にいちゃん!ここ蚊いたろ?」と声をかけてきて、色々話しているうちにアルバイトの世話をしてくれることになった。久美浜のキャンプ場の管理人と民宿の皿洗いで1日1万円もくれるそうだ。4:00にジープに乗ってくるからということで、それまでここにいることになった。名刺をもらったら後で絵葉書を送ります。愛ある親切をありがとう。自分が信仰をおく神エホバはいつも見守ってくれている。生きていて良かった。10時頃来ておじさんが水を汲みに行ってくれたなんて親切なんだ。惜しみない愛ある親切が俺の心にしみる。感謝。感激。雨あられという状況だ。JA香住にて26000円引き出した。おじさんは「ワンカップを買ってきてくれ」といい俺のテントで留守番をしている。川口茂さんと言うおじさんだ。2時頃にジープで来ると言った。彼は若い頃日本全国を旅したという。驚いたことに名刺を見せたらみんな知っていた。上園さんの親戚がこの近くに住んでいるらしい。桑水流さんの事も知っていた。「眼鏡かけた人やろ?」と言って。「昼メシは心配せんでええ」と言っておごってもらうことになった。しかし、2時を過ぎても彼は来なかった・・・。彼には2万5千円預けてあるのに。「すぐ返すから」と言って催促されそのまま信じて渡してしまった。もしこのまま来なかったらいったいどうすればいいんだ!3時を過ぎた・・・・。ショックだ。本当に詐欺だとすると警察ヘ届けなければならない。それにしても深刻だ。気分が重い。本当に詐欺だとしたらここにはもう来ないだろう。それにこのままでは家にも帰れなくなる。
そういえば言うことと行動が少し食い違っていた。始め4:00頃ジープで来るからと言っていたのに10:00頃フラフラとやって来て。結局偽善者だったのか。なんてことだ。2万5千円も騙し盗られるなんて。ここから家へ帰るのは不可能だ。とにかく警察へ届けなければなるまい。4時になった。まだ来ない。とりあえず警察へ行く事にする。4:15分に着き、色々説明して「川口茂」という名前の人を電話帳とかで調べてもらったが、そういう人は地元にはいないということで諦めて元の所にとりあえず野宿することにした。しかしテントを張っているところにさっき派出所にいた警察官の二人が来て、調書をとることになり詳しいことは向こうで調べてもらうことになった。荷物をまとめて、さっきの派出所へ行った。そこで調書をとってもらう。色々な書類があって大変である。ここの人に郵便局への地図と住所、郵便番号を詳しく書いてもらった。派出所の人が言うには8時過ぎなら、電話料金が安くなると教えてくれた。テレホンカードも使わせてもらった。家の人に電話したら「とりあえず106でコレクトコールでかけて来い」と言うので106をかけた。したら局の人が出て交換してもらいじっくりと話した。結局、郵便局の通帳の記号と口座番号を教えたので、できれば振り込んでもらうことになり「心配しないで受け取ったら店屋物でも食べて気をつけて帰ってきなさい」と言ってくれた。やっぱり地元(家族)が一番だと思った。指紋も取ってもらい、ポカリスエットの容器とワンカップを指紋が取れるかどうか調べてもらうので渡した。9:00頃?にまた矢田川河川敷でテントを張る。派出所の人が言うには、「台風が近づいているから雨が降るかもしれん、橋の下に張ったほうがいい」と言うのでそのとおりにした。
6月30日(火)雨。
雨がパラついている。8:00起床。朝食はうまかっちゃんにゴマを入れていただいた。なんだか気分も体調も優れない。9:45分出発。そういえば8時ちょっと過ぎに派出所の人が聞いたところやはり来て水を汲んでJAの場所を聞いたらしい。「地元の人じゃない」とも言った。わざわざ伝えに来てくれてありがとう。ご苦労様。香住郵便局にて3000円引き出す。ここで国際ボランティア貯金の加入手続きをしてもらう。しかし、貯金がもうない。三方町で親切なおじさんに出会い(ガソリンスタンで)自宅に案内され、服をもらったり(全身ずぶ濡れだった)、乾かしてくれたりしてくれた。本当に感謝します!肌着やらズボンまで見ず知らずの俺にこんなに親切にしてくれるなんて、なんて親切な人なんだ。本当にいい人でした。息子さんが宇都宮で大学に行ってて夏にはこっちに帰って来るという。結局、昼メシはそこの人の親切で3つのパンと牛乳をいただいた。コーヒーも。今、着ている服も息子さんの物で使わなくなったものだ。本当に助かった。コースはR27号敦賀にてR8号へ右折。米原付近でR21号へ左折。それからR418号を通って恵那市へ出ようと思って、食料品店に寄り道を詳しく聞くが、峠道を通ったり道順が厄介なのでR21号へ出て土岐のI.Cの所で(R19号を)左折した。24時間営業のガソリンスタンドで満タンにしてもらったら290円くらいしか手元に残らなかった。そこの従業員の人に道を詳しく教えてもらった。そこで分かったのが、どうしても通らなければならないコースに三才山トンネルというのがあり、これが有料でバイクは410円かかるらしい。手元に残っているお金は290円くらいしかないので、とても足りず、このままではマズイのでやはり頼りになる警察へ行った。始めガソリンスタンドの従業員の人に教えてもらった交番へ行ったら「パトロールに出かけいるので松本警察署へ」と書いてある札を見た。それから松本警察署に来たら「休んでいきなさい」とコーヒーまで出してくれ、お金は交通課の今溝隆さんに1000円も貸してもらった。
7月1日(水)晴れ。
もう1:30分になる。ということは7月1日になった。ということだ。鈴虫の涼しい鳴き声が聞える。ここで休む。しかし本当に真剣に祈り頼めば、愛ある親切が受けられたことには驚いた。やっぱり真剣に祈っていれば聞いてくれる。ありがたい。生きている事自体がある意味では唯一の神エホバの成し得る業なのだろう。何度助けてもらったことか。話は変わるが、こうして書いている間深夜なのだが電話が鳴り対応している。彼らには本当に頭の下がる思いである。ご苦労様です。4時頃まで少し寝た。4:45分、出発!いざ家路に向って!三才山トンネル有料道路までは、大型車の後についてゆき、迷わず済んだ。トンネル内は排気ガスが溜まって空気が澱んでいる。トンネルを出てすぐ料金所で410円を払った。R254号富岡あたりから混みだし、中々距離が稼げなかった。10時頃家に着くとすぐ両親が出迎えてくれた。今回の旅はこれで終わりだが、まだ生きている限り旅は終わらないのだ!7月1日、総走行距離32902.1km。出発時27200km、埼玉の自宅から収九州へ行って帰ってくるまでの距離は5702kmとなる。長崎や唐津、その他まだ行きたい所はあったのだが、降り続ける雨の為、気分が乗らずさっさと帰ってきてしまった。いろんな出来事があったが行って見て良かった。また機会があったら行けなかった所を見に行きたいと思う。1992年平成4年7月1日(水)自宅へ辿り着いた。今度は北海道へ行こうと思う。九州単独野宿旅 完(2008年平成20年1月23(水)入力終了)
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