8 / 93
始まっちゃった
救世主
しおりを挟む運転手、何処行った?まさか消えたの?
「おい!大丈夫か?」
「うわっ!」
急にさっきの地味な運転手とは印象が正反対な短髪の少年に話しかけられた。
「怪我は!?」
あっ、えっと、なんか答えないと。
「大丈夫です!」
「よかった。」
「あ・・・あの・・・あなたは一体・・・うわあっ!」
いきなり通路を挟んだ横の座席の方からさっきの運転手が頭を押さえながら出てきた。
「ちっ・・・余計なことしてんじゃねーよ!!」
ブンッ!!
あ、危ない!
バキッ!!
「ぐふう!!」
「・・・あれっ?ええ!?」
なんと少年は運転手の飛ばした拳を軽々避けて思いっきりアゴをパンチした。
ドサッ・・・
何この人強すぎい!!
ーーーーーーーーーーーーーーー
キキーッ!!
「あ・・・学校に着い」
ガッ!ドカドカドカ・・・
うわっ、めっちゃ人来た。
「日本政府だ!法律違反及び殺人容疑でお前を取り締まる。大人しくついて来い!!」
「ははははははは!ざまあみろ馬鹿共!!」
に・・・日本政府!?しかも何で爆笑してるの!?
「まあ国が作ったウイルスを勝手に使ったんじゃな~。」
「あの、さっきはありがとうございました・・・。あなた何者なんですか?」
「オレの名前は原 悠介(はら ゆうすけ)。 お前と同じ鈍倉高校の3年生だ。よろしくな!うえーーーーい!」
「・・・。」
「うえーーーーい!!!」
「うえーーーーい!!!(やけくそ)」
原 悠介・・・。そんな生徒うちの学校にいたっけ?一度も見かけたことない。とりあえず私も自己紹介しないと!
「・・・私の名前は山口 翠。私も3年生。よろしく。」
「山口?オッケー!よろしく!うえーーーーい!」
「・・・。」
「うええええええええええええい!!!!」
「分かったから!!」
なんだこいつ。めちゃくちゃテンション高いな。私が苦手なリア充、パリピというやつか。あまり極力関わり合いたくないな。お礼もちゃんと言ったし、この辺で・・・
「おし!じゃあ一緒に行こうぜ!」
はい詰んだ。てかなんでこんな地味な私と行動しようとしてるんだ。他に話せそうな奴沢山いるだろう。まあでも、不登校だったし周りに話せそうな人いないし・・・
「そうだね。行こう。」
「うっし!体育館どこだっけ!?」
「分かんないの!?」
呆れた。自分の学校の体育館がわからないなんてありえない。さっきは運転手をなぎ倒してた癖に・・・。先が思いやられる。
「あの!うちの生徒がご迷惑をお掛けしました!」
「いいえ、違うんですよ!こちらが迷惑掛けたんです。本当に申し訳ございませんでした!」
「あのー、すみません。事情聴取を・・・」
「あ、はーい!えーとー、なんか急に運転手がねー・・・」
始業式・・・始められるかな?
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる