見切り教育

ラッキーセヴァン

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9月4日

デラックスパフェ

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9月4日 午前5時 

周りの客はすっかり居なくなっていた。私はそれでも料理を待つ。

「お待たせしまちた、デラックスパフェでございまーちゅ♡」

ユリさんがデラックスパフェを私の目の前に置いた。

「うわあ・・・凄い・・・」

長ソファに座っている私の鼻ぐらいまではあるであろう大きなグラスの中には下から順番にコーンフレーク、生クリーム、みかん缶、ヨーグルトクリーム、キウイ、チョコクリーム、角切りのイチゴ、生クリームと順番に層が出来ていた。一番上には定番のソフトクリームと練乳が効いていそうなミルクプリンがダブルでガツンときた。そしてグラスには切ったメロンが刺さっている。

「い・・・いただきまああああす!」

私はカフェにあるものと比べ物にならないくらいの長いスプーンをガッと突き刺した。下の層とソフトクリームが混ざり合う。

口に入れると酸みのつよいフルーツとソフトクリーム、ミルクプリンの他では味わえない様な甘さがマッチした。

「美味しいです!」

「うふふっ、喜んでいただけてうれちーでちゅ!」

「・・・そういえば原さんが来まちぇんね。そろそろ来ても良い頃だと思うんでちゅけど。」

そう言えば原がずっと見当たらない。どんだけメイド達に捕まっているのだろうか。

「おーす!待たせたな!」

噂をすれば、原が他のメイドを引き連れて戻って来た。

「原さん!待っていまちたよ!これ!仕事を放り出ちて原さんに付きっ切りとは何を考えているのでちゅか!」

「「「す・・・すみまちぇん。」」」

ユリさんに一喝され、若いメイド達はしょんぼりと謝った。それでも原の手は離さない。

「んもう、気を付けなきゃおしおきでちゅよ?だって・・・

こうするのが目的だったんだから!!」

若いメイド達は一斉に原に飛び掛った。そしてユリさんがそこへ突っ込んでいき鮮やかな手つきで原の手を後ろにした。

「ねえちょっと原、大丈夫?何して・・・うわっ!!」

そうこうしている内に私も原と同じ様に手を後ろで縛られてしまった。

がしゃんっ!

パフェが入っていたグラスが床に落ちて割れる音がしてから、私は何が起こったのか気付いた。

原がタブレットを抜き取られ、頭を思いっきり踏まれている。

「て・・・てめえら一体どういう・・・」

「うふふっ、このイコーリーは・・・私たちが国会に提出をしに行かせて貰います!」

ユリさんはタブレットの画面を向けた。例の惑星の画像が原に突き付けられる。

「お前・・・いつの間に・・・」

「それまでにあなたには死んでいただきます。」

ガチャリ

原の頭にピストルが突き付けられた。

やばい!このままじゃ原が・・・。
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