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答え合わせ
ユリ・聖徳百合
しおりを挟むウイルスを手に入れ、山口は非常に上機嫌だった。まさかここまで全てが上手く行くとは本人も考えて居なかったのだろう。そしてその後、更なるチャンスが山口に舞い降りた。
それは主にお金が原因で様々な問題を抱えている人達が働いているメイド喫茶で起こった事。
山口はメイド達から掃除、ダンス、料理と色々なサービスを受けていた。
「凄いですね!拍手!」
(やっぱクオリティ高っかい!
・・・あっ、そうだ。)
ここで山口はまた良からぬ事を考え付いた。
(この人達はやろうと思えば何でも出来る。じゃあ後は口説くのみだ。)
山口は原が居ない時を見計らって、メイド喫茶のリーダー、百合さんを呼び出した。
「はい、何かご用でちょうか?」
ここで山口は原の鞄からタブレットを取り出し、イコーリーの画像を見せた。
「えっ?これって・・・」
「知ってると思いますけど私、原さんの人質で色々な話を聞かされているんです。それで、もしこれを提出する事が出来たら国から感謝されて一億円が貰えるって言われてるんです。」
「い・・・一億円!?」
百合さんはこれを聞いて目を光らせたという。
それもそうだろう。家が貧乏な上にここに売り飛ばされた身の上だったらそんな金額なんて夢の様だ。
「これだけあれば食べ物とかどれくらい買えるのかなー?タブレットとかも買い放題?家計のやりくりにも困らないだろうし。あとー・・・
学校に行くのも夢じゃ無いなー。」
「が・・・学校に!?」
山口の狙い通り、百合さんはこの話に食いついて来た。何故なら百合さんから自分の生い立ちを少し聞かされていたからだ。
「私も貧乏だから気持ちは良く分かるんです。そこで私・・・あなた達にこの名誉を託そうと思って。」
「私達に・・・託す?」
そこで山口はこう提案した。原をこの場で拘束し、そしてタブレットを奪って百合さん達メイドがこれを提出しに行き、そして一億円を貰うのはどうかと。
百合さんは少し考えてから、
「・・・分かりました。やりましょう。この後の人生をやり直す為に。」
承知した。
(・・・まあその後どうせ皆殺しにするんだけどね。)
こうして山口の言う通り、原は大勢のメイド達に拘束され、原から仕向けたと疑われない為に自分の事も軽く拘束させたのだ。
(原、今回はどう対応する?
流石に無理かな?)
え?山口が言ってた事と違う?
嘘つかれてるよ?
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