見切り教育

ラッキーセヴァン

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9月5日

本当に伝えたい事。

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「あはははは!!あんたらみたいな馬鹿に何が出来るって言うの!?」

「ああ!?何が言いたい!」

「何ってそのままの意味に決まってるでしょ!?努力しない。かと言って何かが出来るって訳でも無いのに自分が気に入らない事があったらすぐブチキレて!私の話聞いて分かったでしょ!?やっぱり馬鹿なんてこの世に要らない」

「それは違うぜ山口!!」

原が山口の言葉を遮った。そしてこちらに目を向けて薬を作れと口パクで伝えて来た。

それに応える様に私は薬の調合を始める。

「山口、お前さあ、苦手な事ってある?」

「苦手な事?スポーツとか?」

「そうか!じゃあ、今からすーっごく努力してオリンピック出ろって言われたら、お前出来る?」

「そんなの無理に決まってるでしょ!?」

「だよなぁ。俺も無理だぜ。」

「はあ!?だから何なの!?離してよ!」

山口はまたウイルスを悪用して原の事を傷付けた。それでも原は離さない。

「離せ!離してよ!ぎゃあああああ!!」

山口が叫び声を上げる中で、

原はこう言った。

「いいか?お前が大人になる前に教えておくけれど、お前が馬鹿馬鹿って言ってる奴らは、山口がスポーツが苦手だっていうのと同じ理由で、ただ勉強が苦手ってだけなんだよ。中には努力しても出来ない事がある。でも山口が勉強が得意なのとおんなじでそいつらにだって得意な事が沢山あるんだよ。でもな山口、この世界で生きていく上での優劣を決める為の基準が、たまたま、そいつらの苦手な勉強だったってだけなんだ。」

「何!?賢さを基準にしたこの世界が悪いっていうの!?じゃあ賢さ以外でどう世界を動かすの!?腕力?テレビゲーム?それとも喧嘩の強さ?そんなので世界を決めてみろよ!

ぶち壊れるぞ!!」

「・・・うん。お前の言う通りだな。

でも!

自分がどれだけ勉強出来るかで振り分けられた人生のレールの中で、勉強以外に残された沢山の得意な事をどれだけ活かせるか。すっくない給料を貰ってる中で、どれだけ人生の数え切れない程の喜びを見つけられるかが、大事なんだ!

頭が全てじゃないんだよ!だから自暴自棄にならないで!自分を嫌いにならないで!」

「原・・・」

私は薬を作りながら彼の名前を呟いていた。

気が付くと、山口は目からぼろぼろと涙を零していた。

「原・・・原ぁ・・・」

「おっ?分かってくれたか?山口。」

「原ぁ・・・」

ザシュ

「・・・え?」

私は今の一瞬で何が起こったのか理解出来なかった。

原の首が

一気に

千切れた。



















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