47 / 57
第47話 力づくの求婚事件
しおりを挟む
モンゴメリ卿は後ろ手でドアを閉めると鍵をかけた。
そして、シルビア嬢の目を見据えたまま、つかつかとそばへ歩いて行った。
本人は、しれっとお茶を飲んでいる。
「どうして、わかってくれない?」
シルビア嬢は視線をモンゴメリ卿に向けた。そして優しく微笑んだ。
「何をでございますか?」
何回、この微笑みでごまかされたことか。知っていても、わかり切ったことでも、彼女はシラを切り通す。
そして、モンゴメリ卿の真剣な気持ちを冷酷にもないものとして扱った。
「結婚して欲しいと何回も伝えた」
「そうでしたかしら」
モンゴメリ卿は睨んだ。忘れているはずがないではないか。何回も伝えているのに。
「あなたなんか、大嫌いだ」
「あら、この間まで、好きだと言ってらしたのに。でも、ジャック・パーシヴァル様と何もないことだけは、理解してくださってますよね?」
「わかっていても腹が立つ。追い込まれるんだ」
「ご心配はいりませんわ。でも、そんなふうに怒ってらっしゃるなら、帰らせていただいた方がよろしいかと」
「なんて嫌な、素直じゃない女なんだ」
モンゴメリ卿は言った。シルビア・ハミルトン嬢は魅惑的な灰色の目を大きく見張った。
「帰るだなんて言いだすなんて。シルビア、私のことをそこまでお嫌いですか?」
「あら、大好きですわ」
「では、問題ないな」
モンゴメリ卿は手をつかんだ。
「あ、問題あります!」
それはかなり焦った声だった。やっと、シルビア嬢の焦った声を聴くことが出来た。
そこで、もう片方の手で腰に触れた。
間に四人分の茶菓のセットを載せたテーブルがあって邪魔をしていたのだ。
灰色の目がもう、どうしたらいいのかわからなくて焦っていた。
シルビア・ハミルトン嬢の本気で焦った様子を見たのは初めてだった。
「鍵は掛けたし、ここは私の家。抵抗しても勝てない」
こうなったら、力技だ。絶対にシルビア嬢は自分を訴えたり、官憲に告発したりしない。そんなスキャンダルを起こしたりする人じゃない。
男と二人きりになったのは、本来ならいるはずの二人の客人が事情で出て行ってしまったからだ。
似たような事情でだが。
「モンゴメリ卿、あなたはそんなことはなさらない。今まで、一度だって、どこの女性にも無理強いした事はないと、紳士だと認められているお方……」
「どうでも良かったから」
「え?」
「どうでも良い人ばかりだった。あなたとは違う」
それは逆じゃないのかとシルビア嬢は思った。
「ほかに方法がないなら」
「嫌がる女性を……」
「嫌がっていない。それは知ってる」
「そんなことありません!」
「だから、素直じゃないと言っている」
モンゴメリ卿は、茶器が満載された危険なテーブルを膝で乗り越えて、ハミルトン嬢のいる反対側のソファに着地した。まるで若い男のようだった。
手首をつかんだまま、ソファの上に体重でのしかかるとキスした。
「何をなさるの……痛い」
唇が離れるまでに、どんどん熱が上がって行って、同時に仮面も剥がれ落ちていく。
ずっとにこにこしていたシルビア嬢の口がゆがみ、目が潤んでいく。
「言ったでしょう、あなたを……」
モンゴメリ卿が女性の服の構造を熟知していることが招いたスムーズな展開だった。
涙目になってシルビア嬢は言った。
「いつかはお応えする日が来るかもと思っていたのに、こんなことで踏みにじるとは……」
「それを待っていたら、私の命が終わってしまう」
器用に下着の紐を結び直しながら、モンゴメリ卿は答えた。もう、すっかり暗くなっていた。
「待ってられないし、ジャックに向かって笑ってた」
「笑っていた?」
「許せない」
シルビア嬢は呆れて言った。
「そんなことで……ひどいわ」
「そんなに痛かったですか?」
「……ひどいわ」
「酷くない。なんだったら、もう一度」
「いえ、結構です」
真剣にシルビア嬢が焦っているのが嬉しかった。
「一度はあやまり。偶然。でも、二度目三度目と重ねていく心は真実」
シルビア嬢は途方に暮れた。
「では、今日はあやまりですか? ひどいわ」
「あやまりにしない方法がある。知りたいですか? 真実をお見せしたい」
「あ、いえ、結構ですわ」
卿はシルビア嬢の手をもう一度取った。
「やめて。お願い」
「逃げられたくない」
モンゴメリ卿は、真剣な目つきで彼女に迫った。
「あなたなんか、全然信用できない」
モンゴメリ卿は宣言した。
「嘘しか言わない」
それは本当だった。シルビア嬢は、彼女自身の心の中だけはいつも正直に言わない。
「寂しくないとか、満足してるとか。正直に言うなら許してあげる」
シルビア嬢の赤くまだらになった顔が不満そうに顎を上げた。
「許すなんて。なんだか嫌だわ」
「じゃあ、仕方ない。もう一度。これで真実になる」
嬉しそうに手が伸びてきて、その手をシルビア嬢ははたいたが、なんの効果もなかった。
「結婚に承諾を与えてください」
「愛人関係はダメ?」
「何、馬鹿なこと言ってるんですか? 女から愛人関係を求めるなんて! それだと私になんの権利もないじゃないですか! あなたを閉じ込めたり、男に笑いかけたらお仕置きしたり」
「だから、嫌なのよね……」
ボソっと、シルビア嬢が言った。
「そのかわり、私が浮気したら、浮気相手のところに怒鳴り込んでも、切り付けても、私の体にお仕置きをしてもいいですよ。むしろして欲しいくらいです」
「お仕置き目当てで、浮気する男はちょっと……変な趣味でもあるのですか?」
それから、シルビア嬢は、しらっと笑って見せた。
「モンゴメリ卿、忘れてますわ。あなた、私がもしその気になったら、そんな物理的なお仕置きなんかするはずないってこと」
モンゴメリ卿ははっとして我に返った。
シルビア嬢は、モンゴメリ卿の手に負える逸材ではなかった。
もし、彼女がお仕置きとやらを思いついたら、それは物理ではないだろう。そして実行したら、彼が思いつくような範囲は軽く超えた何かだろう。気が付いたら奇想天外なとんでもない羽目に陥っているかもしれなかった。
「勝てるのは、あなたへの想いだけか」
「それはわかりませんことよ?」
とても婉曲な承諾。モンゴメリ卿はじわじわと意味を理解した。
そして、やっと彼女の細い指先が細かく震えていることに気が付いた。
「結婚してくれますね?!」
シルビア嬢は、微笑んだ。
「今頃、ジャックも必死になって懇願してると思うわ。オーケーしてもらえるかしらね」
そして、シルビア嬢の目を見据えたまま、つかつかとそばへ歩いて行った。
本人は、しれっとお茶を飲んでいる。
「どうして、わかってくれない?」
シルビア嬢は視線をモンゴメリ卿に向けた。そして優しく微笑んだ。
「何をでございますか?」
何回、この微笑みでごまかされたことか。知っていても、わかり切ったことでも、彼女はシラを切り通す。
そして、モンゴメリ卿の真剣な気持ちを冷酷にもないものとして扱った。
「結婚して欲しいと何回も伝えた」
「そうでしたかしら」
モンゴメリ卿は睨んだ。忘れているはずがないではないか。何回も伝えているのに。
「あなたなんか、大嫌いだ」
「あら、この間まで、好きだと言ってらしたのに。でも、ジャック・パーシヴァル様と何もないことだけは、理解してくださってますよね?」
「わかっていても腹が立つ。追い込まれるんだ」
「ご心配はいりませんわ。でも、そんなふうに怒ってらっしゃるなら、帰らせていただいた方がよろしいかと」
「なんて嫌な、素直じゃない女なんだ」
モンゴメリ卿は言った。シルビア・ハミルトン嬢は魅惑的な灰色の目を大きく見張った。
「帰るだなんて言いだすなんて。シルビア、私のことをそこまでお嫌いですか?」
「あら、大好きですわ」
「では、問題ないな」
モンゴメリ卿は手をつかんだ。
「あ、問題あります!」
それはかなり焦った声だった。やっと、シルビア嬢の焦った声を聴くことが出来た。
そこで、もう片方の手で腰に触れた。
間に四人分の茶菓のセットを載せたテーブルがあって邪魔をしていたのだ。
灰色の目がもう、どうしたらいいのかわからなくて焦っていた。
シルビア・ハミルトン嬢の本気で焦った様子を見たのは初めてだった。
「鍵は掛けたし、ここは私の家。抵抗しても勝てない」
こうなったら、力技だ。絶対にシルビア嬢は自分を訴えたり、官憲に告発したりしない。そんなスキャンダルを起こしたりする人じゃない。
男と二人きりになったのは、本来ならいるはずの二人の客人が事情で出て行ってしまったからだ。
似たような事情でだが。
「モンゴメリ卿、あなたはそんなことはなさらない。今まで、一度だって、どこの女性にも無理強いした事はないと、紳士だと認められているお方……」
「どうでも良かったから」
「え?」
「どうでも良い人ばかりだった。あなたとは違う」
それは逆じゃないのかとシルビア嬢は思った。
「ほかに方法がないなら」
「嫌がる女性を……」
「嫌がっていない。それは知ってる」
「そんなことありません!」
「だから、素直じゃないと言っている」
モンゴメリ卿は、茶器が満載された危険なテーブルを膝で乗り越えて、ハミルトン嬢のいる反対側のソファに着地した。まるで若い男のようだった。
手首をつかんだまま、ソファの上に体重でのしかかるとキスした。
「何をなさるの……痛い」
唇が離れるまでに、どんどん熱が上がって行って、同時に仮面も剥がれ落ちていく。
ずっとにこにこしていたシルビア嬢の口がゆがみ、目が潤んでいく。
「言ったでしょう、あなたを……」
モンゴメリ卿が女性の服の構造を熟知していることが招いたスムーズな展開だった。
涙目になってシルビア嬢は言った。
「いつかはお応えする日が来るかもと思っていたのに、こんなことで踏みにじるとは……」
「それを待っていたら、私の命が終わってしまう」
器用に下着の紐を結び直しながら、モンゴメリ卿は答えた。もう、すっかり暗くなっていた。
「待ってられないし、ジャックに向かって笑ってた」
「笑っていた?」
「許せない」
シルビア嬢は呆れて言った。
「そんなことで……ひどいわ」
「そんなに痛かったですか?」
「……ひどいわ」
「酷くない。なんだったら、もう一度」
「いえ、結構です」
真剣にシルビア嬢が焦っているのが嬉しかった。
「一度はあやまり。偶然。でも、二度目三度目と重ねていく心は真実」
シルビア嬢は途方に暮れた。
「では、今日はあやまりですか? ひどいわ」
「あやまりにしない方法がある。知りたいですか? 真実をお見せしたい」
「あ、いえ、結構ですわ」
卿はシルビア嬢の手をもう一度取った。
「やめて。お願い」
「逃げられたくない」
モンゴメリ卿は、真剣な目つきで彼女に迫った。
「あなたなんか、全然信用できない」
モンゴメリ卿は宣言した。
「嘘しか言わない」
それは本当だった。シルビア嬢は、彼女自身の心の中だけはいつも正直に言わない。
「寂しくないとか、満足してるとか。正直に言うなら許してあげる」
シルビア嬢の赤くまだらになった顔が不満そうに顎を上げた。
「許すなんて。なんだか嫌だわ」
「じゃあ、仕方ない。もう一度。これで真実になる」
嬉しそうに手が伸びてきて、その手をシルビア嬢ははたいたが、なんの効果もなかった。
「結婚に承諾を与えてください」
「愛人関係はダメ?」
「何、馬鹿なこと言ってるんですか? 女から愛人関係を求めるなんて! それだと私になんの権利もないじゃないですか! あなたを閉じ込めたり、男に笑いかけたらお仕置きしたり」
「だから、嫌なのよね……」
ボソっと、シルビア嬢が言った。
「そのかわり、私が浮気したら、浮気相手のところに怒鳴り込んでも、切り付けても、私の体にお仕置きをしてもいいですよ。むしろして欲しいくらいです」
「お仕置き目当てで、浮気する男はちょっと……変な趣味でもあるのですか?」
それから、シルビア嬢は、しらっと笑って見せた。
「モンゴメリ卿、忘れてますわ。あなた、私がもしその気になったら、そんな物理的なお仕置きなんかするはずないってこと」
モンゴメリ卿ははっとして我に返った。
シルビア嬢は、モンゴメリ卿の手に負える逸材ではなかった。
もし、彼女がお仕置きとやらを思いついたら、それは物理ではないだろう。そして実行したら、彼が思いつくような範囲は軽く超えた何かだろう。気が付いたら奇想天外なとんでもない羽目に陥っているかもしれなかった。
「勝てるのは、あなたへの想いだけか」
「それはわかりませんことよ?」
とても婉曲な承諾。モンゴメリ卿はじわじわと意味を理解した。
そして、やっと彼女の細い指先が細かく震えていることに気が付いた。
「結婚してくれますね?!」
シルビア嬢は、微笑んだ。
「今頃、ジャックも必死になって懇願してると思うわ。オーケーしてもらえるかしらね」
11
あなたにおすすめの小説
訳あり侯爵様に嫁いで白い結婚をした虐げられ姫が逃亡を目指した、その結果
柴野
恋愛
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。
彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。
しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われてしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。
「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」
逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。
あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。
しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。
気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……?
虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。
※小説家になろうに重複投稿しています。
隠れ蓑婚約者 ~了解です。貴方が王女殿下に相応しい地位を得るまで、ご協力申し上げます~
夏笆(なつは)
恋愛
ロブレス侯爵家のフィロメナの婚約者は、魔法騎士としてその名を馳せる公爵家の三男ベルトラン・カルビノ。
ふたりの婚約が整ってすぐ、フィロメナは王女マリルーより、自身とベルトランは昔からの恋仲だと打ち明けられる。
『ベルトランはね、あたくしに相応しい爵位を得ようと必死なのよ。でも時間がかかるでしょう?だからその間、隠れ蓑としての婚約者、よろしくね』
可愛い見た目に反するフィロメナを貶める言葉に衝撃を受けるも、フィロメナはベルトランにも確認をしようとして、機先を制するように『マリルー王女の警護があるので、君と夜会に行くことは出来ない。今後についても、マリルー王女の警護を優先する』と言われてしまう。
更に『俺が同行できない夜会には、出席しないでくれ』と言われ、その後に王女マリルーより『ベルトランがごめんなさいね。夜会で貴女と遭遇してしまったら、あたくしの気持ちが落ち着かないだろうって配慮なの』と聞かされ、自由にしようと決意する。
『俺が同行出来ない夜会には、出席しないでくれと言った』
『そんなのいつもじゃない!そんなことしていたら、若さが逃げちゃうわ!』
夜会の出席を巡ってベルトランと口論になるも、フィロメナにはどうしても夜会に行きたい理由があった。
それは、ベルトランと婚約破棄をしてもひとりで生きていけるよう、靴の事業を広めること。
そんな折、フィロメナは、ベルトランから、魔法騎士の特別訓練を受けることになったと聞かされる。
期間は一年。
厳しくはあるが、訓練を修了すればベルトランは伯爵位を得ることが出来、王女との婚姻も可能となる。
つまり、その時に婚約破棄されると理解したフィロメナは、会うことも出来ないと言われた訓練中の一年で、何とか自立しようと努力していくのだが、そもそもすべてがすれ違っていた・・・・・。
この物語は、互いにひと目で恋に落ちた筈のふたりが、言葉足らずや誤解、曲解を繰り返すうちに、とんでもないすれ違いを引き起こす、魔法騎士や魔獣も出て来るファンタジーです。
あらすじの内容と実際のお話では、順序が一致しない場合があります。
小説家になろうでも、掲載しています。
Hotランキング1位、ありがとうございます。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
【完結】引きこもりが異世界でお飾りの妻になったら「愛する事はない」と言った夫が溺愛してきて鬱陶しい。
千紫万紅
恋愛
男爵令嬢アイリスは15歳の若さで冷徹公爵と噂される男のお飾りの妻になり公爵家の領地に軟禁同然の生活を強いられる事になった。
だがその3年後、冷徹公爵ラファエルに突然王都に呼び出されたアイリスは「女性として愛するつもりは無いと」言っていた冷徹公爵に、「君とはこれから愛し合う夫婦になりたいと」宣言されて。
いやでも、貴方……美人な平民の恋人いませんでしたっけ……?
と、お飾りの妻生活を謳歌していた 引きこもり はとても嫌そうな顔をした。
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。
新婚初夜に『白い結婚にしてほしい』と言われたので論理的に詰めたら夫が泣きました
ささい
恋愛
「愛人がいるから、白い結婚にしてほしい」
政略結婚の初夜にそう告げた夫ルーファス。
妻カレンの反応は——
「それ、契約不履行ですよね?」
「あなたの感情論、論理的に破綻してますよ?」
泣き落としは通じない。
そして初夜の翌朝、夫は泣いていた。
逃げ道は全部塞がれ、気づけば毎日論破されていた。
これは、論破され続けた夫がなぜか幸せになる話。
悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?
いりん
恋愛
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「私は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる