少年の香り

サクラノハル

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潰れた柿を眺めて

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「ゆうと、家行っていい?」

 学校帰りに会った秋くんは、心なしか元気がなかった。もしかすると、学校で嫌なことがあったのかもしれない。秋くんは、へなへなしていて、子どもみたいに泣き出しそうだった。

「いいよ、秋くんはあまえんぼだね」
 僕のほうが6つも年下なのに、秋くんはそんなの関係ないとばかりに、僕に甘えてくる。小学六年生の僕と、高校3年生の秋くん。家が近くてもともとは2人で遊ぶことなんて、なかったなあ。

「ゆうと、あれしたい」
 秋くんは、僕のおちんちんを触ったり、舐めたりしておっきくして、弄るのが好き。そのあと、僕のお尻に、今にも泣きそうになりながら、自分のおちんちんを入れてくる。初めは怖くて痛くて、やめて欲しかったけど、僕を求めてくれる秋くんの気持ちが嬉しくて、そのときに、彼は世界でいちばん大切な人になってしまった。

「いえ、ついたらにしよう」
 実は秋くんは、待て、ができない。いつも、家に着いたらえっちなことしよ、って言っているのに、近場の茂みに僕を連れて行く。
「あ、きくん……」
 ズボン越しに秋くんが僕のおちんちんを撫でる。さわさわ、なでなで、そのうちかちこちになってしまった僕のおちんちんを、秋くんはズボンを下ろしてパンツの上から吸った。あまりにも気持ちよくて、おかしくなりそうだった。
「ゆうと、俺のもなめて」
 そう言われて目の前に突き出された秋くんのおちんちんは、もうすごく大きくなっていた。大人みたいに真っ赤で、皮もかむっていなかった。
 僕がおちんちんのさきっぽを咥えると、秋くんが僕の頭を押さえて、ぐっと奥まで引き寄せた。くるしい、息ができない……。頭の奥がチカチカしてきた頃、喉の奥にあったかい秋くんのせーえきが流れ込んできた。
 秋くんのせーえきを全部飲むと、秋くんは僕にキスをした。
「ごめん、ゆう。ごめんなさい……」
 えっちなことをするときの秋くんは、すごくつらそうだ。でも、体はずっと僕のことを欲しがっている。
「僕の中、いれたい?」
 そう聞くと、秋くんは僕のことを両手首を掴みながら、押し倒した。ズボンを下ろし、おしりにおちんちんをあてる秋くんは、なんだか可愛かった。

 泣きそうな声も、死にそうな顔も、罪悪感でいっぱいの秋くんを見られるのは、世界で僕1人だけ。

 秋くんは、今日もお外で小学生を犯した。積み重なって行く事実が、僕と秋くんもさらに2人だけにしていく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 僕と秋くんは、お母さんがいない。お父さんはいるけれど、僕たちみたいな子どもが大好きな、変な人。ショタコン?みたいなやつなのかな。だから、お母さんも出て行っちゃった。

 離婚はしてないから、苗字はそのまま。お父さんとお母さん、どちらについて行くか、そんなこと聞かれたこともあったけど、どっちでもいいって言ったら、置いていかれたんだっけ。 

 夜までお父さんはいないから、秋くんは僕の家で過ごす。夜になれば、秋くんは家に帰らなきゃいけないし、お父さんにえっちなことを無理やりされるけれど、せめてその時までは安心できるように。

 僕も、夜になれば体は自分のものじゃなくなる。それでも、昼の間だけは、秋くんでいっぱいにしたい。

 痛いくらいに、お互いを求め合っている僕たちは、これからどうなるんだろう。

 秋くんは、僕の膝の上で泣き疲れて眠っている。さらさらの髪の毛を撫でながら、窓の外を眺める。

 庭には柿の木から落ちた実がふたつ、ぐちゃぐちゃにつぶれていた。
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