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第2章
24話 赤目の風龍
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「おい...今、『開眼』って言ったよな?」
ガイアが不安な声で椿に尋ねる。
「...あぁ、宙が奥の手って言ってたやつだ。」
椿はたまたま宙の持つ奥の手というものについて聞いたことがあった。
しかしそれを使用できるのは本人曰く1度きりだと言っていた。
「まぁほんとに...もしもの事態なら使おっかな~あはは~。」
などと呑気なことを言っていた覚えもある。
「うあああああああああ!!」
目を真っ赤に輝かせる宙。
「はぁ...」
なおもめんどくさそうに宙を見つめるザード。
両者はやはり一歩も譲らない。
「インフィニティイイイイ!!」
空気の槍が5本同時に出現し、それらはまたザードを目掛けて飛ぶ。
しかし、ザードは守りの構えを取らない。
「さっきこの攻撃くらっちゃったからさぁ...もう効かないんだよねー...全く恐ろしいもんだよ、装龍の力は。」
装龍の能力、一度受けた攻撃を無効化する能力。つまり、風龍の最上級技はもう当たらない。
だが、
「インフィニティ!!」
宙はまたも同じ最上級の技を繰り出す。
「君は救いようのない馬鹿だね。」
呆れるザード。
再び空気の槍が出現...
と思いきや次に出てきたのは剣。
そして、
「終わらせる。」
宙はザードに突進しはじめた。
「イガバシル」
呆れて技の詠唱が雑になってきたザード。
だがその能力は宙を氷塊で包み込み、
その動きを止めた。
「もういいでしょ?僕は君なんかじゃなくて地龍や神龍と戦いたいんだ。」
凍り付いた宙を蔑むように呟く。
「おま...ええええ!!!」
椿は叫ぶ。
ザードは無表情で椿たちに近づいていく。
だが次の瞬間椿とガイアは目を疑った。
突如、歩いていたザードの胸に穴が開き、その場に倒れたのだ。
「え...は...なんで...だ?」
ガイアは焦りから言葉が見つからない。
椿は一旦冷静になり、凍り付けにされた宙の方を見る。
すると、その氷は白い蒸気と共に溶け始め、中にいた宙が動き出す。
「...つば...き。」
宙はその場に膝をつく。
その手にはあの空気の剣はない。
その剣は、
「壁に刺さってる...?」
宙はザードの攻撃の寸前に空気の剣を投げていたのだ。
「だけどよぉ、結局は同じ能力だから防がれてたんじゃねぇのか?」
ガイアは疑問に感じた。
それもそのはず、ザードにトドメをさした一撃は最初に攻撃を与えた「インフィニティ」のはずだ。
それなのに...
「あはは...一か八かで投げたら...うまくいった...みたい。」
既に目の輝きを失った宙はそう言って笑顔を見せる。
「馬鹿だよ。ほんとに馬鹿だよ。宙。」
椿は泣きそうになりながらも言葉を続ける。
「馬鹿で、大馬鹿で、最高な...親友だよ。────宙。」
椿は宙と抱き合い、涙を流す。
だがその戦いはまだ終わっていなかった。
「おい、椿!!やべぇ、事態になってる!」
ガイアは死んだザードを指さす。
その死体から白、水色、灰色の煙が出ていた。
「────龍の...暴走!?」
ガイアが不安な声で椿に尋ねる。
「...あぁ、宙が奥の手って言ってたやつだ。」
椿はたまたま宙の持つ奥の手というものについて聞いたことがあった。
しかしそれを使用できるのは本人曰く1度きりだと言っていた。
「まぁほんとに...もしもの事態なら使おっかな~あはは~。」
などと呑気なことを言っていた覚えもある。
「うあああああああああ!!」
目を真っ赤に輝かせる宙。
「はぁ...」
なおもめんどくさそうに宙を見つめるザード。
両者はやはり一歩も譲らない。
「インフィニティイイイイ!!」
空気の槍が5本同時に出現し、それらはまたザードを目掛けて飛ぶ。
しかし、ザードは守りの構えを取らない。
「さっきこの攻撃くらっちゃったからさぁ...もう効かないんだよねー...全く恐ろしいもんだよ、装龍の力は。」
装龍の能力、一度受けた攻撃を無効化する能力。つまり、風龍の最上級技はもう当たらない。
だが、
「インフィニティ!!」
宙はまたも同じ最上級の技を繰り出す。
「君は救いようのない馬鹿だね。」
呆れるザード。
再び空気の槍が出現...
と思いきや次に出てきたのは剣。
そして、
「終わらせる。」
宙はザードに突進しはじめた。
「イガバシル」
呆れて技の詠唱が雑になってきたザード。
だがその能力は宙を氷塊で包み込み、
その動きを止めた。
「もういいでしょ?僕は君なんかじゃなくて地龍や神龍と戦いたいんだ。」
凍り付いた宙を蔑むように呟く。
「おま...ええええ!!!」
椿は叫ぶ。
ザードは無表情で椿たちに近づいていく。
だが次の瞬間椿とガイアは目を疑った。
突如、歩いていたザードの胸に穴が開き、その場に倒れたのだ。
「え...は...なんで...だ?」
ガイアは焦りから言葉が見つからない。
椿は一旦冷静になり、凍り付けにされた宙の方を見る。
すると、その氷は白い蒸気と共に溶け始め、中にいた宙が動き出す。
「...つば...き。」
宙はその場に膝をつく。
その手にはあの空気の剣はない。
その剣は、
「壁に刺さってる...?」
宙はザードの攻撃の寸前に空気の剣を投げていたのだ。
「だけどよぉ、結局は同じ能力だから防がれてたんじゃねぇのか?」
ガイアは疑問に感じた。
それもそのはず、ザードにトドメをさした一撃は最初に攻撃を与えた「インフィニティ」のはずだ。
それなのに...
「あはは...一か八かで投げたら...うまくいった...みたい。」
既に目の輝きを失った宙はそう言って笑顔を見せる。
「馬鹿だよ。ほんとに馬鹿だよ。宙。」
椿は泣きそうになりながらも言葉を続ける。
「馬鹿で、大馬鹿で、最高な...親友だよ。────宙。」
椿は宙と抱き合い、涙を流す。
だがその戦いはまだ終わっていなかった。
「おい、椿!!やべぇ、事態になってる!」
ガイアは死んだザードを指さす。
その死体から白、水色、灰色の煙が出ていた。
「────龍の...暴走!?」
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