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第3章
35話 第2ラウンド
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「おかえり!椿!!どうだった??」
ゴウガとのババ抜きを終え屋敷へ帰ってきた椿。
「今回は負けたよ。でも次があるから。俺は絶対に勝つよ。」
「...そっかぁ。」
宙はにっこりと笑う。
「諦め悪いしね、椿は。」
「宙に言われたかねぇよ。」
共に笑い合う。
ゴウガの言う通りだと、このゲームは勝ち負けの判定がありさえすればイカサマでもなんでもありなゲーム。
どれだけ相手を不利な状況に落とせるかが鍵だ。
だが、
「俺は正々堂々実力でやらせてもらうぜ。」
「シューティングゲーム。やったことはないが銃には手慣れているぞ。」
ゴウガとのババ抜きから2日後の夜。
ゲームセンターのシューティングゲームの台の前に2人はいた。
「んじゃ始めるか。」
「あぁ。構わない。」
椿によってスタートボタンが押されゲームがスタートする。
この台は高スコアを取れば取るほど難易度が高くなり、ゲームオーバーになりやすい。
それは事前に椿がゴウガに伝えてあり、それをゴウガも承知している。
2人は最初は足並みを揃えるように画面上に現れる敵に射撃していったが、中盤に差し掛かりスコアが高くなり、ゴウガは所々わざと敵を見逃すようにした。
一方の椿は全ての敵を的確に射撃していたため、一気に敵が押し寄せてきていた。
────『ミッション成功』
2人の画面に大きくその文字が表示され、次にゴウガの画面に青く『CLEAR』の文字が、そして椿の画面には...
「『COMPLETE』ってことで、今回は俺の勝ちだ。」
「見事だった。君の勝ちを認めよう。」
途中で敵を見逃していたゴウガと違い、あえてリスクを背負って全ての敵を倒した椿が2戦目を勝ち取った。
「...それでは、2日後。今度は俺の指定する場所で会おう。」
ゴウガはゲームセンターの出口の方へと向きその場を去ろうとする。
「あのさ」
「...?なんだ。」
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
「俺が答えられる範囲でしか答えないが。」
「お前らの目的ってなんだ?」
「残念ながら秘密だ。」
「あぁ、そう。んじゃお前が率いる5つの組織ってやつについて聞いていいか。」
「『RED』、『BLUE』、『GREEN』、『WHITE』、『GOLD』俺が教えられんのはその存在だけだ。」
「秘密だらけだな。まぁいいや、最後に一ついいか」
「あぁ。構わないぞ。」
「────なんでこんな無意味なゲームを行う必要がある。」
ゴウガとのババ抜きを終え屋敷へ帰ってきた椿。
「今回は負けたよ。でも次があるから。俺は絶対に勝つよ。」
「...そっかぁ。」
宙はにっこりと笑う。
「諦め悪いしね、椿は。」
「宙に言われたかねぇよ。」
共に笑い合う。
ゴウガの言う通りだと、このゲームは勝ち負けの判定がありさえすればイカサマでもなんでもありなゲーム。
どれだけ相手を不利な状況に落とせるかが鍵だ。
だが、
「俺は正々堂々実力でやらせてもらうぜ。」
「シューティングゲーム。やったことはないが銃には手慣れているぞ。」
ゴウガとのババ抜きから2日後の夜。
ゲームセンターのシューティングゲームの台の前に2人はいた。
「んじゃ始めるか。」
「あぁ。構わない。」
椿によってスタートボタンが押されゲームがスタートする。
この台は高スコアを取れば取るほど難易度が高くなり、ゲームオーバーになりやすい。
それは事前に椿がゴウガに伝えてあり、それをゴウガも承知している。
2人は最初は足並みを揃えるように画面上に現れる敵に射撃していったが、中盤に差し掛かりスコアが高くなり、ゴウガは所々わざと敵を見逃すようにした。
一方の椿は全ての敵を的確に射撃していたため、一気に敵が押し寄せてきていた。
────『ミッション成功』
2人の画面に大きくその文字が表示され、次にゴウガの画面に青く『CLEAR』の文字が、そして椿の画面には...
「『COMPLETE』ってことで、今回は俺の勝ちだ。」
「見事だった。君の勝ちを認めよう。」
途中で敵を見逃していたゴウガと違い、あえてリスクを背負って全ての敵を倒した椿が2戦目を勝ち取った。
「...それでは、2日後。今度は俺の指定する場所で会おう。」
ゴウガはゲームセンターの出口の方へと向きその場を去ろうとする。
「あのさ」
「...?なんだ。」
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
「俺が答えられる範囲でしか答えないが。」
「お前らの目的ってなんだ?」
「残念ながら秘密だ。」
「あぁ、そう。んじゃお前が率いる5つの組織ってやつについて聞いていいか。」
「『RED』、『BLUE』、『GREEN』、『WHITE』、『GOLD』俺が教えられんのはその存在だけだ。」
「秘密だらけだな。まぁいいや、最後に一ついいか」
「あぁ。構わないぞ。」
「────なんでこんな無意味なゲームを行う必要がある。」
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