DRAGONS

ぜろせろり

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第3章

36話 RED襲来

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「...無意味なぁ。」
ゴウガは言葉がつまる。
「...お前が無意味と捉えるのであれば。そうだろう。だがな、この最初から勝ち負けが決まっているゲームにもしっかりとした意味合いがある。」
そういってゴウガは立ち上がり、歩き出す。
「...その意味ってのは。」
椿は問う。
「互いを詮索するためだけだ。」
言い捨て、ゴウガは暗闇へと消えていった。




2日後、また2日後とそれぞれが提示したゲームは続き、当然のように提示した側が勝利していた。
「...次で最終ラウンドだ。」
そう言われてからもう一週間も経っただろうか。
椿たちの身の回りに特に変化は無かった。
「...ってわけで。今はどうしようもねぇわ。」
「なんかとんとん拍子で進んでると思いきや...だね。」
「詮索とはいえど特に能力を使ったわけじゃないしなぁ...謎だらけだなあいつ。」
「そもそも変な組織の中心人物って時点で普通じゃないよ...」
宙は微笑する。


会話が止まる。


しかし、反対にクラスはざわつき始めていた。
「おい、なんだよあれ...」
「大丈夫なのかな?」
数人がグラウンドの方を見てそう呟いていた。
椿と宙も気になって窓から外を見る。


────すると。



そこにいたのは30人近くの真っ赤な服の男達。

「...『RED』だ。」
椿は瞬間的にそう悟った。
その言葉は宙と紗由美の耳に入った。
「椿、今『RED』って言った?」
「あぁあいつらがきっとそうだ。」
「うん、何人か見覚えあるよ。その考えは間違えじゃないと思う」
紗由美も会話に参加する。
そして、
「生徒の皆さんにお知らせします。生徒は静かに教室で待機していてください。」
校内放送がかかり、それとともに数人の教師らが『RED』のもとに向かう。
説得に向かうつもりなのだろう。
だが、彼らは火龍の力を解放し、教師らを威嚇する。
「まずい。」
椿は危険を察知して教室を飛び出そうとするが、
「椿くん!!」
薫に止められる。
「椿くんは確かに強いけど、あんな大人数じゃ相手にならない!!」
「...宙もいる。」
「椿に言われちゃったらどうしようもないね。」
「待て、茅崎。海守。」
今度は廊下で見回りをしていた先生に止められる。
「お前らの力がどれほどのものかは俺には分からん。だが状況が状況だ。静かに待っておけ。」




「...嫌です。」
「かやさ...おいっ!!」
椿は制止を振り切り走り出す。
「先生。すみません。」
宙も続けて走り出した。
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