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第3章
41話 最終ラウンド
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目の前では無数の火の玉が飛び交っている。
しかし、それは椿に近づく度、弾かれ、地面に落ちる。
装龍の障壁に守られた椿は今にも壊れてしまいそうなボロボロな体でゴウガのもとへと走る。
遠距離攻撃を得意とするゴウガには近距離攻撃のほうがより確実に当てることができる。
そう考えた宙はその考えを信じ、椿に託した。
足元には力の抜けた紗由美も座っており、走りゆく姿をじっと見つめている。
ゴウガは誘うように不敵な笑顔を見せ、
「イーリアス・アルテス」
炎の渦が発生し、椿を障壁ごと包み込んだ。
だが、それすらも今の椿には通用しない。
すぐに弾き、再び走り出す。
ゴウガとの距離が10mほどになった時。
突如地面が揺らめきだした。
椿はバランスを崩すまいと、手をつく。
同じく地面に手をつくゴウガはバランスとっているのではなく。
「俺ぐらいなら地下にある溶岩をちょっとばっかし動かして軽く地震を起こすことだってできるわけだ。」
未だに揺れは収まらない中、椿はさらに走ろうとする。
すると、
────浮遊感。
「...懐かしいな。この感覚。どっかの誰かの時と一緒だな。」
地面が急にせり上がり、空中へと投げ飛ばされた椿は1人、そう呟いた。
「アライル!!」
宙が叫んだ途端浮いた椿の体はゴウガの元へと一直線に飛び、
「ザードの時に奪った分の力もまとめてくらいやがれえええええええ!!!」
ゴウガの顔面に椿の拳がめり込み、次の瞬間には後ろに吹き飛ばされていた。
体が動かない様子だったが目は開いており意識もあるようだ。
椿は息を切らしながらゴウガに駆け寄り、
「このゲーム、俺の勝ちだ。」
そう告げた。
勝利した椿がゴウガに要求したのは『RED』を初めとする5つの組織の情報の公開と組織自体の解散。
そして兵器製造の中止だった。
龍都で職を失った彼らが製造していた兵器は他国へ輸出され、かなり出回っているもののようだ。
椿は龍都から少しでも犯罪や事件が減ってくれればいい。ただそれだけの願いでこの戦いに勝利したのである。
その後は教師や、クラスの人たちに様々なことを聞かれるハメになってしまったが、無事に戦いが終わりほっとしていた椿と宙。
学校から帰る時、上空に見えたのはミルヘス邸にいた飛龍の群れ。
その内の1体が円を描きながら地上へと降りてきた。
「椿くん!!宙くん!!今すぐ龍に乗って!!」
その飛龍に乗っていたのはミルヘス家当主、メルト・ミルヘスだった。
メルトの飛龍に乗って向かったのはレイストン邸。屋敷で何かあったのだろうか。
「説明はあと、2人は先にココの部屋に行って!」
メルトの言われるがままに椿と宙はロビーを抜けたすぐ先のココの部屋へと入る。
そこにいたのは、
顔に白い布をかけられたココ・レイストンと、その傍らで涙を流すサユリだった。
「...婆様が...婆様が...」
「...亡くなられたわ。」
第3章、完結。
しかし、それは椿に近づく度、弾かれ、地面に落ちる。
装龍の障壁に守られた椿は今にも壊れてしまいそうなボロボロな体でゴウガのもとへと走る。
遠距離攻撃を得意とするゴウガには近距離攻撃のほうがより確実に当てることができる。
そう考えた宙はその考えを信じ、椿に託した。
足元には力の抜けた紗由美も座っており、走りゆく姿をじっと見つめている。
ゴウガは誘うように不敵な笑顔を見せ、
「イーリアス・アルテス」
炎の渦が発生し、椿を障壁ごと包み込んだ。
だが、それすらも今の椿には通用しない。
すぐに弾き、再び走り出す。
ゴウガとの距離が10mほどになった時。
突如地面が揺らめきだした。
椿はバランスを崩すまいと、手をつく。
同じく地面に手をつくゴウガはバランスとっているのではなく。
「俺ぐらいなら地下にある溶岩をちょっとばっかし動かして軽く地震を起こすことだってできるわけだ。」
未だに揺れは収まらない中、椿はさらに走ろうとする。
すると、
────浮遊感。
「...懐かしいな。この感覚。どっかの誰かの時と一緒だな。」
地面が急にせり上がり、空中へと投げ飛ばされた椿は1人、そう呟いた。
「アライル!!」
宙が叫んだ途端浮いた椿の体はゴウガの元へと一直線に飛び、
「ザードの時に奪った分の力もまとめてくらいやがれえええええええ!!!」
ゴウガの顔面に椿の拳がめり込み、次の瞬間には後ろに吹き飛ばされていた。
体が動かない様子だったが目は開いており意識もあるようだ。
椿は息を切らしながらゴウガに駆け寄り、
「このゲーム、俺の勝ちだ。」
そう告げた。
勝利した椿がゴウガに要求したのは『RED』を初めとする5つの組織の情報の公開と組織自体の解散。
そして兵器製造の中止だった。
龍都で職を失った彼らが製造していた兵器は他国へ輸出され、かなり出回っているもののようだ。
椿は龍都から少しでも犯罪や事件が減ってくれればいい。ただそれだけの願いでこの戦いに勝利したのである。
その後は教師や、クラスの人たちに様々なことを聞かれるハメになってしまったが、無事に戦いが終わりほっとしていた椿と宙。
学校から帰る時、上空に見えたのはミルヘス邸にいた飛龍の群れ。
その内の1体が円を描きながら地上へと降りてきた。
「椿くん!!宙くん!!今すぐ龍に乗って!!」
その飛龍に乗っていたのはミルヘス家当主、メルト・ミルヘスだった。
メルトの飛龍に乗って向かったのはレイストン邸。屋敷で何かあったのだろうか。
「説明はあと、2人は先にココの部屋に行って!」
メルトの言われるがままに椿と宙はロビーを抜けたすぐ先のココの部屋へと入る。
そこにいたのは、
顔に白い布をかけられたココ・レイストンと、その傍らで涙を流すサユリだった。
「...婆様が...婆様が...」
「...亡くなられたわ。」
第3章、完結。
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