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第4章
46話 幼き記憶 Ⅲ
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「...なにしてるの?お姉ちゃん。パパは、ママは?」
「...紗由美。この飛龍に行き先を教えたから。乗って。紗由美はここにいちゃだめなの。」
「なんで...?私、パパとママと、お姉ちゃんと一緒がいい!」
「...ごめんね。」
駄々をこねる紗由美に、
「...おやすみ。」
治癒龍の催眠能力。
すっかり動かなくなった紗由美を紐で飛龍と結び、飛龍を行かせる。
「...私が助ける。パパもママも、紗由美も。」
高校生にとっての一大イベント、
修学旅行。
椿と宙もちょうどその時期にさしかかっていた。
「なんか、こんなタイミングなのに...すまんな。」
「構わないわ。家事は私とガイアのほうでなんとかしとくわ。」
「ごめんね!帰ってきたら2人の分まで頑張るから!」
「...それより早く行かねぇと遅れんじゃねぇかぁ?」
「そうだな。んじゃ、頼んだぜ。」
4泊5日の椿たちの修学旅行。
龍都から遠く離れたサイバーシティという場所へ行くそうだ。
「よし、んじゃあ仕事に戻っかぁ。」
「ガイア。」
「あ?」
「相談したいことがあるのだけど。」
「おばあちゃん!おばあちゃん!」
「紗由里かい?どうしたんじゃ急に。」
「おばあちゃんの言っていた、『魔龍』が来たの。」
「紗由希と、花蓮くんは?」
「ママが魔龍になっちゃって...パパはその魔龍と...」
「...そうか。今すぐそこへ向かおう。」
「うん...。」
紗由里とココは屋敷を飛び出し、魔龍が現れた紗由里たちの家へと向かう。
しかし
「え.........?」
紗由里たちが元いたはずの家は、
跡形もなく姿を失っていた。
衝撃で言葉が出ない紗由里。
「消滅の呪い。ヤツも1人の人間にこれだけの能力を使うとは...」
ココは目を細め、消えた建物を見つめる。
「紗由里。今日の所は儂の屋敷へ戻ろうか。」
「...うん。」
「それにしてもよぉ、お前が俺に相談なんて珍しいもんだなぁ?」
「...まぁそうね。...さっそく本題に入るけど、椿と宙から聞かされた通り、炎龍の遣い、ゴウガ・レイゼンとの対決は終わった。さて、残る九神龍は?」
「魔龍と雷龍。とはいえ雷龍の遣いの家系は途絶えてるからなぁ実質...」
「魔龍を残すのみ。ね。」
「おうよ。でもそれがどうしたってんだぁ?」
「もともと神魔の間には深い因縁があることは当然知ってるとは思うけど...私は個人的に因縁があるの。」
「...はぁ。深くは聞かねぇが。続けてくれ。」
「そして、その因縁が生まれた原因の日から明後日で...10年、なのよ。」
「...紗由美。この飛龍に行き先を教えたから。乗って。紗由美はここにいちゃだめなの。」
「なんで...?私、パパとママと、お姉ちゃんと一緒がいい!」
「...ごめんね。」
駄々をこねる紗由美に、
「...おやすみ。」
治癒龍の催眠能力。
すっかり動かなくなった紗由美を紐で飛龍と結び、飛龍を行かせる。
「...私が助ける。パパもママも、紗由美も。」
高校生にとっての一大イベント、
修学旅行。
椿と宙もちょうどその時期にさしかかっていた。
「なんか、こんなタイミングなのに...すまんな。」
「構わないわ。家事は私とガイアのほうでなんとかしとくわ。」
「ごめんね!帰ってきたら2人の分まで頑張るから!」
「...それより早く行かねぇと遅れんじゃねぇかぁ?」
「そうだな。んじゃ、頼んだぜ。」
4泊5日の椿たちの修学旅行。
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「よし、んじゃあ仕事に戻っかぁ。」
「ガイア。」
「あ?」
「相談したいことがあるのだけど。」
「おばあちゃん!おばあちゃん!」
「紗由里かい?どうしたんじゃ急に。」
「おばあちゃんの言っていた、『魔龍』が来たの。」
「紗由希と、花蓮くんは?」
「ママが魔龍になっちゃって...パパはその魔龍と...」
「...そうか。今すぐそこへ向かおう。」
「うん...。」
紗由里とココは屋敷を飛び出し、魔龍が現れた紗由里たちの家へと向かう。
しかし
「え.........?」
紗由里たちが元いたはずの家は、
跡形もなく姿を失っていた。
衝撃で言葉が出ない紗由里。
「消滅の呪い。ヤツも1人の人間にこれだけの能力を使うとは...」
ココは目を細め、消えた建物を見つめる。
「紗由里。今日の所は儂の屋敷へ戻ろうか。」
「...うん。」
「それにしてもよぉ、お前が俺に相談なんて珍しいもんだなぁ?」
「...まぁそうね。...さっそく本題に入るけど、椿と宙から聞かされた通り、炎龍の遣い、ゴウガ・レイゼンとの対決は終わった。さて、残る九神龍は?」
「魔龍と雷龍。とはいえ雷龍の遣いの家系は途絶えてるからなぁ実質...」
「魔龍を残すのみ。ね。」
「おうよ。でもそれがどうしたってんだぁ?」
「もともと神魔の間には深い因縁があることは当然知ってるとは思うけど...私は個人的に因縁があるの。」
「...はぁ。深くは聞かねぇが。続けてくれ。」
「そして、その因縁が生まれた原因の日から明後日で...10年、なのよ。」
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