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大西楓の章
第六話
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大西さんと圭司君の面会がここで行われてからすでに半年が経とうとしていたのだけれど、あれ以来大西さんがここにやってくることは無かった。
少し関わったこともあって気にはなっているのだけれど、その後に何があったのかは知る由もなかった。時々遊びに来ている大塚君も大西さんの事は何も知らないらしいし、桑原さんも卒業してからは会う機会も高田さんの法要の時くらいらしいので何も知らないらしい。水瀬さんも姿を見せてはくれないのだけれど、旦那さんの実家の事で事情もあるので仕方のない事なのだろう。
北風が少し冷たくなってきた頃、何の前触れもなく大西さんはやってきた。いつも以上に慌てているように見えたのだけれど、その表情は怯えている様子も無かったので僕は普通に接することにした。
「久しぶりだね。アレから大丈夫だったかな?」
「うん、大丈夫だよ。いや、大丈夫って言っていいのかな。でも、私はたぶん大丈夫。大丈夫だよ」
「それならいいんだけどさ。圭司君も元気なのかな?」
「圭司ね。アレから会ってないからわからないけど、たぶん元気だと思うよ。元旦那の両親はしっかりしている人だし、元旦那もちゃんとしている人だからね。でも、そんな事はもうどうでもいいのよ。私の方が大変なんだからね」
「何かあったって事なのかな?」
「そうなのよ。こんな事誰に相談したらいいかわからなくて困ってるんだけど、小野君って霊感無いっていたよね?」
「うん、僕はそう言うのは無いんだよ。残念だけど、そう言った話だったら僕は力になれないよ」
「やっぱりそうだよね。でもさ、小野君の奥さんとか住職さんは力になってくれるよね。いや、力になってくれなかったとしても、どうすればいいか教えて欲しいの。ねえ、私はいったいどうすればいいのよ?」
大西さんは急に取り乱したかと思えば、いきなり後ろを向いて僕の陰に隠れていた。僕の腕を掴んでいる大西さんの手が小刻みに震えているのは寒いからではないという事は分かっていた。だが、大西さんがどうしてこんなに怯えているのかはわからなかった。
「お義父さんも妻も今はちょっと忙しいんで何が起こっているか僕が代わりに聞いておくけど、それでもいいかな?」
「本当に忙しいの?」
「うん、昨日から千葉県まで行ってて会議があるみたいなんだよ。それにはどうしてもお父さんと妻が参加しないといけないみたいでね、僕と娘はこっちに残って留守番をすることになってるんだよ。早ければ来週末には帰ってくるみたいなんだけど、大西さんの用事って急を要するものなのかな?」
「うーん、出来れば早く解決してもらいたいんだけど今のところはそんなに急がなくても大丈夫そうかなって思うんだよね。でも、そう言うのって気持ち悪いからできれば早く解決してもらいたいかも。ねえ、小野君は本当に霊感とかないわけ?」
「残念だけど僕にはそう言った力は無いんだよ。妻からもお義父さんからも見える人と見えない人がいた方が良いって言われているんだけど、それって単純に慰められているだけなのかもしれないよね。でも、僕には見えないんだから仕方ないかなって思うんだ」
「でもさ、話くらいは聞いてもらってもいいかも。小野君だっていろんな人の話を聞いてきたんだろうし、私の話を聞いて何か解決策を出してくれるかもしれないしね。ちょっと長くなりそうだし、外は寒いから中に入ってもいいかな?」
「ああ、ごめんね。本堂は今何も使ってないから大丈夫だよ。じゃあ、中に入ろうか」
「あ、家の方じゃないんだ。ま、いっか」
大西さんを本堂に案内してから僕はお茶と少しばかりの茶菓子を用意した。沙弥は檀家の北村さんと一緒に絵を描いていたのだけれど、僕がお茶の用意をしているのに気付くと持っていたお菓子を一つくれたのだ。
「あげる。これ」
「ありがとう。沙弥は食べないの?」
「沙弥は食べた。美味しいよ」
僕は沙弥の頭を撫でてお盆に乗せていた茶菓子を一つ沙弥に手渡した。沙弥はそれを手に取って高々と掲げて嬉しそうに眺めると、それを北村さんに自慢するように見せていた。僕は北村さんに軽く会釈をすると、北村さんも僕に会釈を返してくれた。妻がいない間は良く北村さんにお世話になることが多いのだけれど、北村さんに限らず皆さん良くしてくれるのでいくら感謝してもし足りないという気持ちで一杯なのだ。
僕が本堂に戻ると大西さんは僕に気が付かないくらい真剣に六道絵を見ていた。あまりにも真剣に見ていたので僕は声をかけずに待っていたのだが、大西さんは僕が座っている方ではなく入ってきた方の入口の方を振り向くと、何かに怯えたような表情で僕の側へと駆け寄ってきた。
「ねえ、死んで地獄に行った人って化けて出たりしないよね?」
「地獄に落ちた後に化けて出てくるってことは無いと思うよ。お化けに出会ったのかな?」
「お化けって言っていいのかわからないけど、私の夢にまだ郁美が出てくるのよ。郁美はずっと私を探しているみたいなんだけど、三日くらい同じ場所で寝てると嬉しそうに話しかけてくるのよ。なんて言ってるのかは怖くてわからないんだけど、何も無い目で見つめられて大きく開いた口が怖くて怖くてたまらないの。でも、その次の日に別の場所で寝ると夢の中に郁美は私を見付けられないみたいなの。私は怖くて同じ場所で寝ることが出来なくなってるんだけど、さすがにもうどこにも頼る場所が無くて。ねえ、夢の中に出てくる郁美って本当に郁美なのかな。私の知っている郁美よりも怖いような気がするし、アレって地獄から蘇ってきて私を連れて行こうとしているわけじゃないよね?」
「夢の中に高田さんが出てくる話ってのはちょっと前に水瀬さんからも聞いたんだけど、その時とは状況も違うみたいだし、どうなんだろうね。でもさ、高田さんは地獄に落ちていないと思うし大西さんを地獄に落とそうとしたりもしないと思うんだけどな」
「そんなのわかんないじゃない。生きている時は仲良くしてたと思うけどさ、死んだ後の事なんてわからないし、もしかしたら幸せそうに生きている私の事を恨んでるのかもしれないじゃない。私って昔から男の人にモテてるからさ、郁美はそう言うのに嫉妬してるのかもしれないじゃない。だからさ、郁美は私が男の人と仲良くしているのが気に入らないんだよ。そうじゃなきゃ私の夢に出てきてあんなに怖い顔で見つめてきたりしないと思うもん。ねえ、何でもいいから郁美を成仏させてよ。それじゃなきゃ私はもう怖くて眠れないよ。もう行く場所も無いんだからね。お願いだから、私の事を助けてよ」
大西さんが怖い夢を見ているというのは本当なのだろう。でも、その夢に出てきているのが高田さんだとは僕には思えなかった。僕の知っている高田さんは化けて出るなんてことはしないと思うし、今まで夢に出てきていなかったのに無くなって二十年以上経って急に出てくるというのも変に思えた。
しかし、僕には大西さんの事を助ける手段が無いし、それは妻にも義父にも助ける方法が見つからないと思う。とりあえず、大西さんの中にある不安を取り除くことが解決への一番の近道だと思うのだが、僕にはその方法もわからないのであった。
「そんなに大きい声を出していると知らない人が見たら勘違いされちゃうよ。小野君が大西さんに酷いことをしたみたいに見えるから落ち着いた方が良いよ。私が小野君の代わりに力になってあげるからさ、遠慮なく言ってごらんよ」
不思議なもので、僕は突然現れた鵜崎さんに驚いてはいたのだが、その声を聞くと心がリラックスしているのを感じていた。声のトーンも大きさも早さも全てが心地よいヒーリングミュージックのように僕の耳には届いていた。
大西さんは目に大粒の涙を浮かべながらも泣かないようにこらえていたのだけれど、鵜崎さんが差し出した両手を掴むとこらえていた涙が一気に溢れていた。
「小野君に言えないような話もあるだろうからさ、ここではない場所で話を聞くよ。そうだな、駅前にあるホテルに今日は泊まるといいよ。私もそこに泊まってるんで近くの部屋が空いてるか確認しておかないとね。大丈夫、大西さんが夢の中で会っている高田さんとは私が話を付けることにするからね」
「そんなこと出来るの?」
「私は出来るよ。だからさ、今日は安心してゆっくり寝ていいんだからね。じゃあ、小野君には大西さんの件が解決したら報告に来るよ。小野君は何もしなくて大丈夫だからね」
少し関わったこともあって気にはなっているのだけれど、その後に何があったのかは知る由もなかった。時々遊びに来ている大塚君も大西さんの事は何も知らないらしいし、桑原さんも卒業してからは会う機会も高田さんの法要の時くらいらしいので何も知らないらしい。水瀬さんも姿を見せてはくれないのだけれど、旦那さんの実家の事で事情もあるので仕方のない事なのだろう。
北風が少し冷たくなってきた頃、何の前触れもなく大西さんはやってきた。いつも以上に慌てているように見えたのだけれど、その表情は怯えている様子も無かったので僕は普通に接することにした。
「久しぶりだね。アレから大丈夫だったかな?」
「うん、大丈夫だよ。いや、大丈夫って言っていいのかな。でも、私はたぶん大丈夫。大丈夫だよ」
「それならいいんだけどさ。圭司君も元気なのかな?」
「圭司ね。アレから会ってないからわからないけど、たぶん元気だと思うよ。元旦那の両親はしっかりしている人だし、元旦那もちゃんとしている人だからね。でも、そんな事はもうどうでもいいのよ。私の方が大変なんだからね」
「何かあったって事なのかな?」
「そうなのよ。こんな事誰に相談したらいいかわからなくて困ってるんだけど、小野君って霊感無いっていたよね?」
「うん、僕はそう言うのは無いんだよ。残念だけど、そう言った話だったら僕は力になれないよ」
「やっぱりそうだよね。でもさ、小野君の奥さんとか住職さんは力になってくれるよね。いや、力になってくれなかったとしても、どうすればいいか教えて欲しいの。ねえ、私はいったいどうすればいいのよ?」
大西さんは急に取り乱したかと思えば、いきなり後ろを向いて僕の陰に隠れていた。僕の腕を掴んでいる大西さんの手が小刻みに震えているのは寒いからではないという事は分かっていた。だが、大西さんがどうしてこんなに怯えているのかはわからなかった。
「お義父さんも妻も今はちょっと忙しいんで何が起こっているか僕が代わりに聞いておくけど、それでもいいかな?」
「本当に忙しいの?」
「うん、昨日から千葉県まで行ってて会議があるみたいなんだよ。それにはどうしてもお父さんと妻が参加しないといけないみたいでね、僕と娘はこっちに残って留守番をすることになってるんだよ。早ければ来週末には帰ってくるみたいなんだけど、大西さんの用事って急を要するものなのかな?」
「うーん、出来れば早く解決してもらいたいんだけど今のところはそんなに急がなくても大丈夫そうかなって思うんだよね。でも、そう言うのって気持ち悪いからできれば早く解決してもらいたいかも。ねえ、小野君は本当に霊感とかないわけ?」
「残念だけど僕にはそう言った力は無いんだよ。妻からもお義父さんからも見える人と見えない人がいた方が良いって言われているんだけど、それって単純に慰められているだけなのかもしれないよね。でも、僕には見えないんだから仕方ないかなって思うんだ」
「でもさ、話くらいは聞いてもらってもいいかも。小野君だっていろんな人の話を聞いてきたんだろうし、私の話を聞いて何か解決策を出してくれるかもしれないしね。ちょっと長くなりそうだし、外は寒いから中に入ってもいいかな?」
「ああ、ごめんね。本堂は今何も使ってないから大丈夫だよ。じゃあ、中に入ろうか」
「あ、家の方じゃないんだ。ま、いっか」
大西さんを本堂に案内してから僕はお茶と少しばかりの茶菓子を用意した。沙弥は檀家の北村さんと一緒に絵を描いていたのだけれど、僕がお茶の用意をしているのに気付くと持っていたお菓子を一つくれたのだ。
「あげる。これ」
「ありがとう。沙弥は食べないの?」
「沙弥は食べた。美味しいよ」
僕は沙弥の頭を撫でてお盆に乗せていた茶菓子を一つ沙弥に手渡した。沙弥はそれを手に取って高々と掲げて嬉しそうに眺めると、それを北村さんに自慢するように見せていた。僕は北村さんに軽く会釈をすると、北村さんも僕に会釈を返してくれた。妻がいない間は良く北村さんにお世話になることが多いのだけれど、北村さんに限らず皆さん良くしてくれるのでいくら感謝してもし足りないという気持ちで一杯なのだ。
僕が本堂に戻ると大西さんは僕に気が付かないくらい真剣に六道絵を見ていた。あまりにも真剣に見ていたので僕は声をかけずに待っていたのだが、大西さんは僕が座っている方ではなく入ってきた方の入口の方を振り向くと、何かに怯えたような表情で僕の側へと駆け寄ってきた。
「ねえ、死んで地獄に行った人って化けて出たりしないよね?」
「地獄に落ちた後に化けて出てくるってことは無いと思うよ。お化けに出会ったのかな?」
「お化けって言っていいのかわからないけど、私の夢にまだ郁美が出てくるのよ。郁美はずっと私を探しているみたいなんだけど、三日くらい同じ場所で寝てると嬉しそうに話しかけてくるのよ。なんて言ってるのかは怖くてわからないんだけど、何も無い目で見つめられて大きく開いた口が怖くて怖くてたまらないの。でも、その次の日に別の場所で寝ると夢の中に郁美は私を見付けられないみたいなの。私は怖くて同じ場所で寝ることが出来なくなってるんだけど、さすがにもうどこにも頼る場所が無くて。ねえ、夢の中に出てくる郁美って本当に郁美なのかな。私の知っている郁美よりも怖いような気がするし、アレって地獄から蘇ってきて私を連れて行こうとしているわけじゃないよね?」
「夢の中に高田さんが出てくる話ってのはちょっと前に水瀬さんからも聞いたんだけど、その時とは状況も違うみたいだし、どうなんだろうね。でもさ、高田さんは地獄に落ちていないと思うし大西さんを地獄に落とそうとしたりもしないと思うんだけどな」
「そんなのわかんないじゃない。生きている時は仲良くしてたと思うけどさ、死んだ後の事なんてわからないし、もしかしたら幸せそうに生きている私の事を恨んでるのかもしれないじゃない。私って昔から男の人にモテてるからさ、郁美はそう言うのに嫉妬してるのかもしれないじゃない。だからさ、郁美は私が男の人と仲良くしているのが気に入らないんだよ。そうじゃなきゃ私の夢に出てきてあんなに怖い顔で見つめてきたりしないと思うもん。ねえ、何でもいいから郁美を成仏させてよ。それじゃなきゃ私はもう怖くて眠れないよ。もう行く場所も無いんだからね。お願いだから、私の事を助けてよ」
大西さんが怖い夢を見ているというのは本当なのだろう。でも、その夢に出てきているのが高田さんだとは僕には思えなかった。僕の知っている高田さんは化けて出るなんてことはしないと思うし、今まで夢に出てきていなかったのに無くなって二十年以上経って急に出てくるというのも変に思えた。
しかし、僕には大西さんの事を助ける手段が無いし、それは妻にも義父にも助ける方法が見つからないと思う。とりあえず、大西さんの中にある不安を取り除くことが解決への一番の近道だと思うのだが、僕にはその方法もわからないのであった。
「そんなに大きい声を出していると知らない人が見たら勘違いされちゃうよ。小野君が大西さんに酷いことをしたみたいに見えるから落ち着いた方が良いよ。私が小野君の代わりに力になってあげるからさ、遠慮なく言ってごらんよ」
不思議なもので、僕は突然現れた鵜崎さんに驚いてはいたのだが、その声を聞くと心がリラックスしているのを感じていた。声のトーンも大きさも早さも全てが心地よいヒーリングミュージックのように僕の耳には届いていた。
大西さんは目に大粒の涙を浮かべながらも泣かないようにこらえていたのだけれど、鵜崎さんが差し出した両手を掴むとこらえていた涙が一気に溢れていた。
「小野君に言えないような話もあるだろうからさ、ここではない場所で話を聞くよ。そうだな、駅前にあるホテルに今日は泊まるといいよ。私もそこに泊まってるんで近くの部屋が空いてるか確認しておかないとね。大丈夫、大西さんが夢の中で会っている高田さんとは私が話を付けることにするからね」
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