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プロローグ
第二話 つい熱くなってしまって後悔してしまう
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私が変な感じに熱く語ってしまったために松本さんと石川さんは口をあけて呆気にとられている。可愛い松本さんと美人な石川さんがこんな顔を見せるなんて余程気持ち悪かったんだって思ってしまって申し訳ない気持ちで一杯だった。
「凄いな。私ってそこまで自分が熱く語れる趣味とか持ってないかも」
「でも凄いじゃない。そんなに熱く語れるほどの作品ってやっぱり興味あるかも。鈴木さんの書いてる小説ってどこかで見れたりするの?」
「いや、投稿とかしてないから見れる場所とかないです」
本当は色々な小説投稿サイトに投稿している。でも、あまり人気も無く見てくれる人もそんなにいないので恥ずかしくて口に出すことが出来ない。閲覧数が全てじゃないという事はわかっているんだけど、そう言った目に見える数字が無いと何となく恥ずかしい気持ちになってしまうんだよな。特に、松本さんや石川さんはインスタとかで凄い数のフォロワーがいるみたいだから比べられると死んでしまいたくなってしまうかも。
「そうなんだ。鈴木さんがどんな小説書いてるか見てみたかったな。ねえ、今度見せてよ」
「こら、そうやってすぐに自分の欲望を出して鈴木さんを困らせるんじゃないって。イチカだって自分のあげてる動画とか見られるの嫌でしょ?」
「え、別にイヤじゃないよ。嫌だったらそんな動画とかあげてないし。フォロワーさんから感想書かれるの好きだし。アンチコメとか書かれたら気にするけど、そう言うのも私がこれから改善していけばいいような事だったりもするからね」
「あんたに言ったあたしがバカだったよ。でも、あたしも鈴木さんがどんな小説書いてるのか気になるな。ちょっとでもいいから見てみたいんだけど。やっぱり駄目だよね?」
最初はちょっと怖いかもって思ったけど、この二人は私の事を理解しようとしてくれているのかもしれないな。興味が無かったらこんなことを言ってくれたりしないと思うし。
でも、私もたまに感想とか書いてもらえると嬉しいって気持ちはわかるな。挨拶してもらえるだけでも嬉しいって気持ちになるし、スタンプを押してもらえるだけでも一日幸せな気持ちになれるからね。アンチコメって今まで書かれたことないんでわからないけど、私だったら松本さんみたいに前向きに受け止めることなんて出来ないかもしれないな。
「え、何々、何か楽しそうな話してんね」
「ホントだ、リオンの代わりに鈴木さんがいるの面白いって思ってた」
松本さんと石川さんとの会話に集中していたのでいきなり後ろから話しかけられて驚いてしまった。男子が私のいるグループに話しかけて来るのなんて小学生の時以来だという事もあっていつも以上に驚いてしまった。私に話しかけてきたってわけではないのをわかっているんだけど、私のいる時に話しかけてくるとちょっと緊張してしまう。
「ちょっと、いきなり話しかけてきたら鈴木さんが困っちゃうでしょ。あんた達と違って鈴木さんは繊細なんだからね」
「いや、クラスメートなんだから話しかけることくらいあるでしょ。ん、俺って鈴木さんと話したことないかも。ま、そんな事はどうでもいいか。で、何の話してたの?」
「どうでも良くないでしょ。驚かせたりしたらダメだって。岡田って声もデカくてデリカシーも無いから普通の人は怖がるんだからね」
「まあまあ、その事は謝るからさ。でも、いつも見てるイチカとミオと違う感じで楽しそうだったんだよな。教えてくれないんだったら今からリオンにその事を伝えてみようかな」
「そういうの良くないって。性格悪すぎだって」
「そうだって、嫌がってるのに無理やり聞き出そうとするのは良くないって。そう言うのお前の悪い癖だぞ」
福島君が私の事を助けてくれるとは思わなかった。小学校三年生の時からクラスが一緒の福島君は誰にでも優しくて勉強も運動も何でも出来る私のあこがれの存在だ。私の書いている小説のヒーローのモデルになってるんだけど、そんなこと誰にも言えないよね。それに、福島君の事を知っている人が見たら一発でバレちゃうだろうから見せることなんて出来ないよね。
「へえ、凄いじゃん。俺は全然小説とかわかんないから尊敬するわ。良かったらさ、俺達もその小説に出してよ」
「それいいかも。私も鈴木さんの小説読んだことないけど出てみたいな」
「それだったらさ、マサハル君とイチカちゃんの話にしたらいいと思うよ。二人はお似合いだと思うしミオも見たいって思わない?」
「え、なんで岡田があたしに振るのさ。でも、イチカとマサハル君の話って見てみたいかも」
「やめなって、鈴木さんも困ってるだろ。岡田も松本も石川も悪乗りが過ぎるって。鈴木さんが困って固まってるぞ」
私は福島君の話を公式で作ることが出来るという事が嬉しくて固まってしまっていたのだ。三人が無理を言って私を困らせてのではないという事を伝えたいのだけれど、それをどうやって伝えたらいいのかがわからない。
「あの、別にイヤじゃないです。松本さんと福島君が、いやじゃないって言うんだったら、書いてみたいです」
「ええ、嬉しい。私は全然嫌じゃないよ。楽しみだな」
「俺も嫌ではないけどさ、鈴木さん無理してない?」
「無理じゃないです。クラスメートの事ならいつもよりちゃんと書けそうな気がしてます。いきなり長編とかは無理だと思いますけど、短編だったら何か書けるかもしれないです」
「それならいいんだけど。鈴木さんの小説が完成するのを楽しみに待ってるね」
「私も楽しみに待ってるよ。福島君と私だけで作れなさそうだったらミオも出していいからね」
「ちょっと、あたしを巻き込むなって。でも、小説に出られるのって嬉しいかも」
「おいおい、俺の事忘れるなって。俺の事も出していいからさ、ちょっとくらいエッチな事しても良いからね」
今までコソコソと福島君をモデルにして書いてたんだけど、それが堂々と出来るってだけでも嬉しいな。松本さんは私達とはちょっと系統が違うから付き合いづらそうだなって思ってたんだけど、私が勝手にそう思ってただけで実際はいい人だよね。
石川さんはちょっと強引な松本さんを抑えてくれているし、私にも気を使ってくれる良い人だよね。
岡田君はちょっと苦手な感じだけど、福島君と仲が良いから悪い人ではないんだろうな。でも、ちょっとくらいエッチな事ってなんなんだろう。やっぱり福島君も男の子だからそういうのを期待してるのかな。
エッチなのって書いた事ないけど、頑張ってみよう。
「凄いな。私ってそこまで自分が熱く語れる趣味とか持ってないかも」
「でも凄いじゃない。そんなに熱く語れるほどの作品ってやっぱり興味あるかも。鈴木さんの書いてる小説ってどこかで見れたりするの?」
「いや、投稿とかしてないから見れる場所とかないです」
本当は色々な小説投稿サイトに投稿している。でも、あまり人気も無く見てくれる人もそんなにいないので恥ずかしくて口に出すことが出来ない。閲覧数が全てじゃないという事はわかっているんだけど、そう言った目に見える数字が無いと何となく恥ずかしい気持ちになってしまうんだよな。特に、松本さんや石川さんはインスタとかで凄い数のフォロワーがいるみたいだから比べられると死んでしまいたくなってしまうかも。
「そうなんだ。鈴木さんがどんな小説書いてるか見てみたかったな。ねえ、今度見せてよ」
「こら、そうやってすぐに自分の欲望を出して鈴木さんを困らせるんじゃないって。イチカだって自分のあげてる動画とか見られるの嫌でしょ?」
「え、別にイヤじゃないよ。嫌だったらそんな動画とかあげてないし。フォロワーさんから感想書かれるの好きだし。アンチコメとか書かれたら気にするけど、そう言うのも私がこれから改善していけばいいような事だったりもするからね」
「あんたに言ったあたしがバカだったよ。でも、あたしも鈴木さんがどんな小説書いてるのか気になるな。ちょっとでもいいから見てみたいんだけど。やっぱり駄目だよね?」
最初はちょっと怖いかもって思ったけど、この二人は私の事を理解しようとしてくれているのかもしれないな。興味が無かったらこんなことを言ってくれたりしないと思うし。
でも、私もたまに感想とか書いてもらえると嬉しいって気持ちはわかるな。挨拶してもらえるだけでも嬉しいって気持ちになるし、スタンプを押してもらえるだけでも一日幸せな気持ちになれるからね。アンチコメって今まで書かれたことないんでわからないけど、私だったら松本さんみたいに前向きに受け止めることなんて出来ないかもしれないな。
「え、何々、何か楽しそうな話してんね」
「ホントだ、リオンの代わりに鈴木さんがいるの面白いって思ってた」
松本さんと石川さんとの会話に集中していたのでいきなり後ろから話しかけられて驚いてしまった。男子が私のいるグループに話しかけて来るのなんて小学生の時以来だという事もあっていつも以上に驚いてしまった。私に話しかけてきたってわけではないのをわかっているんだけど、私のいる時に話しかけてくるとちょっと緊張してしまう。
「ちょっと、いきなり話しかけてきたら鈴木さんが困っちゃうでしょ。あんた達と違って鈴木さんは繊細なんだからね」
「いや、クラスメートなんだから話しかけることくらいあるでしょ。ん、俺って鈴木さんと話したことないかも。ま、そんな事はどうでもいいか。で、何の話してたの?」
「どうでも良くないでしょ。驚かせたりしたらダメだって。岡田って声もデカくてデリカシーも無いから普通の人は怖がるんだからね」
「まあまあ、その事は謝るからさ。でも、いつも見てるイチカとミオと違う感じで楽しそうだったんだよな。教えてくれないんだったら今からリオンにその事を伝えてみようかな」
「そういうの良くないって。性格悪すぎだって」
「そうだって、嫌がってるのに無理やり聞き出そうとするのは良くないって。そう言うのお前の悪い癖だぞ」
福島君が私の事を助けてくれるとは思わなかった。小学校三年生の時からクラスが一緒の福島君は誰にでも優しくて勉強も運動も何でも出来る私のあこがれの存在だ。私の書いている小説のヒーローのモデルになってるんだけど、そんなこと誰にも言えないよね。それに、福島君の事を知っている人が見たら一発でバレちゃうだろうから見せることなんて出来ないよね。
「へえ、凄いじゃん。俺は全然小説とかわかんないから尊敬するわ。良かったらさ、俺達もその小説に出してよ」
「それいいかも。私も鈴木さんの小説読んだことないけど出てみたいな」
「それだったらさ、マサハル君とイチカちゃんの話にしたらいいと思うよ。二人はお似合いだと思うしミオも見たいって思わない?」
「え、なんで岡田があたしに振るのさ。でも、イチカとマサハル君の話って見てみたいかも」
「やめなって、鈴木さんも困ってるだろ。岡田も松本も石川も悪乗りが過ぎるって。鈴木さんが困って固まってるぞ」
私は福島君の話を公式で作ることが出来るという事が嬉しくて固まってしまっていたのだ。三人が無理を言って私を困らせてのではないという事を伝えたいのだけれど、それをどうやって伝えたらいいのかがわからない。
「あの、別にイヤじゃないです。松本さんと福島君が、いやじゃないって言うんだったら、書いてみたいです」
「ええ、嬉しい。私は全然嫌じゃないよ。楽しみだな」
「俺も嫌ではないけどさ、鈴木さん無理してない?」
「無理じゃないです。クラスメートの事ならいつもよりちゃんと書けそうな気がしてます。いきなり長編とかは無理だと思いますけど、短編だったら何か書けるかもしれないです」
「それならいいんだけど。鈴木さんの小説が完成するのを楽しみに待ってるね」
「私も楽しみに待ってるよ。福島君と私だけで作れなさそうだったらミオも出していいからね」
「ちょっと、あたしを巻き込むなって。でも、小説に出られるのって嬉しいかも」
「おいおい、俺の事忘れるなって。俺の事も出していいからさ、ちょっとくらいエッチな事しても良いからね」
今までコソコソと福島君をモデルにして書いてたんだけど、それが堂々と出来るってだけでも嬉しいな。松本さんは私達とはちょっと系統が違うから付き合いづらそうだなって思ってたんだけど、私が勝手にそう思ってただけで実際はいい人だよね。
石川さんはちょっと強引な松本さんを抑えてくれているし、私にも気を使ってくれる良い人だよね。
岡田君はちょっと苦手な感じだけど、福島君と仲が良いから悪い人ではないんだろうな。でも、ちょっとくらいエッチな事ってなんなんだろう。やっぱり福島君も男の子だからそういうのを期待してるのかな。
エッチなのって書いた事ないけど、頑張ってみよう。
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