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プロローグ
第三話 松本さんの意外な一面
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伊藤さんも石原さんもまだ体調は良くないみたいでチャットも文章だけのやり取りになってしまった。早く二人の体調が良くなって学校に来れるといいな。また前みたいに三人でオリジナルアニメの企画とかやりたいからね。
それにしても、松本さんも石川さんも思っていたよりも優しい人だったな。私達と違って陽キャな人だから住んでる世界が違って話すことも難しいのかなって思ってたけど、普通に話とかもしてくれて良かった。何より、私が趣味で書いてる小説の事もバカにしてこなかったもんね。その上、自分たちを小説のネタに使っていいよって言ってくれたのは嬉しかったかも。
前にちょっとだけ書いた短編の恋愛小説の主人公を私から松本さんに変えて書いてみようかな。私の名前を松本さんの名前に変えるだけでいいと思うんだけど、一応置換漏れがないように声に出して確認しておこうかな。黙読だと気付かない事でも音読だとさすがに気付くと思うし、一つでも置換漏れがあったら私の人生が終わってしまうかもしれないからね。
でも、こんなので良いのかとも思っちゃう。私が書いた小説で間違いないし、登場人物をちょっと変えるだけの手抜きってバレたりしないよね。バレることなんて早々ないと思うんだけど、一応投稿している小説は全部非公開に変えておこうかな。万が一検索されて私のペンネームと他の作品がバレたら大惨事だからね。これも三回くらいチェックして漏れがないように確認しておかないとね。
「おはよう鈴木さん。今日も早いんだね」
「あ、お、おはようございます。松本さんも早いんですね」
「今日は美化委員の当番日だからね。これから花壇の水やりをやるんだよ。鈴木さんが手伝ってくれたら嬉しいな」
「えっと、それって教室に行ってからですか?」
「ううん、このまま用務員室に行ってじょうろを借りてくるんだよ。何か用事あったならごめんね」
「いえ、特に用事とかはないです。私達の教室って三階だから一階教室に行くんだったら大変だなって思って」
「そうだよね。私も最初は何で教室に行ってからじゃないとダメなんだろうって思ってたんだ。でも、先生に聞いたらそのまま真っすぐじょうろを借りに行っていいよって言われたんだよね。他の人達もそうしてるって言われてさ、私ってちょっと間抜けなのかなって思っちゃったよ」
「そ、そんな事ないと思います。松本さんは間抜けなんかじゃないと思います。真面目なんだと思います」
「ふふ、ありがとう。鈴木さんってやっぱり優しい人なんだね。ミオも言ってたけど、話してみて初めてわかることもあるんだよね」
それは私もわかります。松本さんも石川さんもちょっと陽キャで怖いかもって思ってたけど、話してみると優しいし私の事も友達みたいに接してくれたからね。こうして登校中にも挨拶してくれたし、私が思ってたよりもずっといい人なんだろうな。
水やりってのも私に手伝わせて楽しようと思ってたしまったけど、あんなに楽しそうに水やりをしている姿を見るとそうじゃないんじゃないかと思えてきた。自分の好きな事を私に共有して喜びを分け合っているように見えるんだけど、自分の好きな事を下心なく人に勧めることって出来るんだって思ってしまった。私は自分の書いた小説を伊藤さんと石原さんに読んでもらう事が時々あるんだけど、その時は完全に褒めてもらいたいって下心があるんだよね。目の前に友達である私がいたら悪いこと言えないし褒めるしかないってのをわかってて見せてるところがあるんだ。でも、松本さんはそんな変な下心なんて無く自分の好きなものを勧めてくるんだよね。昨日の給食でもなぜかデザートの一口プリンを私にくれたんだ。石川さんはその行動に驚いていたんだけど、松本さんがプリンを大好きだって知ったのは放課後に二人がそんな会話をしていたのを聞いてしまったからなんだ。
「あの、水やりって、上手く言えないけど、いいものですね」
「でしょ。水やりっていいよね。今はまだつぼみの状態だけど、もう少ししたら綺麗な花が咲くんだよ。私達がその手助けをしてるって思ったらワクワクしちゃうよね。ミオはこの楽しさを全然理解してくれないんだけど、鈴木さんが理解してくれて本当に嬉しいよ。ねえ、私がまた当番の時に一緒に水やりしてもらえるかな?」
「え、あ、はい。同じくらいの時間に登校してるんで、その時は」
「ありがとう。本当に嬉しいわ。じゃあ、私はじょうろを返してくるんで鈴木さんは先に教室に行ってていいからね。私もすぐに教室に向かうからね」
松本さんって本当に花が好きなんだな。私は詳しくないんで花の名前は知らないけど、小学校でも花壇に似たような花が咲いていたような気がするな。あの時にもっとちゃんと見て調べておけば松本さんともっと花の話とか出来たのかもしれないね。
それにしても、松本さんに手を握られてしまった。私も一応女子なんで手は柔らかい方だと思っていたけれど、松本さんの手って私よりもちょっと小さくて暖かくて気持ち良かったな。怒られそうだけど、子供の手みたいで可愛らしかったな。
いつもは誰もいない教室に一番乗りで黙って自分の席に座っているんだけど、今日は松本さんに付き合って水やりをやっていたので何人か教室にいたのだ。
「鈴木さんおはよう。イチカと水やりやってたみたいだけど、無理矢理やらされたりしてたわけじゃないよね?」
「あ、石川さんおはようございます。水やりは、無理矢理じゃないです。思ってたより楽しかったです」
「そうなんだ。それなら良かった。あたしはいまいちその楽しさが理解出来なくてね。鈴木さんは楽しいって思えたんだったら良かったと思うよ」
やっぱり石川さんもいい人だ。昨日一緒に給食を食べただけなのに私とお話をしてくれたからね。私から話しかけた方が良かったのかもしれないけど、話しかけて無視されたらどうしたらいいのかわからなくなっちゃうな。でも、石川さんは私の事を無視したりしなさそうではあるけどね。
「ういーす。今日もみんな早いね。マサハル君とイチカちゃんはまだ来てないみたいだけど、ミオと鈴木さんはちゃんときてるね。そうそう、昨日言ってた小説ってもう完成してたりするのかな?」
「あんたバカじゃないの。昨日言ってそんなにすぐできるわけないじゃない。ちょっとは考えなさいよ。ごめんね、こいつ本当にバカだからそういうとこに気が利かないのよ」
「ごめんごめん。俺ってそういうの本当に分かんないからさ、急かすような真似してごめんね」
「あ、いえ、別に謝るような事じゃないと思います」
岡田君はやっぱりいい人じゃないような気もするんだけど、悪い人でもないような気がするんだよね。悪意があるわけじゃないと思うんだけど、何かちょっとだけ気になるって感じなのかな。いい意味ではないけど。
「一応、書いたのを持ってきました」
「え、嘘。早くない?」
「マジで、スゴ。冗談のつもりで言ったのに完成してるなんてヤバすぎでしょ」
「寝ないで書いてたとかじゃないよね?」
「徹夜とかはしてないです。実は、昔書いてたのをもとにちょっとアレンジしただけなんで完全に松本さんと福島君の話ってわけでもないんです」
「昔書いてたのをもとにアレンジしたって言ってもさ、一日で書いちゃうなんて凄すぎるよ。あたしだったら元ネタがあっても一日じゃ完成しないと思うし」
「俺は一生完成させられない自信があるよ。作文とかも苦手だし」
私はプリントアウトしてきた三枚の小説を石川さんに手渡した。石川さんは渡されたクリアファイルの中をチラッと覗くと、そのまま机の中へしまってしまった。
すぐに見てくれなかったことに若干の不安を覚えたのだが、その行動の意味を聞いた時に私は思わず納得してしまった。
「すぐ読みたい気持ちはあるんだけど、主役のイチカより先に読むことなんて出来ないよ。今すぐにでも読みたいって思うんだけど、やっぱりイチカに先に読んでもらいたいからさ、ちょっとだけ待っててね」
私が書いた小説にそこまでの勝ちがあるとは思えないのだけれど、この行動からも石川さんが友達思いだという事は伝わってくる。陽キャの人って仲間想いが多いって思ってたけど、実際に目の当たりにするとそれも間違いじゃなかったって気付かされる。
「その感じだったらさ、俺が読むのは四番目じゃないか。マサハル君の後でも別にいいけどさ」
岡田君も悪い人ではないんだよな。
それにしても、松本さんも石川さんも思っていたよりも優しい人だったな。私達と違って陽キャな人だから住んでる世界が違って話すことも難しいのかなって思ってたけど、普通に話とかもしてくれて良かった。何より、私が趣味で書いてる小説の事もバカにしてこなかったもんね。その上、自分たちを小説のネタに使っていいよって言ってくれたのは嬉しかったかも。
前にちょっとだけ書いた短編の恋愛小説の主人公を私から松本さんに変えて書いてみようかな。私の名前を松本さんの名前に変えるだけでいいと思うんだけど、一応置換漏れがないように声に出して確認しておこうかな。黙読だと気付かない事でも音読だとさすがに気付くと思うし、一つでも置換漏れがあったら私の人生が終わってしまうかもしれないからね。
でも、こんなので良いのかとも思っちゃう。私が書いた小説で間違いないし、登場人物をちょっと変えるだけの手抜きってバレたりしないよね。バレることなんて早々ないと思うんだけど、一応投稿している小説は全部非公開に変えておこうかな。万が一検索されて私のペンネームと他の作品がバレたら大惨事だからね。これも三回くらいチェックして漏れがないように確認しておかないとね。
「おはよう鈴木さん。今日も早いんだね」
「あ、お、おはようございます。松本さんも早いんですね」
「今日は美化委員の当番日だからね。これから花壇の水やりをやるんだよ。鈴木さんが手伝ってくれたら嬉しいな」
「えっと、それって教室に行ってからですか?」
「ううん、このまま用務員室に行ってじょうろを借りてくるんだよ。何か用事あったならごめんね」
「いえ、特に用事とかはないです。私達の教室って三階だから一階教室に行くんだったら大変だなって思って」
「そうだよね。私も最初は何で教室に行ってからじゃないとダメなんだろうって思ってたんだ。でも、先生に聞いたらそのまま真っすぐじょうろを借りに行っていいよって言われたんだよね。他の人達もそうしてるって言われてさ、私ってちょっと間抜けなのかなって思っちゃったよ」
「そ、そんな事ないと思います。松本さんは間抜けなんかじゃないと思います。真面目なんだと思います」
「ふふ、ありがとう。鈴木さんってやっぱり優しい人なんだね。ミオも言ってたけど、話してみて初めてわかることもあるんだよね」
それは私もわかります。松本さんも石川さんもちょっと陽キャで怖いかもって思ってたけど、話してみると優しいし私の事も友達みたいに接してくれたからね。こうして登校中にも挨拶してくれたし、私が思ってたよりもずっといい人なんだろうな。
水やりってのも私に手伝わせて楽しようと思ってたしまったけど、あんなに楽しそうに水やりをしている姿を見るとそうじゃないんじゃないかと思えてきた。自分の好きな事を私に共有して喜びを分け合っているように見えるんだけど、自分の好きな事を下心なく人に勧めることって出来るんだって思ってしまった。私は自分の書いた小説を伊藤さんと石原さんに読んでもらう事が時々あるんだけど、その時は完全に褒めてもらいたいって下心があるんだよね。目の前に友達である私がいたら悪いこと言えないし褒めるしかないってのをわかってて見せてるところがあるんだ。でも、松本さんはそんな変な下心なんて無く自分の好きなものを勧めてくるんだよね。昨日の給食でもなぜかデザートの一口プリンを私にくれたんだ。石川さんはその行動に驚いていたんだけど、松本さんがプリンを大好きだって知ったのは放課後に二人がそんな会話をしていたのを聞いてしまったからなんだ。
「あの、水やりって、上手く言えないけど、いいものですね」
「でしょ。水やりっていいよね。今はまだつぼみの状態だけど、もう少ししたら綺麗な花が咲くんだよ。私達がその手助けをしてるって思ったらワクワクしちゃうよね。ミオはこの楽しさを全然理解してくれないんだけど、鈴木さんが理解してくれて本当に嬉しいよ。ねえ、私がまた当番の時に一緒に水やりしてもらえるかな?」
「え、あ、はい。同じくらいの時間に登校してるんで、その時は」
「ありがとう。本当に嬉しいわ。じゃあ、私はじょうろを返してくるんで鈴木さんは先に教室に行ってていいからね。私もすぐに教室に向かうからね」
松本さんって本当に花が好きなんだな。私は詳しくないんで花の名前は知らないけど、小学校でも花壇に似たような花が咲いていたような気がするな。あの時にもっとちゃんと見て調べておけば松本さんともっと花の話とか出来たのかもしれないね。
それにしても、松本さんに手を握られてしまった。私も一応女子なんで手は柔らかい方だと思っていたけれど、松本さんの手って私よりもちょっと小さくて暖かくて気持ち良かったな。怒られそうだけど、子供の手みたいで可愛らしかったな。
いつもは誰もいない教室に一番乗りで黙って自分の席に座っているんだけど、今日は松本さんに付き合って水やりをやっていたので何人か教室にいたのだ。
「鈴木さんおはよう。イチカと水やりやってたみたいだけど、無理矢理やらされたりしてたわけじゃないよね?」
「あ、石川さんおはようございます。水やりは、無理矢理じゃないです。思ってたより楽しかったです」
「そうなんだ。それなら良かった。あたしはいまいちその楽しさが理解出来なくてね。鈴木さんは楽しいって思えたんだったら良かったと思うよ」
やっぱり石川さんもいい人だ。昨日一緒に給食を食べただけなのに私とお話をしてくれたからね。私から話しかけた方が良かったのかもしれないけど、話しかけて無視されたらどうしたらいいのかわからなくなっちゃうな。でも、石川さんは私の事を無視したりしなさそうではあるけどね。
「ういーす。今日もみんな早いね。マサハル君とイチカちゃんはまだ来てないみたいだけど、ミオと鈴木さんはちゃんときてるね。そうそう、昨日言ってた小説ってもう完成してたりするのかな?」
「あんたバカじゃないの。昨日言ってそんなにすぐできるわけないじゃない。ちょっとは考えなさいよ。ごめんね、こいつ本当にバカだからそういうとこに気が利かないのよ」
「ごめんごめん。俺ってそういうの本当に分かんないからさ、急かすような真似してごめんね」
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「寝ないで書いてたとかじゃないよね?」
「徹夜とかはしてないです。実は、昔書いてたのをもとにちょっとアレンジしただけなんで完全に松本さんと福島君の話ってわけでもないんです」
「昔書いてたのをもとにアレンジしたって言ってもさ、一日で書いちゃうなんて凄すぎるよ。あたしだったら元ネタがあっても一日じゃ完成しないと思うし」
「俺は一生完成させられない自信があるよ。作文とかも苦手だし」
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すぐに見てくれなかったことに若干の不安を覚えたのだが、その行動の意味を聞いた時に私は思わず納得してしまった。
「すぐ読みたい気持ちはあるんだけど、主役のイチカより先に読むことなんて出来ないよ。今すぐにでも読みたいって思うんだけど、やっぱりイチカに先に読んでもらいたいからさ、ちょっとだけ待っててね」
私が書いた小説にそこまでの勝ちがあるとは思えないのだけれど、この行動からも石川さんが友達思いだという事は伝わってくる。陽キャの人って仲間想いが多いって思ってたけど、実際に目の当たりにするとそれも間違いじゃなかったって気付かされる。
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