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うまなちゃんと愛玩機械人形
うまなちゃんと愛玩機械人形 第四話
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お姉さんはどうやって持っていたのかわからない人達と私の事を交互に見て困っているようだった。なぜお姉さんが困っているのかわからないけれど、お姉さんは私の質問にどうやって答えようか考えているみたいだ。
「あの、変な事を聞いてすいません。でも、気になっちゃって」
「そうだよね。気になるよね。私も片手で三人も持ち上げてるのを見たらどうやってるんだろうって思うもん。簡単に説明する事は出来るんだけどさ、先生はきっと納得してくれないんだよな。私が先生の立場だったらたぶん納得出来ない理由だと思うんだよね。でも、それでしか説明なんて出来ないし、難しいところだよね」
今の状況を見て私は何を言われたとしても、たとえそれが納得出来ないような事だったとしてもお姉さんの事を否定したりなんてしないだろう。私がまだ知らない機械だってあるんだろうし、目に見えないくらい細いのに耐久力が異常に高いものだってあるかもしれない。そんな凄いものを持っている可能性だってあるはずなのだ。
「あのね、私が使ってる魔法は」
「ちょっと待ってください。魔法なんてあるはずないじゃないですか。科学によって超能力や心霊現象が否定されてもう三世紀以上経ってるんですよ。それなのに、魔法だなんてありえないでしょ。三人を持ち上げても一切ブレないのに視認することが出来ないような機械を隠したいって気持ちはわかりますよ。でも、魔法なんて非科学的なものを持ち出すのはちょっと違うと思うんですよね。今時そんなの子供だって騙されないですよ」
「そんな風に思われるのは仕方ないけどさ、本当に魔法なんだから他に言いようがないんだよね」
「またまた、そんな冗談言ったって信じないですよ。それに、私は人に触れることでその人がどんな機械を使っているかわかっちゃうんです。お姉さんに触れてこの目で見ただけでどんな機械を使ってるかすぐに分かっちゃうんですから。そんな冗談を言うお姉さんに触れても文句言わないでくださいよ。どんなに凄い機械だったとしても私は人に伝えるのが苦手なんで言いふらしたりとかしないですから、そこだけは安心してくださいね」
こんな事を言ってしまっては誰も触らせてくれたりなんてしないのだけど、この力を完璧に使うためには相手の同意が必要になるのだ。まあ、同意をしてくれなかったとしてもこの説明をすれば多少は私に見られるという意識が向くので完璧に近い形で覗くことが出来るようになるのだ。
「別にいいけど。先生にそんな力があるなんて知らなかったな。戦う以外の機械もあるって聞いてたんだけど、そんなのを選ぶなんて先生らしいね」
お姉さんは私に向かって何のためらいもなく右手を差し出してきた。何の疑いも持たずにスッと差し出されたその手を見て私は逆に何か裏があるのではないかと思ってしまい躊躇していたのだが、お姉さんの手が私を誘うように何度も何度も手招きをしてきていたのだ。自分から言った手前無視するわけにもいかず、私は恐る恐るお姉さんの手を握ってゆっくりとお姉さんの事を見ていた。
「どうかな。何か変わったモノでも見えるかな?」
「いえ、何も見えないです。というか、お姉さんの体に機械が全然ないんですけど。私の目で見えないなんて、どれだけステルス性能が高いんですか。さっきだって物音一つ立てずに森の中に消えていってたし、うまなちゃんって人はとんでもない科学者でお姉さんはその機能を確かめるテストパイロットみたいな関係だったりするんですか?」
私は心の底から困っている。今までこの手で触れて機械が見えなかったことは一度も無いのだ。この力を宣言せずに触れたとしても機械の部分くらいは感じ取ることが出来るのだけど、お姉さんに対しては私のこの力の事をちゃんと説明して納得してもらったうえで行っているので機械の部分が見えないなんてことは無いと思うんだけど、お姉さんの事をいくら見ても肝心の機械はどこにも見当たらなかった。
「ねえ、私の体に何かヘンなところでもあったのかな。そんなに見つめられちゃうと、ちょっと意識しちゃうかも」
私はお姉さんの事を何度も何度も見ていた。お姉さんの体にはどこにも機械なんて無かった。お姉さんが持っている人達に触れてみたんだけど、この人達はどこからどう見ても頭と眼球以外は機械で出来ているし、私にもそう見えている。私の力は正常に働いているという事だと思う。
このことから、考えられることはいくつかあるのだけど、その中で一番可能性が高いことは、お姉さんが使っている機械が私のよりもずっとずっと高性能で能力を無効化しているって事だろう。でも、それはちょっと現実的ではないんだよね。
その次に考えられるのは、私みたいに人の対策としてステルス機能を極限まで高めているという事だ。これも限りなく無理な話だとは思うけれど、普段は機械を隠すために機能の全てを使っていていざという時だけ戦闘用に変化させるパターンを今まで何度か見た事があるのでソレに近いのかもしれない。でも、それもちょっとありえないんだよね。あれだけ静かに行動出来るような性能のモノを全く痕跡も感じさせないくらい綺麗に隠すことが出来るのだろうか。普通に考えて無理だとは思うんだけど、このお姉さんくらい強ければそれも可能なのかもしれないな。栗鳥院燦の字に殴られても微動だにしなかったくらいだし、それくらい凄い機械を使っている気もする。
「どうしちゃったのかな。私の体についてる機械って見つかったかな?」
「いえ、全然見つからないです。この人達を見ても壊れていないというのは確実なんですけど、お姉さんのは見つからないんです」
「そりゃそうよね。だって、私って生身の人間だからね」
生身の人間だと言われても納得するしかない状況ではあるんだけど、私はその言葉を完全に信用する事は出来なかった。生身の人間なんて極少数しかいない訳だし、その人達だって危ない人達から命を狙われないように完全に隔離されているはずなのだ。
危ない人達から命を狙われている。その言葉が私の中で引っかかっているのだけど、それは目の前に浮いている三人の体がうまなちゃんの命を狙っていたという事と結びついてしまうのではないだろうか。
でも、そうなると命を狙われているうまなちゃんが生身の人間であることになると思うのだが、お姉さんが生身の人間であるという事の説明にはならないのではないだろうか。
私の脳はいつにもましてフル回転しているのだけど、当然その答えなんて出るはずも無いのであった。
「あの、変な事を聞いてすいません。でも、気になっちゃって」
「そうだよね。気になるよね。私も片手で三人も持ち上げてるのを見たらどうやってるんだろうって思うもん。簡単に説明する事は出来るんだけどさ、先生はきっと納得してくれないんだよな。私が先生の立場だったらたぶん納得出来ない理由だと思うんだよね。でも、それでしか説明なんて出来ないし、難しいところだよね」
今の状況を見て私は何を言われたとしても、たとえそれが納得出来ないような事だったとしてもお姉さんの事を否定したりなんてしないだろう。私がまだ知らない機械だってあるんだろうし、目に見えないくらい細いのに耐久力が異常に高いものだってあるかもしれない。そんな凄いものを持っている可能性だってあるはずなのだ。
「あのね、私が使ってる魔法は」
「ちょっと待ってください。魔法なんてあるはずないじゃないですか。科学によって超能力や心霊現象が否定されてもう三世紀以上経ってるんですよ。それなのに、魔法だなんてありえないでしょ。三人を持ち上げても一切ブレないのに視認することが出来ないような機械を隠したいって気持ちはわかりますよ。でも、魔法なんて非科学的なものを持ち出すのはちょっと違うと思うんですよね。今時そんなの子供だって騙されないですよ」
「そんな風に思われるのは仕方ないけどさ、本当に魔法なんだから他に言いようがないんだよね」
「またまた、そんな冗談言ったって信じないですよ。それに、私は人に触れることでその人がどんな機械を使っているかわかっちゃうんです。お姉さんに触れてこの目で見ただけでどんな機械を使ってるかすぐに分かっちゃうんですから。そんな冗談を言うお姉さんに触れても文句言わないでくださいよ。どんなに凄い機械だったとしても私は人に伝えるのが苦手なんで言いふらしたりとかしないですから、そこだけは安心してくださいね」
こんな事を言ってしまっては誰も触らせてくれたりなんてしないのだけど、この力を完璧に使うためには相手の同意が必要になるのだ。まあ、同意をしてくれなかったとしてもこの説明をすれば多少は私に見られるという意識が向くので完璧に近い形で覗くことが出来るようになるのだ。
「別にいいけど。先生にそんな力があるなんて知らなかったな。戦う以外の機械もあるって聞いてたんだけど、そんなのを選ぶなんて先生らしいね」
お姉さんは私に向かって何のためらいもなく右手を差し出してきた。何の疑いも持たずにスッと差し出されたその手を見て私は逆に何か裏があるのではないかと思ってしまい躊躇していたのだが、お姉さんの手が私を誘うように何度も何度も手招きをしてきていたのだ。自分から言った手前無視するわけにもいかず、私は恐る恐るお姉さんの手を握ってゆっくりとお姉さんの事を見ていた。
「どうかな。何か変わったモノでも見えるかな?」
「いえ、何も見えないです。というか、お姉さんの体に機械が全然ないんですけど。私の目で見えないなんて、どれだけステルス性能が高いんですか。さっきだって物音一つ立てずに森の中に消えていってたし、うまなちゃんって人はとんでもない科学者でお姉さんはその機能を確かめるテストパイロットみたいな関係だったりするんですか?」
私は心の底から困っている。今までこの手で触れて機械が見えなかったことは一度も無いのだ。この力を宣言せずに触れたとしても機械の部分くらいは感じ取ることが出来るのだけど、お姉さんに対しては私のこの力の事をちゃんと説明して納得してもらったうえで行っているので機械の部分が見えないなんてことは無いと思うんだけど、お姉さんの事をいくら見ても肝心の機械はどこにも見当たらなかった。
「ねえ、私の体に何かヘンなところでもあったのかな。そんなに見つめられちゃうと、ちょっと意識しちゃうかも」
私はお姉さんの事を何度も何度も見ていた。お姉さんの体にはどこにも機械なんて無かった。お姉さんが持っている人達に触れてみたんだけど、この人達はどこからどう見ても頭と眼球以外は機械で出来ているし、私にもそう見えている。私の力は正常に働いているという事だと思う。
このことから、考えられることはいくつかあるのだけど、その中で一番可能性が高いことは、お姉さんが使っている機械が私のよりもずっとずっと高性能で能力を無効化しているって事だろう。でも、それはちょっと現実的ではないんだよね。
その次に考えられるのは、私みたいに人の対策としてステルス機能を極限まで高めているという事だ。これも限りなく無理な話だとは思うけれど、普段は機械を隠すために機能の全てを使っていていざという時だけ戦闘用に変化させるパターンを今まで何度か見た事があるのでソレに近いのかもしれない。でも、それもちょっとありえないんだよね。あれだけ静かに行動出来るような性能のモノを全く痕跡も感じさせないくらい綺麗に隠すことが出来るのだろうか。普通に考えて無理だとは思うんだけど、このお姉さんくらい強ければそれも可能なのかもしれないな。栗鳥院燦の字に殴られても微動だにしなかったくらいだし、それくらい凄い機械を使っている気もする。
「どうしちゃったのかな。私の体についてる機械って見つかったかな?」
「いえ、全然見つからないです。この人達を見ても壊れていないというのは確実なんですけど、お姉さんのは見つからないんです」
「そりゃそうよね。だって、私って生身の人間だからね」
生身の人間だと言われても納得するしかない状況ではあるんだけど、私はその言葉を完全に信用する事は出来なかった。生身の人間なんて極少数しかいない訳だし、その人達だって危ない人達から命を狙われないように完全に隔離されているはずなのだ。
危ない人達から命を狙われている。その言葉が私の中で引っかかっているのだけど、それは目の前に浮いている三人の体がうまなちゃんの命を狙っていたという事と結びついてしまうのではないだろうか。
でも、そうなると命を狙われているうまなちゃんが生身の人間であることになると思うのだが、お姉さんが生身の人間であるという事の説明にはならないのではないだろうか。
私の脳はいつにもましてフル回転しているのだけど、当然その答えなんて出るはずも無いのであった。
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