7 / 12
陰キャな僕とパートの主婦
後編
しおりを挟む
「でも、どうして今日は僕を誘ってくれたんですか?」
「前から一度君と話してみたかったってのもあるし、今日は近くの席にいたから誘いやすかったってのもあるかもね。君は二次会に参加しているのを見たことが無かったから心配だったけど、私のお酒に付き合ってくれるんじゃないかなって期待もしていたんだよ。だからね、今日はとても嬉しい気持ちで一杯なんだよ」
「そう思ってくれるのは嬉しいんですけど、遅い時間まで飲み歩いてて大丈夫なんですか?」
「ん、大丈夫とは?」
「だって、先輩って結婚してるんですよね?」
「うん、結婚しているけど、それが何か?」
「それが何かって、旦那さんは心配してないんですか?」
「どうだろうね。心配なんてしてないんじゃないかな。私がこうして飲み歩けるようになったのもそういう事なんだろうしね。さすがに朝帰りとかはしないけど、暗いうちに帰れば何とも思われないんじゃないかな」
「僕は結婚してないんでわからないですけど、夫婦ってそんなもんなんですか?」
「たぶん、普通はこんなんじゃないと思うよ。もっと相手の事を思いやったり、相手の事を心配したりするんじゃないかな。でもね、ウチの場合はそういうの無くなっちゃったんだ。いつからか、家にいても会話すらなくなっちゃったんだよね」
「それって、何か原因でもあるんですか?」
「私は何もしていないんだけどね、ここ半年くらいの間に急に旦那が私に無関心になっちゃったんだ。最初は何か仕事で失敗でもしたのかなって思ってたんだよね。ウチの旦那って昔から何か失敗して落ち込んじゃうと自分の殻に閉じこもっちゃうタイプなんだけど、その時もそれが起こったんじゃないかなって思ったんだよね。でも、それは私の思い違いだったみたいなんだ。旦那がお風呂に入っている時にたまたま目に入ったスマホの通知がね、私の知らない女の名前で登録されていたんだ。通知がありますよって出てただけなんでメッセージの内容自体はわからないんだけど、その時に旦那に聞いて確認しておけば良かったんだけどさ、そのままモヤモヤした気持ちのまま過ごすことになったんだ。それでね、色々あって私も今まで見たいにパート以外は家に引きこもるんじゃなくて外に出るのもいいんじゃないかなって思ってさ、パート先の飲み会に行ってもいいのかって旦那に聞いたらね、別にいいんじゃないかな。って言われたんだよ。今までだったら断られてたと思うんだけど、自分がやましいことをしているから強く言えなくなっちゃったのかな。それでも、私は心のどこかで旦那を信じていたんで、飲み会に参加するのを止めて欲しかったなって気持ちもあったんだよね」
「結婚って難しいんですね。そういう話を聞いたら、僕はずっと結婚出来ないような気がしてきました。先輩は旦那さんとの仲を戻したいんですか?」
「どうだろうね。私は前みたいに仲良くしたいって気持ちもあるんだけど、このまますれ違ってる状態でもいいのではないかなって思ってたりするんだよね。旦那が仮に浮気をしていたとして、その相手の事を私よりも好きだって言うんだったら私は別れると思うよ。でも、相手よりも私の事の方が好きだって言うんだったら、悩むかもしれないね」
僕には恋愛において相手を裏切るというのが理解出来なかった。好きになった相手を嫌いになることはあるかもしれないが、それを理由に裏切ってしまっていいのだろうか。でも、先輩の話を聞いただけで旦那さんを悪者扱いしていいのかどうかも悩んでしまう。
双方の言い分を聞かないとどちらが正しいのか判断は出来ないと思うのだが、先輩はそんな風に僕が物事の善し悪しを決めるのを快く思わないかもしれない。そもそも、先輩は善悪の判定をして欲しいのではなく、ただ話を聞いて欲しいだけなのかもしれない。
「それでね、私はこのままだとお互いに良くないと思ってて、離婚をすることにしようかなって思ってるんだ」
「離婚、ですか」
「そうなんだよね。でも、そうすると、私って両親が施設に入ってるんで帰る場所が無いんだけど、一人暮らしをするとなると今のパートだけではやっていけないかもしれないのよね。そうなると、私はお店をやめて他の所で働くことになると思うんだ。もしかしたら、今月いっぱいで離婚の話にけりを付けられるかもしれないんだけど、そうなったとしたら、今日が最後の飲み会だったかもしれないね」
「大人の事情は分かりませんが、きっと先輩にはいいことあると思いますよ。悪い事の後には巡り巡って良いことが返ってくると思いますからね」
「そうだといいんだけどね。でも、いい事の後には悪いことが待ってるかのせいもあったりするんだよね。そんな事よりも、今日は楽しく飲もうよ。ほら、君のお酒は全然減ってないように見えるんだけど、そんなんじゃ私が奢る意味無いじゃない」
「そんな事ないですよ。このお酒はあんまり一気に飲むんじゃなくて、余韻を楽しみながら飲んでくださいって言われてるんですよ」
「ホントに?」
「本当です」
「それならいいんだけど、じゃあ、私が君の分もたくさん飲んじゃうよ。いつものやつを二つお願いします」
先輩は上機嫌でお酒を頼んでいるのだけれど、二つって事は僕も飲まなくちゃいけないのだろうか。でも、まだ僕のお酒は半分以上残っているというのだ。その状態で二杯目を頼むのは大丈夫なのかと思っていたけれど、このお店は飲み放題でもグラス交換でもないので気にする必要はないのだろうと思っていた。
先輩が頼んだお酒は結構度数の高いようなのだが、先輩はそんな事を気にも留めずに水のように飲んでいた。僕が最初に頼んだお酒を一杯飲み切る前に先輩はたくさん飲んでいたようなのだが、僕が新しいお酒を作ってもらっている時にはすでに先輩は座ったままの姿勢でカウンターに倒れこんで寝息を立てていた。
僕は新しく作ってもらったお酒をチビチビとやりながら、先輩がこのまま起きなかったとしたらどうやって家まで送り届ければいいのだろうと考えていた。僕は先輩の家を知らないし、店長に聞くのもおかしな話に思えていた。
バイト先の飲み会の二次会に参加せずに人妻と二人で飲んでいるというのは、健全な関係だと思われることは無いだろう。それが一番の問題なのだが、先輩の家がどこにあるのかわからないことには何も始まらない。
先輩のお酒が抜けるまでどこかで休んでおくのも一つの手段かと思ったのだが、そんな事をしてしまうと何も無かったとしても言い訳をしているとしか思われなさそうで心配だった。
何より、僕は女性と二人だけでどこかに出かけたのは初めてだった。僕から誘ったわけではないし、相手は人妻だという事を考えると、この状況は生涯にわたって語り継げるような出来事なのではないかと思ってしまった。
僕は先輩の事が好きなのかどうかと聞かれたら、好きだと答えるだろう。しかし、その好きが恋愛感情の好きなのか、尊敬からくる好きなのかは自分でもわかっていない。
それでも、僕は先輩の事が好きだという気持ちに嘘偽りはないのだ。ただ、好きにも色々あって、その説明が難しいというだけの話なのだ。
僕が先輩の体に抱き着くような形になったのは理由があって、寝ている先輩が椅子から落ちそうになったのでちょっと近づいて支えてあげただけなのだ。それ以外に深い意味は無いのだけれど、先輩の体は思っていたよりも柔らかくて気持ちの良いものだった。
一度触ってしまうと歯止めがきかなくなってしまうのだろうが、その点僕は人付き合いも苦手だし、隠れて何かをするというのも苦手なのだ。さっき以上に先輩の体に触れてしまうと、僕は自分で自分を制御出来なくなってしまうような気さえしていた。
僕は自分のお酒を半分くらい飲んだところで、先輩の顔が髪で隠れて見えなくなっていることが気になっていた。先輩の寝顔を見てみたいという気持ちと、髪とは言え先輩に触れるのは良くないという気持ちがせめぎ合っていた。
僕はそのせめぎ合いの中で、顔が隠れている分だけ髪を動かしてもいいのではないかという結論に達した。なるべく肌には触れないように慎重に髪を動かしていたのだけれど、一瞬だけ先輩の顔に僕の指が触れてしまった。慌てて指を引くのもおかしい話だとは思うので、その後も少しだけ先輩の顔を触っていたのだ。
その時、先輩の口から僕の知らない人の名前が出てきた。
僕はそのまま先輩が起きるまで待っていたのだけれど、先輩は三十分くらいで目を覚ましてそのままトイレへと向かっていった。
先輩がトイレから戻ってくると、マスターは水を一杯先輩に渡して、それを一息で先輩は飲んでいた。僕はどうしたらいいのかわからないのでソレを見てたのだけれど、先輩は僕の頭を撫でて嬉しそうにしていた。
僕には女心なんてわからないのだけれど、女心以前に他の人が何を望んでいるのかもわからないと思う。
でも、そんな僕でも喜んでくれる人がいると思えるのは、嬉しいことであった。
「前から一度君と話してみたかったってのもあるし、今日は近くの席にいたから誘いやすかったってのもあるかもね。君は二次会に参加しているのを見たことが無かったから心配だったけど、私のお酒に付き合ってくれるんじゃないかなって期待もしていたんだよ。だからね、今日はとても嬉しい気持ちで一杯なんだよ」
「そう思ってくれるのは嬉しいんですけど、遅い時間まで飲み歩いてて大丈夫なんですか?」
「ん、大丈夫とは?」
「だって、先輩って結婚してるんですよね?」
「うん、結婚しているけど、それが何か?」
「それが何かって、旦那さんは心配してないんですか?」
「どうだろうね。心配なんてしてないんじゃないかな。私がこうして飲み歩けるようになったのもそういう事なんだろうしね。さすがに朝帰りとかはしないけど、暗いうちに帰れば何とも思われないんじゃないかな」
「僕は結婚してないんでわからないですけど、夫婦ってそんなもんなんですか?」
「たぶん、普通はこんなんじゃないと思うよ。もっと相手の事を思いやったり、相手の事を心配したりするんじゃないかな。でもね、ウチの場合はそういうの無くなっちゃったんだ。いつからか、家にいても会話すらなくなっちゃったんだよね」
「それって、何か原因でもあるんですか?」
「私は何もしていないんだけどね、ここ半年くらいの間に急に旦那が私に無関心になっちゃったんだ。最初は何か仕事で失敗でもしたのかなって思ってたんだよね。ウチの旦那って昔から何か失敗して落ち込んじゃうと自分の殻に閉じこもっちゃうタイプなんだけど、その時もそれが起こったんじゃないかなって思ったんだよね。でも、それは私の思い違いだったみたいなんだ。旦那がお風呂に入っている時にたまたま目に入ったスマホの通知がね、私の知らない女の名前で登録されていたんだ。通知がありますよって出てただけなんでメッセージの内容自体はわからないんだけど、その時に旦那に聞いて確認しておけば良かったんだけどさ、そのままモヤモヤした気持ちのまま過ごすことになったんだ。それでね、色々あって私も今まで見たいにパート以外は家に引きこもるんじゃなくて外に出るのもいいんじゃないかなって思ってさ、パート先の飲み会に行ってもいいのかって旦那に聞いたらね、別にいいんじゃないかな。って言われたんだよ。今までだったら断られてたと思うんだけど、自分がやましいことをしているから強く言えなくなっちゃったのかな。それでも、私は心のどこかで旦那を信じていたんで、飲み会に参加するのを止めて欲しかったなって気持ちもあったんだよね」
「結婚って難しいんですね。そういう話を聞いたら、僕はずっと結婚出来ないような気がしてきました。先輩は旦那さんとの仲を戻したいんですか?」
「どうだろうね。私は前みたいに仲良くしたいって気持ちもあるんだけど、このまますれ違ってる状態でもいいのではないかなって思ってたりするんだよね。旦那が仮に浮気をしていたとして、その相手の事を私よりも好きだって言うんだったら私は別れると思うよ。でも、相手よりも私の事の方が好きだって言うんだったら、悩むかもしれないね」
僕には恋愛において相手を裏切るというのが理解出来なかった。好きになった相手を嫌いになることはあるかもしれないが、それを理由に裏切ってしまっていいのだろうか。でも、先輩の話を聞いただけで旦那さんを悪者扱いしていいのかどうかも悩んでしまう。
双方の言い分を聞かないとどちらが正しいのか判断は出来ないと思うのだが、先輩はそんな風に僕が物事の善し悪しを決めるのを快く思わないかもしれない。そもそも、先輩は善悪の判定をして欲しいのではなく、ただ話を聞いて欲しいだけなのかもしれない。
「それでね、私はこのままだとお互いに良くないと思ってて、離婚をすることにしようかなって思ってるんだ」
「離婚、ですか」
「そうなんだよね。でも、そうすると、私って両親が施設に入ってるんで帰る場所が無いんだけど、一人暮らしをするとなると今のパートだけではやっていけないかもしれないのよね。そうなると、私はお店をやめて他の所で働くことになると思うんだ。もしかしたら、今月いっぱいで離婚の話にけりを付けられるかもしれないんだけど、そうなったとしたら、今日が最後の飲み会だったかもしれないね」
「大人の事情は分かりませんが、きっと先輩にはいいことあると思いますよ。悪い事の後には巡り巡って良いことが返ってくると思いますからね」
「そうだといいんだけどね。でも、いい事の後には悪いことが待ってるかのせいもあったりするんだよね。そんな事よりも、今日は楽しく飲もうよ。ほら、君のお酒は全然減ってないように見えるんだけど、そんなんじゃ私が奢る意味無いじゃない」
「そんな事ないですよ。このお酒はあんまり一気に飲むんじゃなくて、余韻を楽しみながら飲んでくださいって言われてるんですよ」
「ホントに?」
「本当です」
「それならいいんだけど、じゃあ、私が君の分もたくさん飲んじゃうよ。いつものやつを二つお願いします」
先輩は上機嫌でお酒を頼んでいるのだけれど、二つって事は僕も飲まなくちゃいけないのだろうか。でも、まだ僕のお酒は半分以上残っているというのだ。その状態で二杯目を頼むのは大丈夫なのかと思っていたけれど、このお店は飲み放題でもグラス交換でもないので気にする必要はないのだろうと思っていた。
先輩が頼んだお酒は結構度数の高いようなのだが、先輩はそんな事を気にも留めずに水のように飲んでいた。僕が最初に頼んだお酒を一杯飲み切る前に先輩はたくさん飲んでいたようなのだが、僕が新しいお酒を作ってもらっている時にはすでに先輩は座ったままの姿勢でカウンターに倒れこんで寝息を立てていた。
僕は新しく作ってもらったお酒をチビチビとやりながら、先輩がこのまま起きなかったとしたらどうやって家まで送り届ければいいのだろうと考えていた。僕は先輩の家を知らないし、店長に聞くのもおかしな話に思えていた。
バイト先の飲み会の二次会に参加せずに人妻と二人で飲んでいるというのは、健全な関係だと思われることは無いだろう。それが一番の問題なのだが、先輩の家がどこにあるのかわからないことには何も始まらない。
先輩のお酒が抜けるまでどこかで休んでおくのも一つの手段かと思ったのだが、そんな事をしてしまうと何も無かったとしても言い訳をしているとしか思われなさそうで心配だった。
何より、僕は女性と二人だけでどこかに出かけたのは初めてだった。僕から誘ったわけではないし、相手は人妻だという事を考えると、この状況は生涯にわたって語り継げるような出来事なのではないかと思ってしまった。
僕は先輩の事が好きなのかどうかと聞かれたら、好きだと答えるだろう。しかし、その好きが恋愛感情の好きなのか、尊敬からくる好きなのかは自分でもわかっていない。
それでも、僕は先輩の事が好きだという気持ちに嘘偽りはないのだ。ただ、好きにも色々あって、その説明が難しいというだけの話なのだ。
僕が先輩の体に抱き着くような形になったのは理由があって、寝ている先輩が椅子から落ちそうになったのでちょっと近づいて支えてあげただけなのだ。それ以外に深い意味は無いのだけれど、先輩の体は思っていたよりも柔らかくて気持ちの良いものだった。
一度触ってしまうと歯止めがきかなくなってしまうのだろうが、その点僕は人付き合いも苦手だし、隠れて何かをするというのも苦手なのだ。さっき以上に先輩の体に触れてしまうと、僕は自分で自分を制御出来なくなってしまうような気さえしていた。
僕は自分のお酒を半分くらい飲んだところで、先輩の顔が髪で隠れて見えなくなっていることが気になっていた。先輩の寝顔を見てみたいという気持ちと、髪とは言え先輩に触れるのは良くないという気持ちがせめぎ合っていた。
僕はそのせめぎ合いの中で、顔が隠れている分だけ髪を動かしてもいいのではないかという結論に達した。なるべく肌には触れないように慎重に髪を動かしていたのだけれど、一瞬だけ先輩の顔に僕の指が触れてしまった。慌てて指を引くのもおかしい話だとは思うので、その後も少しだけ先輩の顔を触っていたのだ。
その時、先輩の口から僕の知らない人の名前が出てきた。
僕はそのまま先輩が起きるまで待っていたのだけれど、先輩は三十分くらいで目を覚ましてそのままトイレへと向かっていった。
先輩がトイレから戻ってくると、マスターは水を一杯先輩に渡して、それを一息で先輩は飲んでいた。僕はどうしたらいいのかわからないのでソレを見てたのだけれど、先輩は僕の頭を撫でて嬉しそうにしていた。
僕には女心なんてわからないのだけれど、女心以前に他の人が何を望んでいるのかもわからないと思う。
でも、そんな僕でも喜んでくれる人がいると思えるのは、嬉しいことであった。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
国宝級イケメンとのキスは、最上級に甘いドルチェみたいに私をとろけさせます♡ 〈Dulcisシリーズ〉
はなたろう
恋愛
人気アイドルとの秘密の恋愛♡コウキは俳優やモデルとしても活躍するアイドル。クールで優しいけど、ベッドでは少し意地悪でやきもちやき。彼女の美咲を溺愛し、他の男に取られないかと不安になることも。出会いから交際を経て、甘いキスで溶ける日々の物語。
★みなさまの心にいる、推しを思いながら読んでください
◆出会い編あらすじ
毎日同じ、変わらない。都会の片隅にある植物園で働く美咲。
そこに毎週やってくる、おしゃれで長身の男性。カメラが趣味らい。この日は初めて会話をしたけど、ちょっと変わった人だなーと思っていた。
まさか、その彼が人気アイドル、dulcis〈ドゥルキス〉のメンバーだとは気づきもしなかった。
毎日同じだと思っていた日常、ついに変わるときがきた。
◆登場人物
佐倉 美咲(25) 公園の管理運営企業に勤める。植物園のスタッフから本社の企画営業部へ異動
天見 光季(27) 人気アイドルグループ、dulcis(ドゥルキス)のメンバー。俳優業で活躍中、自然の写真を撮るのが趣味
お読みいただきありがとうございます!
★番外編はこちらに集約してます。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/693947517
★最年少、甘えん坊ケイタとバツイチ×アラサーの恋愛はじめました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/408954279
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる