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僕と彼女たちと肝試し
会長と肝試し
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大成功と言っていいのかはわからないが、今回の肝試しは楽しかったのは間違いなかった。色々と至らなかったところもあったとは思うのだが、文句を言ってくる人が一人もいなかったというのは結果に満足してもいいと言えるだろう。
普段はそれなりに人もいる池のほとりを夜に歩くだけでも言い知れぬ恐怖はあったと思うし、小さなランタンの心もとない灯りのみで足元だけを照らして歩くのは意外とスリルもあったのだ。
それに、愛ちゃんが楽しそうにしてくれていたことが僕には何よりの喜びである。
怪談も四人それぞれに違った怖さがあって直接的な恐怖以外にも恐ろしいモノは色々とあるのだと改めて実感する事にもなったのだ。
特に、会長の話にはみんな引き込まれていたようなところも見受けられたのだ。自分の学校で起きていた身近な恐怖に真美ちゃんは途中から耳を抑えて聞かないようにしていたのだが、愛ちゃんは会長の話を熱心に聞いて何かよからぬことを考えているようにも見えたのだ。それは僕の思い過ごしではあると思うが。
「意外と最後まで残ってくれる人がいてよかったね。怪談は聞いてくれる人のリアクションも大切だからね。真美ちゃんみたいな人がいてくれて助かったよ」
「真美ちゃん以外にも会長の話を怖がってる人はいましたけどね、僕も少し怖いなって思いましたから。アレって、本当にあった話なんですか?」
「どうなんだろうね。私も先輩からまた聞きした話だから正確な話なのか自信は無いけど、昔の新聞に似たような話が載ってたからな。まー君が気になるんだったら中央図書館で調べてみたらいいんじゃないかな」
「夏休みの間に何度か図書館に行くと思うので覚えてたら調べてみますよ」
覚えてたら調べるとは言ったものの、会長の怪談はインパクトがあったので忘れることは無いだろう。家に帰ってからこの事を朱音に教えてあげれば忘れたとしても朱音が覚えていてくれるはずだ。
怪談に参加してくれたみんなはもうすでに帰っていて僕たちも片づけをしているところなのだが、座布団や椅子は保管室にしまってあるのであとは簡単に掃除をするだけでいい。
朱音と陽菜ちゃんは管理室の掃除をしていると思うのだが、きっと今頃は陽菜ちゃんが作ってくれたシュークリームを食べているのだろう。洗い物を終わらせた後に洗い物を増やすような事はしないと思うし、朱音が甘いものがあるのに我慢するなんてことは出来そうも無いからだ。
「それにしても、あれだけの人が集まってくれたのに何事もなく終わってよかったよ」
「そうですね。僕も知らない人がいっぱいいて驚きました。変な人がいなくて良かったですよ」
「さすがに変な人は誘わないからね。何人かそう言う人に心当たりもあるんだけれど、今回に限ってはそう言う人を誘わないように名指しでお願いさせてもらったからね。今年じゃなくて去年だったら誘ってたかもしれないけど、今年はどうしても無事に終わらせたかったからね」
会長は箒を動かす手を止めはしなかったが、小さくため息をついてうつむいていた。会長にとっては高校生活最後の夏でもあるし揉め事がおきて欲しくないというのはわかるのだが、会長の様子を見ていると以前に何か良くない事が起こったという事が想像できる。それは会長が名指しをしてまで呼びたくないという人に関係しているのだろうな。
「去年だったらって、今年だと何か違うんですか?」
「そりゃ大きく違うさ。去年は私も会長じゃなかったって事もあるけど、何より、まー君に彼女がいなかっただろ。それが一番大きいんだよ」
「一番大きいって、どうしてですか?」
去年の僕には彼女はいなかった。彼女以前に女友達もいなかったし、気軽に話をできる女子というのも妹の朱音を除けば会長くらいしかいなかったと思う。去年のオカ研もほぼ会長としか一緒に活動していなかったと思う。
「だって、まー君に彼女がいないって事は彼女が出来る可能性もあるって事だろ。そうなるとさ、肝試しをしてる時にまー君が誰かと意気投合して付き合う可能性だってあった事だろ。それだけは避けたいなって思ってたからね」
誰とも仲良くない僕が誰かと意気投合することもあるだろう。それがたまたま今まで話したことのない女子である可能性もあるだろう。だが、そんな相手が見つかったとしても僕がその人と付き合うという事はないように思える。
今でこそ愛ちゃんという彼女がいて毎日幸せに過ごせているのだが、僕は愛ちゃん以外の人に告白されたとしても付き合ってはいなかったと思うし、僕から誰かに告白することなんて無いと思う。
愛ちゃんの秘密を知ってそれに興味を持った僕と、自分の秘密を知られたのに変わらない僕を好きになった愛ちゃん。そんなことが無い限り僕は恋愛に対して見向きもしなかったと思うのだ。
「僕が愛ちゃん以外の人と付き合う可能性は無いと思いますけどね」
「そうなんだよ。それなんだよ。私もそれが理解出来たからこそ肝試しを開催しようと決めたんだ。本当はもっと小さい規模でやろうと思ってたんだけど、怪談を披露してくれた環ちゃんが他の人も誘っちゃってね、あんなに多くの人が集まってしまったというわけなんだよ」
「環さんって、最後に会長と二人で怖い話をしてくれた人ですよね。あの人って話も上手だし引き込まれる何かを持ってる人ですよね」
「そうなんだよな。環ちゃんは誰からも好かれるからな。性格も良いし気遣いも出来るし空気だって読めるんだよ。今回の怪談も怖がってる真美ちゃんがいたからいつもより話を盛ってたけど、そのお陰でいつもとは違う怖い話になってたからね」
「なんとなく凄い人だなってのは分かりましたよ。喋り方とか間の取り方もプロっぽいなって思いましたもん」
「アレは確かにプロっぽいよね。だって、プロの怪談師の人のやつを完コピしてるだけだからね。私も一緒に練習したりしたけど、あそこまで上手に出来る自信は無いね」
「プロの完コピなら怖くて当然ですね。でも、環さんの話し方が上手だからそれが出来るって事なんですもんね。環さんはオカ研に入らなかったんですか?」
「環ちゃんがオカ研に入ってたらどうなってたんだろうね。今みたいにまー君とゆっくり話すことなんて無かったのかもしれないな。それはそれで今と違った未来で楽しかったかもしれないけどさ、環ちゃんが男女二人だけで活動するのは抵抗あるって言ってきたからダメになったんだよね。何度かお試しで来てくれたこともあったんだけど、そういう日に限って私以外は誰も来なくて環ちゃんが一番嫌いな男女二人だけになっちゃったんだよ」
男女二人だけと会長は言っているけれど、会長と環さんの二人で何で男女二人だけになるのだろう。
他に誰か男子がいたとしても二人きりにはならないと思うのだが。
「ああ、そうか。まー君は知らなかったんだもんな。環ちゃんは男子だよ。まー君と同じ男子だからね。一つ違うとしたら、環ちゃんは女装が好きでそれが似合ってしまうってところかな。なんでも、環ちゃんのお姉さんの真似をしてたら女装が好きになったみたいだよ」
「そうなんですか。全然女子に見えてました。環さんって男子だったんですね」
「言われないと気付かないもんだよね。言っちゃ悪いけど、環ちゃんはクラスの中でも綺麗な人ランキングに入っちゃうと思うんだよ。今年の学祭でミスコンに参加させられると思うけど、まー君は環ちゃんに投票しちゃダメだからね」
ちょっと声が低い女性だなと思っていたんだけど、男子ならばあの声の低さも納得出来る。それくらいに環さんの見た目は女子になっていたのだ。
僕が女装したとしてもあそこまでのクオリティは出せないだろうな。小学生の時に朱音のスカートを履いてみたこともあったけれど、僕はどうもあの何も履いていないような感じは好きになれなかったのだ。きっと僕には女装をする才能が無いのだろう。
「まー君はさ、環ちゃんの事を綺麗だと思うかな?」
「どうでしょう。確かに女子の中でも綺麗な方だとは思いますね。でも、僕は会長の方ばっかり見てましたよ。その時は環さんが男子だって気付いてなかったけど、どうしてか会長の話の方に惹かれてしまいました」
「それは、私の方が綺麗だって言ってくれてるってことで良いのかな?」
「会長は美人だと思いますよ。スタイルもいいですし。でも、そういう意味で見てたんじゃないんです。本当に話が上手でリアリティもあって引き込まれてたんだと思います」
「褒めてくれるのは嬉しいけど、私の事をもっとちゃんと見て欲しいな。ねえ、まー君はこれからもっと私の事見てくれるかな?」
会長は箒を床に置くと、そのまま履いているズボンを膝までおろしていた。
その下から覗く真っ赤なパンツは先ほど聞いた怪談に出てきた赤く染まったシャツを連想させるはずなのだが、不思議なことに会長の履いている真っ赤なパンツからは恐怖や不安を感じるということは無かった。
僕は会長のパンツに見惚れてしまっていたのだけれど、そんな僕を会長はさらにからかってきたのだ。
「もっと見て欲しいって言ったのは私だけどさ、まー君はパンツを見過ぎだよ」
普段はそれなりに人もいる池のほとりを夜に歩くだけでも言い知れぬ恐怖はあったと思うし、小さなランタンの心もとない灯りのみで足元だけを照らして歩くのは意外とスリルもあったのだ。
それに、愛ちゃんが楽しそうにしてくれていたことが僕には何よりの喜びである。
怪談も四人それぞれに違った怖さがあって直接的な恐怖以外にも恐ろしいモノは色々とあるのだと改めて実感する事にもなったのだ。
特に、会長の話にはみんな引き込まれていたようなところも見受けられたのだ。自分の学校で起きていた身近な恐怖に真美ちゃんは途中から耳を抑えて聞かないようにしていたのだが、愛ちゃんは会長の話を熱心に聞いて何かよからぬことを考えているようにも見えたのだ。それは僕の思い過ごしではあると思うが。
「意外と最後まで残ってくれる人がいてよかったね。怪談は聞いてくれる人のリアクションも大切だからね。真美ちゃんみたいな人がいてくれて助かったよ」
「真美ちゃん以外にも会長の話を怖がってる人はいましたけどね、僕も少し怖いなって思いましたから。アレって、本当にあった話なんですか?」
「どうなんだろうね。私も先輩からまた聞きした話だから正確な話なのか自信は無いけど、昔の新聞に似たような話が載ってたからな。まー君が気になるんだったら中央図書館で調べてみたらいいんじゃないかな」
「夏休みの間に何度か図書館に行くと思うので覚えてたら調べてみますよ」
覚えてたら調べるとは言ったものの、会長の怪談はインパクトがあったので忘れることは無いだろう。家に帰ってからこの事を朱音に教えてあげれば忘れたとしても朱音が覚えていてくれるはずだ。
怪談に参加してくれたみんなはもうすでに帰っていて僕たちも片づけをしているところなのだが、座布団や椅子は保管室にしまってあるのであとは簡単に掃除をするだけでいい。
朱音と陽菜ちゃんは管理室の掃除をしていると思うのだが、きっと今頃は陽菜ちゃんが作ってくれたシュークリームを食べているのだろう。洗い物を終わらせた後に洗い物を増やすような事はしないと思うし、朱音が甘いものがあるのに我慢するなんてことは出来そうも無いからだ。
「それにしても、あれだけの人が集まってくれたのに何事もなく終わってよかったよ」
「そうですね。僕も知らない人がいっぱいいて驚きました。変な人がいなくて良かったですよ」
「さすがに変な人は誘わないからね。何人かそう言う人に心当たりもあるんだけれど、今回に限ってはそう言う人を誘わないように名指しでお願いさせてもらったからね。今年じゃなくて去年だったら誘ってたかもしれないけど、今年はどうしても無事に終わらせたかったからね」
会長は箒を動かす手を止めはしなかったが、小さくため息をついてうつむいていた。会長にとっては高校生活最後の夏でもあるし揉め事がおきて欲しくないというのはわかるのだが、会長の様子を見ていると以前に何か良くない事が起こったという事が想像できる。それは会長が名指しをしてまで呼びたくないという人に関係しているのだろうな。
「去年だったらって、今年だと何か違うんですか?」
「そりゃ大きく違うさ。去年は私も会長じゃなかったって事もあるけど、何より、まー君に彼女がいなかっただろ。それが一番大きいんだよ」
「一番大きいって、どうしてですか?」
去年の僕には彼女はいなかった。彼女以前に女友達もいなかったし、気軽に話をできる女子というのも妹の朱音を除けば会長くらいしかいなかったと思う。去年のオカ研もほぼ会長としか一緒に活動していなかったと思う。
「だって、まー君に彼女がいないって事は彼女が出来る可能性もあるって事だろ。そうなるとさ、肝試しをしてる時にまー君が誰かと意気投合して付き合う可能性だってあった事だろ。それだけは避けたいなって思ってたからね」
誰とも仲良くない僕が誰かと意気投合することもあるだろう。それがたまたま今まで話したことのない女子である可能性もあるだろう。だが、そんな相手が見つかったとしても僕がその人と付き合うという事はないように思える。
今でこそ愛ちゃんという彼女がいて毎日幸せに過ごせているのだが、僕は愛ちゃん以外の人に告白されたとしても付き合ってはいなかったと思うし、僕から誰かに告白することなんて無いと思う。
愛ちゃんの秘密を知ってそれに興味を持った僕と、自分の秘密を知られたのに変わらない僕を好きになった愛ちゃん。そんなことが無い限り僕は恋愛に対して見向きもしなかったと思うのだ。
「僕が愛ちゃん以外の人と付き合う可能性は無いと思いますけどね」
「そうなんだよ。それなんだよ。私もそれが理解出来たからこそ肝試しを開催しようと決めたんだ。本当はもっと小さい規模でやろうと思ってたんだけど、怪談を披露してくれた環ちゃんが他の人も誘っちゃってね、あんなに多くの人が集まってしまったというわけなんだよ」
「環さんって、最後に会長と二人で怖い話をしてくれた人ですよね。あの人って話も上手だし引き込まれる何かを持ってる人ですよね」
「そうなんだよな。環ちゃんは誰からも好かれるからな。性格も良いし気遣いも出来るし空気だって読めるんだよ。今回の怪談も怖がってる真美ちゃんがいたからいつもより話を盛ってたけど、そのお陰でいつもとは違う怖い話になってたからね」
「なんとなく凄い人だなってのは分かりましたよ。喋り方とか間の取り方もプロっぽいなって思いましたもん」
「アレは確かにプロっぽいよね。だって、プロの怪談師の人のやつを完コピしてるだけだからね。私も一緒に練習したりしたけど、あそこまで上手に出来る自信は無いね」
「プロの完コピなら怖くて当然ですね。でも、環さんの話し方が上手だからそれが出来るって事なんですもんね。環さんはオカ研に入らなかったんですか?」
「環ちゃんがオカ研に入ってたらどうなってたんだろうね。今みたいにまー君とゆっくり話すことなんて無かったのかもしれないな。それはそれで今と違った未来で楽しかったかもしれないけどさ、環ちゃんが男女二人だけで活動するのは抵抗あるって言ってきたからダメになったんだよね。何度かお試しで来てくれたこともあったんだけど、そういう日に限って私以外は誰も来なくて環ちゃんが一番嫌いな男女二人だけになっちゃったんだよ」
男女二人だけと会長は言っているけれど、会長と環さんの二人で何で男女二人だけになるのだろう。
他に誰か男子がいたとしても二人きりにはならないと思うのだが。
「ああ、そうか。まー君は知らなかったんだもんな。環ちゃんは男子だよ。まー君と同じ男子だからね。一つ違うとしたら、環ちゃんは女装が好きでそれが似合ってしまうってところかな。なんでも、環ちゃんのお姉さんの真似をしてたら女装が好きになったみたいだよ」
「そうなんですか。全然女子に見えてました。環さんって男子だったんですね」
「言われないと気付かないもんだよね。言っちゃ悪いけど、環ちゃんはクラスの中でも綺麗な人ランキングに入っちゃうと思うんだよ。今年の学祭でミスコンに参加させられると思うけど、まー君は環ちゃんに投票しちゃダメだからね」
ちょっと声が低い女性だなと思っていたんだけど、男子ならばあの声の低さも納得出来る。それくらいに環さんの見た目は女子になっていたのだ。
僕が女装したとしてもあそこまでのクオリティは出せないだろうな。小学生の時に朱音のスカートを履いてみたこともあったけれど、僕はどうもあの何も履いていないような感じは好きになれなかったのだ。きっと僕には女装をする才能が無いのだろう。
「まー君はさ、環ちゃんの事を綺麗だと思うかな?」
「どうでしょう。確かに女子の中でも綺麗な方だとは思いますね。でも、僕は会長の方ばっかり見てましたよ。その時は環さんが男子だって気付いてなかったけど、どうしてか会長の話の方に惹かれてしまいました」
「それは、私の方が綺麗だって言ってくれてるってことで良いのかな?」
「会長は美人だと思いますよ。スタイルもいいですし。でも、そういう意味で見てたんじゃないんです。本当に話が上手でリアリティもあって引き込まれてたんだと思います」
「褒めてくれるのは嬉しいけど、私の事をもっとちゃんと見て欲しいな。ねえ、まー君はこれからもっと私の事見てくれるかな?」
会長は箒を床に置くと、そのまま履いているズボンを膝までおろしていた。
その下から覗く真っ赤なパンツは先ほど聞いた怪談に出てきた赤く染まったシャツを連想させるはずなのだが、不思議なことに会長の履いている真っ赤なパンツからは恐怖や不安を感じるということは無かった。
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