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BACK TO THE OCEAN Chapter3
第22章 決断の時【2】
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確か討伐の際、最も時間が掛かったのがカリオプソの海賊の討伐で、ずっと報道されていたのを思い出す。
ターミルオーシャンの討伐は、僕の中ではそんなに印象に残っていないので、すぐに終わってしまったのだろう。
もうあの海の海賊は、ネプクルス・ロジャースによって束ねられていたので、その大元を処刑して終わり……そんな感じだったのだろうな。
しかしその短い期間での出来事が、ロベルトにも、そしてテティにも、あれから数年という長い年月が経ったにも関わらず、ずっと胸の内に残り続けているのだろう。
それだけ彼らにとって、ネプクルス・ロジャースという男は偉大だったというわけだ……彼を喪失した穴は、大きく、深い。
そんな巨大な穴を埋められるのはただ一つ。それに匹敵する大きさを持つ、海。
大海に彼らを連れ出すことだけが、彼らの心の呪縛を解くための、唯一の方法だということか……。
「すいません……柄にも無く、語り過ぎてしまいました」
そう言ってロベルトは、うな垂れていた顔を上げてみせた。
そんなに長く喋ったような気はしなかったが、ロベルトにとっては今ので、随分と話してしまった方なのだろう。
テティも言っていたからな、彼は無口だと。
「しかしクルー十四人か……はてさてどうしようか……」
マジスターが腕を組みながら、う~んとずっと唸り続ける。
打開策が浮かぶ事も無く、数分経ったその時、その提案をしたのはなんと、この件に対して今までまったく興味が無さそうにしていた、ライフ・ゼロだったのだ。
「フン……うぬらで船員を集めることが無理なら、他に頼めばよかろうが」
その一言で、皆がライフ・ゼロに注目する。
「そ……それはどういうことだ?」
マジスターは前のめりになりながらライフ・ゼロに尋ねると、やつは再びフンと鼻で笑ってみせた。
「あの女子が言っておっただろう? トルカロスだったか? そやつは顔が広いからと。だったらまずはそやつを説得し、こっちに引き入れて、そやつのつてとやらを頼った方が、我らが十四人といちいち交渉をするよりかは、遥かに利口だろう?」
「な……なるほど! 確かに!」
「フン……うぬらは最低条件という、あの女子の言葉の綾に捕らわれ過ぎておるのだ。最低だろうが追加だろうが、同じ条件ならばどちらも平等な物だと考え、効率の良い方法を取った方が良かろうが?」
「そう言われれば……そうだな」
「……マジスター、うぬはこの中で参謀だろう? うぬがこの程度の考えに辿り着かんでどうする」
「ぐうう……かたじけない……わしもまだまだということか……」
マジスターは苦虫を噛み潰した表情をして、両肩を落とす。
でも確かに、ライフ・ゼロの考えは理に適っている。僕達のような顔も知られていない連中ばかりで人集めをするよりかは、この街のトップだったトルカロスの手を借りた方が遥かに容易い。
出会ってから初めて、ライフ・ゼロのことを素直にすごい奴だと思った瞬間だった。
「バカ言え。うぬに言われんでも、我はすごいやつなのだ! キッキッキッ!」
そう言って、上機嫌にコーヒーを啜ってみせるライフ・ゼロ。
褒められるとすぐ機嫌を良くする……そんな単純なところは相変わらずだな。
「そうなると、トルカロス氏の交渉と船員を集める側とレイカー氏の奪取側の二手に分かれて進行した方が良さそうだな。コヨミ、お前はどちらが良い?」
「僕は……」
その時、テティさんのあの言葉が僕の脳裏をよぎった。
『アンタ達の手は、まだ綺麗過ぎる。本当に何かを動かしたい、何かを変えたいつもりなら、自分の手を汚す覚悟で臨みな』……その言葉が。
僕は未だに、自分をどこか被害者だと思っているところがある。王の暗殺の、無実の罪を着せられ、国を追放された被害者だと。
自分自身が可哀想だと、嘆いている自分がいる。
だから自分の手をなるべく汚さずに、自然と自分を正当化し続けてきたのだが、しかしそんなことをして何の意味がある?
僕自身がそう思っていなくても、僕は周りからはもう、犯罪者として認識されている。
自分の中の事実など、周囲の人間には関係無い。周りに認知されていることこそが、この世の真理なのだから……。
……もう自分を庇うのは止めよう。これは決して、泣き寝入りでは無い。
今の僕の、そして今の仲間達の目的を果たすため、僕は……自らその手を、黒く染める。
「僕は……レイカーさんの方をやるよ」
その刹那、ルーナは「えっ!?」という驚きの声を出し、そしてマジスターは眉間にしわを寄せた。
「……本当に良いんだな? お前がやらなければ、わしがやるが?」
「どうせ誰かがやれば罰が着くんだ。だったらもう既に、大罰がついてる僕が適役だろう?」
「そうか……分かった。じゃあわしとルーナで交渉の方はやろう」
「いやマジスターさん……わたしもロクヨウと一緒に行くわ!」
するとルーナが前のめりになって、マジスターに迫ってくる。
「む……うう……どうするコヨミ?」
「いや……ルーナはマジスターと一緒に居た方が良い。兵団の施設に潜入するとなると、複数人よりも単体の方が見つかりにくい」
「でもっ!」
「一人の方がやり易いんだ……分かってくれ」
「…………」
その時僕は、どんな顔をしたのだろうか……鏡を見ていないので分からなかったのだが、しかし強情なルーナがその表情を見た途端、前屈みになっていた姿勢を崩し、静かに椅子の背もたれに背中を着けた。
「う……む……それじゃあライフ・ゼロはどうする?」
「フン……我は最悪の事態を考えて、剣の中に戻っておいたほうが良かろう。我が宿っていなければ、満月の剣はフルパワーを出せんからな」
「そうか、分かった」
ライフ・ゼロの最悪の事態というのは多分、マグナブラ兵団と僕が戦うことになる……ということなんだろうな。
ついこの前まで、僕の居た場所なのに……昨日の友は今日の敵ということか。
「それじゃあ僕は、一緒に潜入はできないけど、情報と無線を使ってコヨミ君のバックアップをするよ。兵団を相手にするなら、フォースネットワークの情報は欲しいところだね……」
そう言って、率先的に僕のバックアップに乗りだしたのはマンハットだったのだが、しかし、しれっと僕の知らない単語が、彼の口から飛び出した。
「フォースネットワーク?」
「うん。実はここ最近、エレクトロニックネットワーク……略してネットって言うんだけど、その技術研究が進められていて、まだ一般普及はされていないんだけど、マグナブラでは軍部のみで試験的に実用化しているんだ。軍部のエレクトロニックネットワーク……だからフォースネットワークだ」
「ほう……」
「フォースネットワーク内では、軍部の様々な情報が行き来しているから、もしかしたらレイカーさんの情報もその中にあるかもしれない」
「なるほど」
うん……話を聞いたところで、半分以上理解できなかった。
とりあえず、軍部の情報を知ることができるかもしれない……ということだな。
しかし相手の情報を手にすることができるのは、非常にありがたい。ただでさえも単騎の潜入で、心細いのだからな。
まあ……心細い割にはさっき、ルーナに一人でいいなんて強気で言っちゃったけど、あれは彼女を守るための方便だ。
それに彼女は潜入向けって感じもしないしな。どちらかといえば、敵地に堂々と突撃するような人間だ。
こそこそと敵地を嗅ぎ回るのは、僕のような臆病者の方がお似合いだ。
「それじゃあ、ロベルト殿は我らと同行してもらってもいいか?」
マジスターがロベルトに尋ねると、彼は二つ返事をしてみせた。
「はい、ご同行させていただきます」
「よし、じゃあメンバー割りはこれで決定だ! それではこれより、具体的な作戦を話し合うぞ!」
時間の無い僕達は休憩を入れることなく、引き続きマジスターを主導に、綿密な計画を練り上げるため、どれくらいだろうか……三時間くらいはぶっ続けで話し合っていた。
誰もが真剣な面持ちで、細かく細かく策を組み立てていき、そしてその作戦は、明日から開始されることとなった。
話し合いが終わった頃には、時間は深夜を回っており、皆がクタクタに疲れ果て、僕達は宿屋には戻らず、そしてロベルトも帰宅することは無く、ハンバーガーショップの椅子の上でいつの間にか眠ってしまっていた。
ターミルオーシャンの討伐は、僕の中ではそんなに印象に残っていないので、すぐに終わってしまったのだろう。
もうあの海の海賊は、ネプクルス・ロジャースによって束ねられていたので、その大元を処刑して終わり……そんな感じだったのだろうな。
しかしその短い期間での出来事が、ロベルトにも、そしてテティにも、あれから数年という長い年月が経ったにも関わらず、ずっと胸の内に残り続けているのだろう。
それだけ彼らにとって、ネプクルス・ロジャースという男は偉大だったというわけだ……彼を喪失した穴は、大きく、深い。
そんな巨大な穴を埋められるのはただ一つ。それに匹敵する大きさを持つ、海。
大海に彼らを連れ出すことだけが、彼らの心の呪縛を解くための、唯一の方法だということか……。
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そんなに長く喋ったような気はしなかったが、ロベルトにとっては今ので、随分と話してしまった方なのだろう。
テティも言っていたからな、彼は無口だと。
「しかしクルー十四人か……はてさてどうしようか……」
マジスターが腕を組みながら、う~んとずっと唸り続ける。
打開策が浮かぶ事も無く、数分経ったその時、その提案をしたのはなんと、この件に対して今までまったく興味が無さそうにしていた、ライフ・ゼロだったのだ。
「フン……うぬらで船員を集めることが無理なら、他に頼めばよかろうが」
その一言で、皆がライフ・ゼロに注目する。
「そ……それはどういうことだ?」
マジスターは前のめりになりながらライフ・ゼロに尋ねると、やつは再びフンと鼻で笑ってみせた。
「あの女子が言っておっただろう? トルカロスだったか? そやつは顔が広いからと。だったらまずはそやつを説得し、こっちに引き入れて、そやつのつてとやらを頼った方が、我らが十四人といちいち交渉をするよりかは、遥かに利口だろう?」
「な……なるほど! 確かに!」
「フン……うぬらは最低条件という、あの女子の言葉の綾に捕らわれ過ぎておるのだ。最低だろうが追加だろうが、同じ条件ならばどちらも平等な物だと考え、効率の良い方法を取った方が良かろうが?」
「そう言われれば……そうだな」
「……マジスター、うぬはこの中で参謀だろう? うぬがこの程度の考えに辿り着かんでどうする」
「ぐうう……かたじけない……わしもまだまだということか……」
マジスターは苦虫を噛み潰した表情をして、両肩を落とす。
でも確かに、ライフ・ゼロの考えは理に適っている。僕達のような顔も知られていない連中ばかりで人集めをするよりかは、この街のトップだったトルカロスの手を借りた方が遥かに容易い。
出会ってから初めて、ライフ・ゼロのことを素直にすごい奴だと思った瞬間だった。
「バカ言え。うぬに言われんでも、我はすごいやつなのだ! キッキッキッ!」
そう言って、上機嫌にコーヒーを啜ってみせるライフ・ゼロ。
褒められるとすぐ機嫌を良くする……そんな単純なところは相変わらずだな。
「そうなると、トルカロス氏の交渉と船員を集める側とレイカー氏の奪取側の二手に分かれて進行した方が良さそうだな。コヨミ、お前はどちらが良い?」
「僕は……」
その時、テティさんのあの言葉が僕の脳裏をよぎった。
『アンタ達の手は、まだ綺麗過ぎる。本当に何かを動かしたい、何かを変えたいつもりなら、自分の手を汚す覚悟で臨みな』……その言葉が。
僕は未だに、自分をどこか被害者だと思っているところがある。王の暗殺の、無実の罪を着せられ、国を追放された被害者だと。
自分自身が可哀想だと、嘆いている自分がいる。
だから自分の手をなるべく汚さずに、自然と自分を正当化し続けてきたのだが、しかしそんなことをして何の意味がある?
僕自身がそう思っていなくても、僕は周りからはもう、犯罪者として認識されている。
自分の中の事実など、周囲の人間には関係無い。周りに認知されていることこそが、この世の真理なのだから……。
……もう自分を庇うのは止めよう。これは決して、泣き寝入りでは無い。
今の僕の、そして今の仲間達の目的を果たすため、僕は……自らその手を、黒く染める。
「僕は……レイカーさんの方をやるよ」
その刹那、ルーナは「えっ!?」という驚きの声を出し、そしてマジスターは眉間にしわを寄せた。
「……本当に良いんだな? お前がやらなければ、わしがやるが?」
「どうせ誰かがやれば罰が着くんだ。だったらもう既に、大罰がついてる僕が適役だろう?」
「そうか……分かった。じゃあわしとルーナで交渉の方はやろう」
「いやマジスターさん……わたしもロクヨウと一緒に行くわ!」
するとルーナが前のめりになって、マジスターに迫ってくる。
「む……うう……どうするコヨミ?」
「いや……ルーナはマジスターと一緒に居た方が良い。兵団の施設に潜入するとなると、複数人よりも単体の方が見つかりにくい」
「でもっ!」
「一人の方がやり易いんだ……分かってくれ」
「…………」
その時僕は、どんな顔をしたのだろうか……鏡を見ていないので分からなかったのだが、しかし強情なルーナがその表情を見た途端、前屈みになっていた姿勢を崩し、静かに椅子の背もたれに背中を着けた。
「う……む……それじゃあライフ・ゼロはどうする?」
「フン……我は最悪の事態を考えて、剣の中に戻っておいたほうが良かろう。我が宿っていなければ、満月の剣はフルパワーを出せんからな」
「そうか、分かった」
ライフ・ゼロの最悪の事態というのは多分、マグナブラ兵団と僕が戦うことになる……ということなんだろうな。
ついこの前まで、僕の居た場所なのに……昨日の友は今日の敵ということか。
「それじゃあ僕は、一緒に潜入はできないけど、情報と無線を使ってコヨミ君のバックアップをするよ。兵団を相手にするなら、フォースネットワークの情報は欲しいところだね……」
そう言って、率先的に僕のバックアップに乗りだしたのはマンハットだったのだが、しかし、しれっと僕の知らない単語が、彼の口から飛び出した。
「フォースネットワーク?」
「うん。実はここ最近、エレクトロニックネットワーク……略してネットって言うんだけど、その技術研究が進められていて、まだ一般普及はされていないんだけど、マグナブラでは軍部のみで試験的に実用化しているんだ。軍部のエレクトロニックネットワーク……だからフォースネットワークだ」
「ほう……」
「フォースネットワーク内では、軍部の様々な情報が行き来しているから、もしかしたらレイカーさんの情報もその中にあるかもしれない」
「なるほど」
うん……話を聞いたところで、半分以上理解できなかった。
とりあえず、軍部の情報を知ることができるかもしれない……ということだな。
しかし相手の情報を手にすることができるのは、非常にありがたい。ただでさえも単騎の潜入で、心細いのだからな。
まあ……心細い割にはさっき、ルーナに一人でいいなんて強気で言っちゃったけど、あれは彼女を守るための方便だ。
それに彼女は潜入向けって感じもしないしな。どちらかといえば、敵地に堂々と突撃するような人間だ。
こそこそと敵地を嗅ぎ回るのは、僕のような臆病者の方がお似合いだ。
「それじゃあ、ロベルト殿は我らと同行してもらってもいいか?」
マジスターがロベルトに尋ねると、彼は二つ返事をしてみせた。
「はい、ご同行させていただきます」
「よし、じゃあメンバー割りはこれで決定だ! それではこれより、具体的な作戦を話し合うぞ!」
時間の無い僕達は休憩を入れることなく、引き続きマジスターを主導に、綿密な計画を練り上げるため、どれくらいだろうか……三時間くらいはぶっ続けで話し合っていた。
誰もが真剣な面持ちで、細かく細かく策を組み立てていき、そしてその作戦は、明日から開始されることとなった。
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