31 / 149
THE GROUND ZERO Chapter2
第6章 不幸の連鎖【4】
しおりを挟む
「おいお前らっ! なんの話をしている!」
すると牢の外から、僕でもマジスターでもない声が聞こえた。
しかしそれは女性の声で、しかもさっき聞いたばかりの声だった。
「なーんてね! マジスターさん、コヨミ君、なんかあなた達が連行されてたって話を聞いたから、様子を見に来たんだけど」
「ルーナ!」
鉄格子の外にいたのは、ルーナだった。
そういえば僕達が連行されてた時、数人の戦士に目撃されちゃったけど……もうこのユスティーツフォート中の噂になってるのか。
「ルーナ……見張りはおるのか?」
「いえ、わたしが代わりに見張るって言ったら、あいつら喜んでどっか行っちゃったわ」
「そうか……ルーナ、わしらは今、エインから不当な言いがかりをつけられておる。わしらが兵団と通じておるとな」
「兵団に? 何を証拠に?」
「証拠など無い。あいつはこの前の、魔石発電施設の爆破作戦の際に、あの作戦が兵団側に漏れていたのではないかという疑念。その疑念を、わしに丸々擦り付けようとしているだけだ」
「ちなみに僕は、マジスターがレジスタンスを乗っ取るために送って来た刺客だという疑いで、あらぬ濡れ衣を着せられてセットでブタ箱入りさ」
「ふうん……」
ルーナは半信半疑といった感じで、格子の外から僕達の話を聞く。
まあ僕達が無実だというのも、何の証拠があるわけでもないから、彼女にとってはエインの言い分も、僕達の言い分もどっこいどっこいといった感じなんだろうな。
「マジスターさん、ところでさっき言ってたことって本当にやろうと思ってるの?」
「さっき?」
「レジスタンスじゃない、新たな暁の火の反対勢力を作るって」
「ああ……わしはそれでもいいと思っているが、コヨミはどうだ?」
「僕は……まだそこまで考えきれてない。とりあえずそういうことを考えるのは、ここを脱してからだと思ってるからね」
と、それっぽく言ってみたが、実際はまだ保留しておきたい。
僕の中ではまだ、その覚悟ができていないから。
「う……む……でも確かに、コヨミの言うことは正論だな。ここを出なければわしらに先は無い。ルーナ、わしらは明後日死刑にされる。その前になんとかこのユスティーツフォートを抜け出さなければならん」
「明後日!? 早急ね……」
「エインにとって、わしらは目の上のタンコブだからな。早々に処理したいのだろう。ルーナ、お前は確かこの砦の抜け道を知ってるんだろ? お前の力を借りたい……」
「…………ねえっ!」
するとルーナはマジスターではなく、何も話していない僕の方へ詰め寄るように、鉄格子を両手で強く握り迫って来た。
「な……なんだよ……」
「わたしは故郷の国を暁の火に滅ぼされて、父もその時奴らに殺されたの」
「……その辺りの話はマジスターから聞いたよ。君はノースハーウェンという国の王女で、父親のレイヴン王は練魔大臣の策略で、国ごと滅ぼされたって」
「そう……だったら話は早いわ。わたしは暁の火に、父と祖国の復讐をしたいの。だけどこのレジスタンスはぐだぐだと、暁の火と敵対するどころか、一国すら落とせずにいる。こんなにダラダラしてたら、いつまでたっても暁の火に近づけないわ」
「まあ……マグナブラは国の勢力的にかなり高い方だろうからな。そんなに簡単に攻略できる国じゃないよ」
「わたしはマグナブラ攻略なんてどうでもいいの! 暁の火に復讐できればそれでいいのよ! だからもっと暁の火の核心を討てるような、そんな集団を求めてるのよ!」
ルーナは僕に迫る。他に誰もいない地下牢に響き渡るほどの、大きな声で。鬼気迫るその表情で。
「まあまあ、そんなに熱くなるな……つまり君は僕に、そういう集団を作って欲しいって訴えてるのか?」
「そう……だけどあなただけに、決して全てを丸投げしようとはしない。みんなで確実に歩んで行けるような、そんな集団をわたしは作りたいの。何かに支配されるだけじゃない、ある程度自由に、だけどある程度秩序は保たれている、そんな集団を」
「それは、レイヴン王がそうだったからか?」
「……ええ、だけどこれはわたし自身の意志でもあるわ。曲げられないね」
「なるほど……」
彼女の目からは、言葉通り鉄壁の意志を感じた。
そういえば娘というのはよく、父親に似るそうなのだが、レイヴン王もこんな人だったのだろうか。
まるでかつての、勇者を目指していた時の僕のようだ。今の僕からだと、とても眩しく見える。
「……じゃあもし仮に、僕がここで断ったら君はどうする?」
「その時はわたしはわたしなりに、このレジスタンスでやることをやらせてもらうわ。だからマジスターさんには悪いけど、あなた達を見捨てるということになるわね。そうしないとわたしまで牢に入ることになっちゃうし」
「フッ……スッパリと言ってくれるねぇ」
「よく竹を割ったような性格だって言われるわ」
「ちげえねぇ」
僕がここでイエスと言わない限り、この子はどんなに乞うても僕達を助けるつもりは無いらしいな。
まあ、条件も無く脱走の手助けをするなんざ、ただのお人好しか馬鹿なくらいだからな。
素晴らしいくらいに清々しい、賢い選択だ。
「……コヨミ、わしからも頼む! ここから出たいという意味ではなく、わしはお前の力を、新たな可能性というものを見てみたい! このまま何も見ずに死ぬのは、わしとて心残りだ!」
するとマジスターはそう言って、頭を下げるどころか、その額を地面に着けた。
「ちょ……ちょっとマジスターさん! そこまでしなくても」
「否! こんな老いぼれの額を汚す程度で約束してくれるのなら、そんなの安いくらいだ!」
「安いって……人の額の価値に若いも老いもないっすから……」
しかしあれだけ戦士気質なこの人が、ここまで頭を下げることなんて多分、なかなか無いだろうからな。
本気の本気であることは、十分伝わったよ。
すると牢の外から、僕でもマジスターでもない声が聞こえた。
しかしそれは女性の声で、しかもさっき聞いたばかりの声だった。
「なーんてね! マジスターさん、コヨミ君、なんかあなた達が連行されてたって話を聞いたから、様子を見に来たんだけど」
「ルーナ!」
鉄格子の外にいたのは、ルーナだった。
そういえば僕達が連行されてた時、数人の戦士に目撃されちゃったけど……もうこのユスティーツフォート中の噂になってるのか。
「ルーナ……見張りはおるのか?」
「いえ、わたしが代わりに見張るって言ったら、あいつら喜んでどっか行っちゃったわ」
「そうか……ルーナ、わしらは今、エインから不当な言いがかりをつけられておる。わしらが兵団と通じておるとな」
「兵団に? 何を証拠に?」
「証拠など無い。あいつはこの前の、魔石発電施設の爆破作戦の際に、あの作戦が兵団側に漏れていたのではないかという疑念。その疑念を、わしに丸々擦り付けようとしているだけだ」
「ちなみに僕は、マジスターがレジスタンスを乗っ取るために送って来た刺客だという疑いで、あらぬ濡れ衣を着せられてセットでブタ箱入りさ」
「ふうん……」
ルーナは半信半疑といった感じで、格子の外から僕達の話を聞く。
まあ僕達が無実だというのも、何の証拠があるわけでもないから、彼女にとってはエインの言い分も、僕達の言い分もどっこいどっこいといった感じなんだろうな。
「マジスターさん、ところでさっき言ってたことって本当にやろうと思ってるの?」
「さっき?」
「レジスタンスじゃない、新たな暁の火の反対勢力を作るって」
「ああ……わしはそれでもいいと思っているが、コヨミはどうだ?」
「僕は……まだそこまで考えきれてない。とりあえずそういうことを考えるのは、ここを脱してからだと思ってるからね」
と、それっぽく言ってみたが、実際はまだ保留しておきたい。
僕の中ではまだ、その覚悟ができていないから。
「う……む……でも確かに、コヨミの言うことは正論だな。ここを出なければわしらに先は無い。ルーナ、わしらは明後日死刑にされる。その前になんとかこのユスティーツフォートを抜け出さなければならん」
「明後日!? 早急ね……」
「エインにとって、わしらは目の上のタンコブだからな。早々に処理したいのだろう。ルーナ、お前は確かこの砦の抜け道を知ってるんだろ? お前の力を借りたい……」
「…………ねえっ!」
するとルーナはマジスターではなく、何も話していない僕の方へ詰め寄るように、鉄格子を両手で強く握り迫って来た。
「な……なんだよ……」
「わたしは故郷の国を暁の火に滅ぼされて、父もその時奴らに殺されたの」
「……その辺りの話はマジスターから聞いたよ。君はノースハーウェンという国の王女で、父親のレイヴン王は練魔大臣の策略で、国ごと滅ぼされたって」
「そう……だったら話は早いわ。わたしは暁の火に、父と祖国の復讐をしたいの。だけどこのレジスタンスはぐだぐだと、暁の火と敵対するどころか、一国すら落とせずにいる。こんなにダラダラしてたら、いつまでたっても暁の火に近づけないわ」
「まあ……マグナブラは国の勢力的にかなり高い方だろうからな。そんなに簡単に攻略できる国じゃないよ」
「わたしはマグナブラ攻略なんてどうでもいいの! 暁の火に復讐できればそれでいいのよ! だからもっと暁の火の核心を討てるような、そんな集団を求めてるのよ!」
ルーナは僕に迫る。他に誰もいない地下牢に響き渡るほどの、大きな声で。鬼気迫るその表情で。
「まあまあ、そんなに熱くなるな……つまり君は僕に、そういう集団を作って欲しいって訴えてるのか?」
「そう……だけどあなただけに、決して全てを丸投げしようとはしない。みんなで確実に歩んで行けるような、そんな集団をわたしは作りたいの。何かに支配されるだけじゃない、ある程度自由に、だけどある程度秩序は保たれている、そんな集団を」
「それは、レイヴン王がそうだったからか?」
「……ええ、だけどこれはわたし自身の意志でもあるわ。曲げられないね」
「なるほど……」
彼女の目からは、言葉通り鉄壁の意志を感じた。
そういえば娘というのはよく、父親に似るそうなのだが、レイヴン王もこんな人だったのだろうか。
まるでかつての、勇者を目指していた時の僕のようだ。今の僕からだと、とても眩しく見える。
「……じゃあもし仮に、僕がここで断ったら君はどうする?」
「その時はわたしはわたしなりに、このレジスタンスでやることをやらせてもらうわ。だからマジスターさんには悪いけど、あなた達を見捨てるということになるわね。そうしないとわたしまで牢に入ることになっちゃうし」
「フッ……スッパリと言ってくれるねぇ」
「よく竹を割ったような性格だって言われるわ」
「ちげえねぇ」
僕がここでイエスと言わない限り、この子はどんなに乞うても僕達を助けるつもりは無いらしいな。
まあ、条件も無く脱走の手助けをするなんざ、ただのお人好しか馬鹿なくらいだからな。
素晴らしいくらいに清々しい、賢い選択だ。
「……コヨミ、わしからも頼む! ここから出たいという意味ではなく、わしはお前の力を、新たな可能性というものを見てみたい! このまま何も見ずに死ぬのは、わしとて心残りだ!」
するとマジスターはそう言って、頭を下げるどころか、その額を地面に着けた。
「ちょ……ちょっとマジスターさん! そこまでしなくても」
「否! こんな老いぼれの額を汚す程度で約束してくれるのなら、そんなの安いくらいだ!」
「安いって……人の額の価値に若いも老いもないっすから……」
しかしあれだけ戦士気質なこの人が、ここまで頭を下げることなんて多分、なかなか無いだろうからな。
本気の本気であることは、十分伝わったよ。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョン・イーツ! ~戦闘力ゼロの俺、スキル【絶対配送】でS級冒険者に「揚げたてコロッケ」を届けたら、世界中の英雄から崇拝されはじめた件~
たくみさん
ファンタジー
「攻撃力ゼロのポーターなんて、配信の邪魔なんだよ!」
3年尽くしたパーティから、手切れ金の1万円と共に追放された探索者・天野蓮(アマノ・レン)。
絶望する彼が目にしたのは、ダンジョン深層で孤立し、「お腹すいた……」と涙を流すS級美少女『氷姫』カグヤの緊急生放送だった。
その瞬間、レンの死にスキルが真の姿を見せる。
目的地と受取人さえあれば、壁も魔物も最短距離でブチ抜く神速の移動スキル――【絶対配送(デリバリー・ロード)】。
「お待たせしました! ご注文の揚げたてコロッケ(22,500円)お届けです!」
地獄の戦場にママチャリで乱入し、絶品グルメを届けるレンの姿は、50万人の視聴者に衝撃を与え、瞬く間に世界ランク1位へバズり散らかしていく!
一方、彼を捨てた元パーティは補給不足でボロボロ。
「戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、もう知らん。俺は、高ランク冒険者の依頼で忙しいんだ!
異世界召喚されたが無職だった件〜実はこの世界にない職業でした〜
夜夢
ファンタジー
主人公【相田理人(そうた りひと)】は帰宅後、自宅の扉を開いた瞬間視界が白く染まるほど眩い光に包まれた。
次に目を開いた時には全く見知らぬ場所で、目の前にはまるで映画のセットのような王の間が。
これは異世界召喚かと期待したのも束の間、理人にはジョブの表示がなく、他にも何人かいた召喚者達に笑われながら用無しと城から追放された。
しかし理人にだけは職業が見えていた。理人は自分の職業を秘匿したまま追放を受け入れ野に下った。
これより理人ののんびり異世界冒険活劇が始まる。
レベル1の地図士は、世界の裏側を知ってしまった
あめとおと
ファンタジー
異世界に転移した主人公が得たスキルは【地図作成】。
戦闘能力ゼロ、初期レベル1。
冒険者ギルドでは「外れスキル」と笑われ、
新人向けの雑用クエストしか回ってこない。
しかしそのスキルは、
ダンジョンの隠し通路、未踏破エリア、消えた古代文明の痕跡まで“地図に表示する”
という、とんでもない能力だった。
生き残るために始めた地味な探索が、
やがて世界の秘密と、国家すら動かす大冒険へ――。
これは、
戦えない主人公が“冒険そのもの”で成り上がる物語。
同作品を「小説家になろう」で先行配信してます。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
勘違いで召喚して来たこの駄女神が強引すぎる 〜ふざけたチートスキルで女神をボコしながら冒険します〜
エレン
ファンタジー
私は水無月依蓮《みなづきえれん》、どこにでもいる普通の女子高生だ。
平穏な生活を送っていた私は、ある日アルテナと名乗る女神に召喚されてしまう。
厨二臭いその女神が言うには、有給休暇で異世界冒険したいから、従者としてついて来なさいとの事。
うん、なんだその理由は。
異世界なんて興味ない、とっとと私を元の場所に返せ。
女神を殴ったり踏みつけたりしてやっと返してもらえるかと思いきや。
え? 勝手に人間を異世界に呼ぶのは天界の掟で禁止? バレたら私も消される?
ふざけるなー!!!!
そんなこんなで始まる私とポンコツ女神アルテナのドタバタ異世界冒険。
女神が貴族をハゲさせたり、「器用貧乏・改」と言うふざけたスキルを習得したり、ゴブリンの棲家に突撃する羽目になったり、手に入れた家が即崩壊したり、色々起きるけど全てを乗り切って見せる。
全ては元の世界に帰るために!!
推しがラスボスなので救いたい〜ゲーマーニートは勇者になる
ケイちゃん
ファンタジー
ゲームに熱中していた彼は、シナリオで現れたラスボスを好きになってしまう。
彼はその好意にラスボスを倒さず何度もリトライを重ねて会いに行くという狂気の推し活をしていた。
だがある日、ストーリーのエンディングが気になりラスボスを倒してしまう。
結果、ラスボスのいない平和な世界というエンドで幕を閉じ、推しのいない世界の悲しみから倒れて死んでしまう。
そんな彼が次に目を開けるとゲームの中の主人公に転生していた!
主人公となれば必ず最後にはラスボスに辿り着く、ラスボスを倒すという未来を変えて救いだす事を目的に彼は冒険者達と旅に出る。
ラスボスを倒し世界を救うという定められたストーリーをねじ曲げ、彼はラスボスを救う事が出来るのか…?
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる