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BACK TO THE OCEAN Chapter2
第18章 民衆の街【6】
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「これなら僕だけで全部食えるっ!」
そんな、海賊バーガーに感動を受けながら、僕は次々にナイフで一口分に切っては、フォークで差して、口の中へと次々に放り込んでいく。
味わいながらも、ペースは落とさず、空腹の僕は次々と巨大ハンバーガーを削っていき、気がつけばもう、半分のところまで食べ進めていた。
途中マンハットが「すごい……」という言葉を漏らしていたが、これは今、僕が超空腹状態であり、尚且つこのハンバーガーが絶品であるからこそできる芸当だ。普通ならここまで早く、そして多く食べることは、僕にはできない。
まさに色々な好条件が折り混ざった、奇跡的な状態だったのだ。
「あっ! わたしも食べないと!」
そんな僕の食べっぷりに目を引かれ、自分のハンバーガーを食べることを忘れていたルーナが、急いで両手に持って、それを食べ始めた。
「あれ? ルーナ、今から食べ始めるの?」
僕は一時的に咀嚼するのを止め、ルーナに訊く。
「えっ? ま、まあね……」
「ふーん……」
「ところでそんなに美味しいの? そのハンバーガー?」
ルーナは両手が塞がっているため、顏を前に動かしてパイレーツバーガーを指す。
「うん、美味いよ。食べてみる?」
「えっ! い……いいの?」
「うん」
というか、四分の一をきったところで腹もかなり満たされてきたし、いくら美味い物でも、ずっと同じ物を食べていると味に飽きてしまい、正直誰かにあげたかったという魂胆も、僕の中にあったんだけど……。
まあとりあえず、僕はルーナの口の大きさに合うよう、僕の一口分よりも少し小さくナイフで切って、フォークで突き刺した。
「はいルーナ」
僕がフォークの柄の部分をルーナの方に向けて手渡そうとすると、彼女は首を横に振ってきた。
「わたし、今両手が塞がってるから取れない」
「ん? あっ、そうか」
そう、ルーナは今、ハンバーガーを両手に持っている状態だった。
だからフォークを持つ手が無い……というのは分かるのだが、それなら持っているハンバーガーを皿の上に置いてから、フォークを取れば良いのに……と、以前の僕なら、今思ったことをハッキリと口に出していたかもしれないが、しかし今はところ変わって、そういう野暮ったいことはあんまり口にしないよう心掛けていた。
空気が読めないと言われるのって、案外傷付くから……。
とりあえず彼女がフォークを手に取れないのなら、やる事といったら一つしかないだろう。
「じゃあ、はい」
僕は再びフォークの柄の先を握り、今度はパイレーツバーガーの断片がルーナの方へ向くようにし、それを彼女の口元まで持って行った。
ルーナはそれを少し前かがみになりながら、口の中に入れ、モグモグと咀嚼する。
「ホントだ、美味しいわね! フライが挟まってるハンバーガーを食べたのは初めてだけど、これもなかなかいいわね」
「だろ? 僕も初めてだったけど、やっぱりハンバーガーっていろんな可能性があるんだなって気づかされたよ」
「可能性って……そうだ、えっと……アンタの食べたんだし、これ、お返し」
そう言ってルーナは、両手で握ったハンバーガーを僕の方へ差し出してくる。
丁度口の中の味を変えたかったので、これは有り難い。
「それじゃあ遠慮なく」
僕はルーナの出してきたハンバーガーを、一口食べていく。
「うん、魚のフライと肉でこれだけ味が変わるのか……でもこっちも美味しいよ」
「そう、なら良かったわ……フフッ」
すると僕がハンバーガーを食べただけで、ルーナは何かをやり切ったような、そんな満足した笑みを零していた。
出来立てのハンバーガーは食べず、時間が経って、僕のハンバーガーが来てからそれをやっと食べ始めたりと、さっきから奇怪な行動が目立つルーナ。
こういう時、不器用な彼女は必ず、何かを遠回しにやろうとしている。それが一体何なのか、僕はパイレーツバーガーの残りを食べながら考えてみる。
そういえば僕がこれを食べ切りそうになった時、ルーナは何故か焦って、自分の分のハンバーガーを必死に食べ始めたよな……それで僕の物と、彼女の物を交換した……僕の食べた部分は必然、彼女が口を着けた部分になる……。
口を……えっ? もしかしてそれなのか!?
「んぐっ!? ゲホッ! ゲホゲホッ!!」
気づいた途端、僕は口の中に詰めていたパイレーツバーガーを思いっ切り呑み込んでしまい、それが気管に入りそうになったのか、誤嚥を引き起こしてしまった。
「お……おい大丈夫か?」
隣にいたマジスターが気遣って、僕の背中をポンポンと軽く叩いてくれる。
誤嚥の方は咳き込んでいたら時期に治るだろうけれど、でも気づいてしまった彼女の行動の、そのあまりにもピュア過ぎる意味を考えただけで、顔が赤くなり、むせてしまう。
しばらくまともに息ができず、呼吸困難になりかけたが、気管に詰まっていた物がようやく立ち退き、まともに息が吸えるようになってきた。
「ふう……死ぬかと思った」
むせたことによって浮き出てきた涙を拭い、僕はルーナの顔を見る。
どうやら彼女も僕のことを心配してくれたようで、僕がまともに呼吸をし始めたことに安堵しており、彼女の持っているハンバーガーには、まだ僕がかじった跡が残っていた。
「……なあルーナ」
「えっ! なに?」
不意に声を掛けられ、ルーナは少しだけ驚いたのか、肩を若干ピクリと動かした。
「料理はやっぱり、出された時になるべく早く食べた方が美味しいと思うんだ。冷めっちゃったら、味が半減しちゃうだろ?」
「ま……まあ、そうだけど……」
「だからそういうまどろっこしいことはやめて、今度は間接的なのじゃなくて、直接するように誘ってくれよ。そしたら僕も喜んで受け応えるから」
「えっ……ん? …………あっ……ううううううううううっっ!!」
すると僕の言葉の意味を理解したのか、ルーナの顏はみるみる紅潮していき、それを隠すためか、瞬時に顔を下に向け、その状態のまま、小さい声で唸っていた。
そんなルーナとは裏腹に、僕の言葉の意味は周りの人物には悟られなかったのか、彼女のその過剰な反応に、みんなキョトンとしていた。
「今のはどういうことだコヨミ?」
その中で、僕達のことを最も理解しているだろうマジスターが、首を傾げて僕に尋ねてきた。
「さあね?」
そんなマジスターを出し抜いた嬉しさもあり、ルーナを口説き落とした喜びもあり、僕は口元をニヤつかせながらそう言って、再び残りのパイレーツバ―ガーを食べていく。
男として、以前よりも格段にランクアップしたことを感じた瞬間だった。
それから五分も経たぬ内に、僕はあの巨大ハンバーガーを全て完食し、達成感に満ち溢れている中、それくらいになってようやく、ルーナが顔を上げ、それでも頬を少し赤らめながら、残りのハンバーガーを食べ始めたくらいの、まさにその時だった。
それまで、僕達以外に客が居なかったこの店の扉が開く音がし、扉から三人の男性が新たに店の中へと入ってきたのが見えた。
三人は同じ、青いTシャツに一筋の黄色い線が描かれている服を身にまとっており、口論とまではいかないが、激しい口調で何かを話しているようだったが、しかしまあ他人の話を盗み聞き(といっても、少し黙っていれば誰でも話の内容が聞こえるような音量だったが)するのも悪いと思い、僕はそちら側から、なるべく意識を逸らしていた。
男達も僕達が居ることに気づいている様子は無く、あの恐い男の店員を呼び、普通にハンバーガーを注文していた。
「ルーナ、食べたかい?」
僕が確認すると、ルーナは首を小さく横に振り、口の中にハンバーガーが入っているのか、右手の親指と人差し指の間を空け、「あと少し」というジェスチャーを返事の代わりにしてきた。
あと少しか……ちょっとお腹が一杯になって、便意を催してきたし、出発する前にトイレに行っておこうかな。
「マジスター、僕ちょっとトイレに行ってくるよ」
「おう」
僕は通路側の席だったので、そのまま通路に立ち、トイレに向かって歩いて行く。
トイレは、先程注文をしたカウンターの前を通るので、自然、その通行中に僕は、先程店に入って来た三人の男達とすれ違うことになる。
僕は本当に、何をすることも無く、ただただ通り過がっただけだったのだが……。
そんな、海賊バーガーに感動を受けながら、僕は次々にナイフで一口分に切っては、フォークで差して、口の中へと次々に放り込んでいく。
味わいながらも、ペースは落とさず、空腹の僕は次々と巨大ハンバーガーを削っていき、気がつけばもう、半分のところまで食べ進めていた。
途中マンハットが「すごい……」という言葉を漏らしていたが、これは今、僕が超空腹状態であり、尚且つこのハンバーガーが絶品であるからこそできる芸当だ。普通ならここまで早く、そして多く食べることは、僕にはできない。
まさに色々な好条件が折り混ざった、奇跡的な状態だったのだ。
「あっ! わたしも食べないと!」
そんな僕の食べっぷりに目を引かれ、自分のハンバーガーを食べることを忘れていたルーナが、急いで両手に持って、それを食べ始めた。
「あれ? ルーナ、今から食べ始めるの?」
僕は一時的に咀嚼するのを止め、ルーナに訊く。
「えっ? ま、まあね……」
「ふーん……」
「ところでそんなに美味しいの? そのハンバーガー?」
ルーナは両手が塞がっているため、顏を前に動かしてパイレーツバーガーを指す。
「うん、美味いよ。食べてみる?」
「えっ! い……いいの?」
「うん」
というか、四分の一をきったところで腹もかなり満たされてきたし、いくら美味い物でも、ずっと同じ物を食べていると味に飽きてしまい、正直誰かにあげたかったという魂胆も、僕の中にあったんだけど……。
まあとりあえず、僕はルーナの口の大きさに合うよう、僕の一口分よりも少し小さくナイフで切って、フォークで突き刺した。
「はいルーナ」
僕がフォークの柄の部分をルーナの方に向けて手渡そうとすると、彼女は首を横に振ってきた。
「わたし、今両手が塞がってるから取れない」
「ん? あっ、そうか」
そう、ルーナは今、ハンバーガーを両手に持っている状態だった。
だからフォークを持つ手が無い……というのは分かるのだが、それなら持っているハンバーガーを皿の上に置いてから、フォークを取れば良いのに……と、以前の僕なら、今思ったことをハッキリと口に出していたかもしれないが、しかし今はところ変わって、そういう野暮ったいことはあんまり口にしないよう心掛けていた。
空気が読めないと言われるのって、案外傷付くから……。
とりあえず彼女がフォークを手に取れないのなら、やる事といったら一つしかないだろう。
「じゃあ、はい」
僕は再びフォークの柄の先を握り、今度はパイレーツバーガーの断片がルーナの方へ向くようにし、それを彼女の口元まで持って行った。
ルーナはそれを少し前かがみになりながら、口の中に入れ、モグモグと咀嚼する。
「ホントだ、美味しいわね! フライが挟まってるハンバーガーを食べたのは初めてだけど、これもなかなかいいわね」
「だろ? 僕も初めてだったけど、やっぱりハンバーガーっていろんな可能性があるんだなって気づかされたよ」
「可能性って……そうだ、えっと……アンタの食べたんだし、これ、お返し」
そう言ってルーナは、両手で握ったハンバーガーを僕の方へ差し出してくる。
丁度口の中の味を変えたかったので、これは有り難い。
「それじゃあ遠慮なく」
僕はルーナの出してきたハンバーガーを、一口食べていく。
「うん、魚のフライと肉でこれだけ味が変わるのか……でもこっちも美味しいよ」
「そう、なら良かったわ……フフッ」
すると僕がハンバーガーを食べただけで、ルーナは何かをやり切ったような、そんな満足した笑みを零していた。
出来立てのハンバーガーは食べず、時間が経って、僕のハンバーガーが来てからそれをやっと食べ始めたりと、さっきから奇怪な行動が目立つルーナ。
こういう時、不器用な彼女は必ず、何かを遠回しにやろうとしている。それが一体何なのか、僕はパイレーツバーガーの残りを食べながら考えてみる。
そういえば僕がこれを食べ切りそうになった時、ルーナは何故か焦って、自分の分のハンバーガーを必死に食べ始めたよな……それで僕の物と、彼女の物を交換した……僕の食べた部分は必然、彼女が口を着けた部分になる……。
口を……えっ? もしかしてそれなのか!?
「んぐっ!? ゲホッ! ゲホゲホッ!!」
気づいた途端、僕は口の中に詰めていたパイレーツバーガーを思いっ切り呑み込んでしまい、それが気管に入りそうになったのか、誤嚥を引き起こしてしまった。
「お……おい大丈夫か?」
隣にいたマジスターが気遣って、僕の背中をポンポンと軽く叩いてくれる。
誤嚥の方は咳き込んでいたら時期に治るだろうけれど、でも気づいてしまった彼女の行動の、そのあまりにもピュア過ぎる意味を考えただけで、顔が赤くなり、むせてしまう。
しばらくまともに息ができず、呼吸困難になりかけたが、気管に詰まっていた物がようやく立ち退き、まともに息が吸えるようになってきた。
「ふう……死ぬかと思った」
むせたことによって浮き出てきた涙を拭い、僕はルーナの顔を見る。
どうやら彼女も僕のことを心配してくれたようで、僕がまともに呼吸をし始めたことに安堵しており、彼女の持っているハンバーガーには、まだ僕がかじった跡が残っていた。
「……なあルーナ」
「えっ! なに?」
不意に声を掛けられ、ルーナは少しだけ驚いたのか、肩を若干ピクリと動かした。
「料理はやっぱり、出された時になるべく早く食べた方が美味しいと思うんだ。冷めっちゃったら、味が半減しちゃうだろ?」
「ま……まあ、そうだけど……」
「だからそういうまどろっこしいことはやめて、今度は間接的なのじゃなくて、直接するように誘ってくれよ。そしたら僕も喜んで受け応えるから」
「えっ……ん? …………あっ……ううううううううううっっ!!」
すると僕の言葉の意味を理解したのか、ルーナの顏はみるみる紅潮していき、それを隠すためか、瞬時に顔を下に向け、その状態のまま、小さい声で唸っていた。
そんなルーナとは裏腹に、僕の言葉の意味は周りの人物には悟られなかったのか、彼女のその過剰な反応に、みんなキョトンとしていた。
「今のはどういうことだコヨミ?」
その中で、僕達のことを最も理解しているだろうマジスターが、首を傾げて僕に尋ねてきた。
「さあね?」
そんなマジスターを出し抜いた嬉しさもあり、ルーナを口説き落とした喜びもあり、僕は口元をニヤつかせながらそう言って、再び残りのパイレーツバ―ガーを食べていく。
男として、以前よりも格段にランクアップしたことを感じた瞬間だった。
それから五分も経たぬ内に、僕はあの巨大ハンバーガーを全て完食し、達成感に満ち溢れている中、それくらいになってようやく、ルーナが顔を上げ、それでも頬を少し赤らめながら、残りのハンバーガーを食べ始めたくらいの、まさにその時だった。
それまで、僕達以外に客が居なかったこの店の扉が開く音がし、扉から三人の男性が新たに店の中へと入ってきたのが見えた。
三人は同じ、青いTシャツに一筋の黄色い線が描かれている服を身にまとっており、口論とまではいかないが、激しい口調で何かを話しているようだったが、しかしまあ他人の話を盗み聞き(といっても、少し黙っていれば誰でも話の内容が聞こえるような音量だったが)するのも悪いと思い、僕はそちら側から、なるべく意識を逸らしていた。
男達も僕達が居ることに気づいている様子は無く、あの恐い男の店員を呼び、普通にハンバーガーを注文していた。
「ルーナ、食べたかい?」
僕が確認すると、ルーナは首を小さく横に振り、口の中にハンバーガーが入っているのか、右手の親指と人差し指の間を空け、「あと少し」というジェスチャーを返事の代わりにしてきた。
あと少しか……ちょっとお腹が一杯になって、便意を催してきたし、出発する前にトイレに行っておこうかな。
「マジスター、僕ちょっとトイレに行ってくるよ」
「おう」
僕は通路側の席だったので、そのまま通路に立ち、トイレに向かって歩いて行く。
トイレは、先程注文をしたカウンターの前を通るので、自然、その通行中に僕は、先程店に入って来た三人の男達とすれ違うことになる。
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