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第4章 エキドナの遺跡
007【2】
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「何だお前は?」
「何者だお主?」
するとジャックは、牛頭と馬頭に引き止められる。
「今日の遺跡の公開は終わった」
「また明日にでも参られよ」
どうやら牛頭と馬頭は、ジャックを観光客だと勘違いしているようだった。幸い、ケルベロスに仲間がいたという報告はされたが、それがどんな人物かまでは報告されていなかったのだ。
ジャックはこのことに、しめしめと腹の底でニヤける。
「アー……イセキフィニッシュ?オォウ……」
すると唐突にジャックはいかにもわざとらしい外国人観光客のような仕草をしながら、胡散臭い英語を話す。
「ぬぬっ……!」
「牛頭よこれは『えんぐりっしゅ』ではござらんか!?」
「違う馬頭よ『いーぐりっしゅ』だった気がするぞ」
「ノンノン、イングリッシュ」
ジャックは人差し指を牛頭と馬頭の前で振る。
ちなみに文字だから分からないかもしれないが、ジャックの発音も間違っていた。
「わ……ワレワーレ、イングリッシュ、ワカンナイ」
「牛頭よそれはほぼ、えんぐりっしゅになってないでござらんか?」
「馬頭よお前はそのイングリッシュすら、まだえんぐりっしゅになってるぞ」
何故か牛頭と馬頭は二人で勝手に揉め始める。普段はあまり揉めない二人だが、双方に何かしらのコダワリが発生するとそれを巡って争うことがあった。
ちなみにこの前は、目玉焼きを醤油で食べるか塩胡椒だけで食べるかで揉めたばかりだった。
「よし……キョウスケ今だっ!」
「オッケーグレイ!」
グレイの合図と共に、キョウスケはグレイの背中に乗り、スタートを切る。
隠れていた木陰から一気にダッシュし、牛頭と馬頭の前まで迫る。
「ぬっ!あれは!!」
「ケルベロス!!」
すると牛頭と馬頭もさすがにこれには気づき、二股の槍と薙刀を急いで構えた。
「ジャックさん行くよ!パンプアップ・パンプキン!!」
キョウスケがジャックの魔札を握って唱えると、ジャックの体はみるみるとパワーアップしていく。
「よっしゃ!サンキューキョウスケ!!どりゃあ!!!」
ジャックはパワーアップした体で牛頭の背中に張り付き、手足をしっかり固めて牛頭の身動きが取れないようにした。
「ぬぅ!まさかキサマ、ケルベロスの仲間か!!」
「ヘッヘッ!今頃気づいたかウスノロ。ほれほれもう一人の馬あたま!オイラを攻撃してみろい!!」
「小癪な!!くたばれいっ!!!」
馬頭が薙刀を振ると、ジャックは牛頭の背中に隠れ、代わりに牛頭の顔の真横を薙刀の刃がすり抜ける。
「め……馬頭よ止めろ!これでは我の顔がスッパリ切れてしまう!」
「しかし牛頭よ、お前を攻撃せねばその後ろのカボチャを始末出来ないでござる」
「む……むむむっ!!」
「ほらほら次はこっちだよ~ん」
ジャックは挑発し、今度は牛頭の左顔の方から自分の顔を出す。
馬頭はその挑発にまんまと乗ってきた。
「でいっ!!」
「ぬぬっ!!!また当たっとらんぞ馬頭よっ!!!!」
「ぬぅ……牛頭よ、お前の頭が邪魔でござる!」
牛頭と馬頭はまたも喧嘩を始め、ジャックはグレイとキョウスケが遺跡へ向かう姿を、牛頭の背中に張り付きながら見送った。
「ヘッヘッ……まっ思ったより楽な仕事だったが、あいつらは上手くやれるかねぇ……」
「何者だお主?」
するとジャックは、牛頭と馬頭に引き止められる。
「今日の遺跡の公開は終わった」
「また明日にでも参られよ」
どうやら牛頭と馬頭は、ジャックを観光客だと勘違いしているようだった。幸い、ケルベロスに仲間がいたという報告はされたが、それがどんな人物かまでは報告されていなかったのだ。
ジャックはこのことに、しめしめと腹の底でニヤける。
「アー……イセキフィニッシュ?オォウ……」
すると唐突にジャックはいかにもわざとらしい外国人観光客のような仕草をしながら、胡散臭い英語を話す。
「ぬぬっ……!」
「牛頭よこれは『えんぐりっしゅ』ではござらんか!?」
「違う馬頭よ『いーぐりっしゅ』だった気がするぞ」
「ノンノン、イングリッシュ」
ジャックは人差し指を牛頭と馬頭の前で振る。
ちなみに文字だから分からないかもしれないが、ジャックの発音も間違っていた。
「わ……ワレワーレ、イングリッシュ、ワカンナイ」
「牛頭よそれはほぼ、えんぐりっしゅになってないでござらんか?」
「馬頭よお前はそのイングリッシュすら、まだえんぐりっしゅになってるぞ」
何故か牛頭と馬頭は二人で勝手に揉め始める。普段はあまり揉めない二人だが、双方に何かしらのコダワリが発生するとそれを巡って争うことがあった。
ちなみにこの前は、目玉焼きを醤油で食べるか塩胡椒だけで食べるかで揉めたばかりだった。
「よし……キョウスケ今だっ!」
「オッケーグレイ!」
グレイの合図と共に、キョウスケはグレイの背中に乗り、スタートを切る。
隠れていた木陰から一気にダッシュし、牛頭と馬頭の前まで迫る。
「ぬっ!あれは!!」
「ケルベロス!!」
すると牛頭と馬頭もさすがにこれには気づき、二股の槍と薙刀を急いで構えた。
「ジャックさん行くよ!パンプアップ・パンプキン!!」
キョウスケがジャックの魔札を握って唱えると、ジャックの体はみるみるとパワーアップしていく。
「よっしゃ!サンキューキョウスケ!!どりゃあ!!!」
ジャックはパワーアップした体で牛頭の背中に張り付き、手足をしっかり固めて牛頭の身動きが取れないようにした。
「ぬぅ!まさかキサマ、ケルベロスの仲間か!!」
「ヘッヘッ!今頃気づいたかウスノロ。ほれほれもう一人の馬あたま!オイラを攻撃してみろい!!」
「小癪な!!くたばれいっ!!!」
馬頭が薙刀を振ると、ジャックは牛頭の背中に隠れ、代わりに牛頭の顔の真横を薙刀の刃がすり抜ける。
「め……馬頭よ止めろ!これでは我の顔がスッパリ切れてしまう!」
「しかし牛頭よ、お前を攻撃せねばその後ろのカボチャを始末出来ないでござる」
「む……むむむっ!!」
「ほらほら次はこっちだよ~ん」
ジャックは挑発し、今度は牛頭の左顔の方から自分の顔を出す。
馬頭はその挑発にまんまと乗ってきた。
「でいっ!!」
「ぬぬっ!!!また当たっとらんぞ馬頭よっ!!!!」
「ぬぅ……牛頭よ、お前の頭が邪魔でござる!」
牛頭と馬頭はまたも喧嘩を始め、ジャックはグレイとキョウスケが遺跡へ向かう姿を、牛頭の背中に張り付きながら見送った。
「ヘッヘッ……まっ思ったより楽な仕事だったが、あいつらは上手くやれるかねぇ……」
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