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第2部 青春の続き篇
第5話 七夕の日【10】
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「岡崎君、しいてあの時のわたしを弁護するなら、わたしはね、別にあなたにひと目惚れとか、そんな安っぽいもので引かれたわけじゃないの。それにあなた、そんなひと目惚れされるほどのルックスじゃないし」
さらっとルックスを馬鹿にされたのは、正直、これまでのどんな罵詈雑言よりも傷ついた。
別に自分の事を、カッコイイなんて思っても無いけれど、でもこうやってハッキリ言われちゃうと、心に深く突き刺さるものがある。
「じゃあ何なんだよ、お前を恋煩わせちまった、その原因ってのは……イテテテッ!」
両手首を、思いっきり握り締められた。そういえばコイツ、握力強いんだっけ……。
どうやら自虐する分にはいいが、俺が言うのは駄目らしい。
非常に曖昧な線引きである。
「以前にも言ったでしょ?実験体にあなたを選んだ理由は、最初の質問であなたを試した時に、人柄の良さ、心の広さで選んだって」
「ああ……そういえばそんな事言ってたな」
「あの時だって、わたしは誤魔化していたわ。実験が嘘なら、実験体も嘘。つまりわたしは、あなたのその人柄の良さ、心の広さに惹かれてしまったのよ」
「ははあ……なるほど」
嘘と言うよりかは、まやかしだったってわけか。
確かに、今となっては過去の事だから、なんとか白状出来るようなものだが、それが当時だった場合、現在進行形だった場合、それはそれは顔から火が出るどころか、烈火が出てきそうな、そんな恥じらいの気持ちを抱かずにはいられないだろう。
そりゃあさぞかし、黒歴史化しそうなものだな……いや、今でさえも、現状でさえも十分、天地には暗黒化してるようではあったが。
「……あら?なんかおかしいわね?」
「何がだ?」
「あなたへの罰ゲームのはずが、何故かわたしが赤裸々に、あなたに惚れてしまった理由を言って、なんだかわたしが罰を受けてるような、そんな気がするのだけど」
「……気のせいじゃないですかね?」
「いいえ決して気のせいじゃない、わたしを出し抜こうとするなんて許せないわね。万死に値するわ」
万死って……なんか以前にも言われたなそれ。
というか、さっき手放したくないとか言ってたのに、結局俺は極刑不可避って事じゃないのかこれ?
「でもこのままじゃ、岡崎君がさすがに可哀想だから、慈悲に溢れたわたしから、最後の弁解のチャンスをあげなくもないわ」
「あげなくもないって……結局それ、どっちなんだよ。くれるのかくれないのか……」
「お黙りなさい」
終始ニヤニヤ、楽しそうに俺を責め立てる天地さん。
心の底から、本当に楽しそうだ。
「弁解と言っても、あなたがフリーに話せるわけじゃないわ。わたしの質問に答えなさい」
「それ弁解なのか?ただの尋問じゃ……」
「お黙りなさい」
どうやら今、天地の中でブームとなっているだろうトレンドワードはお黙りなさいらしい。
迷惑なトレンドだ。
「それじゃあ質問、あなたはわたしの事が好きですか?」
いきなり核心を突いてくるような質問をしてきたな……でも考えてみたら、はっきり言葉にした事は今までなかったような気がする。
まあ……俺にとってはそんな簡単に、ヒョイヒョイ言えるような言葉ではないんだけど。
「はい……」
「では続けて、わたしのどんなところが好きですか?」
「ううん……見ていて飽きないところとか、料理が上手いところとか」
「かわいくて美人なところとか?」
「……そうですね」
それを自分で言うのか……容赦がないぞこの尋問。色んな意味で。
「ふふっ、嬉しいこと言ってくれるじゃない岡崎君」
「今のは誘導尋問だろ」
「誘導だろうがなんだろうが、証言させた者の勝ちなのよ、裁判じゃあるまいし。それとも岡崎君は、わたしの容姿が醜く、最低な女とでも言うの?」
「いやその……そうは言ってないだろ?」
「じゃあ?」
「……そりゃあ美人だろうよ」
「ふふっ、やっぱりそうなんじゃない。わたしはね、あなたならそう思ってくれていたと、信じたから訊いたのよ。例え周りの誰もが、わたしを醜いって言っていたとしても、あなただけはそう言ってくれるって」
「そ……そうか……そりゃあえらく信用されたもんだな俺も」
「当り前じゃない、あなたはわたしの彼氏で、わたしはあなたの彼女なんだから、だからわたしはあなたを信じて、どんな過去だって、気持ちだって、あなたに伝えてきたわ。まあ、多少有耶無耶にした点はあったかもしれないけど」
有耶無耶どころか、黒歴史にされてたけどな……。
「だけど岡崎君ってシャイだから、わたしに全然全く、そういう事を言ってくれないじゃない。だからこうして、あなたの本当の気持ちを確認したかったから、実力行使に出たのよ」
「…………」
彼女の言う通り、俺は今まで恥じらいの気持ちを優先して、何かにつけて誤魔化し、彼女への気持ちを口に出せずにいた。
好きなのに、愛してはずなのに、決して口には語らない。言葉で伝えられていない。
だから、だからこそ天地は不安になったのだろう。
自分は好意を持っている、持たれている、相思相愛であるはず。しかしそれは、自分がそう思っているだけで、相手はそう思っていないんじゃないかと。
以心伝心なんてよく言うけれど、言葉にしないと伝わらないものだってある。いや、言葉にする事で、その気持ちを盤石にする事が出来る。
だからこうして、天地は罰ゲームという形で確かめてきたのだ。
自分の中の不安を取り除くために、自分が思っている事をより盤石にするために。
まったく……彼女にそこまでさせないと、自分の気持ちを言葉に言い表せないなんて、岡崎千羽矢という男は、本当に憐れで、腰抜けで、ケツの穴の小さい男らしい。
人間として、男として最低だな……俺は。
「天地……質問形式はもういいから、ここからは俺の言葉で喋っていいか?」
「ふうん、なにか良い弁解の言葉でも思いついたの?」
「いや……弁解になるかどうかは分からないけど、でも自分の言葉にして伝えておかないと、色々後悔するような気がするんだ」
「…………」
しばらく天地は俺の目を見る。
瞬き一つせず、見開いたまま、まるで俺の心を、気持ちを読み解こうとするように。
そして一分くらいずっと見つめられて、ようやく天地は口を開いた。
「いいわよ、言ってみなさい」
「ああ……まあなんだ、最初お前と会った時は本当に、俺はお前の事をとんでもない女だと思ってたんだ。面食らったっていうか、まあそんな感じに」
「そうでしょうね、自覚はあったわ」
「あったんかい……まあいいや、それでもさ、お前と一緒に話したり、イタズラされたり、色々してたらさ、気づけばお前が一緒に居るのが当たり前になってて、隣に居るのが当たり前になってて、突然いなくなった時は、正直生きる意味を失ったみたいな、そんな他人が聞いたらオーバーなって言いそうな気持ちに本当になっちまってさ。そこで気づいたんだ、俺はお前の事が好きなんだって」
「ふうん……そうなの」
天地の顔には驚きも、喜びも無い。いつもの澄ました表情で、俺の話に耳を傾けている。
「それからお前に、俺の色んなことを知って欲しくなってな。だから友達も紹介して、家族までも紹介した。お前が家族や自分の事を教えてくれたようにな」
「…………」
「だから天地、そんな心配しなくても、俺はお前と同じくらい、お前の事が好きだし、手放さない。お前が俺を愛してる内は、俺はそれまでお前を愛し続けるし、俺がお前を愛し続けるなら、それまでお前は俺を愛していてくれ」
「……ふっ……ふふっ……ふふふっ!」
すると天地は、まるで今まで我慢していたかのように笑い始める。
声を出して笑う。
「な……なんだよ……」
「いえ……まさかあなたが、そんなクッサイ台詞を言い出すなんて、思ってもいなかったから」
「んなっ!!」
そう指摘されてから、急に顔が熱くなってきた。
俺はなんてことを口走ってしまったんだ……恥ずかしい!死にたい!
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別に自分の事を、カッコイイなんて思っても無いけれど、でもこうやってハッキリ言われちゃうと、心に深く突き刺さるものがある。
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非常に曖昧な線引きである。
「以前にも言ったでしょ?実験体にあなたを選んだ理由は、最初の質問であなたを試した時に、人柄の良さ、心の広さで選んだって」
「ああ……そういえばそんな事言ってたな」
「あの時だって、わたしは誤魔化していたわ。実験が嘘なら、実験体も嘘。つまりわたしは、あなたのその人柄の良さ、心の広さに惹かれてしまったのよ」
「ははあ……なるほど」
嘘と言うよりかは、まやかしだったってわけか。
確かに、今となっては過去の事だから、なんとか白状出来るようなものだが、それが当時だった場合、現在進行形だった場合、それはそれは顔から火が出るどころか、烈火が出てきそうな、そんな恥じらいの気持ちを抱かずにはいられないだろう。
そりゃあさぞかし、黒歴史化しそうなものだな……いや、今でさえも、現状でさえも十分、天地には暗黒化してるようではあったが。
「……あら?なんかおかしいわね?」
「何がだ?」
「あなたへの罰ゲームのはずが、何故かわたしが赤裸々に、あなたに惚れてしまった理由を言って、なんだかわたしが罰を受けてるような、そんな気がするのだけど」
「……気のせいじゃないですかね?」
「いいえ決して気のせいじゃない、わたしを出し抜こうとするなんて許せないわね。万死に値するわ」
万死って……なんか以前にも言われたなそれ。
というか、さっき手放したくないとか言ってたのに、結局俺は極刑不可避って事じゃないのかこれ?
「でもこのままじゃ、岡崎君がさすがに可哀想だから、慈悲に溢れたわたしから、最後の弁解のチャンスをあげなくもないわ」
「あげなくもないって……結局それ、どっちなんだよ。くれるのかくれないのか……」
「お黙りなさい」
終始ニヤニヤ、楽しそうに俺を責め立てる天地さん。
心の底から、本当に楽しそうだ。
「弁解と言っても、あなたがフリーに話せるわけじゃないわ。わたしの質問に答えなさい」
「それ弁解なのか?ただの尋問じゃ……」
「お黙りなさい」
どうやら今、天地の中でブームとなっているだろうトレンドワードはお黙りなさいらしい。
迷惑なトレンドだ。
「それじゃあ質問、あなたはわたしの事が好きですか?」
いきなり核心を突いてくるような質問をしてきたな……でも考えてみたら、はっきり言葉にした事は今までなかったような気がする。
まあ……俺にとってはそんな簡単に、ヒョイヒョイ言えるような言葉ではないんだけど。
「はい……」
「では続けて、わたしのどんなところが好きですか?」
「ううん……見ていて飽きないところとか、料理が上手いところとか」
「かわいくて美人なところとか?」
「……そうですね」
それを自分で言うのか……容赦がないぞこの尋問。色んな意味で。
「ふふっ、嬉しいこと言ってくれるじゃない岡崎君」
「今のは誘導尋問だろ」
「誘導だろうがなんだろうが、証言させた者の勝ちなのよ、裁判じゃあるまいし。それとも岡崎君は、わたしの容姿が醜く、最低な女とでも言うの?」
「いやその……そうは言ってないだろ?」
「じゃあ?」
「……そりゃあ美人だろうよ」
「ふふっ、やっぱりそうなんじゃない。わたしはね、あなたならそう思ってくれていたと、信じたから訊いたのよ。例え周りの誰もが、わたしを醜いって言っていたとしても、あなただけはそう言ってくれるって」
「そ……そうか……そりゃあえらく信用されたもんだな俺も」
「当り前じゃない、あなたはわたしの彼氏で、わたしはあなたの彼女なんだから、だからわたしはあなたを信じて、どんな過去だって、気持ちだって、あなたに伝えてきたわ。まあ、多少有耶無耶にした点はあったかもしれないけど」
有耶無耶どころか、黒歴史にされてたけどな……。
「だけど岡崎君ってシャイだから、わたしに全然全く、そういう事を言ってくれないじゃない。だからこうして、あなたの本当の気持ちを確認したかったから、実力行使に出たのよ」
「…………」
彼女の言う通り、俺は今まで恥じらいの気持ちを優先して、何かにつけて誤魔化し、彼女への気持ちを口に出せずにいた。
好きなのに、愛してはずなのに、決して口には語らない。言葉で伝えられていない。
だから、だからこそ天地は不安になったのだろう。
自分は好意を持っている、持たれている、相思相愛であるはず。しかしそれは、自分がそう思っているだけで、相手はそう思っていないんじゃないかと。
以心伝心なんてよく言うけれど、言葉にしないと伝わらないものだってある。いや、言葉にする事で、その気持ちを盤石にする事が出来る。
だからこうして、天地は罰ゲームという形で確かめてきたのだ。
自分の中の不安を取り除くために、自分が思っている事をより盤石にするために。
まったく……彼女にそこまでさせないと、自分の気持ちを言葉に言い表せないなんて、岡崎千羽矢という男は、本当に憐れで、腰抜けで、ケツの穴の小さい男らしい。
人間として、男として最低だな……俺は。
「天地……質問形式はもういいから、ここからは俺の言葉で喋っていいか?」
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「いや……弁解になるかどうかは分からないけど、でも自分の言葉にして伝えておかないと、色々後悔するような気がするんだ」
「…………」
しばらく天地は俺の目を見る。
瞬き一つせず、見開いたまま、まるで俺の心を、気持ちを読み解こうとするように。
そして一分くらいずっと見つめられて、ようやく天地は口を開いた。
「いいわよ、言ってみなさい」
「ああ……まあなんだ、最初お前と会った時は本当に、俺はお前の事をとんでもない女だと思ってたんだ。面食らったっていうか、まあそんな感じに」
「そうでしょうね、自覚はあったわ」
「あったんかい……まあいいや、それでもさ、お前と一緒に話したり、イタズラされたり、色々してたらさ、気づけばお前が一緒に居るのが当たり前になってて、隣に居るのが当たり前になってて、突然いなくなった時は、正直生きる意味を失ったみたいな、そんな他人が聞いたらオーバーなって言いそうな気持ちに本当になっちまってさ。そこで気づいたんだ、俺はお前の事が好きなんだって」
「ふうん……そうなの」
天地の顔には驚きも、喜びも無い。いつもの澄ました表情で、俺の話に耳を傾けている。
「それからお前に、俺の色んなことを知って欲しくなってな。だから友達も紹介して、家族までも紹介した。お前が家族や自分の事を教えてくれたようにな」
「…………」
「だから天地、そんな心配しなくても、俺はお前と同じくらい、お前の事が好きだし、手放さない。お前が俺を愛してる内は、俺はそれまでお前を愛し続けるし、俺がお前を愛し続けるなら、それまでお前は俺を愛していてくれ」
「……ふっ……ふふっ……ふふふっ!」
すると天地は、まるで今まで我慢していたかのように笑い始める。
声を出して笑う。
「な……なんだよ……」
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